「ハアアアアアアアアア!」
学園の裏手の森で巴が透流相手にブレイズで戦っていた。
あの後から実力を付ける為にこうやって特訓を自主的にしていた。
その際に変わったことと言えば2つ。
一つは外見的なものである。
巴は嘗ての自身・・・みやびを守れなかった自分を捨て去るために自身の髪を
首筋ら辺まで切ったのだ。
そしてリボンは右腕に付けてそこにはみやびが生前身に着けていた貝殻も
身に着けていた。
そしてもう一つは・・・精神的である。
「く・・・やはり強いな透流は。」
「そっちこそ前よりも強くなっているじゃねえか。」
透流がそう言いながら巴にタオルを渡すと巴はそれを手に取った後にこう言った。
「済まない、それとだがこれはどうだ?」
そう言って巴は鞄の中から漬物を出してきた。
「これってお前のか?」
「ああ、汗を掻いたら塩分が欲しくなるからな。一応沢庵を持ってきたんだ、
軽くだがな。」
そう言うと透流はそれを食べてこう言った。
「お、旨いなこれ。」
「そうか、なら良かった。」
(* ̄▽ ̄)フフフッ♪と・・・女の子の様な笑顔を見せた。
あの後から透流に対する好意を隠さずにこうやって食べ物とかを
渡したりしていた。
そしてそれらが終わると普通ならば授業に備えて制服に着替えるのだが
今日は休みの為これからどうするべきかと考えていると・・・メールが届いた。
「リーリス?何だ??」
透流はそう言って携帯電話のメールを開くとこう書かれていた。
『透流へ、特訓が終わったら巴を連れて食堂に来なさい。絶対ヨ!』
内容がこれ。
「一体何なんだ?」
透流はそう呟きながら巴にも伝えると巴はこう言った。
「( ゚д゚)ウム分かった、それでは食堂で。」
「おお、じゃあな。」
そう言って互いに一先ずはシャワーに向かって行った。
そして2人が食堂に向かうが・・・中は暗かった。
「皆は何処だ?」
「何故にカーテンも閉まっているのだ?」
透流と巴はそう言って辺りを見渡しながら入ると・・・突如として光が灯った。
「「!!」」
いきなりなんだと思って2人が目を瞑った瞬間に・・・。
パンパーン!!とクラッカーの音が鳴り響いた。
「これって一体?」
透流は何だと思っていると自身の頭にカラーテープが付いていた事に
気づいたのだ。
すると目の前にいたリーリスが代表してこう言った。
「透流、巴。お誕生日おめでとう!!」
『『『『『おめでとう!!』』
生徒達やブラボー達が揃ってこう言った。
「誕生日・・・ああそうか今日か。」
透流は全員の事を聞いて思い出したのだがこいつは如何やら
全然忘れていたようだ。
すると透流はあれと言いながら巴に向けてこう聞いた。
「巴もか?誕生日??」
「いや違うぞ!私は1週間前だ!?」
何故だと言うとユリエがこう答えたのだ。
「ヤー、巴は遅れた授業と体力、武術を取り戻すために学園に籠りっきりで
それどころではなさそうでしたので今日に持ち込んだのです。」
「そうか・・・済まなかったなユリエ。」
「ナイ、巴は色々と大変でしたし私達は仲間ですから気にしないで下さい。」
そう言うと全員が確かにとそう思っていた。
すると巴は全員に対してこう言った。
「皆・・・ありがとう!」
そう言って巴は頭を下げた。
そしてリーリスが透流と巴に向けてこう言った。
「それじゃあ2人にはケーキの蝋燭を消して貰いましょう!」
そう言って机の上に置かれている大型の・・・ハートマークのケーキが
置いてあった。
「ちょっと待てリーリス、他にはなかったのか?」
もっとましなのはとそう聞くとアハハとリーリスは笑ってこう答えた。
「いやさあ。これくらいともなると普通のケーキ屋じゃあ扱ってなかったから
作れる業者さん探していたら結婚式を急にキャンセルって言うか
新婦が蒸発していなくなったから処分しようとしていたケーキを安値で
譲ってくれたからそれしかなかったのよねえ。」
「「なんつうもん出してんだ(いるんだ)!!」」
正直な所不吉感漂うケーキだが折角だし仕方なしと2人は切り替えて
ケーキの上で灯されている大きい蝋燭1本と小さな蠟燭6本を2人で
一緒に息を吹きかけて消した。
すると食堂全体で拍手が鳴り響くとリーリスがこう提案した。
「それじゃあケーキ分けるから・・・初めは透流と巴がケーキ入刀宜しく♪」
「「!!」」
2人はリーリスの言葉を聞いて目を思いっきり見開いて振り向くが
当の本人は口笛吹かしながらそっぽを向いていた。
そして周りを見てみると反応は3種類。
目を思いっきり見開いてワクワクとした表情でそれを見る人間(大体は女子)
怨念滅茶苦茶出しまくっている人間(主に男子)
何も言わずにそっぽ向けて笑いをこらえている面子(主に錬金戦団と
トラとリーリス。)
そしてユリエはと言うと・・・。
「ヤー・・・。」
目をキラキラとしてその様子を見ていた。
「(え?ナニコレすぐやれってか??)」
そう言う思いになった透流であったがどうしようと思って巴の方を見ると
その巴は・・・。
「ここここれはけけけけつまりそう言う事私と透流がふふふふ夫婦。」
赤面状態で狼狽えていた(滅茶苦茶嬉しそう)
どうしようと思うが仕方ないと思って透流は巴の方を見てこう言った。
「それじゃあ・・・切るか?」
「ふぇ!?それってつまりそう言う事私まだ心の準備がけけけけけど
透流が望むのならばここここ今夜2人っきりりで初夜を。」
「いや待て戻って来い!!」
「透流!子供は何人ほちぃいんでsちゅか!?」
「お前もう少し落ち着け!!」
それを聞いて透流はツッコミを入れた。
その後だが巴と一緒にケーキを切ったがぶっちゃけた処・・・色んな意味で
疲れそうな誕生日であったことは言うまでもない。
次回は会議。