アブソリュート・錬金   作:caose

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 女子会は・・・男にとって耳の痛い話がある。


女子会は辛らつ

5日目が終了して遂に・・・生徒たちにとっての自由が到来した。

 6日目は完全に自由行動となっており島に出なければ何しても

良いという事である。

 特に透流達本校組にとってみればやっと南の島に来た意味が到来してきたのだ。

 誰もがその日を待ち望んでいる次の日の前の夜。

 食堂にて・・・複数の女子が集まっていた。

 本校組はユリエとリーリス、巴、みやび、吉備津と他1名

 分校組からは伊万里と《デュオ》でもあり《苦無》使いの美和と他2名

 以上9名が・・・女子会をしていた。

 初めは明日の過ごし方について話し合っていたが今では・・・

只の雑談となっていた。

 そして夜もそろそろ更けようという時刻となった時に・・・美和のある一言が

本校組を色めき立った。

 「ねえねえ、本校組の男子ってどう?」

 それを聞いてユリエとリーリス、吉備津、巴は意味が分からないという

表情をするのに対しみやびは一瞬だけであるが肩をびくりと肩を震わせたが幸いにも誰一人としてその様子には誰にも気づかれなかった。

 すると巴がこう聞いた。

 「どう、とは?」

 それを聞いて本校組の女子がフォローを入れてこう言った。

 「気になる男子がいないのかって話だよ、巴」

 それを聞いて巴は男子勢を思い出して・・・透流の事を思い出した瞬間に

顔を真っ赤にした。

 「おやあ?・・・もしかして巴ちゃんってそう言う男性が?」

 本校組の女子がおちょくるようにそう聞くと巴は小さくだが・・・こう答えた。

 「・・・・透流。」

 それを聞くとほほ―と言って幾人かがこう言った。

 「成程ねえ、九重君って結構顔が良いもんねえ。」

 「さんせー」

 「それに料理も出来るし結構強いしね。」

 それぞれが各々の意見を述べると伊万里もこう言った。

 「確かに九重君ってかっこいいところあるしそれに話しやすいよねえ。」

 うんうんと頷いていると伊万里はこう続けた。

 「まあ、異性と言うよりは友達としての付き合いだろうと思うけど

なんだかこう・・・分かりあえそうなのよねえ。」

 リーリスと一緒でねとそう言うとリーリスもこう言った。

 「そうよねえ、私達は・・・同じ境遇を味わったいわば『戦友』何だものね‼」

 「リーリス!」

 「伊万里!!」

 何やら少女達の中で変な友情が煌びやかに輝いていた。

 そして各々の気になる男性を口にした。

 「本校組ってかっこいい男子が多いじゃん?泉君とかさ。ハズレばっかりの

分校組からすると羨ましい話なのよね。」

 「あいつって女好きだから注意ししといたほうが良いよー。」

 「あ、私はトラ君かな。ちっこくて可愛いし。」

 「でもちょっと怖くない。」

 「私は断然タツ君!筋肉ある男子って良いよねえ。」

 「「「其れは無いわ。」」」

 他の名の挙げられていない男子勢からすれば血涙出しそうなくらいの

状況であろう。

 すると吉備津がしれっと・・・爆弾をみやびに向けて投下した。

 「九重君って言えばさ。みやびちゃん。好きなんだよねえー。」

 「!!!?」

 ぽやっとした口調でそう言うとみやびは顔を真っ赤にしてこう返した。

 「とととととと・・・友達」

 「いや、皆気づいてるからねえ。穂高と橘って態度が滅茶苦茶

分かりやすいよ。」

 「「!!!!!」」

 それを聞いて2人とも目を大きく開けるがユリエとリーリス以外の

全員が巴とみやびに視線を合わせると・・・・。

 「「///////」」

 顔を真っ赤にして俯いて・・・頷いた。

 「あらら、透流も罪作りな男ねえ。」

 リーリスはそう言いながらお菓子を頬張っている中でそれを見ていると・・・

肩に何かが乗ってきた事に気づいた。

 「?・・・ああねえ。」

 リーリスはその正体を見て成程と悟った。

 リーリスの肩に乗っているのは・・・。

 「・・・・すう・・・すう・・・。」

 こっくりこっくりと船を漕いでいるかのように寝ているユリエを見ると

リーリスは皆に向けてこう言った。

 「御免ね。ユリエが寝ちゃってるようだから今日はこれで。」

 そう言ってユリエをおんぶしてリーリスは立ち去って行った。

 それを見送ってから暫くは女子会が続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして巴とみやびがテントに戻り・・・。

 「・・・みやび。まだ起きているか?」

 「・・・・うん、起きてるよ。」

 巴の言葉を聞いてみやびがそう答えると巴はこう聞いた。

 「みやびも透流の事が・・・好きなんだな。」

 「う、うん。」

 みやびがそう答えるとみやびは巴に向けてこう聞いた。

 「巴ちゃんも透流君の事が?」

 「ああ・・・夢によく出てるがこの気持ちが何なのか分からないんだ。」

 「?」

 「私のこの気持ちが好きなのかそれとも・・・別のナニカなのか

分からなくってな。だからその・・・分かるまでは・・・。」

 そう言いかけているとみやびがこう言った。

 「私・・・負けないよ。」

 「みやび・・・?」

 「巴ちゃんが透流君の事好きだって知ってる。」

 「けど・・・私も透流君の事が好き。」

 「だから・・・負けないよ。」

 みやびはそう言って笑顔で振り向くとみやびは巴に向けてこう言った。

 「だから巴ちゃんもさ・・・勇気出そう。」

 そう言うと巴はみやびに対してこう答えた。

 「ああ・・・そうだな。」

 そう言ってお互いににこりと笑っていた。

 これが彼女達にとって・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後の夜の会話になろうとは2人は考えもしなかった。




 恋は戦い。
 そこに・・・悔いが残るかどうかは本人たち次第。
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