「ふん!」
キャプテン・ブラボーは《K》と呼ばれていたモンスター型の
ホムンクルス目掛けて正拳を振りかざそうとしているのを見てそれを見ていたトラが大声でこう言った。
「何をしているんだ!九重の忠告を聞いていなかったのか!?」
そう言いながらキャプテン・ブラボーの拳が《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスの拳とぶつかって・・・。
『グわアアアアアアア‼!』
《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスが吹き飛んだ。
それを見た巴はこう言った。
「な!あのバケモノを一撃で・・・彼も《イクシード》なのか!!」
「いいえ・・・違うわよ。」
巴の言葉に対して・・・学園からリーリスが左肩を庇うかのような感じで出ながらそう言った。
「リーリス!無事だったの!?」
「当たり前でしょ・・・と言いたいところだけど・・・そうでも・・・ないわ」
「リーリス!」
ふらつきながら現れたリーリスが倒れかけるのを見て斗貴子はそれを辛うじて
救い上げた。
「大丈夫か!?」
「大丈夫・・・じゃ・・・ないかと・・・」
リーリスは斗貴子を見て少し笑顔で・・・痛々しくそう答えた。
するとみやびがリーリスと斗貴子に向けてこう聞いた。
「ねえ、一つ良い?」
「「??」」
「あの人は大丈夫って・・・何で?」
そう聞いたのだ。
服装は取敢えず置いといてだがそれ以外は普通と何ら変わらないのならば
如何やってあのホムンクルスを殴り飛ばしたのかと聞くと斗貴子はこう答えた。
「あの姿こそ・・・キャプテン・ブラボーの武装錬金何だ。」
「・・・・へええ!!あの服が!?」
それを聞いてみやびは驚いている中斗貴子はそうだと言ってこう答えた。
「あの武装錬金は所有者の思いによってあらゆる構造に変貌し、
外部からの攻撃を一切合切遮断することが出来る。」
「・・・それこそがキャプテン・ブラボーの持つ『防護服型の武装錬金
《シルバー・スキン》』だ。」
そう説明しながらもキャプテン・ブラボーは尚も攻撃を続行していた。
すると《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスが
それを聞いているようであるのだがそれを聞いて何故と答え乍らこう言った。
『キサマ---!!《イクシード》デモナイナラバドウシテワタシニココマデノダメージヲオエサセレルノダアアアアア‼!』
そう言いながら《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスが残った拳を振り上げようとするとキャプテン・ブラボーは静かにこう言った。
「武器ならばある。」
「・・・・・お前たち相手に戦うために鍛え上げたこの体こそが・・・
俺の武器だ!!」
そう言うとその拳目掛けてキャプテン・ブラボーも振るうとそのまま
《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスが又もや吹き飛ばされた。
『クウウ・・・・‼!』
《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスはもう一度体勢を
整えようとすると・・・カズキの雄たけびが聞こえた。
「イエエエエエエエエエ!!」
そう言いながら飾り布が着いた大型の槍を持ちながら突撃する
カズキを見てよろめきながらも伊万里達の下に着いた透流は斗貴子に向けて
こう聞いた。
「斗貴子さん・・・あの人は?」
「ああ、私が前に任務できていた際に・・・囮捜査をしてホムンクルスに
襲われる寸前に私を助けて命を落とした青年だ。」
「へえ・・・・エエエエ!!それってヤバい・・・まさか!?」
透流は斗貴子の言葉を聞いてまさかと思いながら聞くと斗貴子はこう答えた。
「ああ、貴様も知っていると思うが核鉄はやりようによっては心臓の代替えにも出来るからな。私は命を助けてくれた借りを返すためにそうしたのだが
同じホムンクルスに襲われた際に覚醒したらしくてな。
今は戦士見習いとしている。」
「核鉄とは・・・そんなことまでできると言うのか。」
意外に万能だなとそれを聞いていたトラはそう言うと斗貴子はカズキの
武装錬金について説明した。
「あの武装錬金は飾り布から発せられるエネルギーを使って」
そう言うと飾り布から光が漏れ出て・・・勢いを急激に増した。
「速くなった!!」
「そう、爆発的な威力と突貫力を与え、相手を撃ち貫く。」
「その時に発せられる光はまるで・・・太陽のように輝いていることから
この名を私が付けたんだ。」
「突撃槍の武装錬金『サンライトハート』」
その名前を言ったと同時にもう片方の腕も吹き飛んだ。
『グウウウウ‼!』
『キサマーーーーーーーー!!』
《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスは最後のあがきと
言わんばかりに足を上げるもキャプテン・ブラボーの武装錬金が片腕を残して
全ての服が消えているのに気づくとキャプテン・ブラボーはこう言った。
「貴様の様な硬い奴ならば・・・これでならば如何だ――――!!」
そう言いながらキャプテン・ブラボーは《K》と呼ばれていたモンスター型の
ホムンクルスの足を・・・文字通りに砕いた。
『ぬおオオォォォォ‼!』
《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスは
そのまま転げ落ちてしまうとキャプテン・ブラボーはこう言った。
「もうここまでのようだな。」
『グウウウウ‼!』
それを聞いた《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスは
悔しそうな顔でそう言うと・・・少し離れた場所から声が聞こえた。
「やっと着きました。」
「ユリエ!!」
透流は戻ってきたユリエを見て驚くとユリエは透流の向けてこう言った。
「ヤ―、あの時に吹き飛ばされた後そのまま移動のスピードに使って
やっとのことで戻ってこられました。」
そう言いながらユリエは透流達に下に向かっていると・・・
《K》と呼ばれていたモンスター型のホムンクルスはニヤリと笑って・・・口から何かを射出した。
其れは・・・。
『ケヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ‼!!』
「あの野郎!」
「分離できるのか!!」
カズキとキャプテン・ブラボーはそう言いながらホムンクルスと分離した
《K》はユリエ向けて猛スピードで迫っていた。
「!!」
「ユリエ・・・・がはあ!?」
ユリエは透流の言葉を聞いて気づくももう間に合わないと思うくらいの距離であった。
透流は血反吐吐きながらも進もうとしたその時に・・・・・・。
ユリエと《K》の間に・・・誰かが割り込んだ。
その人間は・・・・。
「ア・・・・アアアア・・・・」
「大・・・丈夫・・・・?」
茶色に近い髪をした・・・・。
「ユリエちゃん。」
《K》によって首元に深くかまれ血を出していた・・・・みやびの姿が。
そして・・・それを見て・・・・。
「み・・・みやびーーーーーーーー!!」
悲鳴を上げた巴の声が学園に響き渡った。
悪夢は・・・再び。