ポケットモンスター蟲【本編完結】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。もう終盤も終盤です。正直熱意をバイオの方に大部分使ってるのですが、ノンストップで最後まで駆け抜ける所存。

今回はダフネVSキバナ決着。楽しんでいただけたら幸いです。


VSフライゴン

 メガガブリアスを撃破。ついでにギガイアスも撃破。残るはフライゴンとキョダイマックス要員のジュラルドンだ。こちらはアブリボンがやられたものの、アブリボンのおかげで体力が全快近いメガヘラクロスと、控えのクワガノンとグソクムシャが残っている。さらに天気もすなあらしが終わって、静けさを取り戻している。全ての運が私に向いて来ている。この勝機を失わないようにしないと。

 

 

「ちい!ジュラルドン、フライゴン!」

 

「ヘラクロス、戻って!クワガノン、グソクムシャ!」

 

 

 メガヘラクロスは切札だ。厄介なメガガブリアスを倒したという仕事は果たしたのだから、温存するに限る。フライゴンはグソクムシャで、ジュラルドンはクワガノンでどうにかしよう。

 

 

「荒れ狂えよ!俺のパートナー!スタジアムごと奴を吹き飛ばす!キョダイマックスだ、ジュラルドン!」

 

 

 ジュラルドンをボールに戻し、ダイマックスバンドから溢れるエネルギーで巨大化させたボールをスマホロトムで自撮りしながら荒々しく投擲。まるでビルかタワーのようなキョダイジュラルドンがフィールドに出現する。それに対して私は、何もせず構えた。

 

 

「ほう。この俺のパートナーの全力を、ダイマックスもなしに受けようってのか?」

 

「…ダイマックスは、しません!」

 

「面白え!耐えれるもんなら耐えてみやがれ!蟲ポケモン使いなら、この程度の巨城なんてあっさりと越えて、俺に底力ってもんを見せてみろ!クワガノンにダイロック!グソクムシャにかみなりパンチだ!」

 

 

 キョダイジュラルドンが手をかざした前方に聳え立ち、クワガノンに向けて倒れてくる巨大な岩盤。その下を高速で羽ばたきながら雷を帯びた拳を構えて迫るフライゴン。まずは凌ぐ。迎撃する。それからだ。

 

 

「クワガノン、あなをほる!グソクムシャ、であいがしら!」

 

 

 あなをほるでダイロックを回避し、グソクムシャの音速の一撃がフライゴンの顔面をとらえて殴り飛ばす。であいがしらはねこだましには負けるが、ほとんどの技に対してあとだしでも先制できる(・・・・・・・・・・・)。フライゴンがどんなに速く攻撃を繰り出してこようが関係ない。基本的に一つの試合に一発しか撃てないのが難点だが、かふんだんごといい、であいがしらといい、蟲ポケモンの専用技は強力無比なものばかりなのだ。

 

 

「なに!?」

 

「そのままアクアブレイクです!」

 

「もう一発かみなりパンチ!ジュラルドンはダイロックだ!」

 

 

 であいがしらで殴り飛ばされたフライゴンに追いつき、水を纏った一撃を叩き込む。効果抜群とまではいかないが、等倍で強力な一撃は効いたようで怯ませてかみなりパンチを打たせない。さらに、地面に潜っていたクワガノンがキョダイジュラルドンの前方から飛び出てあなをほるを炸裂させる。こうかはばつぐんだ。だが大ダメージは与えても怯ませることはできず、返しのダイロックの直撃を受けてしまう。炸裂したことですなあらしも発生、見通しが悪くなり音も聞き取りづらくなる。

 

 

「すなあらしだぜ!荒れ狂えよ、吹き荒れろ!」

 

 

 これもこうかはばつぐんだがタイプ一致は入ってないので何とか持ちこたえる。あと一発はあなをほるかダイビングで避ければジュラルドンのキョダイマックスが終わるが、問題はその後でしょうか。このすなあらしで自由に活動できるいわ・じめん・はがねポケモンがいないため、相手の独壇場になってしまう。ごり押しでどうにかできればいいんですが。とりあえず相手の出方を窺うか。

 

 

「クワガノン、ジュラルドンにあなをほる!グソクムシャはダイビング!」

 

「フライゴンはワイドブレイカー、ジュラルドンはグソクムシャにダイロックだ!…なにぃ!?」

 

 

 キバナさんと全く同時に指示をする。クワガノン、グソクムシャ同時に穴を掘り、みずたまりに潜水することでダイロックを確実に回避する。馬鹿正直にクワガノンに撃ってくることはないだろうとは思ってたので、安全策でどっちも回避させた。やはり緊急回避できる技は強い。三回目の技を撃ち、キョダイマックスが解かれて元の姿に戻るジュラルドンと、技が空振りで滞空するしかないフライゴンに、地中と水中からの攻撃が炸裂。その体勢を崩させる。ジュラルドンにはこうかばつぐんだ。

 

 

「クワガノンはジュラルドンにねばねばネット!グソクムシャ、フライゴンにアクアブレイク!」

 

「フライゴン、グソクムシャにかみなりパンチ!ジュラルドンはクワガノンにストーンエッジ!」

 

 

 ジュラルドンの放って来た岩石の散弾を宙返りで避けながらねばねばネットを放ち、その足を地面に引っ付けて拘束し身動きを取れなくするクワガノン。アクアブレイクとかみなりパンチを真正面からぶつけてフライゴンに殴り飛ばされるグソクムシャ。体力が半分を切ってグソクムシャは戻ってきて、強制的にメガヘラクロスが繰り出された。むしろ好都合だ。

 

 

「フライゴン、はがねのつばさでねばねばネットを断ち切れ!ジュラルドンはストーンエッジ!」

 

「ヘラクロス、ストーンエッジをメガホーンで弾いて!クワガノンはフライゴンにねばねばネット!」

 

 

 ジュラルドンは動けないと使えない技ばかりなのか、早急に拘束を解こうとするキバナさん。メガヘラクロスでストーンエッジを防ぎつつ、ジュラルドンの拘束を外そうとするフライゴンの顔にねばねばネットを吹きかけて拘束、小さな手で何とかねばねばネットを外そうともがくフライゴンを糸につないだまま上空に引っ張り上げるクワガノン。二体を地上と上空に分断することに成功する。

 

 

「クワガノン、むしのさざめき!フライゴンを地上に寄せ付けないで!」

 

「フライゴン!そんな蟲、とっとと倒して戻ってこい!はがねのつばさ!」

 

 

 ある程度上空まで舞い上がってから糸を顎鋏で切断して対空するクワガノンと、頭をブルブル震わせてネットを取り払い怒りのままに突撃するフライゴン。クワガノンは衝撃波を放ちながら空を舞い、フライゴンは鋼と化した翼でクワガノンの顎鋏と激突。フライゴンは確か目元をガードする赤い膜があるから視界は良好、すなあらしで視界が悪い分、クワガノンが不利か。

 

 

「空ばかりかまけててもよろしいのですか?身動きが取れなくても容赦はしませんよ!ヘラクロス、インファイト!」

 

「近づいてくれるなら助かるぜ!ジュラルドン、アイアンヘッドで迎撃だ!」

 

「直前で止まってから攻撃です!」

 

 

 空中大決戦とは別に、地上でも激突せんとする互いのパートナー。インファイトを容易に当てずに、アイアンヘッドが届かない絶妙な距離で突き出した両手から蒸気を噴出して急ブレーキ。身動きが取れないため踏み込めず、盛大に空ぶったジュラルドンに一拍おいてから拳の連撃を叩き込むメガヘラクロス。身動きが取れないところにラッシュを叩き込むのはこう、なんか…悪いことをやってる気分になる。そして、アイアンヘッドを悉く避けられたジュラルドンはついに沈黙、戦闘不能となった。

 

 

「クワガノン、フライゴンの首を挟んでむしのさざめきしながら急降下です!」

 

「意地でも離れろ!ワイドブレイカー!」

 

 

 空を見ると拮抗していたので、指示してフライゴンの首を顎鋏で挟み込み急降下させて反撃の余地も残さず決着をつけんとするが、さすがはジムリーダーのポケモン。必死に尻尾を振るってクワガノンの胴体を叩き、無理やり拘束を外してクワガノンを地上に叩き飛ばし、空に逃れた。落下スピードそのままに地面に激突したクワガノンは戦闘不能となる。だけど、射程圏内です。

 

 

「ヘラクロス、タネマシンガン!」

 

 

 すなあらし越しでも地上から狙える高度に降りてきたフライゴンに、両腕とも空に向けたメガヘラクロスの放った無数の弾丸がフライゴンの全身を撃ち抜き、戦闘不能。終わったと認識した途端、一気に疲れがやってきてその場にへたり込む。ダイマックスを使わずに勝利したからか、大歓声が上がった。少しは、強くなれたでしょうか…。




最後の対決はゴジラFWのゴジラVSモンスターXの地上戦とモスラVSガイガンの空中戦がモデルだったり。すてみの一撃と対空射撃は強い。

・ダフネ
ダイマックスを使わずに最強のジムリーダーを倒す快挙を成し遂げた主人公。決して真正面から戦わず、搦め手で実力の差を埋める戦法を完全に物にした。

・キバナ
まさかあなをほるとダイビングを覚えているとは思わずダイマックスを半ば無駄にしたジムリーダー。ジュラルドンが接近戦用の技ばかりだったせいでろくに反撃が出来なかったことが敗因。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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