インフィニット・ストラトス~2度目人生で宇宙へ~ 作:とあるP
安定の駄目文ですが暖かい目で見守っていただけると幸いです。
それでは本編どうぞ!
第1話 ようこそIS学園へ
上下左右、自分が浮いているのか沈んでいるのかさえ分からない。そんな中、一筋の光が差し込んでそこには、銀髪碧眼の女神と言っても間違っていない程の美人がいた。
とりあえず、博はその女性にこの現状を聞いてみることにした。
「あの!ここはどこですか?」
<ここは、死後の世界。貴方は亡くなったのですよ>
「へ?」
<ですから、貴方はもう死んでいるんです>
「ええええええ!」
<まぁ、私が間違って殺してしまったんですけどね…>
「ちょっと!どうしてそんな事をしたんですか!」
<違うのよ!私が死後の世界へ送ろうとした人は「神戸博(こうべひろし)であって、貴方じゃあないのよ>
よく言う同姓同名間違えと言う奴である。しかし、それだけで殺された博はたまったもんではない。
「はぁ…「こうべ」と「かんべ」を間違えただけで勝手に殺すなよ…」
<その…その事に関しては反省しているわ>
「それで?僕はこれからどうなるんですか?」
<もう怒っていないの?>
「ここまで来たら怒る気になれませんよ…」
<その…なんていうか。ごめんなさい…>
「神様が謝らないで下さいよ」
<わかったわ。それじゃあ、好きな願い事を4つだけ叶えてあげる。但し、「生き返らせてくれ」は無理だからね>
そう言って、博は神に以下の願い事をした。
・大学時代の頭脳を持つこと
・目を灰色から
・健康な身体であること
そして最後にこんな事を願った
「最後に…僕が生きている間に宇宙に連れて行くこと」
<それだけでいいの?>
「ああ、宇宙に行く事は僕の夢だかだね」
<わかったわ。それで、貴方が転生する世界だけど…『
「IS?知らないな…」
<いずれ嫌と言うほど関わってくるわよ。それじゃあ行くわよ!>
そう言うと周りの世界が明るくなり始めた。博は不安半分、ドキドキ半分と言った気持ちであった。
~女神side~
私
「あら~あの子もう行ったのね」
「何の様かしら?」
「別に~。貴女がへまして死んだ人間がどんな人なのか見に来ただけよ」
「フン…」
いちいち癪に触る言い方をする。それならここに来るなと思った。
しかし、相手も神である故力としては同等かそれ以上にある。そんな彼女が、興味を持つくらいの魅力が正直あるのかこの時は分からなかった。
「で、本当の目的は何よ?」
「だから、さっきから言っているでしょ。さっきの人間がどんな人なのか興味がるだけよ」
「だったら貴女も行けばいいでしょうISの世界に…あそこは女性がほとんどの世界だわ。直ぐに見つかるでしょう」
「そうね。ならそうしようかしら」
「え?」
「何よ?別にいいんでしょ」
「驚いた。そこまで興味があるなんてね」
「ええ、私の美の魅力でメロメロしてあげるわ。早速ゼウス様に行ってくるわね~」
そう言って、彼女アフロディーテは妖艶な肢体を揺らしながらゼウスの元へ向かうのであった。
私も彼が2度目の人生をどう迎えるのか興味があり、アフロディーテ同様にゼウスへ進言するのであった。
~女神side out~
~???side~
僕は目を覚めると、見慣れない天井を見ていた。けど、今度は真っ暗な空間ではなく、外の光が差し込んでいた。近くで鳴く雀の鳴き声。走り去るバイクの音。そして、この部屋に向かってくる足音
「お兄ちゃん~起きて!起きて!起きて~!!」
「…わかった。わかったよ。…おはよう
「えへへへ。おはようお兄ちゃん!」
僕は
なろうとしていると言うと語弊があるかもしれないが本当の事である。そう、僕こそ神戸 博がこの世に転生した姿である。
あの転生してから16年が経った。この16年で大きく変わったことがある。
それはISの台頭である。
正式名称「インフィニット・ストラトス」。科学者
しかし、当初とは別に宇宙進出は一向に進まず、「兵器」へと転用されたが、現在は各国の思惑からアラスカ条約が締結されスポーツへと落ち着いている飛行パワードスーツである。
このパワードスーツは現行兵器が一切通じない。ISの前では銃弾はポップコーンの様になり、戦車は石ころ同然の扱いとなった。
IS一機があれば軍事バランスが崩れるくらいのパワーを持っている。
但し、これには大きな弱点がある。それは、"女性以外に使用できない"という弱点を抱えていた。
それにより女性主義の世の中『女尊男卑』と言う風潮が浸透しつつある。
しかし、この田島家では一切そんな兆しはみられなかった。寧ろ転生した僕を暖かく迎え入れていた。
そんな事を考えつつ僕は、学校の制服に袖を通し朝食を食べていた。
~晃 side out~
田島家の朝は早く、7時には朝食を取っていた。母の
「おはよう母さん」
「おはよう晃。母さんもう出るから紫音と食べてなさい」
「わかったよ。いってらっしゃい」
「いってらっしゃ~い!」
そう言って、茜は近所のスーパーへ向かうのであった。そして、紫音と2人で朝食を食べているとテレビのニュースである話題が放送されていた。
『ここで、臨時ニュースを申し上げます。先ほどIS適正試験会場にて初の男性操縦者が発見されました。名前は織斑一夏さん。あの
「へ~男でも動かせた人がいるのか」
「もう!のんきなこと言ってないで早く出るよ!」
「わかったよ」
そう言って、2人は残りの食事を済ませて食器を片付けて家を出た。学校に着くと今朝のニュースの内容で持ち切りであった。
それもそのはず、もしISを動かすことが可能であれば、あの女子生徒がいる『IS学園』に入学することが出来るのである。男子達は皆やる気を出していた。一方で一部の女子生徒達は神聖なISに男が乗るなんて汚らわしいと思っている者もいた。
朝のSHRで放課後にも、この学校でも適正試験を行うとの連絡が入って来た。
既に志望校を決めていた晃は正直言ってどうでもいい話しであったが、転生した時に女神が言っていた『いずれ嫌と言うほど関わってくるわよ。』の言葉の意味が引っかかっていた。
そんな事を考えつつ時刻は放課後になっていた。全男子生徒は体育館に呼び出され一体のISの前に並んでいた。
政府からの女性達が見守る中次々と試験が行われていた。周りからは「くそー!」とか「オーマイガー!」などの声が聞こえる中で、とうとう晃の番になった。
「ほら、ちゃっちゃとやってよね」
「はい。…え?」キューーイン!
突然甲高い音が鳴ったと思ったら、晃の頭の中に物凄い量の情報が入って来た。
「う、噓!打鉄を纏っている!」
「マジかよ!晃!」
「ハハハ…」
打鉄を纏ってほんの数十cmほど空中に浮いていた。
そこからの対応は異常であった。直ぐに別室に隔離され外部との連絡も出来なくなった。
そして、待つこと数十分。1人の女性が部屋に入って来た。黒髪で目がキリっとしており、ビジネススーツを着こなしている綺麗な女性である。スタイルも良く一瞬女優かと思ってしまった。その人は晃に対して2、3質問した。
「君が田島 晃で間違いないな」
「ええ、そうですよ。貴女は?」
「私は、
「そうでしたか。わざわざご足労をかけましたね」
「いや、これも仕事だからな。それよりも早速だがなぜISを動かすことが出来た?」
「さぁ全く分からないですね…」
「…そうか。それと何か夢はあるのか?」
「夢ですか…そうですね…いつか宇宙へ行ってみたいですね」
「なるほど、それならISはうってつけの物だぞ」
「けど、今は兵器に展開している…」
「…」
「まぁ、世界が思っていない方向に向かっているのであれば、正すまでですよ」
「何だか言い方が大人だな」
「…すみませんでした」
「まぁ、いい。さて、今後の予定だがこれから田島にはIS学園に入学してもらう」
「すみません。僕は既にこの学校に入っていますが…」
「事態が事態だからな。明日限りで転校してもらう」
「…わかりました。但し、条件があります」
「何だ?」
「母親と妹にいい生活を送ってもらいたいので何らかの形で支援をして欲しいです」
「わかった。それなら、私の方から日本政府に問い合わせてみよう」
これが晃に出来る精一杯の親孝行になっていた。
後日支援を受けた母は、パートを辞めて紫音との時間を大切にしていた。紫音もお兄ちゃんの夢が一歩前進した事に喜んでいた。
晃はその日の放課後に転校する事をクラスのみんなに伝えた。その時男子は血涙を出すほど晃の事を恨んだり笑いながら送り出していた。
一方で女子からは嫌悪感が漂っていた。どうやら、女尊男卑に染まった者がいたようであった。
そして、次の日。家にIS学園側から資料が届いていた。電話帳くらいの厚みがある参考書には「必読」と大きく赤文字で書かれており、メモ紙に「入学する1週間後までに学習しておくこと」と書かれていたので、晃は自習に励むのであった。
一週間後。参考書とノートパソコン。2~3日分の着換えを持ってIS学園に向かって行った。
「それじゃあ母さん、紫音いってきます」
「ええ、いってらっしゃい」
「お兄ちゃん…」
「紫音。そんな顔をしないでくれ。ちゃんと長期連休の時は帰って来るから」
「うん…いってらっしゃい」
「わかったよ。それじゃあ!」
そう言って、2人に挨拶してIS学園へ向かって行った。
IS学園にはモノレールに乗る必要がある為そこまでの道のりは黒塗りの護送車に乗り込んで行った。モノレールに乗り込むと9割以上の女性がいた。それもそのはず、ISは女性しか動かすことが出来ないので、それを整備するのも女性である。
晃は穴があったら入りたい状態に陥っていた。何だか客寄せパンダのもところである。そんな元凶を作り出した織斑いたら一発殴ってもいいかなと思っていた。
やがてIS学園に着くと校門前に千冬が先週と同じ服装で立っていた。
「おはようございます。織斑さん」
「おはよう。早速で悪いがここでは「先生」で頼む」
「わかりました。織斑先生」
「うむ。それじゃあ案内する。付いて来い」
そう言って、千冬の後に付いて行き、職員室の前までやって来た。千冬に「少し待っていろ」と言われたので待つことにした。待っている間も色々と好奇な目で見られていた。
そして、職員室のドアが開くとそこには千冬のほかに、真っ赤な髪を腰まで伸ばしており青い瞳でメガネをかけて、赤いルージュが印象的な顔だった。そして、はち切れんばかりのスタイルで晃を見ていた。
「彼女はロゼッタと言う。田島が編入する3組の担任だ」
「あら~初めましてロゼッタよ。宜しくね。坊や」
「よろしくお願いします。それと坊やはやめてください。田島 晃って言う名前がありますから」
「わかったわ。宜しくね田島君」
「ええ、よろしくお願いします」
「挨拶は済みましたか。なら教室に向かってください。私も向かいますので」
千冬とは1組の前で別れた。別れ際に「何かあった相談しろ」と言われて晃とロゼッタは3組に向かうのであった。突如1組から黄色歓声が聞こえてきたが、晃とロゼッタは無視して教室に着いた。
「それじゃあここで待っていてね坊や♡」
「だから、僕は!ってもういないか…」
3組ではロゼッタが軽いSHRを行っていた。そして、「入ってきな坊や!」と言われたので晃は渋々入るのであった。
「え?坊やってことは先生の子供!?」
「そんなんじゃないよ。今日から編入する子だよ」
「失礼します」
入った瞬間割れんばかりの拍手ではなく、割れんばかりの歓声だった。
『キャーーーーー!』
「ぐお!」
「男よ!男子よ!」
「凄い!ここで見るの初めて!」
「ああ、お母様私を産んでくれてありがとう!今度の休みにおはぎ持っていくね」
最後に意味深な発言をした子を除いてある程度分かり切っていたが、ここまでとは思っていなかった。そんな女子達をロゼッタが宥めて、自己紹介をするところであった。
「静かにしな!それじゃあ自己紹介頼むわね」
「はい、田島 晃と言います。昔から宇宙に興味があっていつか行ってみたいと思っています。趣味はこれと言ってないですが、読書が好きです。最近は身体を鍛えるためトレーニングをしています。こんな自分ですけど3年間よろしくお願いいたします」
パチパチパチパチ
どうやら、クラスの人達には受け入れられたようだ。そして、席は窓側の席になりSHRは終わった。そこからは質問攻めの嵐だった。
「ねぇねぇ田島君って何処に住んでいたの?」
「えっと…都内に住んでいたんだよ」
「体細いね?運動とかどうしていたの?」
「最近はしていなかったからこれからしていくよ」
「好きな子のタイプとかある?」
「落ち着くのある子が好きかなぁ…派手好きはちょっとね」
「彼女いる?」
「年齢=彼女いない歴だよ」
その言葉に周りの子達は「よし!」と心の中で唱えるのであった。そして、予鈴が鳴り授業が始まるのであった。
授業は一般教養に加えてIS専門分野がある。晃は事前に「必読」と書かれていた参考書を読んでいたのでみなと同じレベルについていけた。
「ここまででわからない人はいない?」
『大丈夫でーす!』
「坊やはどうだい?」
「それで貫くんですね…僕も大丈夫ですよ」
「よろしい。では以上で終わるよ」
そして、昼休みになった。晃は食堂に向かう途中で2人の女子生徒に声をかけられた。
「ねぇねぇ田島君一緒に食堂に行かない?」
「案内、しますヨ」
「ありがとう。えっと…」
「私は高橋あやめって言うよ」
「How are you?アー、ワタシの名前は、サーシャ、言いまス。よろしくお願いしますネ」
『初めましてアキラ タジマと言います。よろしくお願いしますね。ミスサーシャ』(流暢な英語)
「へ~田島君英語出来たんだ」
「うん…ちょっとね」
「私、日本語、勉強していまヨ。だから、日本語で大丈夫ですヨ。アキラサン」
「そうかい、なら僕も教えてあげるよサーシャさん、あやめさん」
「Thank you!」
「それじゃあ行きましょうか」
食堂に到着すると40近いテーブルがあり、中々壮観な景色であった。ここでは和、洋、中、はたまたイタリアンやフレンチまでそろっている。そんなIS学園の食事は食券制で何と全てタダ来た。
早速晃は好みのメニューを頼もうとした時ある人物とぶつかってしまった。
「うぉースゲーな箒!」
「大きな声を出すな一夏。はしたないぞ」
「いいから早く食べようぜ!」ドン
「痛った!」
『田島君(晃サン!)』
「ああ、わりぃ、わりぃ。うん?」
「すまない大丈夫か?」
「ええ、平気です」
「もしかして2人の男性操縦者ってお前か?」
「…だったらどうしますか?」
「悪かったな。俺は織斑一夏って言うよ」
「…田島晃です。よろしくお願いします」
「よろしくな晃!俺の事は一夏って呼んでくれ!」
そう言って、一夏は右手を出してきたが、晃はそれを拒否した。
「…すみません。初対面の人と馴れ馴れしく呼べないので織斑君でいいですか?」
「そんなこと言うなよなよ!」
一夏は仲直りのしるしに肩を組もうとして来たが、晃はこれを拒んだ。
「ちょっとやめてください」
「なんでだよ。いいだろう男同士仲良くやろうぜ」
我慢していたがここまでチャラチャラしているとは思ってもおらず、遂に晃の堪忍袋の緒が切れた。
「…加減に」
「うん?」
「いい加減にしろ!!そのせいで、どれだけの男が苦しんだと思っているんだ!」
晃の一言で周りにいた生徒のみならず箒やあやめ更にはサーシャまでもが固まってしまった。
「え?」
「いいか!この際はっきり言わせてもらう。君が勝手にISを起動してしまったせいで僕の学校生活が終わったんだぞ!普通に生活するはずがISの勉強をする羽目になり、それどころか志望校に行けなかったんだぞ!」
「で、でも「でもじゃない!」お、おう…」
「以後僕に余り近づかないでくれ…」
そう言って、晃は食堂から出て行った。その後をあやめとサーシャが追いかけてきた。当の本人はどうなっているのかさっぱり分からず仕舞いであった。
そして、屋上に着いた晃は1人柵に寄りかかっていた。そこにあやめとサーシャが息を切らせて走って来た。
「はぁ、やっちゃったなぁ…こんな事なら嫌な顔せず取り繕っていた方がいいかな…」
「はぁ、はぁ、ここにいた」
「探しましたヨ…アキラさん」
「あやめさん…サーシャさん…」
「勝手に走って行くから、焦ったよ」
「ワタシもです。どうしたんですカ?」
「別に…ただあの空気の中食事する気分じゃあなかったんだ。それよりも早く食堂に行きなよ。早く行かないと昼休みが終わるよ」
「う~ん。そうしたんだいけど、田島君が心配だからここにいるよ」
「ワタシも、晃サンが、心配なので、ここに、いますね」
「あやめさん、サーシャさん。ありがとう」
「それに、いつまでも「さん」付はやめて欲しいなぁ~♪折角友達になったんだからね」
「ハイ!サーシャもその方がいいデス」
「けど…」
「ほら、言ってみて!」
「えっと…あやめ。サーシャ///」
晃は2人からの眼差しに耐えられず名前を呼んでみた。思いのほか恥ずかしさが出てしまい、顔が赤くなっていくのがわかる。その時2人は(可愛い~!)と思っていた。
結局昼飯を抜いた3人は授業中お腹の音が鳴らないように必死に我慢していた。
そして、放課後。晃はロゼッタから寮について説明を受けると、部屋である「3030」に向かうのであった。なお、荷物については茜と紫音が用意してくれた。早速「3030」号室に向かい、ドアをノックした。
中からは生活音が無く、開けてみると誰も居ない。どうやら、1人部屋だった。しかし、ベットが2つあるので晃は手前の方を使うことにした。荷解きをしている時にドアをノックする音がしたので出てみるとそこには…
「はい。あれ?あやめとサーシャじゃないか。どうしたんだい?」
「えへへ、遊びに来ちゃった」
「同じくデス。今いいデス?」
「ちょっと待っててね」
そう言うと晃は、衣類等をクローゼットや収納ボックスに入れてから改めて2人を招待した。
「どうぞ。荷解きしてちょっと散らかっているけどね」
「そうなんだ。手伝うよ」
「そんな、お客さんに失礼だよ!」
「平気デス。それに、晃サンの荷物、興味がありマス!」
「そうだよね~私も楽しみだよ」
「あやめ…はぁ~ならお願いしようかな」
「うん!(ハイ!)」
そして、3人で荷解きの続きをしていた。終わると晃はコーヒーを入れてゆっくりとしていたがそこに、招かれざる客が入って来た。
ドンドンドンドン!
「誰だこんな時に…はい。って君か」
「良かった!助けてくれ晃!」
「気安く名前を呼ばないでくれ」
「そんな事言わずにな!頼むよ~」
「断る。僕に君を助ける義理はない」
「食堂の件は謝るから!な!俺たち友達だろ!」
「そもそも、僕は君を友達とは思っていない。それに、事情を知らないと対処のしようがない」
「えっと…ちょっと長くなるんだけど」
「どうしたの晃君」
「どうしたんですカ。晃サン?」
「ちょっと面倒な事になりそうなんだ。すまないがお茶会はまた後日でいいかな?」
「うんいいよ。それじゃあまた明日ね」
「また、明日デスね」
そう言って、2人は部屋を出て行った。そして、一夏は事の顛末を話し始めた。全ての話しを聞いて晃は頭を抱えてしまった。常識がなさすぎる。何でこんな奴の問題を解決しなければならないのかと思っていた。
「はぁ~君は馬鹿か」
「ちょ!馬鹿はないだろ」
「じゃあ、非常識人?」
「それって結局馬鹿と同じだろ」
「そうだな。よく分かったな」
「ちょっと酷くないか!」
「こんな相談を受けた僕の身にもなってくれよ…」
要約すると、一夏は織斑先生と山田先生から部屋のカギを貰って行ったのはいいが、ノックもせずに入って行った。
そこに、既に部屋でシャワーを浴び終わっていた幼馴染の篠ノ之箒と運悪く鉢合わせしてしまった。そんな彼女は気が動転しており木刀を取り出した。
だが、木刀に掛けてあった下着を見て一夏が「箒も女の子らしくなったなぁ」と言ってしまう。
それに腹を立てた箒がドアを破壊するくらいの力で襲ってきたので、一夏が命からがら逃げてきたのだ。
因みになぜ晃の部屋だと分かったのかは、「適当に叩いたら晃が出てきた」と言っていた。この時ばかりは、神の事を少しいや、かなり恨んでしまった。
しかし、ここで放置するのは目覚めが悪いと思っていた。
「はぁ~仕方ない…」
「じゃあ!」
「今回だけだ。こっちは君のごたごたに巻き込まれたくないんだよ…」
「ありがとうな!やっぱり晃は頼りなるな!」
「だから気安く名前を呼ぶな」
「一夏!居るのだろう!」
「げ!箒!」
「…ちょっと待ってろ」
そう言って、晃は廊下に出るのであった。そこには、剣道の袴姿で立っている女の子がいた。さっきの事から件の箒って子だろうと晃は思った。
「貴女が篠ノ之さんで間違いないですね?」
「うむ。そう言う貴方は?」
「僕は田島 晃です。一応2人目の男性操縦者ってことになっていますがね」
「そうか、失礼した」
「いえ、大丈夫ですよ。それより話しはこの部屋にいる馬鹿から聞きました。災難でしたね…」
「ああ、そう言ってもらえると心が軽くなる」
「じゃあ、単刀直入に言います。中にいる馬鹿と仲直りしてください。僕から言えるのはそれだけです。それに、先程僕の方でも注意をしておいたので、多分反省していると思いますので…」
「うむ、私も少しやりすぎたと思っている」
「見たところ有段持ちですね。そんな人が木刀を使えばどうなることも分かるはずですが…」
「う!」
「はぁ~もういいです。後で向かわせるのであとは煮るなり焼くなり好きにしてください」
「分かった。それとこれからは私の事は箒でいい。余り苗字で呼ばれるのは好きではないのだから…」
「わかりました。僕も晃でいいです」
「そうか、なら晃今後ともよろしく」
「出来ればあの馬鹿とは関わりたくないんですけどね…」
そして、一夏にもう箒は怒っていないからさっさと帰る様に言って出てもらった。
こうして、波瀾万丈のIS学園での生活が始まるのであった…
短くて中途半端な部分ですが、これから努力していきます。
それとオリキャラの容姿ですが、
ロゼッタはFGOの「フランシス・ドレイク」(顔に傷なしver.)
あやめはガンダムビルドダイバーズの「アヤメ」
サーシャはアイドルマスター・シンデレラガールズの「アーニャ」(英語ver.)
でお願いしますm(_ _)m
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