「いそがしいひとのためのあんこくじだい」シリーズもなんとか終わらせることができそうだ!
「さぁ、このイベントもようやくラストステージ!最後は私、Wが担当するわ!」
第2ステージをクリアした私たちはWを置いて最終ステージと書かれている看板の前でWを待っていた。
数十分後、Wが意気揚々と現れたがその時、私たちはレジャーシートの上で寛いでした。
「ドクター、お茶をどうぞ」
「ありがとう、アーミヤ。それじゃお弁当食べるか」
「そうですね。あ、今日も美味しそうですね。グムさんが作ったお弁当」
「な、さすが私の最推しだ」
「ちょっとアンタたち!何のんきに昼食なんてとってるのよ!?」
「モグモグ・・・。Wの分もあるけど食べる?」
「・・・食べる」
丁度いい時間だったのでお弁当を食べながらWに今回のステージについて聞いてみる。
「で、最後のステージはなにやるの?」
「Wさんというと、やはり爆弾ですかね」
「そうよ!私と言ったら爆弾!というわけでこれをやってもらうわ」
Wが取り出したのは「Keep Talking and Nobody Explodes」という爆弾解体ゲーム。
爆弾を解体する人と解体方法を指示する人に分かれて時間以内に爆弾を解体するゲームだ。
「二人には役割を交代しながらゲームをしてもらうわ。2回挑戦して1回でもクリア出来たらアンタ達の勝ちよ」
「あぁ、一時期配信者の間で流行ったよな。Wらしいといえばらしいゲームだけど」
「ですね。ドクターは最初どちらをやりますか?」
「じゃあ指示出す側で」
「わかりました」
というわけでWの指示のもと解体の説明書が置かれている机の前に座る。
少し中身を見てみたが色んなパターンがあるんだな。アーミヤ大丈夫かな?ちゃんと説明してくればいいけど。
「二人とも準備が整ったみたいね。それじゃあ最終ステージ開始!」
Wの合図と同時にアーミヤからの連絡が来た。
制限時間は5分以内。
まず、左上に数字の書かれているモニターと4つのボタン。
左下には記号が書かれている4つのボタン。
そして6本の色のついたワイヤーがあるそうだ。
「なるほど?ちょっと待ってくれ」
「ドクター、ドクター!早くしてくださいね!後4分ですよ!」
「そうだな・・・。ワイヤーの色を上から教えてくれ」
アーミヤに状況を教えてもらいながらワイヤーとモニター付きのボタンはクリアした。
モニターの解除に苦戦してだいぶ時間を削ってしまい残り1分もないそうだ
そして残るは記号の書かれたボタンなのだが・・・。
「だから言ってるじゃないですか!お尻とラネナーノとハルバードと豚の尻尾ですよ!?」
「わからねぇよ!?もう少し詳しく説明してくれよ!豚の尻尾はなんとなくわかるよ!でも他はなに!?」
「ドクター、ラテナナーノのエンブレムですよ!覚えてないのですか!?×の真ん中に棒を入れたようなアレですよ!ハルバードはPを鏡文字にした感じですよ!」
「アレか!となると・・・」
「あ、ドクター時間が」
爆発音と共に画面には解体失敗の文字が出た。
「・・・」
「・・・」
「はい、残念だったわね。それじゃ、役割を交代ね。次はクリアできるといいわね」
「おい、W。そういいつつなに横になろうとしてるんだよ」
「ご飯食べたばかりだから眠くなっちゃって。クリアしたら教えなさい」
「それでいいのかよ」
「いいのよ。じゃ、おやすみ~」
そういいWはほんとに寝やがった。
まぁ、いいか。私とアーミヤは目配せをしてゲーム画面をバレないように共有してさっさとクリアした。
「おい、起きろW。ゲームクリアしたぞ」
「え?もうクリアしたの?」
「はい、これで全てのステージは終了ですよね」
「んー、まぁいいか。これで全ステージ終了よ」
「やっと終わったか。そういえば景品があるって言ってたけど何貰えるの?」
「あぁ、景品ね。ちょっと待ってなさい」
Wが端末を取り出してどこかに連絡を取ると上空から荷物をぶら下げたドローンが飛んできた。
そに荷物を開けてみると小さいサーマルEXが出てきた。
「なにこれ?」
「サーマルEXを模した目覚まし時計よ。アラームを設定するとこんな感じに」
Wがサーマル時計を弄ると「ロックンロール」や「ソニックブーム!」等の音声が聞こえてくる。
正直言ってうるさいんだけど。どうせならWの罵りボイスが欲しい。
「あ、ちなみに1分以内にアラームを止めないと爆発するから」
「ふざけんなよ!なんでそんな機能を付けたの!?」
「安心しなさい。爆発と言ってもオリジムシを吹き飛ばす程度の弱めの爆発だから」
「安心できねぇよ!怖すぎて使えるわけないだろ!」
今日はもう1話投稿しますね