何とも無いカルデアのぐだぐだで不毛な話。

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頭に浮かんだぐだぐだな会話です。


カルデアマスターの不毛な話

「今日世界は終わるんじゃないだろうか」

 

「急にどうしたマスター⁉︎」

 

 

汎人類史最後のマスターである青年に勢いのあるツッコミを入れたのは赤い外套の弓兵、エミヤである。ここはノウム・カルデアの食堂の中で少し奥まった場所にある、カウンター席…もといバー。

普段から本来過剰とも言えるレベルのコミュニケーション能力を求められるマスターである彼は、食堂を利用している人が少なかったり疲れていたりする時にこのバーをよく利用する。そんな彼をもてなす為に手の空いた料理鯖の内の誰かがバーに立つのだが、今日はエミヤであったようだ。

 

 

「…また何かあったのかね?」

 

「寧ろ逆。今日は何の騒ぎややらかしも無かったからさ…こんなのオルレアンとかセプテムの頃以来だし」

 

「…ああ、そういう事か…」

 

 

このカルデアという施設には数多くのサーヴァント達が召喚されているのだが、人数が増えれば増える程に過去の因縁だったり小さな喧嘩(尚鯖基準)といったいざこざが増えた。今でこそ問題になるような規模の事はそうそう起きないが、それでも何かしらあったりするのがカルデアである。

ちなみに、そこら辺のマスターのいない場で起きた揉め事等は今すぐマスターの令呪が必要なら誰かしらが呼びにくるが、「マスターがいなくても解決した揉め事」は情報を纏めたアサシンの誰かが昼食前と就寝前に報告に来る。

…尚、これでもアサシン達が幾らか報告を省いている。勿論、報告する必要は無い、と言い切れるものではあるが。

 

 

「ま、そう言ってももう滅んでるような状態なんだけどさ」

 

「(コメントしづらい…)」

 

「そんなことは置いといて、さ。今でも思うけど…」

 

「?」

 

「一目ハデス神を見て見たかったなぁ〜って…」

 

「確か既に倒されていたんだったか…私としてはゼウス戦の地獄絵図の方が印象に残っているな…」

 

「まあアレはしょうがないと思うけど」

 

 

対ゼウスでのエルキドゥとカルナ(対神ランサー)そしてノッブの暴れっぷりは最早形容出来ないものであった。

その上で『オリュンポスをぶっ潰す』という意味での嫌がらせとしてアヴィケブロンが宝具を使ったモノだからさあ大変。魔力リソースとしても上質だった砕けた建造物等を材料にし、オリュンポスをじわじわと塗り潰した。

更にどれだけ塗り潰してもあまりに広すぎるロムルスのローマ解釈で『楽園』諸共ローマ化し、まだギリシャ神としての側面が残っていたゼウスは加速度的に弱体化。アレスもといマルスは逆に強化されていき、無理矢理振り払おうとすれば天の鎖で雁字搦め。絶滅の一刺しが鼻っ面に直撃し、顔面の穴という穴を狙っての散々世界ではなく三千世界の一斉射撃。最終的にアダムがデカい顔面をプロレス技の要領で投げ、地面に逆さまにぶっ刺さったもはや哀れな様のゼウスをマルスが逆唐竹割りを決め、数秒の間完全に機能を停止した隙にブラックバレルを叩き込み、ゼウスを討伐した。

 

 

「まともに撃ち合うより相性ゲーになるとどうもね」

 

「カタログスペックより概念の方が強いからな」

 

「あと単に異聞帯の王が神性持ち多いし。話戻すんだけどさ」

 

「ハデス神の話かね?」

 

「それもそうなんだけどギリシャは下半神が多すぎ「そこまでにしておいた方がいいぞマスター…」

 

 

古今東西、いついかなる場でもデリケートな話題はトラブルの種である。そんな種の気配を察してエミヤは止めた。

 

 

「…今日はそろそろ休むかな」

 

「明日の朝食のメニューは何が良いかね?」

 

「おにぎりが良いな」

 

「了解した。良い夢を、マスター」

 

「おやすみなさーい」

 

 

こうして汎人類史のマスターの1日は終わる。翌日もまた、周回の日々が待っている。


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