好きなカードをGXに持ち込みたかった話   作:とある決闘者

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魔法カード『死者転生』

 うちの施設の先生は子供たちの5歳の誕生日に40枚のカードをプレゼントすることが恒例となっていた。

 そして、今日は僕が5歳になる誕生日。先生はいつもと同じように一言を告げながらカードを渡してくれた。

 

「誕生日おめでとう。このカードたちが君の所に行きたがっている」

『あ! 今こっち見なかった!?』

『…気のせいでは?』

 

 先生からカードを受け取ったその時、僕の意識は俺へと切り替わった。

 

 

 ……

 

 

 死者転生と言うやつだろうか。

 俺は社会人だったはずだ。5歳になったばかりの子供ではない。

 俺にはちゃんと両親が居たはずだ。施設に預けられた覚えはない。

 俺はあの時車に撥ねられたはずだ。それなのに、身体には怪我の一つもなく、ピンピンしている。

 もしこれが本当に『死者転生』なんだとしたら、俺の代わりに墓地に送られた魂は一体誰なんだろうか……。いや、やめよう。深く考えても楽しい事はなさそうだ。

 

 言い訳をするなら、今の俺は今までの僕だったという記憶はあるし、今までの僕が今の俺であるという実感もある。記憶も意識もしっかりと連続している。

 俺は赤ん坊のころに捨てられて今居る施設に保護された。管理者の先生は元プロデュエリストで、かなり強かったらしい。その時の賞金を使って施設の運営をしていると言う事だって知っている。

 

 墓地に行った魂。強いて言うならそれも俺だったのだろう。前世の俺の魂が使われたとしたら……一体それにどんなアドがあるのかと神様とやらにでも問い詰めたいものだ。

 

 そして、何よりも現実感が伴っていないのは……

 

『さっきから何してるんだろう? ボーっと突っ立っちゃって』

『…さぁ?』

 

 すごいコスプレをした女性二人がそこに居た事だ。

 別にそれだけなら趣味で片付けられる話なのだが、なんか半透明で透けてるし。しかも空飛んでるし。コウモリっぽい羽と悪魔っぽい尻尾も付いてるし。とりあえず怖いから目は合わせないようにしておく。さっきはびっくりして思わず一瞬目を向けてしまったが、こういうモノの対処法は目を合わせない事と相場は決まっている。

 

(でも、なんとなく既視感があるんだよね)

 

 魔女のような帽子をかぶった赤髪の女性と、女副官がかぶってそうな帽子をかぶっている青髪の女性。その姿を俺は以前にどこかで見たような気がする。

 先ほど先生から貰ったデッキのトップにあるカードに目を向ける。

 

(……まじかよ)

 

『Evil★Twin キスキル』

 

 赤髪の女性とそっくりな、というか本人がそこに居る。

 親指に力を入れてキスキルのカードをずらしてみると、2枚目のカードのイラストと名前が目に入る。

 

『Evil★Twin リィラ 』

 

 今度は青髪の女性がカードイラストとなってそこに居た。

 

『ねえねえ、やっぱりマスターって私達の事見えてるんじゃない? さっきから私達のカードをずっと見つめてるし』

『…んー……。じゃあ、確認してみる?』

 

 あー……。うん、なるほどね。

 俺だって一端のデュエリストだ。アニメだってよく観ていた。彼女たちがどういう存在なのかが分からない程、鈍くはない。

 

 つまり、彼女たちは……。

 

『『わあっ!』』

「ッ!」

 

 突然二人が目の前に現れた上に大声を掛けられて思わず跳ね上がってしまった。

 

『チャレンジ成功ッ!』

『……『☆』もよろしく』

 

 カードの精霊というやつだ。

 

 

 ☆

 

 

「ん?」

 

 スマホが振動している。

 

『…マスター、そろそろ時間ですよ』

 

 どうやら受験者の控え席代わりになっている観客席でぼーっとしてしまっていたようだ。危うく自分の番をすっぽかして不戦敗になるところだった。

 

「そんじゃ、行きますかね」

『やっと出番ね!』

『…うん』

 

 スマホから飛び出たのはEvil★Twin キスキルとEvil★Twin リィラだった。

 

 

 ……

 

 

「受験番号と名前をお願いします」

「受験番号97番、桜幽鬼兎(ユキト)です」

 

 うん、自己紹介するたびに思っていることだけど、なんだか価値が上がりそうな名前だよな。この名前を付けた今世の両親は先見の明があるのだろう。是非株取引でもやってみて欲しいものである。それはそれとして、幽霊の『幽』とか『鬼』とか、人の名前に使う漢字じゃないよなぁ。

 今更考えたって意味も無い事であるが。

 

「これより、デュエルアカデミア本校二次試験、実技デュエル試験を開始します。このデュエルにおける勝敗は合否に直接の関係はありません。あなたのデュエルタクティクス、デュエルに対する考え方や向き合い方を見るための試験です。他に質問などはありますか?」

 

 試験官は試験に関する定型文な説明をしてくれる。当然それらの事は初めから知っていたので特に疑問点などはない。

 

「ありません」

「はい、それでは立ち位置についてください」

 

 指示に従い、フィールドのサークル内に立つ。

 腰に付けたデッキケースから40枚のカードを取り出して左腕に装着したデュエルリストにセットする。それと同時に電源が入り、ディスクが展開した。

 

「「決闘(デュエル)!!」」

 

 ユキト LP4000

 試験官 LP4000

 

「先行は私です。ドロー! ブラッド・ヴォルスを攻撃表示で召喚」

 

『ブラッド・ヴォルス』

 通常モンスター/レベル4/ATK1900 DEF1200

 

「さらに、デーモンの斧をブラッド・ヴォルスに装備」

 

『デーモンの斧』

 魔法カード

 ①:装備モンスターの攻撃力は1000アップする。②:このカードがフィールドから墓地へ送られた時、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。このカードをデッキの一番上に戻す。

 

「カードを2枚伏せてターンエンドです」

(さて、桜君はどう来るかな? 魔法カードで除去を狙うならマジック・ジャマーで、強力なモンスターを1ターンで召喚するなら奈落の落とし穴で防ぎますがね)

 

 試験官 手札:2枚

 

 試験官のフィールドに現れたのは攻撃力2900となったブラッド・ヴォルス。高火力レベル4モンスターに装備魔法。単純なビートダウンデッキだろうか? まだ何とも言い難いが、試験に使うようなデッキなら基本的戦略を採用したビートダウンデッキというのはあながち間違いではないだろう。

 攻撃力2900を単純にバトルで打倒するのは骨が折れるが、やりようはいくらでもある。

 

「俺のターン、ドロー! Live☆Twin キスキルを攻撃表示で召喚!」

 

『Live☆Twin キスキル』

 効果モンスター/レベル2/ATK500 DEF0

 このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに他のモンスターが存在せず、このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「リィラ」モンスター1体を特殊召喚する。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手モンスターが攻撃宣言する度に、自分は500LP回復する。

 

 俺のフィールドにアニメ調に描かれたキスキルがポンと音を立てて現れる。彼女は観客たち(観客席に座る受験者や見物に来ている中等部の生徒)に向かって笑顔で手を振っている……様に俺には見える。

 俺以外の人間にはキスキルがいつものニヤケ顔で直立している様に見えているのだろう。

 

(サイバース族? そんな種族は存在しないはずだが……。しかし、デュエルディスクは正常に動作している。なら、問題は無いか)

 

 試験官がキスキルのテキストを確認しながら怪訝な表情をしているのがこちらからでも見てわかる。まあ、そうだろうな。サイバース族はこの時代には存在しない種族だ。でもなんでかデュエルディスクは正常にキスキルを読み取れているし、ソリッドビジョンの投影やデュエルでの使用に何の問題も出ていない。

 だから、よし! ……という事に俺はしている。

 先生がどこでこのカードを手に入れたのかは永遠の謎だ。本人によると「気が付いたらあった」との事だが、それでいいのか? 

 

『マースター?』

 

 フィールド上のキスキルがこちらを向いている。

 ととっ、今はそんな事は関係ないな。試験官も不思議そうな顔はしてても(デュエルディスクで読み取れてるから、よし!)って顔してるし、このまま続けさせてもらおう。

 

「キスキルの効果を発動! 自分フィールドに他のモンスターが存在せず、このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札・デッキから「リィラ」モンスター1体を特殊召喚することが出来る。俺はデッキからLive☆Twin リィラを特殊召喚!」

 

『Live☆Twin リィラ』

 効果モンスター/レベル2/ATK500 DEF0

 このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに他のモンスターが存在せず、このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキから「キスキル」モンスター1体を特殊召喚する。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は500LPを払わなければ攻撃宣言できない。

 

 今度はアニメ調にデフォルメされたリィラがフィールドに現れる。

 

『……』

 

 彼女のダルそうな目が俺を見つめている。

 これからやることが分かっているのだろう。

 

「場に2体のモンスターを召喚したか」

「まだですよ! 俺は、フィールド上のLive☆Twin キスキルとLive☆Twin リィラを墓地に送り、Evil★Twin リィラを特殊召喚します!」

 

『Evil★Twin リィラ』

 効果モンスター/レベル7/ATK 1100 DEF 1100

 このカードは通常召喚出来ない。フィールド上の「リィラ」モンスターを含むモンスター2体を墓地に送ることで手札から特殊召喚することが出来る。

 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在し、このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在しない場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の墓地から「キスキル」モンスター1体を選んで特殊召喚する。このターン、自分は悪魔族モンスターしかデッキから特殊召喚できない。

 

 現れたのはリィラの本来の姿。先ほどまでのアニメ調の姿ではなく、大人な女の人の姿だ。羽と尻尾があるけどね。

 

「1ターン目で最上級モンスターを!? しかし、……ッ」

 

 試験官は場に伏せたカードを発動しようとするも、途中でやめる。

 

 モンスターの召喚に合わせて発動しようとしたという事は、落とし穴系列のカードか? でも、途中で手を止めたところを見ると、右側のカードは奈落の落とし穴だな。

 

「さらに、Evil★Twin リィラの効果発動! 自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在しない場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の墓地から「キスキル」モンスター1体を選んで特殊召喚することが出来る。戻ってこい、Live☆Twin キスキル!」

 

 再びフィールドにキスキルが現れた。

 だが、まだまだターンは終わらせない。

 

「フィールド上のLive☆Twin キスキルとEvil★Twin リィラを墓地に送り、Evil★Twin キスキルを特殊召喚します!」

 

『Evil★Twin キスキル』

 効果モンスター/レベル7/ATK 1100 DEF 1100

 このカードは通常召喚出来ない。フィールド上の「キスキル」モンスターを含むモンスター2体を墓地に送ることで手札から特殊召喚することが出来る。

 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドに「リィラ」モンスターが存在し、このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:自分フィールドに「リィラ」モンスターが存在しない場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の墓地から「リィラ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。このターン、自分は悪魔族モンスターしかデッキから特殊召喚できない。

 

「今度はEvil★Twin キスキルの効果発動! 自分フィールドに「リィラ」モンスターが存在しない場合、自分・相手のメインフェイズに発動し、自分の墓地から「リィラ」モンスター1体を選んで特殊召喚することが出来る。復活しろ、Evil★Twin リィラ!」

 

 再びリィラが俺のフィールドに出現する。

 墓地に行ったり行かなかったりするのがダルイのか、彼女のジト目はいつにも増して俺に突き刺さる。すまんが、まだまだ働いてもらうぞ。

 

「Evil★Twin リィラのもう一つの効果発動! 自分フィールドに「キスキル」モンスターが存在し、このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドのカード1枚を対象として発動し、そのカードを破壊する。俺はブラッド・ヴォルスを破壊!」

「むむ、やりますね」

 

 試験官のフィールドには壁となるモンスターが消えた。伏せカードの一枚はおそらく奈落の落とし穴。もう一枚が攻撃反応型の罠カードの可能性もあるが、ここは恐れず攻撃させてもらう! 

 

「バトルフェイズ! キスキルとリィラでダイレクトアタック!」

「うぐッ!」

 

 試験官 LP4000→1800

 

 通ったか! やっといてなんだが、びっくりである。

 

「カードを一枚伏せて、ターンエンドです」

 

 ユキト 手札:2枚

 

「私のターン、ドロー! ……ホーリー・エルフを守備表示で召喚」

 

『ホーリー・エルフ』

 通常モンスター/レベル4/ATK800 DEF2000

 

「カードを一枚伏せて、ターンエンド」

 

 試験官 手札:1枚

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 露骨に誘ってるな……。やはり試験官は基本的な戦術で戦ってくれているようだ。伏せたカードは聖バリかはたまた魔法の筒か……いや、攻撃の無力化あたりだろうか? 

 

「リバースカードオープン! Evil★Twin プレゼント」

 

『Evil★Twin プレゼント』

 罠カード

 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドに「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。

 ●自分フィールドの「キスキル」モンスターまたは「リィラ」モンスター1体と、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスター2体のコントロールを入れ替える。

 ●相手フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。

 

「フィールドに「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する場合、以下の効果から1つを選択して発動することが出来る。俺は二つ目の効果を使う! さっき伏せたカードを手札へ!」

 

 試験官のフィールドの伏せカードがリボンで飾り付けられたと思ったら、相手の手札へと戻っていった。

 念には念を、だ。

 

「手札から、サイクロンを発動!」

 

『サイクロン』

 魔法カード

 ①:フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

 そう言えば、試験の前に試験官がデュエルの考え方等を見るって言っていたな。という事は、何をどう考えてこうした、みたいなのも口に出した方が良いのだろうか。

 

「さっきリィラを召喚した時、そのカードを発動しようとして止めましたね?」

 

 俺から見て右側の伏せカードを指さしながら試験官に話す。

 

「おそらく、キスキルの攻撃力が低くて条件が達成できなかった奈落の落とし穴。その伏せカードを破壊します」

「むぅ……」

 

 これによって、試験官のフィールドにはホーリー・エルフと召喚にも攻撃にも反応しなかった伏せカードのみとなった。あの伏せカードをわざと発動せずにライフで受けた可能性も無くはないが、ホーリー・エルフを出した時に新たにカードを伏せたところを見るとその可能性は低いだろう。

 これで決めさせてもらう! 

 

「フィールドのEvil★Twin キスキルとEvil★Twin リィラを墓地に送ることで、このカードは特殊召喚することが出来る。来い! Evil★Twins キスキル・リィラ!」

 

『Evil★Twins キスキル・リィラ 』

 効果モンスター/レベル8/ATK2200 DEF2200

 このカードは通常召喚できない。自分フィールドのEvil★Twin キスキル及びEvil★Twin リィラをリリースした場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は自身のフィールドのカードが3枚以上の場合には2枚になるように墓地へ送らなければならない。②:自分の墓地に「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する限り、このカードの攻撃力・守備力は2200アップする。

 

「キスキル・リィラの効果発動! 自分の墓地に「キスキル」モンスター及び「リィラ」モンスターが存在する限り、このカードの攻撃力・守備力は2200アップする!」

「攻撃力、守備力4400のモンスターだと!」

 

 残念ながらキスキル・リィラの第一の効果は条件が揃っていないため、使えないが、第二の効果によってLP4000のこの世界では即死ダメージを与えるほどの攻撃力を持った。

 

「手札からメテオ・ストライクをキスキル・リィラに装備!」

 

『メテオ・ストライク』

 装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

「キスキル・リィラでホーリー・エルフを攻撃! イービル・ツイン・アタック!」

 

 試験官 LP1800→0

 

 はぁ……、疲れた。

 

『お疲れ!』

『…お疲れ様です、ユキト』

 

 キスキルとリィラが声を掛けてくる。今はスマホを介したチャットではない。ここで声を出して反応したらおかしな奴扱いされてしまうので、軽く頷くに留める。

 

「うん、お疲れさまでした。これで試験は全て終了となります。結果は後日、自宅に郵送されますのでお待ちください」

「はい。ありがとうございました」

 

 

 二次試験の結果は悪くなかったのではなかろうか? 

 これで一次試験でのポカを取り戻していることを祈りながら、俺は合否通知を待つことにしたのだった。

 

 

 




リィラ「墓地とフィールド行ったり来たりして疲れた」


みんな大好きブラヴォ+デーモンの斧おじさんとの入試デュエル。
初回という事Evil Twinの基本的な回し方をば(これしか知らないんですけどね)。

ていうか、デュエルの描写大変でめっちゃ大変ですた……。
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