ポケットモンスター蟲【本編完結】   作:放仮ごdz

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どうも、放仮ごです。VSレジギガス最終戦になります。前回は登場しなかったあのポケモンもあのポケモンの登場。最強のポケモン、レジギガスに主人公達はどう挑む?楽しんでいただけると幸いです。



VSゲンシカイオーガ

 一方その頃。シュートスタジアム。ポケモンレンジャーたちが数多くのプラズマ団したっぱを殲滅していく中で、ダークトリニティと伝説の三剣士と対峙するのは伝説の男、レッド。サタリアが助力しようとするが、無言の圧で参戦することは叶わなかった。

 

 

「「「せいなるつるぎ!」」」

 

「ピカチュウ。10まんボルト。リザードン。かえんほうしゃ。カメックス。ロケットずつき」

 

 

 三剣士の斬撃を、ピカチュウとメガリザードンXは避けて、カメックスはレッドを守るように甲羅に籠り防御。そのままロケットの様な勢いの頭突きを繰り出し、電撃と炎と共に襲い、撃沈させた。

 

 

「ここまでとは…」

 

「さすがは伝説の男…」

 

「無念…」

 

 

 崩れ落ちたダークトリニティを一瞥し、無言でピカチュウとカメックスを戻してメガリザードンXに乗ってどこかに飛び去って行き、プリメラたちは慌ててダークトリニティを拘束するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、対レジギガス防衛戦線では。

 

 

「しょうがない、カイオーガ!」

 

「アグノム、ユクシー、エムリット!」

 

「ミュウツー!」

 

「フェローチェ、テッカグヤ、アクジキング!」

 

「デンリュウ!」

 

「ルカリオ!」

 

 

 まだ伝説・幻のポケモンを持っているユウキ、ヒカリ、セレナ、ミヅキが繰り出してレジギガスに戦いを挑み、残るヒビキとメイは比較的強力なポケモンでサポートする。カイオーガが出現したことで暗雲が立ち込めて雨が降り、カイオーガ・テッカグヤ・アクジキングと組み合うレジギガス。三人がかりで湖まで押しこめられたが、テッカグヤの頭を掴んで引き摺り下ろしてアクジキングの頭頂部にテッカグヤの重量級ボディを叩きつけてフォーメーションを崩すと拳を握ってカイオーガにパンチ。殴り飛ばしてしまう。

 

 

「アグノム、ユクシー、エムリット!三体揃ってサイコキネシス!」

 

「ミュウツー、サイコキネシス!」

 

「デンリュウ、かみなりだ!」

 

 

 ならばとエスパータイプ四体が念動力でレジギガスの動きを止めようと試みるも、四体がかりのサイコキネシスさえ力づくで破られ、かみなりは意にも介さず、ユクシーが握り潰されてしまう。そのままアグノムとエムリットにも手を伸ばすレジギガス。

 

 

「ルカリオ、はっけい!」

 

「メガシンカ!サイコブレイク!」

 

 

 伸ばされた手を、メイの指示を受けたルカリオがはっけいで弾き飛ばし、セレナのメガリングと同調しメガシンカを果たしたメガミュウツーYが無数に周囲に展開した念波の弾丸でレジギガスの全身を撃ち抜く。だがしかし、レジギガスは止まらず逃げようとしたアグノムとエムリットの尻尾をむんずと掴むと振り回し、デンリュウとルカリオに叩きつけて共に戦闘不能にしてしまう。メガミュウツーYにも手は伸びて、慌てて逃れるとそこに横から突撃してくる青く輝く大きな影があった。

 

 

「ゲンシカイキだ!カイオーガ!」

 

 

 太古の姿へ戻るゲンシカイキを果たしたゲンシカイオーガがレジギガスと真正面から組み合って、特性のはじまりのうみによるつよいあめが大きくレジギガスを打ち付けてその体力を奪っていく。だがそれは他のポケモンやトレーナー、ゲンシカイオーガを操るユウキも同様で、もはやゲンシカイオーガとレジギガスの一騎打ちだった。

 

 

「このまま長引くとガラルが沈んでしまう…一気に決めるぞ!こんげんのはどう!」

 

 

 組み合ったまま、滝の様に降り注ぐ雨水を集束させて巨大な水の塊を形成、強大な水流を解き放つゲンシカイオーガ。レジギガスはその威力に押し流され、湖の真ん中にある小さな島、キバ湖の瞳に上陸させられた。すると気に入らなかったのか、天高く跳躍するレジギガス。ヘビーボンバーだ。

 

 

「もう一発!こんげんのはどう!」

 

 

 上空に向けて強大な水流を解き放つゲンシカイオーガ。するとレジギガスは左手を突き出すと水流をにぎりつぶし、右腕を振り上げるとアームハンマーを空中で発動し、ヘビーボンバー+アームハンマーというとんでも技をゲンシカイオーガの脳天に炸裂。凄まじい衝撃波が発生してユウキ達は軽く吹き飛ばされ、ゲンシカイオーガは撃沈した。ユウキにボールに戻されると暗雲が晴れて行き太陽が顔を出す。虹の下でレジギガスは勝利の咆哮を上げた。

 

 

「ミュウツー、スプーンで攻撃!サイコカッター!」

 

「フェローチェ、とびひざげり!テッカグヤ、そらをとぶ!アクジキング、ドラゴンダイブ!」

 

 

 セレナの指示でメガミュウツーYの手にした念動力が実体化した武器「スプーン」から放たれる斬撃をアームハンマーで薙ぎ払い、フェローチェの蹴りを受け止めた上でその華奢な体をにぎりつぶし、空に飛び上がったテッカグヤはヘビーボンバーで地上まで押し付けて叩き潰し、アクジキングの全身を使った体当たりもギガインパクトで吹き飛ばす。無事なのはもはやメガミュウツーYだけだ。

 

 

「ミュウツー、サイコブレイクからのサイコカッター!」

 

 

 再び周囲に念波の弾を形成されるのを見るなり、突進してメガミュウツーYの華奢な身体を掴んでにぎりつぶすレジギガス。主人公達の誇る伝説・幻ポケモン全滅である。ミヅキに至ってはジュナイパーしか残っていない。

 

 

「くっそ…バクフーン!トゲキッス!マリルリ!ヘラクロス!」

 

「ジュカイン!アゲハント!ボスゴドラ!」

 

「エンペルト!ムクホーク!」

 

「ジャローダ!ドリュウズ!ヒヒダルマ!バルジーナ!」

 

「ゲッコウガ!リザードン!ガチゴラス!ニャオニクス!」

 

「ジュナイパー!」

 

 

 ならばとそれ以外の手持ちで対抗するヒビキ、ユウキ、ヒカリ、メイ、セレナ、ミヅキ。しかし簡単に薙ぎ払われ、レジギガスは敵とさえみなしてないのか、ズンズンとエンジンシティへと進んでいく。それを見て満身創痍の身体で吠えるキバナ。

 

 

「待て!くそっ、どうやったら止まるんだ!?」

 

「とにかく、街に被害を与えなければいいんだよね!?」

 

 

 そう言ったのはミヅキ。もうジュナイパーしか残ってない彼女だがしかし、どうぐの一つであるねらいのまとを取り出し、セレナに渡した。

 

 

「え、なに?」

 

「ニャオニクス、トリックを覚えてない?」

 

「ああ、なるほどね!ニャオニクス、トリック!」

 

 

 自分と相手のもちものを入れ替える技であるトリックが発動し、レジギガスにねらいのまとが持たされる。ニャオニクスの手にはたべのこし。異様なタフさの原因が分かった。だがそれはミヅキの目的ではない。

 

 

「ジュナイパー!かげぬい!」

 

 

 ミヅキの指示で弓矢を放つ様にして狙い、黒いエネルギーの矢でレジギガスの影を射抜くジュナイパー。すると、レジギガスがその場に縫い止められた。前に進もうとして、足が自分の影から動かないことに首を傾げる様に体全体を傾けるレジギガス。それを行ったジュナイパーを狙うレジギガス。岩盤を引っ掴み、それを投げつけることで叩き潰そうとする。

 

 

「全員でジュナイパーを守れ!」

 

 

 ユウキの指示で、ジュナイパーを守らんと飛んでくる岩盤の迎撃に当たるヒビキたち。ジュナイパーがやられればもう止められない。そうわかっているからこその徹底抗戦。しかし岩盤から岩に切り替え、擬似的ないわなだれを放つレジギガス。その質量の前に押し潰されるジュナイパー他ポケモンたち。ヒビキたちも巻き込まれてしまい、ついに全滅してしまう。邪魔者を片付けたレジギガスは満足げに唸りエンジンシティに直行していく。

 

 

「ここまでか…」

 

 

 力の出ない死に体で一部始終を見守り、レジギガスの圧倒的な力に絶望していたモコウは、その手がエンジンシティの壁を破壊しようとするのを見る事しか出来ない。諦めかけた、その時だった。

 

 

「カビゴン。かいりき」

 

 

 シュートシティ方面の空から飛来するメガリザードンXに乗ったレッドが繰り出したカビゴンに行く手を阻まれたばかりか拳の一撃を受けて後退するレジギガス。降りてきたメガリザードンXに手を伸ばすが、その腕に繰り出されちょこまか走り回るポケモンがいた。

 

 

「ピカチュウ。這い回りながらボルテッカー」

 

 

 電撃を纏ったピカチュウがレジギガスの全身を駆け回る。レジギガスは己の身体を走り回るねずみを潰そうと暴れるが、なかなか届かず。全身を電撃に覆われて行き、帯電。

 

 

「ピカチュウ。かみなり」

 

 

 そして頭部に乗ったピカチュウが自信を避雷針にしてかみなりを放ち、直撃したレジギガスは全身に帯電した電気が爆発を起こしたようにスパーク。明るい空なのに夜になったかのように錯覚するとんでもない放電が起こり、黒焦げになったレジギガスは倒れ伏す。

 

 

「…さすがレッド先輩」

 

「とんでもないね…」

 

「「「「うんうん」」」」

 

 

 メガリザードンXの上からその様子を無言で一瞥するレッドに呆けるヒビキとユウキの言葉に頷くヒカリ、メイ、セレナ、ミヅキ。こうして、プラズマ団、そしてグレイの切札であるレジギガスは止められたのだった。




伝説に謳われる最強の男レッド、ここにあり。

・レッド
生きる伝説。手持ちはリザードン、カメックス、フシギバナ、ピカチュウ、カビゴン、エーフィ。主人公ズが向かった後ダークトリニティを一人で相手取って圧倒した。

・ヒビキ
ジョウトのチャンピオン。手持ちはバクフーン、ホウオウ、デンリュウ、トゲキッス、マリルリ、ヘラクロス。メガシンカはしない。レッドに唯一勝った男。

・ユウキ
ホウエンのチャンピオン。手持ちはジュカイン、アゲハント、ボスゴドラ、レックウザ、カイオーガ、デオキシス。ゲンシカイオーガはガラルがヤバいので使うのを渋っていた。

・ヒカリ
シンオウの元チャンピオン。手持ちはエンペルト、ムクホーク、ディアルガ、アグノム、ユクシー、エムリット。

・メイ
イッシュのチャンピオンにして大女優。手持ちはジャローダ、ルカリオ、ドリュウズ、ヒヒダルマ、バルジーナ、ゼクロム。

・セレナ
カロスの元チャンピオンにしてファッションモデル。手持ちはゲッコウガ、リザードン(Y)、ガチゴラス、ニャオニクス♀、イベルタル、ミュウツー(Y)。トリックを覚えさせているなど器用派。

・ミヅキ
アローラのチャンピオン。手持ちはジュナイパー、ソルガレオ、ジガルデ、フェローチェ、テッカグヤ、アクジキング。ムーンのはずなのになぜソルガレオなのかというと、設定が固まってない頃に掲示板で話題を出してしまったせいである。許して。

・キバナ&モコウ
見ていることしかできなかったジムリーダー。他地方のトップクラスの実力を見て奮起する。

・レジギガスLv.100
とくせい:スロースタート
わざ:にぎりつぶす
   ヘビーボンバー
   ギガインパクト
   アームハンマー
もちもの:たべのこし→ねらいのまと
備考:ずぶとい性格。抜け目がない。掌で全ての技を受け止め、握り潰し、叩き潰して跳躍して岩盤を持ち上げたりとやりたい放題の今作最強のポケモン。この世界ではレベル100とはそう簡単には至れない異次元の強さを表す数字であり、最強のトレーナーであるレッドでさえ80前後。正攻法ではまず勝てない。実はアクロママシーンに操られてこそいたものの、捕獲していたのはグレイではなくエーダであり、エーダからボールを奪い取って戻せばそれで勝てていたりする。

次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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