GS美神 マギカ大作戦!!   作:ぶんた

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リポート40【続リポート3】

 厳しい表情のシロが相対する敵に静かな視線を向けていた。

 

「一太刀で終らせる。我が渾身の一撃で逝くがいい」

 

 シロは右手の霊刃刀を中段に構え。

 

「真・魔狼剣奥義!終ノ型!絶・天狼抜刀斬!」

 

 裂帛の気合で技名を叫び技を繰り出す!

 

 

*****

 

 

「うんうん!なかなかよかったわ!」

 

 そうして。なにやらなんだかをやりきったシロを見つめていたマミが満足そうに頷いた。

 

「拙者かっこよかったでござるか?ござるか?わふー!」

 

 そんなマミの反応にシロは大喜び。尻尾をぶんぶん!と振り、マミに抱き着いて顔を舐める。

 

「えーと。なにやってんの?」

 

 そこに通りかかったタマモが訊ねた。

 

「必殺技の修練でござる!」

「……ひっさつわざ?」

 

 シロの返事を聞いたタマモは目を瞬かせた後。胡散臭げに言葉を漏らす。

 

「あら。もしかして無駄なことだって思うかしら?」

 

 そんなタマモにマミは首を傾げて見やる。

 

「ええとー。無駄というかさ……。そもそも。大声で面と向かって技名を叫ぶとか、馬鹿みたいでしょ?」

「そうね。そう考える人が多いわよね。タマモさん。正直に言ってくれてありがとう」

 

 気まずそうにそう切り出したタマモに、マミは怒ることもなく微笑みかけた。

 

「でもね。フェイバリットを叫ぶことはとても大事なことなのよ」

「フェイ……なに?」

「フェイバリット。必殺技のことよ」

「えええっ……」

 

 及び腰になるタマモをマミは見つめて。

 

「そうね。まずはお茶の準備をしましょうか」

 

 そう宣言するのだった!

 

 

*****

 

 

「まず」

 

 お茶とお菓子が並ぶテーブルを前に座るシロとタマモを見つめながらマミは口を開いた。そうして女子会ならぬマミ先輩の必殺技講座が始まったのだった。

 

「私のフェイバリット『ティロフィナーレ』は大火力で射撃攻撃する技なのだけど。いくつもの工程を必要とするの。リボンを素材に大きな銃身の生成。弾丸にあたる高エネルギー付与。それを標的に向かって解放、射出……」

 

 マミは顔の横で立てた指を揺らしながら、つらつらと工程をあげていく。

 

「このいくつもの魔術的工程をいちいちするのはとても大変だわ。そこでその一連の行動を自分の中で『一つの行動』としてパッケージ化するの。それにより発動するための動作の安定化や発動時間の短縮を狙ってのことなのよ」

 

 真剣に耳を傾けるタマモとなんだかわかったような顔で頷くシロ。

 

「そしてこの一つの行動を、私は『ティロフィナーレ』と名付けたの。イタリア語で『とどめの最終砲撃』という意味なのだけれど。私の敵を絶対斃したいという強い願いを込めてのものよ。

『名は体を表す』。全てのものは名を得ることで存在が定義されるという『真名』の名付けの効果を利用しているの。私がそう名付けることによってその行動は『ティロフィナーレ』になったのよ!」

 

 ティーカップを手に取り少し冷めたダージリンを口に含みつつ、マミは続ける。

 

「そしてもちろん大きな声でその技名を叫ぶことにも意味はあるわ。声に出すことによって言葉は力を宿すという『言霊』の効果を利用しているの。名を呼ぶことによって自分に。相手に。世界に。自分の放つ技が必殺技だと宣言することによって、必殺技としての力を確かなものとするの」

 

 マミは目を瞬かせる二人を見つめ。

 

「つまり『必殺技を叫ぶ』ことは。『命名』と『言霊』。これを利用した魔術的技術なのよ。かっこいいからやっているとかではなく。ね?」

 

 そう説明を終えたのだった。

 

「うーん。つまり『呪文』と『儀式』ってこと?」

「そういったほうが、わかりやすかったかしら?」

 

 早々に理解を放棄してお菓子を頬張るシロの横で、そう答えるタマモにマミは微笑みながら答える。

 

「でもー。わざわざ呪文を唱えるのは無駄が多いのでしょ?」

 

 タマモは最近愛読しているなろう系『無詠唱』至上理論を思いつつ問いかけた。

 

「それはそうね。呪文・儀式・呪具……。これらは術を発動させるため、強化するための補助的な行為よ。そんな補助が必要ないなら用のないものでしょう?」

「え?」

 

 あっさり認めるマミにタマモは目を瞬かせる。

 

「そういうお話しの人物は特別に突出した能力があったり、産まれた頃から長い修練をしたりというとびきりのアドバンテージがあったのではない?うらやましい限りだわ……」

「?」

 

 タマモは不思議顔で言葉を詰まらせ視線を下げたマミを見つめた。

  

「……ある日突然魔法少女になった私にはそんな特別なものはなくて。だから。あらゆる手段を試すしかなかったの」

 

 マミの固有魔法であるリボン生成。お世辞にいっても強力なものではなく……。

 だから。生き残るためにあらゆる手段をとったのだ。

 

「生きるために。勝つために。なりふり構ってはいられなかったのよ」

「……」

 

 そんなマミの呟きに、タマモも言葉を失う。

 

「だからね?横島さんもそうだったんじゃないかなって。急に習得した霊能力で生き残るしかない状況で。術の精度を上げるためにそれぞれの技を『必殺技』化させたんじゃないかな。キュウべぇにヒントをもらった私と違って自分一人で思いついてね。それこそ凄い才能だわ!」

「さすが先生でござる!」

「うんうん!」

「ええー」

 

 横島を持ちあげつつ盛り上がる二人にタマモは引いてしまうのだった。

 

「そういうわけで!素敵な技名を叫んで格好よくキメる修練をしましょ!」

「合点承知でござる!」

「ええええ……」

 

 なんだか腑に落ちないタマモをマミは見つめ。

 

「いい?イメージが大事なの。イメージを強くするためにはノリノリでいかなきゃ!ね!」

 

 マミはそうしてとびきりのウィンクで応えた!

 

「それとー。大きなくくりで言えば美神さんの『極楽に行かせてあげる』というキメ台詞だって呪文の範疇かも?」

「ちょっ!」

 

 その思い付きを口にしたマミにタマモが慌てる。

 

「いい?それ絶対いったらだめよ?本当に絶対よ?」

「えっ?はい……」

 

 タマモからの凄まじい圧に、マミは目を瞬かせながら頷くのだった。

 

 

*****

 

 

「マミちゃん。やめて……」

 

 ――後日。そのやり取りを聞いた横島はいたたまれず、血の涙を流しながらゴロゴロと床を転がったという……。

 




 憧れは理解から最も遠い感情だよ。――藍染惣右介。

→ネタにしておきながらマミさん擁護+無詠唱至高主義に物申すSSになっちゃった!
→かなり説明的。稚拙な解説が理解してもらえるのかー超不安!(-_-;)


 ――恒例!謎のオマケコーナー!(壱

U・M「そんなことより!椎名先生がGS関連作品を考案中みたいなことをいいだしたのだって!」

U・M「ねえねえ?言ったでしょ?聞いたでしょ?奇跡があるかもってさ!私がいったでしょー?ウェヒヒー!まあね?まあね!私あらゆる世界の過去と未来が視れるしー?ここだけの話ね?ゆくゆくはネトフリで実写……」

謎のなぎさ「チョップー!」

U・M「ぎゃふ!」

謎のなぎさ「チョップ!チョップなのですー!」

 謎のなぎさはパンチ力なチョップを連続で繰り出し対象の鎮圧を執行する。

――暫し後。目の前に横たわるモノが動かないのを確認してなぎさ(あ、謎の)は小さく頷く。

謎のなぎさ「また。つまらぬものをチョップしてしまったのです……」

END!


*****


 GS美神関連作品!楽しみですねー!
 問題はメインそのままなのか、次世代になるのか。じゃないす?
 そのままなら安心安定な展開だろうけれど。
 次世代にするならー最大問題である『横島の相手(ルシオラの母?)』の公式解答になるというー!
 はたしてどうなるのか?楽しみですね!


*****

 
 ――謎のおまけコーナー(弐!

謎のおキヌ「『まどかマギカ Magia Exedra』いりませんか……?『まどかマギカ Magia Exedra』登録してください~~!!」

 みすぼらしい恰好の謎のおキヌが冬の夜。街中で声を上げていた。

謎のおキヌ「今日中になんとかしないと一家心中なんです~~~~!!」

 すると。サングラスをかけた人物が人混みから前に出る!

謎の横島「かわいそうに!!見ちゃいられんねーぜっ!!」

謎の横島「不景気にはちがいねーが、放っとけねーよな?みんなッ!!『まどかマギカ Magia Exedra』に登録してくんな!!俺はもう登録してるぜっ!!」
 
謎の横島「いいかい?戦闘は長くてクソつまらないしガチャもしぶいけれど!本編は勿論『おりこ☆マギカ』『マギア☆レコード』『まどかマギカseane0』『まどか☆マギカ[魔獣編]』にくわえてついに実装!マギドラオリジナルストーリーが楽しめるんだぜっ?それに今ならハーフアニバーサリー真っ最中!限定リボンほむらガチャが引けたりするという!」

謎の横島「そしてさらに今なら!おともだち登録キャンペーン!
 ①ゲーム起動しホーム右上メニューを開き
 ②友達招待ボタンを選択
 ③ID「76043111646J」入力してプレイ
 これでなにやらお得な報酬がもらえるってことさ!!10・31までだから急いでくれよなっ!!」

謎の横島「俺はもう速攻登録したぜ?あんたもホラッ!!けちくせぇ!!さっさと登録してくれよ!!」

謎の美神「やかましいッ!」

 その反社会的風なあからさまに怪しい人物を美神は蹴り飛ばしたのだった!(END!


****


※追記!結果報告!

 冗談半分の誘導でしたけどー。
 結果的には0でした!(しょぼーん…)


****


――謎のおまけコーナー(参!


 謎の白髪「やっほー!お疲れサマンサ!最強の俺らの続きを楽しみにしてた君!ごめんよ☆!」

 謎の細目「思いのほかシーズン0が面白くて。いまさら混ぜ込めないかな?とか無駄におもっているみたいだよ」

 謎の白髪「ははっ!その言い訳、ムラサキじゃん?」

 謎の細目「そのココロは?」

 謎の白髪「『無量空処』に立てこもり、エタり一直線だろって!あははh……」

 謎の細目「…………」

 (それ。これっぽっちもうまいこといってないよ)

 謎の細目はそう思いつつ、つっこみフォローをせず、意地悪く見つめていたのだった!

 ギャフンEND!
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