「やっと・・・片付けが終わった・・・」
数時間前、大きな地震が起きてロドス内ではパニック状態となった。基地内の発電所が止まらなかったのはよかったが、いろんなものが倒れたりして大変だった。
私の執務室でも棚が倒れて書類が散乱して片付けるのが大変だった。
基地内を見回りしてオペレーター達の様子や共有スペースの状況を確認しつつアーミヤとグムを中心に片づけをさせる。私は私で執務室内の書類を元に戻していく。
しばらくして、アーミヤが戻ってきた。
「ドクター、基地内の状況確認が終わりました。発電所や製造所といった設備に異常はなく、大きく破損した箇所もありませんでした」
「それはよかった。ところで、アーミヤ。グムはどうしたの?」
「グムさんはクーリエさんや全くさんと一緒に食堂の片付け中です」
「そっか、私はここを片付けてから休むからアーミヤも休んでいいよ。本格的な片づけは明日でいいから」
「そうですね。明日は仕事も少ないですし今日はもう休みます」
アーミヤが部屋を出た後、私は執務室内の整理を終えて隣に併設されてる自室に向かう。扉を開けると目に飛びこんできたのは倒れた本棚とラノベの山・・・。飾っていたフィギュアも落ちて悲惨な状況だった。
「・・・寝ようか」
私は片付けるのを諦めて眠りについた。
そして、翌日。急いで危機契約などのデイリーをこなした。ほとんどのオペレーターは基地内の片付けがあるので危機契約に参加するオペレーターは4人しか集まらなかったが何とかクリアし、勲章をコンプした。
私も自室の整理をするために戻ると部屋の中にはイースチナがいた。
「あ、ドクター。おじゃましています。私達の本がどうなっているか心配で上がらせてもらいました」
「いや、私達のじゃないでしょ。ここにあるの私の本だけだよ」
「まぁ、そんなこと言わずに。本の整理をやっておきましたから」
イースチナが指をさす先には整理された本があった。ちゃんと分野ごとに巻数も順番に並べてある。イースチナは本を読むことが好きでよく私の自室にやってくる。本を読むのは構わないのだが、私が読んでない本を先に読んで無意識にネタバレするのやめて。
「おぉ!ありがとうイースチナ!」
「いえ、礼には及びません。この部屋には大切な本がたくさんありますから」
「でも、大変だっただろ。かなりの量あったから」
「大丈夫です。ところでこれとこれ読んでいいですか?」
「あ、うん。いいけど」
「ありがとうございます。ドクター部屋で読むと集中できるので。ところでドクター。この前の小説の続きは手に入りそうですか?」
「最近、忙しいから買ってきてくれると嬉しいな。お金は出すから」
「分かりました。あれの続きはメイも気になっていたので早く読みたいです。今度の休みにでも買いに行きます」
そう言ってイースチナは読書に集中する。
グムの姉のようなものだからもう少し仲良くないなりたいのだけどどうなのだろうか・・・。本を読みによく来てくれてるがよくわからん。
地震、雷、火事、CEO