「それじゃあ・・・それって・・・つまり・・・・。」
透流はそう言いながら隣にいるユリエを指さした後に自身を指さすと月見は
親指立てて笑顔でこう言った。
「良かったね、九重君♪」
「君の同居人は何と銀髪美少女のユリエちゃんなのだ!男子37人、
女子15人どころか全校生徒の中でも初めての女子との同居!!」
「イヤー、ラッキーだよねえ、ああでも不純異性行為をして来年には3人目の
同居人が出来たら」
「するか(*´Д`*)アアアアアアアア!!」
透流は大声でそう言いながら机を叩いてこう言った。
「いやそれだったら何で入学式の時に決めねえんだよ可笑しいだろ!!効率悪いし俺が言ってたのが正しい・・・・・(*´Д`*)アアアアアアアア!!」
透流はあの時の事で抗議していると最も重要な事に気づいて大声を上げた。
「え!?どうしたの九重君!??」
月見が透流に向けて何があったのか聞くと透流は・・・Orzになってこう言った。
「俺・・・どう考えても・・・女子と相部屋だった。」
そう、あの時に同居人が決まっていたら相手は・・・伊万里であろう。
すると背中から何かトントンと叩かれたので後ろを振り向いて見ると
目に映ったのは・・・。
「よろしくお願いします。」
ユリエがそう言って小さく頭を下げていた。
そして透流自身も小さくこう言った。
「よ・・・宜しく。」
そう言うしかなかった。
あれから数時間して敷地内にある寮に移動して門限や食事の時間等を
話してくれた後にそのまま食堂にて早い夕食を摂った後割り振られた部屋にて
透流はユリエに・・・見つめられていた。
然も無言で・・・。
じーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
「(頼む・・・誰か来てくれ誰か!!)」
透流は誰か来ないかと願うが・・・世の中そんなに甘くない。
どうしたものかと思い透流はまずは無難な方から進めようと思いこう言った。
「取敢えず座らないか?」
「ヤー。」
ユリエは透流の言葉に対してそう答えて正座した。
外国人は個人差はあれど正座するという習慣が無い為姿勢に問題が
出やすいのだがユリエはそれに当てはまらないようなのでちょこんと正座した。
その光景を見て透流はこう思っていた。
「(やっぱ人形みたいだなあ・・・西洋の。)」
そう思いながら透流は部屋を見て流石と感心していた。
「(流石に3年間過ごすのを想定してるんだな。良い部屋だ。)」
まあ自分はどれくらい入れるのか分からないけどなと思いながら観察した。
部屋は思った以上に広くて綺麗であった。
床はフローリングで中央にはカーペット、キッチンとテレビ付きで
衣装ケース2個分と二段ベッドと至れり尽くせりと言う物だ。
おまけに10万円の給付金付きともなると・・・正直怪しさ満点であった。
こう言う甘い誘惑にはそれ相応の代償を払わなければならないのだから。
そして透流は自己紹介した。
「それじゃあ週末までだが自己紹介だな。」
「俺は」
「トール」
「・・・発音は違うがまあ良いか。」
透流はユリエの言葉に対して苦笑いでそう言った。
「それで君は確か・・・《ユリエ=シグドゥーナ》さんで良いよな?」
「ヤー、ユリエと呼んでください。」
ユリエもそう答えると透流はこう続けた。
「俺は神奈川県なんだが場所は・・・分かるか?」
「ナイ。」
「ああ・・・そう。」
透流はそう言うとこう続けた。
「君のその言葉って北欧だと思うけど・・・どこら辺?」
「ギムレーと言う国です。」
「やっぱり留学生か。それにしても日本語が上手いけれど両親のどっちかが
日本人なのか?」
其れとも血縁者関係にいるのかと聞くとユリエは首を横に振ってこう答えた。
「ママは仕事で通訳のお仕事をしているのでそれで教わって貰いました。」
それにとってこう続けた。
「向こうの学校では選択授業で日本語学科もありましたので。」
「へえ、日本語を習おうとしたのは?」
透流はそう聞くとユリエは賺さずにこう答えた。
「ヤー、こちらの学園の事を知ったことと知り合いがこちらのイギリス分校に通っていたので。」
「ああ、そう。」
それを聞いてそう言えばと思って思い出した。
この学園はイギリスにも姉妹校がありそこでも研究しているようだ。
そしてそっちには・・・彼女が任務に就いていた。
「(あいつ大丈夫かなあ・・・高飛車な所はなり潜めているけれどアクが
強いからなあ。)」
そう思いながら彼女の事を思い出していた。
自身と同時期に入団した同い年の・・・金髪の少女を。
境遇が似ており目的も同じであったことと何故かなつかれたのだ。
「トール、一つ宜しいですか?」
ユリエは考え事をしている透流を見て聞くと透流もそれによって
意識が戻ったために何だと聞くとユリエはこう答えた。
「シャワーを先に使って宜しいでしょうか?」
そう聞くと透流はこう答えた。
「ああ良いぜ、さっきの戦闘の後だからゆっくりしておけ。」
そう言うがユリエは首を横に振ってこう答えた。
「まだお話ししたいのですが時差と暑さのせいで眠気が強くなって」
「え・・・今春だぜ。」
むしろ少し寒いぞと言うとユリエはこう続けた。
「私の国では夏の暑さと同じなんです。」
「これで夏って・・・日本の夏無事に過ごせれるのか?」
透流はそう言うがまあ国柄仕方ないなと思ってこう続けた。
「それじゃあゆっくり入ってろよ。ああ、そうだ。着替えは脱衣室で
済ましておけよ。」
「ヤー」
ユリエは透流の言葉に対してそう答えると着替えを持って出て行った。
そして透流はユリエが入ったのを確認してカバンから着替えとその他諸々と・・通信装備を取り出した。
そして透流は通信装備を起動させてこう言った。
「それじゃあ・・・報告だな。」
ヒーロー?
あんなちゃんとした状況に来るわけねえだろ?