そして透流、リーリス、ユリエの3人は何とか上陸した後
ユリエとリーリスは服を乾かすとかで暫く休憩を取る事にした。
(下着とかは万が一に備えて近くの岩で小石で押さえつけてるので
例のあれは起こりません)
そして緩やかな岩壁を見つけて上る事にした。
山はカルデラ状になっており臨海学校に使う建物は如何やら
窪地の中心のようであったが透流は夕日が差すのを見てこう言った。
「もうすぐ日が暮れるな。夜、ジャングルの中を歩くのは危険だから何処かで
休める所を探そう。」
「賛成ね、前に強行突破しようとして痛い目見たんだし。」
リーリスもそれに答えるとユリエはこう聞いた。
「前もってことはこう言う事があったんですか?トール」
そう聞くと透流はこう答えた。
「ああ、夜中で肉食動物や蛇とかで酷い目に遭いかけたもんだ。」
「あれはもう体験したくないわね。」
透流の言葉にリーリスもそう答えた。
そして今後についてこう話し合った。
「取敢えずは開けた、又は窪みがある樹に入って飯は食べれる木の実。
交代で火の番をしつつ夜を明かそう。」
「そうね、別に建物は逃げないんだし。」
そうするわとリーリスがそう言うとユリエもヤ―と答えた。
そして三人は先ずは入れそうな樹を探している中で・・・。
「「「!!!」」」
何かを感じて身構えた。
三人はそれぞれ自身の《ブレイズ》を構えるとリーリスはこう聞いた。
「敵は何人だと思う、透流?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「たぶん・・・2人。」
「ヤー、周囲に隠れてます。」
そう言って・・・透流が大声でこう言った。
「散開!!」
そう言うと3人はそれぞれ別々に、然し近くにいる感じで別れた。
そして3人が立っていた場所と木々に何かが刺さっていた。
そして透流は2人に向かってこう言った。
「ユリエ、リーリス!2人は今の敵を探してくれ!俺はもう一人の方を
相手する!!」
「分かったわ!!」
「ヤー」
リーリスとユリエはそう言って投げられた方向に向かって行った。
そして残った透流は近くの木に向かってこう言った。
「おおい!いるのは分かってんだ!!さっさと始めるぞ!!!」
そう言って透流は楯と拳を構えると・・・影が現れた。
全身を黒色の装束に包み、頭も頭巾で隠して
正体が分かりにくくしているようであった。
すると正体不明の人間が胸元に手を翳すと・・・《ブレイズ》が現れた。
「!!おいおいおい・・・冗談じゃねえぞ!?」
そう言った次の瞬間に・・・お互い激突した。
そんな中でユリエとリーリスは投げつけた相手を探している中でユリエは・・・何かを弾いた。
よく見てみるとソレハ・・・。
「《苦無》・・・これは!?」
リーリスは苦無を見るや否や驚きながらユリエに向かって叫ぶように
こう言った。
「ユリエ、気を付けて!こいつらは《イクシード》よ!!」
「!!・・・ヤ―」
ユリエはそれを聞いて一瞬驚くも意識を集中して相手を探した。
然し相手はユリエよりもスピードは遅いがこの森の木々を縫うように
走り、跳び、正に忍者のようであった。
するとリーリスは自身の《ブレイズ》を見てこう言った。
「成程ね、ここならば私の《ブレイズ》も使えないって思ってたのね。」
そう言うとリーリスはけどねと言いながら自身の《ブレイズ》でもある
《長銃身(ロングバレル)》を・・・撃鉄から銃身に持ち手を変えてこう言った。
「一体何時私が近接戦が出来ないって言ったかしら!?」
そう言うとリーリスは撃鉄の方を鈍器の様に・・・振り上げて叩きつけた。
「!!」
相手はまさかと思って《苦無》を使って防御すると・・・後ろにいる
ユリエに気づかずにいて気づいた時には・・・もう遅かった。
一方、透流の方はというと・・・。
「やるなあ!!」
透流はそう言いながら刀の《ブレイズ》を持つ人間に向かって
そう言いながら攻撃していた。
戦闘の最中に透流は近くにあった丸太を破壊して同じように刀の様に
振るっていた。
然し当てているのは刀身ではなく柄の方。
刀身だと下手したら壊されるためそっちに集中しているのだが
透流はある事を考えていた。
ソレハ・・・。
「(あの《ブレイズ》。何処かで・・・)」
そう思っている間に透流が持っていた木が破壊され、同時に正体不明は
地を蹴って距離を詰めた。
そしてタックルするかのような体勢を取ったその時に透流は・・・。
「そこだ!!」
先ずは楯で防御して・・・もう片方の拳を体で隠すようにして・・・穿った。
「!!」
然し相手はそれを察知してか体を捻って反転させて離れようとするも透流は・・正体不明の服を掴んで防御していた方の手は
刀の《ブレイズ》を持っている方の手を掴んで・・・地面に叩きつけた。
「クはあ・・・!!」
するとそれと同時に頭巾が外れて顔が露わになって・・・透流は驚きながら
こう言った。
「お前・・・伊万里!?」
「あははは・・・バレちゃったか。」
嘗て入学式の際に自身が初めに倒した相手。
「永倉 伊万里」であった。
そして透流はある事を思い出した。
始めに理事長が言ったあの言葉を・・・。
「もしかしてここって・・・理事長が言ってた《かの島》か!?」
「そうだよ、ようこそ。《晃陵学園分校》へ」
次回は分校の説明。