GS美神 マギカ大作戦!!   作:ぶんた

18 / 42
リポート18

「さやかちゃんの問題は解決したし、峠は越えたかしら?後は出現する魔女を狩りつつ、ワルプルギスの夜に備える感じかしらねー」

 

 夕食後のミーティング。横島、おキヌ、マミ、ほむらを前に、美神は問題点を洗い出していた。

 

「それまでに出現する魔女の時期と場所、特徴なんかはほむらちゃんから聞いてるものがあるから注意しておいて。あと風見野の魔法少女なのだけど依然消息不明なのよ。引き続き捜しているけれど、なにかあったら報告してね」

「…………」

 

 美神の言葉にほむらは眉をよせた。

 風見野の魔法少女である佐倉杏子は高い確率でキュゥべえにけしかけられ、見滝原にやってくる。美神には報告し捜索を依頼していたのだ。マミとさやかの問題がいつもより早く解決しているので、まだ風見野にいるはずなのだが……。

 ただ杏子は自由に動き回っていて、ループで会わなかったことも少なくない。今回もそうなのだろうか?

 

「そういえば美神さん」

「うん?」

 

 横島がおずおずと手を挙げる。

 

「その魔女とかいうやつ、GS協会から討伐報酬とか貰えないんすか?」

「あー……」

 

 横島の指摘に美神は苦虫を潰した。

 

「魔女ってやつらはね、やたらステルス性があるのよ。だから討伐オーダーが出るまで時間がかかるし、討伐証明にグリーフシードの提出が必要なの。そのうえあんな強力な魔物のくせに報酬はくそ安」

「えっ?なんで……」

「ほっといても魔法少女が駆逐するからよ」

「あっ……」

 

 納得する一同。

 

「偶然出くわして退治しても割に合わないランキングトップね。GS協会に報告するよりグリーフシードを厄珍に売っぱらったほうがよほど傷は浅いくらいよ」

「……」

「あとインキュベーターもそう。懸賞金はすごいけど、個体をとっつかまえてもノーカン。元凶解決が懸賞金の条件だから、ほぼムリゲーよ」

 

 まったくもって金にならない、関わりあいたくない存在なのだ。美神は盛大に溜息を吐いた。

 

「今回はしかたないわ。無報酬でも徳を積んでるとでも思って納得するわよ……。いえ。未来の私の判断だもの。ワンチャンあるはず……」

「まあまあ!たとえばですよ?他人の靴を揃えてあげることはラッキーをひとつ拾うことっていうそうですよ?そうして積まれた善行は、きっと幸運を呼び込んでくれますって!」

 

 額に皺を寄せる美神に、おキヌが励まそうと微笑みながら言葉を掛ける。

 

「……ラッキーひとつ?そんな買い物スタンプひとつみたいなものに労力?ばかなの?しぬの……?」

「あかん。これぽーっちも納得できてない………」

 

 額に青筋を立ててブツブツ呟く美神を見つめる一同は肩を竦めた。

 

「ま、まあ、とりあえず考えないことにするわ。こんなかんじかしらねー」

「あ、あのっ!」

「ん。どうしたの?」

 

 正気に戻った美神が雑にミーティングを閉めようとしたとき、ほむらが声を上げたのだ。

 

「…………」

 

 集まる視線に戸惑いつつ、ほむらは俯き唇を噛んだ。

 

「……このタイミングでいうのもおかしいかもだけれど、美神さんに話しておきたい事があって」

 

 思いつめた表情のほむらに、美神は目を瞬かせる。

 

「ええと。話ってなに?」

「お礼を言いたくて……」

「お礼?やあねぇ。山場は越えたけど大ボス攻略が控えているのよ?まだ早いわよ?」

「そうだぞ?ほむら。いきなりそれって、フラグにしか思えないぞ?アンダンテに恋してんか?」

「貴様はだまっとれ!」

 

 へらへら茶化す横島を、美神は睨む。

 

「それでも。幾度繰り返しても、ここまで状況がよいことはなかったわ……」

「やっぱり繰り返してたのね。どれくらいなの?」

「数えるのをやめたくらい……かしら」

 

 美神の問いに、ほむらは顔を伏せた。

 

「そんなに思いつめなくてもトッププロの私が、ちゃんと解決してあげるわよ!」

「!!!」

 

 なんだろう?これ、なんか聞いたことがある……。

 余裕の笑みを見せる美神の後ろにたなびく大きな旗を幻視し、横島とおキヌは冷や汗をながした。

 

「こんなに手伝ってもらっているのだから、私が魔法少女になった経緯を言わなくちゃって……」

 

 ほむらなりに思い悩んでの決断だろう。その顔は固く強張っていた。

 

「そう。長い話になりそうね。おキヌちゃん、お茶の準備を。それと帰りたい人は退出していいわよ」

 

 美神は場を仕切りつつ、俯くほむらに視線を向けるのだった。




→度々の誤投入ごめんなさい;
 おためしの「プレビュー」と「編集完了」が隣で、いつのまにかソッチが押されてるんですよ……。
 スタンド攻撃か妖怪の仕業とは思っているんですけど……。
 そんなわけで、もうちょい先にしたかった続きとなります……。

→美神はああいってますけど、私は奏ちゃんの大ファンです!!

→メニューの「ゆかり」ってなに?おお?!音読してくれるー!こんなんありましたっけ?お試しあれー。個人的にはきりたんが好み!うふー!
 美神が「びしん」、横島が「よこじま」とか、おちゃめなとこもあったり!

→ぎゃー!マギレコアニメも、いい感じ!
 やっぱりまどかがでるとテンションあがります!よね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。