インフィニット・ストラトス~Z・G・G   作:鎧武 カチドキ

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三話

「えっと……大丈夫ですか?」

 

篠ノ之博士の方を向くとこちらを呆然とした顔で見ておりいきなりハッとした顔で俺に掴み掛かってきた

 

 

「お…お前の仕業か!?さっきの彼奴等と同じ光線撃ったろ!?彼奴等も仕業なんだろう!?」

「おっ落ち着いて下さい!!俺はさっきこの世界に放り込まて無所属ですし俺は助けを求められたから来たんですよ!!」

「この世界って何だよ!!後束さんは助けなんて呼んで無いぞ!?」

「いや博士じゃなくて!?こう…女の子?幼い女の子の声が俺のブレス越しに聴こえてきたんですよ!?」

「ハァ!?お前ロリコンか!?第一こんな無人島に人間なんて私しか《ここだよママ》ヒョエ!?」

 

ブレスから声が聴こえた事に驚いた篠ノ之博士は手に持っていたチョーカーを放り投げてしまったが何とか左でキャッチする

 

《ありがとうねお兄ちゃん》

 

再びブレスから声が聞こえると同時にチョーカーの中央の結晶が点滅する

 

「えっと……もしかして俺を呼んでたのって…君?」

《うん、ママと私を助けてくれてありがとう》

 

オッフ……まじかい……束さんもなんか驚き過ぎて目が点に成ってるし……

 

 

「えっと……名前聞いても良いかな?」

《私の?ん~でもまだ機体名がついて無いし…ママからはコアNo.002って呼ばれてたけど……》

「No.002…か……なら仮でオーツーって呼んでも良い?」

《オーツー……ウン♪私の名前は今日からオーツー♪》

「ちょっと待てーーー!?」

 

コアNo.002……オーツーと話してるとフリーズから立ち直った篠ノ之博士が凄い勢いで俺の左腕を掴みブレスを左腕ごともぎ取る勢いで引っ張ってきた

 

「何さ何さ何さこれ!?え!?何でコア人格の声が聴こえるの!?」

「俺にだって解りませんよ!?それよりここから離れますよ!!まだあの三体だけって決まってませんから!!」

《そうだよママ。後さっきの三体の内一体はまだ息が有るよ》

 

「「……え?」」

 

博士と共に振り返ると爆心地では一体のダークロプスが右腕と左足を失いつつ這い上がろうとしていた

 

「……オーツー、あのダークロプスのコアって篠ノ之博士が造ったコアか?」

《ん~違う…かな?世界中に散らばってる妹達と違うシグナルだから恐らく別の人が造ったコアだと思うよ》

「むっ、束さん以外に造れない筈のコアだって?本当かよ」

「自分の娘の言葉位信じてやって下さいよ博士……」

 

 

まだ生きてるダークロプスにゼロアイを向けつつオーツーに確認するとやはりと言うか篠ノ之No.ではない別のシリーズのコアだと判明した

恐らくこの世界に無い特撮のダークロプスを真似てる事からなんとなく予想していたが……

 

「(亡国企業か女権団のどっちかに俺と同じ様にこの世界に来た奴が居る確率は高いか……だが今は)……急いでこの島から出ますよ」

「は?何でお前の指示に従わないといけないのさ?逃げたければ一人で逃げなよ。後さっさと私の娘返せ」

「むろんオーツーは返しますけど……あれ、恐らくまだ居ますよ?そうだろ?」

《うん……軽く二十機近くは居るかな?ちょっと彼奴等のコアが劣化版だからか正確な数までは解んないけど……こっちに集まって来てるね》

「……まじ?」

 

何かされる前に破壊したかったが既に増援を呼ばれた後だったがエメリウム光線で目の前のダークロプスを破壊する

二十機近くか……正直十機位かと思ってたけど……卑怯だがやるしかないか

 

「……オーツー、一回で良い。俺にお前を使える様には出来るか?」

《え?うん、お兄ちゃんなら良いけど……策が有るの?私武装何も積んで無いけど》

「あぁ。このブレスには換装アーマーみたいなのが入っててな、このゼロアイもそうだ。だが第二世代機だとISの方が持たない……一つのかけだが…やるか?」

《……そうしないとお兄ちゃんもママも助からないんでしょ?ならやるしか無いじゃん》

「悪いな……本当は脱出するだけならオーツーを無理矢理纏う事はしなくても良いんだけど……篠ノ之博士の理想からかけ離れた彼奴等を野放しにしちゃ置けないからな」

 

篠ノ之博士がISを造ったのは宇宙開発の為……あれはもう殺戮兵器だ……制作者の意図しない運用の為に造られたなら……それを破壊するのは同じく送り込まれた俺の仕事だ

 

「え?…え?ちょっと待って…って事は束さんが調整して直ぐに起動出来たの!?後何でお前が束さんがISを造った理由を知ってるんだよ!?」

「……聞いて貰えるなら後で自分が話せる範囲であれば全て話しますよ…ですが、今はあのIS擬きどもの破壊を優先させて下さい……行くぞ、オーツー!!!」

《うん行こう、お兄ちゃん!!》

 

 

ワラワラと上空に集まってきたダークロプスになんとなくノリでオーツーを掲げると結晶が光、直ぐにちょっとした浮遊感が俺を襲った

オーツーのIS状態は全体的に黒く、そして装甲は脚部以外必要最低限しか展開されていなかった

 

 

「脚部メインか……ブレス内のパッケージとの相性も俺の喧嘩スタイルとも良さそうだな」

《え?お兄ちゃん喧嘩するの?》

「まぁ……絡まれる事は多かったからな。拳よりも蹴りの方が得意だったな……まぁそんな事は置いといて…殺りますか!!」

《うん、やっちゃえお兄ちゃん!!》

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