ガンダムビルドダイバーズ:Finder   作:ミストラル0

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前回の③から少し期間が空いてしまいましたが、読んでた二次が完結したので初投稿です。


GBNサマーフェス④ (修正版)

ナツキとスカロプの二人と別れたグレイ達三人は出場する海中宝探しの為にビーチの出場者集合場所へとやってきた。

 

「そろそろだな」

 

『これより今年のメインイベント!海中宝探しのルール説明を開始します!』

 

司会者から説明されたルールは以下の通りである。

①海中のオブジェクトに偽装されているデータを入手して制限時間終了まで所持していた1つを獲得できる。所持していられるのは1つまでで、新しく入手したい場合は既に持っているデータをその場にドロップする必要がある。

②海中はフリーバトルモードになっており戦闘が可能。倒されるとビーチに即座にリスボーンするが、入手したデータはその場にドロップしてしまう。

③制限時間終了までリスボーンで戻る以外にビーチには戻れず、どうしてもという場合はリタイアすれば可能。その場合はデータは獲得できない。

④海中には運営が放ったNPDもおり、そのNPDがデータを所持していることもある。

⑤その他悪質な行動があればガードフレームも待機しているので取り締まられます。

 

「こういうのだとNPDがレアデータ持ってそうだよな」

 

「と、思わせて思いっきり目立つ場所にあるオブジェクトがレアという線も無きにしもあらずでござるな」

 

「開始地点はランダム転送みたい。でも、深い深度に対応していない機体にも考慮して比較的浅いエリアからスタートになるみたいだ」

 

「とりあえずは可能であれば集合してから探索するでござるよ」

 

「厄介なやつに絡まれないようにな」

 

「その可能性が一番高いのはラスターな気がする」

 

「でござるな」

 

「やめろよ………本気で不安になってきたんだが」

 

『それでは海中宝探しスタートです!』

 

司会者のその言葉と共にビーチに集められたダイバー達はそれぞれランダムに転送されていくのであった。

 

***

 

「とりあえず位置を把握しないとな」

 

転送されたグレイはサダルスードGで広域サーチをしながらラスターとシラヌイとの合流を目指す事に。

今回グレイが使用しているのはガンダムサダルスードFを改造したサダルスードG。

00Pや00Fにて水中での活動描写のあるサダルスードはグレイの所持するガンプラでも珍しい戦闘タイプに属する機体で、ダイバーランクをCまで上げるのにはこの機体を使用していた。

 

「それにしてもこのフィールドも手が込んでるなぁ」

 

グレイが跳ばされた場所には海中神殿のような建造物の痕跡等が見受けられ、このサマーフェスの為に作られたフィールドだというのに一切の妥協の無いグラフィックに関心し、つい持ち込んだガンカメラで辺りを撮影し始めてしまう。

 

「おっと、いかんいかん、今日は宝探しに来たんだった」

 

撮影を始めてから十分程経過したところでグレイはハッと本来の目的を思い出して再び周囲のサーチを行う。

 

「流石に近くにはいないか………」

 

探しに動こうかとも思ったが、下にある海底神殿に何かありそうな気がしてグレイはサダルスードGを神殿へと向かわせた。

すると、別方向から水中装備のレオパルドと水中型ドータップを改造したと思われる機体がやってる。

 

『おっ?アンタもこの神殿が狙いかい?』

 

そう話し掛けてきたのはレオパルドに乗るねじり鉢巻に上はタンクトップ一枚の筋肉隆々のダイバールックをした海の男を体現したかのような濃いダイバーだ。

 

「ええ、このイベントの為に用意されたフィールドでこんな場所があれば調べて下さいと言っているようなものですよね?」

 

『ちげぇねぇ………ところで相談なんだが、俺達と一緒に探索してみねぇか?見たところ連れと合流は難しそうなんだろ?お宝は見つけたもんの物でこの探索が終わるまでは横取りも禁止ってことで』

 

「それは俺としても助かりますが………いいんですか?」

 

『ああ、俺達は何とかメンバーは集まれたが偵察役向きの機体が無くてな………兄ちゃんのサダルスードならそういうの向いてるだろ?』

 

「そうですね。これだけ大きな神殿となるとNPDも仕込んでそうですし、お願いします」

 

『おう!俺はフォース・GBNバルチャー同盟のリーダーをしてるバルカスってんだ、よろしくな!』

 

バルカスと名乗ったダイバーは見た目通り海の男のような豪快な性格をしているようだ。

 

「俺はグレイ。GBNでカメラマンやってます」

 

『あ〜、兄ちゃんがあの騒ぎのカメラマンか!?』

 

『クオンちゃんが絶叫してたあの………』

 

対してグレイが名乗るとバルカス達はグレイが例の騒ぎのカメラマンだと知り驚いていた。

 

「お恥ずかしながらシラヌイさんにしてやられまして」

 

『やっぱシラヌイか………流石NINJA、汚い』

 

という訳でグレイとバルカス達は海底神殿の探索を始めるのであった。

 

***

 

一方で、そのシラヌイはというと………

 

『見つけたぞ!抜け駆けNINJAだ!』

 

『おのれ!クオンちゃんにあんな絶叫をさせおってからに!羨ましいぞ!』

 

『いつもいつもお前ばっかり!』

 

『他にもクオンちゃんが写った写真を持っているかもしれない!捕まえて公開させるぞ!』

 

『『おお!』』

 

「フハハハ!そんな簡単には捕まらないでござるよ!」

 

シラヌイの所業を抜け駆けとして一致団結した亡者達に追われていた。

 

『ええい!ちょこまかと!』

 

「拙者は忍者にござるからな、ちょこまかして当然でござるよ」

 

シラヌイのガンプラである不知火ガンダムはアカツキガンダムの改造機で、光沢のあるヤタノカガミコーティングを落としてからツヤ消しダークグレーにカラーリングし直した機体を忍パルスガンダムのレプリカキット等で忍者風にカスタムしたガンプラである。

アカツキガンダムをベースにしているのでストライカーシステムにも対応しており、今回は鮫をモチーフにした水中対応型のストライカー【深斬】を装備した深斬不知火ガンダムという形態である。

この装備はスケイルシステムとハイドロ推進システムを搭載したストライカー本体に左腕部に装着した鮫の頭部を模したシールドクローやフィンブレードを装備しており、不知火ガンダムが持つとある特殊システムと合わさる事で水中でも恐ろしい機動力と接近戦能力を有する。

 

「水遁・潮流し」

 

腰にマウントしていた複数本の巻物のようなものの一つである青色の巻物を口に加えさせると不知火ガンダムの無色透明だった各所のクリアパーツが青色に染まり、まるで潮の流れを操ったかのように亡者達のガンプラを押し流していく。

そう、不知火ガンダムの特殊システムとは複数本の巻物によって属性の付与や忍術のようなスキルを使用可能にするというもので、とあるシリーズもののミッションを全てクリアして巻物を集め、全て揃えた時に受注可能となる隠しミッションをクリアする事でようやく手に入るプラグインを搭載すると使用可能になる。

巻物はそれぞれのミッションで最高ランクを取らないと入手出来ず、プラグインも同じ条件となるせいか入手方法が明らかになっているのにも関わらず、獲得したダイバーが極少数しか存在しない。

何故シラヌイがそんなものを持っているかというと、そのミッションを発見したのが何を隠そうこのシラヌイなのだ。

 

『くっ!相変わらず厄介な!』

 

残った亡者は白いフォビドゥンヴォーテックス、アビスインパルス、F90M、ガンダムMark.Vの水中仕様改造機、ケンプファーアメイジングのレプリカに水中用パーツを付けて改造したような機体だけで、他の機体は先程の海流に呑まれて流されてしまったかビーチにリスボーンされてしまったようだ。

 

「グレイ殿との合流は遅れてしまいそうでござるが、この連中を引き連れていく訳にはいかんでござるからな………手早く片付けさせてもらうでござるよ!」

 

『そう簡単に勝てると思うなよ!』

 

こうして亡者達の宝探しそっちのけの戦いは続く。

 

***

 

残るラスターはというと………

 

『その肩の白十字!万事屋か!』

 

「その声に大音量のJAZZはイオンのやつかよ!」

 

グレイ達の予想通り面倒なダイバーに絡まれていた。

彼女の名はイオン・フレミング。

名前から分かるようにイオ・フレミングのファンであり、アトラスガンダムをほぼスクラッチというレベルに造り込み直し、それにフルアーマー化を施したパーフェクトアトラスガンダムを使うダイバーで、水中でも使用可能にしたレールガン等とんでもないビルド狂いにしてヴァルガの沿岸部や海中を縄張りとして活動しているヴァルガ民でもある。

ヴァルガ民にしては珍しい逃げ隠れをしないタイプの好戦的ダイバーでもある。

しかし、このハイテンションなイオムーブは戦闘中………というか機体に搭乗している時だけで普段は別人かと思うくらい大人しい性格だったりする。

ラスターとはそこそこ付き合いのあるダイバーでもあり、ナツキに話したヴィオレのヴァルガ生き残り配信のコラボ相手だった人物こそこのイオンだったりする。

 

『ここで会ったが百年目!』

 

「今日はお前の相手をしてる暇はねぇんだよ!」

 

『知るか!ここは既に私のテリトリーだ!』

 

『JAZZだ!ビルド狂いのアトラスがいるぞ!』

 

『あっちは万事屋じゃねぇか!』

 

「だからこいつの相手は嫌なんだよ!」

 

そう、このイオンというダイバーはイオリスペクトなのか常にJAZZを外部スピーカーで垂れ流しにしており、海辺でJAZZが聞こえたら彼女の現れた証とまで言われている。

 

「チッ!よりにもよってコイツ(フォルネウス)で来た時にコイツに見つかるとかついてねぇ!」

 

ラスターの使うガンダムフォルネウスはガンダムエアマスターをベースに改造してガンダムフレーム搭載した水中仕様のガンプラで、多少ガンダムアシュタロンの要素も加えられているが、武装はガンダムフレーム機とあって実弾・物理メインとなっており、ナノラミネートコーティングを持つものの、相手は完全再現されたPS装甲だろうと当たれば衝撃で吹っ飛ばすとまで言われた魔改造レールガンを使うビルド狂いのパーフェクトアトラスガンダム。

レールガンは水中で威力減衰や浸水による漏電を起こさないように細かに、弾丸までフルスクラッチで作成されたと噂のもの。

下手をすればダインスレイヴに匹敵する威力を持つらしい。

ガンダムフレームにダインスレイヴは天敵と言って良いレベルで相性が悪く、ラスターが舌打ちしたのはそれが理由であった。

 

「あのレールガンを撃たせない為にはやっぱ接近するしかねぇか!」

 

そして、覚悟を決めたラスターはイオンのパーフェクトアトラスガンダムへと向かって行くのであった。




今回は海中宝探しの三人それぞれの様子でした。
海中宝探しは2、3話ぐらいで片付けて修正版を終わらせて早く元の本編の続きに戻りたいものです。


オリキャラ紹介


バルカス

GBNバルチャー同盟というフォースを率いる海の男を体現したかのようなダイバールックの男。
GBNでバルチャー活動をしているダイバー達のまとめ役のような男で、似た活動をしているジャンク屋ギルドを模したフォースとアライアンスを締結しているらしい。
乗機はガンダムレオパルド水中型を改造したガンダムレオパルドアンカーといい、ガンダムグレモリーのアンカーの本来の形状にチェーンを装着して改造したビッグチェーンアンカーをぶん回したり、実弾仕様に改造したビームシリンダー改めてガトリングシリンダーを装備している。


イオン・フレミング

イオ・フレミングに憧れてなりきりダイバーをしている女子ダイバーで【女イオ】とも呼ばれている。
ビルド狂い勢でもあり、内部フレームまで造り込んだアトラスガンダムにオリジナル要素としてアトラスと同じカラーのフルアーマー化を施したパーフェクトアトラスガンダムを操る。
宇宙用にはフルアーマーガンダム(TB)の改造機が存在するとか………
前回の話に出たヴィオレをラスターの射線上に誘導してさっさとコラボ配信を終わらせたのも彼女。
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