一方外ではと言うと・・・既に戦闘・・・いや、蹂躙が始まっていた。
『ギャアアアアアア‼!』
馬型のホムンクルスが炎の中で断末魔を上げて消えていったのだ。
そして炎の中から一人の人間がゆらりと現れた。
「け!雑魚かよつまんねんなおい!!」
そう言って現れたのは上着を羽織った状態で上半身裸の男性がそこに立っていた。
すると他にもいたホムンクルスに向けてこう言った。
「雑魚ばかりじゃあしなびちまうが・・・ちったあ体を動かすには
ちょうど良いってか!!」
そう言った瞬間に男性の後ろの炎が形作られて巨大な・・・爆弾が現れたのだ。
焼夷弾の武装錬金『ブレイズ・オブ・グローリー』。
そしてその使用者こそ彼、『特殊戦闘及び暗殺、戦闘実働部隊
《再殺部隊》隊長』して戦士長『火渡 赤馬』。
戦団の中で最も実力のある戦士である。
「燃え尽きなー------!!」
『ひぃぎゃあアアアアア‼!』
ライオン型のホムンクルスが突如襲われて喰われ始めたのだ、鋼の犬によって。
するとそこから少し離れた場所には犬笛を持った太枠の眼鏡を付けた男性が
そこにいた。
彼の名前は『犬飼 倫太郎』、武装錬金は現在喰らっている犬。
軍用犬の武装錬金『キラーレイビーズ』である。
『アアア・・・体が小さく』
そう言いながら翼が無い白鳥型のホムンクルスが呟いていたが少し違っている。
通常ホムンクルスは常人の何倍もの巨大さを誇るのに現在では
手のひらサイズに迄小さくなっていた。
それは周りにある風船がその証である。
風船爆弾の武装錬金『バブルゲイジ』。
能力は一発に付き相手の身長を15センチほど縮めさせることができる能力で既に15発以上は喰らっている。
そして風船が白鳥型のホムンクルスを覆うかのように囲って・・・爆破した。
そしてホムンクルスは消滅した。
使用者は『丸山 円』
見た目は肥満体系の変な顔をした女性口調の存在であるが
実はこれも自身の武装錬金で覆っており正体は不明である。
『クソ!ドコニイヤガル!!』
そう言って地中から現れたのはモグラ型のホムンクルスであるが
地中から出た瞬間に・・・マークのある首毎斬られた。
『ヘ?』
素っ頓狂な声を出して・・・絶命した。
「次だな。」
そう言って影から現れたのは『根来 忍』
武装錬金は忍者刀型『シークレットトレイル』
能力は空間移動。
「ウォらああああああ!!」
『ギャアアアアアア‼!』
辺りにいた動物植物型ホムンクルス10体を一度に倒した長身の男性が
そこにいた。
周りには既にやられたホムンクルスが数えきれないほど存在していると・・・
上からカブトムシ型のホムンクルスが現れた。
『シネエエエエエエエエ!!』
そう言った瞬間に男の足元に幾つものホムンクルスが彼の足を掴んで
こう言った。
『コレデキサマハウゴケネエ!!』
そう言ってまるで勝機を確信したかのよう之表情であったがそれは・・・すぐに絶望に変わった。
「フン!」
『バカナ!!』
カブトムシ型のホムンクルスがそう言って驚いていた。
何せあれだけの高度からの突撃にも関わらずに彼が持っている槍は・・・
傷一つ無くあったからだ。
そしてその儘・・・貫かれた。
『バ・・・バカナ。』
そう言った後に男性は自身の足元にあるホムンクルスを突き刺して其のまま・・喰い始めたのだ。
「ちぃい!不味いな、矢張り卑劣な奴の味は不味いな。」
そう言ったのは『戦部 巌至』、武装錬金は十字槍の『激戦』
能力は再生である。
そして他の場所でも。
「輝け!『サンライトハート』!!」
カズキがそう言ってトカゲ型ホムンクルスを貫き。
「腸をぶちまけろー------!!」
斗貴子が鷹型のホムンクルスを四散し他にも仲間がいた。
「アーチェリーの武装錬金!」
「『エンゼル御前』!!」
そう言って矢を放ったのはカズキの先輩でもあり
元はホムンクルスの信者でもあった『早坂 桜花』とオートマトンの
『ゴゼンサマ』がいた。
「日本刀の武装錬金『ソードサムライX』!」
そう言って胴着姿コブラ型のホムンクルスを一刀両断にした
桜花と同じ顔立ちをした男性は彼女の双子の弟であり同じ信者であった存在。
「早坂 秋水』である。
「ウォらあああ!!」
「堕ちなさいよ!!」
透流とリーリスも自身の武装錬金で戦ってホムンクルスの数を減らしていた。
それを見ていた『エトナルク』がこう呟いた。
「すげえ。」
「何あの人たち強い。」
「俺達って出番なくね?」
そう言っていると上空から・・・ホムンクルスが彼ら目掛けて突撃してきた。
一人でも喰おうと考えていて先ずは女だと思って突撃した。
『シャアアアア!』
「「「!?」」」
突然の事であったが3人が武器を構えた瞬間に・・・何かがぶん殴って
破壊した。
「豪拳『ブラボパンチ』!」
そう言って内部ごと破壊すると『エトナルク』がお礼を言おうとした瞬間に
キャプテンブラボ―はこう答えた。
「そんなこと言わないで良い、俺達は仲間だ、助け合うのが当然だからな。」
他の所にも行くぞと言って立ち去るのを見て3人はこう言った。
「やっぱ凄いなあいつ等。」
「うん・・・本当に。」
「俺達も頑張らなきゃな!」
そう言って互いに戦闘の参加を始めた。
「な・・・何なんじゃこれは・・・!!」
エドワードはその映像を見て嘘だと言わんばかりに顎を大きく開けていると
それを見ていた『グレイヴ・ファントム』が大笑いしてこう言った。
「がハハハハ!こいつは良いぜあんたが俺らを殺そうとした奴らが
鎧袖一触と言わんばかりにボコボコだぜ!!」
そう言いながら酒を引っかけていると他のメンバーもこう続けた。
「無様だな、これでは神すらも殺せないな。」
「何と言う圧倒的武力、これが『錬金戦団』の実力ですか。」
「トレビアン、『エトナルク』達との連携も素晴らしい。これなら彼らと同盟を結んだ方が速そうですね。」
『ダークレイ・ディザスター』、『サイレント・ディーヴァ』、《颶煉の裁者(テンペスト・ジャッジス)》が揃いも揃ってそう言うとエドワードはぬグググと歯軋り鳴らして照星を睨みつけていると九十九理事長がエドワードに向けて
こう言った。
「さてと、命乞いすべきは貴方の方ですわねエドワード=ウォーカー?」
「・・・小娘があ・・・!!」
そう言って九十九理事長を睨みつけるが九十九理事長は御返しだと
言わんばかりにこう続けた。
「今から12年前貴方は私の祖父『操焔の魔博(ブレイズ・イノベイター)』に
敗北し、アブソリュート・デュオを知って貴方は滅びを、祖父はそれに至る道を
選んでブリストル様達『機関三頭首(バラン)』に斬り捨てられて貴方は
逆恨みと言わんばかりにブリストル家を手にかけそしてホムンクルスを使って
私の庭を勝手に荒らし、生徒を殺し、多くの人間に憎しみを植え付けた。
貴方の醜悪な浅知恵には最早これ以上見るに堪えませんわ!」
そう言ってエドワードを睨みつけた九十九理事長に対してエドワードは
その怒気に足を絡ませて扱けた。
そして大声でこう言った。
「己己己己己貴様らー------!!よくも儂を笑い者にしおって許さん・・許さんぞー------!!」
「諦めな『エクイプメント・スミス』、手前の負けだ。
大人しくお縄に着いた方が賢明だぜ?」
『グレイヴ・ファントム』がそう言うがエドワードは怒り心頭でこう続けた。
「儂は未だ負けておらん!切り札があるのだ・・・切り札がな!!」
「切り札・・・それは何でしょう?」
『サイレント・ディ―ヴァ』がそう聞くとエドワードは自身の服を千切り
破いて・・・それを見せた。
それは・・・これだ。
「これこそ我が切り札じゃ!!」
それは・・・嘗て『K』がなっていたホムンクルスの・・・欠片であった。
ドクンドクンと・・・音を立てて。
次回は決戦の火蓋。