「レイジアン工業に生まれ、偉大なるメイヤー様の手により進化を遂げました、膨張する熱き心!サーマルEX!助太刀致します!」
我がロドスに新たなロボットがやって来た。
何なの、これ・・・。配置したら?3秒後に自爆する?
うん、いろいろ言いたいことはあるが取り敢えず・・・。
「メイヤー!お前、なんてもん造ったんだぁー!」
「ハッハッ!ドクター様のような方と一緒にいられて光栄です!このこの胸の熱さ、ドキドキワクワクが止まりません!」
「うるせぇよ!」
――メイヤー呼び出し中ー―
「どうしたの?ドクター、サーマルEXになにか問題があったの?」
「いや、問題しかないよ!なんなのこのロボット!?」
「面白いでしょ」
「面白いでしょ、じゃねぇ!いや、面白いけどなんなの!?この性格!それに性能!どうしてこんなもの造ったの!?」
「だって1周年だから・・・」
「そんな理由で!?ってか私に送りつけないで自分で使えばいいじゃないか!ミーボたちのように!」
「あはは、ミーボとサーマルを両方指揮するなんてさすがの私でも手に負えないよ」
「メイヤーさん!?そんなもの私に送られても困るんですけど!?それに攻撃手段が自爆って使いづらいよ!?」
「大丈夫だよ、ドクター。このサーマルEXのAIはクラ〇ドで共有してるし、それに・・・」
「それに?」
「いつからサーマルEXが1体だけだと錯覚した」
「なん、だと?」
「ボディが壊れたら、スペアを作ればいいさ!サーマルEXを自爆させた後は他の機体にAIを組み込めば復活!これで心置きなく爆発できるね!」
「ちょっとまて!お前何体造ったの!?その資金はどこから出した?」
「愚問だね、ドクター。もちろん給料を前借りしたのさ。ドクターのね!」
「ドクター様、わたくしのために自身のお給料を削るとは!わたくしのCPUもあなたの情熱で溶けそうになりました!」
「なにやってるの、メイヤー!?えっ?冬のボーナスが入ってなかったのってそれが原因なの!?」
「うん!」
「うん!じゃねぇ!」
可愛いから許すしかないだろ!
メイヤーを退出させ、サーマルEXの性能を見る。
遅延起爆
配置から3秒後、周囲8マスの敵に攻撃力の300%の物理ダメージを与え、8秒間【脆弱(被ダメージが10%上昇)】を付与。
あ、基地スキル発電所か。発電所に置くか。
「ドクターさまからの熱い視線を感知!ついにこのわたくしの腕前を披露する時ですか!」
「とりあえず、発電所な。完凸したら使ってやるよ」
「そんな!考え直してくださいドクター様!ドクター様の指揮とわたくしが組み合わされば完璧としか言えません!それに東の国にこんな言葉があると聞いています。「天下の武術、熱エネルギーだけは打ち破れぬ」だそうです。つまり爆発は全てを解決する!」
「解決しないよ!真銀斬はともかく爆発で解決するのはギャク漫画だけだよ!」
「素~晴~ら~し~い!!!!ドクター様!!では、今回のオチはこの私が勤めましょう!」
「おい、やめろ!ここで爆発しようとするなよ!?」
「エネルギーショックスタンバイ!この私の活躍ご覧あれ!」
この日、ドクターの部屋が吹っ飛んだ。
おまけ
ドクター「令呪(指揮権)をもって命ずる!自害せよ、サーマルEX」
サーマルEX「熱エネルギーとアークナイツに栄光あれ―!(爆発)」
ドクター「サーマルEXが死んだ!」
メイヤー「この人でなし!」
サーマルEXの維持費、凄そうだよね