ほどなくして豪勢な食事が並べられて食べている中でレイン達は各々に
世間話の様な事を喋ってはいるが実は探りを入れているのだ。
ここに居るには自分以外全員が競合相手。
アブソリュート・デュオと言うゴールの過程に於いて何しているのかは自分勝手にやっており情報を取り合っている中で『グレイヴ・ファントム』が照星に向けて
こう聞いた。
「『錬金戦団』って言うのは今まで聞いた事ねえがお宅のあの力どう見ても
表社会じゃ出来ねえ業だが何処で習ったんだ?」
「「「「「!!!!!」」」」」
それを聞いて全員が、特に『ダークレイ・ディザスター』が目を見張らせると
照星はにこやかにこう答えた。
「其れはこの会合が終わったらどうです?2人で酒でも飲みながら?」
つまみに枝豆は如何ですかと聞くと『グレイヴ・ファントム』は笑って
こう答えた。
「オオ良いね!こんな洒落たもんよりもそっちの方が酒が進みそうだぜ!!」
ガハハハッと笑いながらワインを引っかけている中でエドワードが
九十九理事長に向けてこう聞いた。
「そういえばじゃが『操焔(ブレイズ)』は息災かの?『デアボリカ)』殿?」
「こちらに出向いたのが私の時点で察しておられるのではなくて?」
「ハハハ、すまんのう、あ奴とはまた酒を酌み交わしたかったのじゃがなア。」
「(よく言えますね、流石に年の功とも言えるのでしょうか。)」
照星は内心そう思いながらも食事をしている中に於いてエドワードは全員に向けてこう言った。
「それでは本題じゃが儂はこの度ある物を開発し、量産することに成功した。」
「「「「「「「・・・・・・・」」」」」」」
全員はそれを聞いて何だと(九十九理事長と照星は知っている)思って
耳を傾けるとエドワードが九十九理事長に向けてこう聞いた。
「『デアボリカ)』よ、お主等は既に知っておられると思うがのう。」
「ええ・・・こちらも相当な痛手を被りましたわ。」
そう言って九十九理事長はじろりとエドワードを睨みつけるが当の本人は
何のそのと柳の様に躱しながらこう続けた。
「そう、まあ斃されはしたがそれでも『ブレイズ』等よりも性能は高く、
然も『アブド』等存在しないと言うほどの汎用性を持ったものを
儂は開発することに成功した事を報告したい。」
「「「「「!!!!!」」」」」
それを聞いてレインの殆ど全員が我が耳を疑うがエドワードはこうも言った。
「儂はこの力を使いあらゆる勢力すらも凌駕する存在へと進化するのじゃ!
それが例え神であろうともなフハハハハハ!!」
エドワードはそう言って高笑いしていると・・・照星が横から割り入って
こう言った。
「罪も無い民間人や子供を喰い殺すような存在を『進化』とは戯言も
大概にした方が宜しいですよエドワード=ウォーカー・・・
いや、ドーン機関の『ホムンクルスの創造主』にして元凶。」
「ほお・・・ホムンクルスの事を知っておるような口ぶりじゃが・・・
何処で知った若造。」
「少なくとも貴方よりかはよく知っておられますがナニカ?」
照星はそう言いながら・・・ぎろりとエドワード目掛けて殺気を放った瞬間に
九十九理事長とエドワード以外の全員が身構えてしまった。
すると九十九理事長は照星に向けてこう言った。
「落ち着いてくださいまし坂口様、ここで戦闘はご法度とされておりますわ。」
「その通りですね、では。」
と言って坂口の殺気が収まった瞬間に全員が冷や汗を垂らして
席に座ろうとするがただ一人・・・座らない人間が一人いた。
「己・・・若造がー------!!」
エドワードがそう言って立ちながらも激昂してこう言った。
「この儂を辱めた報いは必ずつけて貰うぞ!」
「おいマテよ爺さん、ここじゃ戦闘はご法度だぜ?」
『グレイヴ・ファントム』がそう言って宥めようとするもエドワードは
更にヒートアップしてこう続けた。
「貴様みたいなレインでは無い者を呼んだ小娘も同罪じゃ!
纏めて儂のホムンクルスで始末してくれるわ!!」
「やっと馬脚を現しましたわねエドワード=ウォーカー、いえ、
嘗て祖父に負けた負け犬様。」
「貴様!」
「おいお嬢ちゃん!!」
「貴方が保有しているホムンクルスの精製工場は既に錬金戦団の団員たちが
捕捉しておられますわ。」
「何じゃと!!」
「もう間もなく結構時刻ですね、協力として彼女が有している
『護稜衛士(エトナルク)』との合同作戦ですので。」
「な・・・何故。」
エドワードは最早開いた口が閉じれない程の情報の数々に恐怖していると・・・坂口がエドワードに向けてこう言った。
「簡単な話です、我々の仲間がドーン機関にもいるからですよ。
貴方の部下にもね。」
「スパイ!!」
「卑怯とはいえませんよ?これが戦争の基本ルールなんですから。」
坂口がそう言うとエドワードは・・・苦々しい顔でこう言った。
「はん!その様な戯言を何時まで言えるか楽しみだわい!」
そう言って持っている懐中時計のスイッチを押した。
そしてエドワードは全員に向けてこう言った。
「これで終わりじゃ!間もなく儂のホムンクルスが総出でここに来る!!
その数は約200体!さあ!泣いて命乞いするが良い!!」
ウハハハハと既に勝った気でいるエドワードに向けて坂口がこう言った。
「ホムンクルスは錬金術から産まれた人工生命体。」
「?」
「ならば・・・カウンターもある事を考えたこと位ありませんか?」
そう言った瞬間に・・・炎の柱が昇った。
そして坂口はエドワードに向けてこう締めくくった。
「さて・・・開戦と行きましょう。」
次回は戦闘開始!