インフィニット・ストラトス~2度目人生で宇宙へ~ 作:とあるP
今回でクラス対抗戦が終了します。それと、最近頂いている感想なんですけど
正直言ってよく分からない事があります。
自分は書きたいものを書いているだけで、他人にとやかく言われたくないので申し訳ありませんが、そう言いた物は無視しています。
それでもいいという人はよろしくお願いいたします。
それでは本編どうぞ!
謎のISと対峙している一夏と鈴。その瞬間もISからの攻撃は続いていた。
「クッソ!これじゃあ被害が拡大するだけだ!」
「一夏、ここは一旦出直しましょう」
「ダメだ!そうしている間にも被害が大きくなるだけだ…」
「でも、あたし達のSEそろそろ限界よ!」
先のクラス対抗戦で戦っていた一夏達のSEは4割を切っていた。このままではISを倒す前にこちらがやられてしまう。
「どうすりゃあいいんだよ…」
『織斑、凰聞こえるか』
『織斑先生!』『千冬姉』
『今教師陣が向かっている。それが過ぎたらお前たちは後退しろ』
「でも!そんなの待ってられるか!」
『織斑。これは、指示じゃない。命令だ』
「!」
一夏は姉からの声により萎縮してしまった。確かにこのままでは負けてしまう。そう思った一夏は潔くピットに戻ろうとした時である。
パリーーーン!
突然アリーナのバリアが破れ2体のISが入って来た。1体は迷彩柄に両手には大きな爪が2つ。他にもミサイルポットが2門、大型レールカノンが1門、そして、しっぽが付いたIS。
もう1体は何処かの王族に使える近衛騎士みたいな感じのIS。全身を赤のカラーリングで染め上げ、胸の辺りに白い線が交差するようになっており、バーニア2門を覆う蒼いマント。両足にもバーニアが1門づつ付いており、手には両手剣が握られている全身装甲のISが現れた。
「鈴さん、織斑、加勢に来ました。2人は早くピットに戻ってください」
「あたしたちが来たからにはもう大丈夫だからね!」
「晃…」
「説明は後です。織斑を連れて、ピットに戻ってください」
これで、素直に戻ってくれれば良かったのだがそんなの事がないのが一夏であった。
「やめろ!あんな奴俺一人で十分だ!」
「一夏!アンタじゃぁ無理よ!」
「…」
「見てろ!俺だって!」
自分の状況を素直に判断できない程、焦っていた一夏は謎のISに向かって行った。そして、ISが回転したことによる攻撃でやられてしまうのであった。
「ぐは!」
「一夏!」
そして、ビーム光線が一夏に向かって行ったが、晃がシールドを生成し防いでいた。
「や、やれる…」
ドーーン!
「くっ…あれ?」
「…全く、バカの相手をすると疲れる」
『晃(アキラ!)』
「織斑。さっさと逃げろ。お前では無理だ」
「け、けどよ…」
「はぁ~ならハッキリ言った方がいいか。足手まといなんだよ!今のお前は!」
「…」
その一言に一夏は黙るしかなかった。鈴は動かなくなった一夏を回収していくのであった。
「鈴さん。織斑の回収を頼みます」
『晃アンタはどうするのよ?』
「僕はあのISを倒します」
『ハァ!無茶言わないで!大人しく教師陣が来るのを待ちなさいよ』
「それは出来ません」
『だったら…』
「大丈夫。僕は織斑ほどバカじゃあありませんから。ちゃんと引き際をわきまえていますよ」
『本当よね?』
「ええ、ですから早く退避してください」
『…分かったわ』
そう言って意気消沈の一夏を回収し鈴はピットに戻って行くのであった。そんな中ターニャも戻って来た。
「生徒達の避難は終わったわ」
「そうか…ロゼッタ先生!」
『ハァ~イ。どうしたんだい、坊や』
「奴の解析はどうなっています?」
『うんとね…あらかた終わっているよ~』
「それで、奴は?」
『アイツはね“無人機”よ~』
「無人機?」
『ええ、だから思いっ切りやっても問題ないわ』
「分かりました」
そう言って、ロゼッタとの通信を終了した。そして晃はレイと作戦会議をしていた。
レイ、いる?
(はい。マスター)
あのISを止める事は出来るかい?
(無理ですね。こちらかの信号を完全に拒絶しています。倒すにはコアを破壊するしかありません)
なら、コアの位置を特定できる?
(おまかせください。既に解析をスタートしています)
どれくらいかかるかい?
(あと数十分ほどかかります)
上出来だよ。引継ぎお願いね
(了解です)
晃はレイの解析結果が出るまで、ひたすら避ける様にターニャに指示を出す。
「ターニャ。今奴の弱点を検索しているから、それまで持ちこたえてくれ」
「分かったわ」
そう言って、2人は散開した。晃はレイン・オブ・サタディ×2丁でけん制しつつレイの解析を待っていた。
「そこだ!」
「喰らいなさい!」
ターニャもミサイルポットや大型レールカノンで応戦していた。そして、数十分が経ってレイの解析が終わった。
(マスター)
レイかい?どうだった?
(はい。解析結果が出ました。コアは胸部分10㎝奥に装着しています)
そうか。それなら両手剣では厳しいね…
(はい)
なら、アレを使うしかないか…
(またですか…)
今回は全力で行うよ
(しかし!)
アイツを倒すなら、やるしかないんだ
(……)
頼むよ
(…分かりました。それなら使用時間を3分とします。それ以上はマスターの身体に負荷がかかりすぎますので)
ありがとう
(いいえ、これもマスターを守る為です)
ありがとう。助かるよ
そう言って、レイとの交信を終えた。すぐさまターニャに作戦を伝える。
「ターニャ!」
「何よ!」
「今から3分間だけでいい。時間をくれないか」
「いいけど、大丈夫なんでしょうね」
「ああ、信じてくれ」
「…わかったわ。で、アタシは何をするればいいの?」
「僕に攻撃が行かないようにしてくれ」
「OK」
「それじゃあ行くぞ」
お互いに話しをして、散開した。そして、晃は呪文を唱えるのであった。
『我は騎士、我は騎士団長、我は近衛騎兵、そして、我は世界を統べる王となる!刮目せよ!全知全能の王の姿を!』
そう言うと、晃のIS【Space Knight】が黄金色の輝きを見せた。この姿に学園の誰もが釘付けになった。
「何よアレ!あれがアキラのISなの!」
「すごい…」
「キレイデスね…」
「美しいですわ…」
「晃…」
「…カッコイイ///」
「やっぱり敵わないわ。晃くんには」
管制室にいたロゼッタ、千冬、真耶も同様の反応をしていた。
「何だアレは!」
「凄く綺麗…」
「へぇ~やるじゃない坊や」
ピットに戻っていた一夏も鈴も例外ではなかった。
「何だよあのISは…」
「晃のISってあんな風になるのね」
この状態になっている晃には全てがスローモーションに見えてくる。例えば、目の前に向かってくるビームもハエが止まっているかの如くゆっくりに見えるのだ。
そのビームを避けて晃はISに向かって
『行くぞ!』
ビーム光線の間を縫うように晃は進んでいく。そして、両手剣で横一閃に切りつけた。
『フン!』
しかし、踏み込みが甘く傷は浅くしか入らなかった。そして、バイザーには残り時間1分30秒の文字が出てきた。
『なら、これでどうだ!』
そう言って、晃はデザート・フォックス×2をコールし乱射した。そして、弾幕がある程度で来た時にガルムを取り出しISに向かって吶喊して行った。
『はぁぁぁぁぁー!』
見事胸辺りに命中し一瞬のスキが出来た。そして…
『これで、終わりだーー!』
再び両手剣に持ち直した。しかし、ただの両手剣ではなく刀身が赤く光っていた。
「何よアレ!」
いち早く反応したのはターニャだった。そして、回転切りの要領で横一閃に振りぬくと謎のISは爆散した。
ドコーーーン!
爆散したのを確認するとタイムが0になり、強制解除された晃はグラウンドに倒れこむのであった。
(マスター3分経ちました)
ああ、ありがとう…
ドサ!!
「アキラー!」
『晃くん!』
『晃サン!』
あやめとサーシャも心配になり、まだバリアが解除されていないグラウンドに向かうのであった。
そして、ここにも晃を心配する人たちがいた。更識姉妹の妹簪である。彼女は次の対戦相手なのでその情報収集に来ていたが、対戦相手が倒れてしまって心配していた。
「…」
「見に行かなくてもいいのかしら?」
「…お姉ちゃん」
「あら、久しぶりに呼んでくれたのに、なんか怒っている?」
「…」
「まぁ、そうもなるわよね。晃君をあそこまで痛めつけてしまったもんね」
「…」
「けど、今の晃君はすごく強いわよ。私でさえ危なくやられるところだったもの」
「…お姉ちゃんが?」
「ええ、簪ちゃんも戦ってみるとわかるわよ。彼の強さが」
「…」
「私は事態の収拾に向かうからね」
そう言って、楯無は管制室に向かうのであった。
爆散したISは直ぐさま回収され、学園側は事態の収拾を行った。当然クラス対抗戦は中止になり、簪と晃の戦いはまたの機会となった。
その後、IS学園のセキュリティ対策が行われたのは言うまでもない…
IS学園医務室。晃はいつも通りベットに寝ていた。違うという点は傍にはクラスメイトのあやめ、サーシャ、ターニャの姿がいる事だ。そして、マリンは今の状態を3人に告げた。
「…」
「晃君…」
「晃サン…」
「アキラ…」
「お前達まだ居たのか?」
「先生。晃君大丈夫なんでしょうね?」
「そうだな…今日はアレを使用したから、次にいつ目覚めるのはわからん」
「そんなに!」
「そうだぞ。アジャイルとのバトルでは3日間も寝ていた。今回はそれ以上の戦いだからな。いつ目覚めるかわからん」
「そんな…」
晃がいつ目覚めるか判らない。その事実はとても大きく、彼女達は少なからずショックを受けていた。だが、マリンだけは違ていた。晃ならこの状況を打破すると…
「お前達、そろそろ面会は終わりだぞ」
気付けば就寝時間ギリギリになっていた。それ程晃の事を心配していた証拠である。
「そうね…また来るわよアキラ!」
そう言って、ターニャ達は去っていた。マリンも心電図が動いて事を確認して医務室を後にするのであった。
次の日。相変わらず晃はベットで眠っている。その寝顔は苦しくなく穏やかであった。そんな医務室に招かれざる客が来た。
「うん…しょっと!やっぱりここのセキュリティへぼだよな~束さんなら、数時間で解読しちゃうよ」
大きなうさ耳カチューシャをかぶり、不思議な国のアリスばりの服を着た女の人が現れた。千冬とロゼッタにも引けを取らない程のダイナマイトボディを惜しげもなくさらしている。
篠ノ之束。ISの生みの親であり、箒の姉である。細胞レベルで天才の彼女がここに現れたのはある目的を達成する為である。
「ふ~ん…この子がちーちゃんが言っていた2人目の子か」
晃が寝ていることをいい事に品定めをするような目で見る束。なぜ束がここに来たのは昨日の夜までに遡る…
IS学園地下室。ここには、晃によって爆散した謎のISの破片が晒されていた。
「山田先生。謎のISの解析は?」
「それが、損傷が激しくパーツ一つ一つ調べていかないと何とも…」
「そうか…」
千冬は純粋に知りたかった。このISがどこから来たのか、どんな目的があったのか、そして、なぜIS学園のセキュリティを突破で来たのか…
「山田先生すみませんが、引き続きよろしくお願いします」
「はい、分かりました」
そう言って、千冬は地下室から出て行くのであった。そして、ある番号を呼び出しコールした。
~???~
とある国の海上。そこに鎮座していたニンジン型の宇宙船【吾輩は猫である号】にダース〇イダーの着メロが鳴ったスマホを束は、周りの部品が散らばろうがお構いなしに飛び込んだ。
「この着メロは!はろはろ!あなただけのアイドル束さんだよ」
ブチ
悪ふざけをしたのか、千冬はスマホを切ったが直ぐに束がかけ直した。
「も~照れ屋さんだね~ちーちゃんは」
『次やったら、一生かけないし着信拒否にするぞ』
「めんごめんご!それで何で電話してきたの?」
『お前に聞きたいことがあってな』
「うにゅ?」
『単刀直入に聞く。今回の騒動にお前は絡んでいるのか?』
「…何のことかな?」
『そうか…わかった。アイツが目覚めたら聞いてみるか』
「あれ?いっくんがやっつけたんじゃないの?」
『いや、別の奴が倒したぞ。しかも、ISが爆散するほどの力を使ってな』
「…ふ~ん」
『何か企んでいないか?』
「べっつに~」
『はぁ、兎に角変な事だけは起こすなよ。ただでさえこのくそ忙しい時に…』
「もちのろんだよ~」
『…偶には妹に連絡してみたらどうだ?』
「今はそんな時じゃあないよ…いつか連絡するけどね」
『そうか…それじゃあ切るぞ』
「あ~まって!その子の名前は「ブチ」ちぇ~」
~束side out~
そして、束はその話しを確かめるためにIS学園医務室に忍び込んで晃の事を探りに来たのである。束は晃の持っていたISに触れようとした瞬間、誰かの手によって拒まれた。
「…だれ、ですか…」
それは、まだ虚ろな目を開けていた晃であった。その手は本来の力を発揮できずフルフルと震えていた。束はすぐ
に振りほどけば取れるが、そのISを取ろうとはしなかった。
「あれ?大天災束さんを知らないんだ?」
「…ええ」
「う~ん、そっか。君名前は?」
「…田島 晃です」
「そっか!なら、アッキーでいいか!アッキーはこのISを使ってなにがしたい?」
「…ぼくは、宇宙に行きたい」
「!」
「そして、みてみたい…ちきゅうのいろを…」
そこで、晃の意識が途切れた。晃の夢を聞いた束は純粋に知りたいのと、この先どうなるのかを楽しみしていた。
「そっか…なら、アッキーの夢応援するね!」
そう言って、束はある薬を晃に飲ませるのであった。
「大丈夫だよアッキー!今は眠いけど起きたら、こんなことはもうないからね♪」
その薬は、疲労回復、滋養強壮に冷え性やその他もろもろに効く薬で、あの呪文を発動させる晃にはもってこいの薬である。
しかも、定期的に摂取することはなく一粒で事足りる代物だ。だが、副作用がある。それは…
「うん?田島目が覚めたのか?」
「…マリン先生…誰れかいましたかここに?」
束との会話の内容を忘れていたことである。
次回はいよいよ、オリキャラ2人が登場します。オリキャラ登場までがとても長くて申し訳ないですけど、お付き合いして頂ければ幸いです。
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