インフィニット・ストラトス~Z・G・G   作:鎧武 カチドキ

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第5話

俺がこの世界に来て三年が経過した

 

え?飛ばし過ぎ?別に特別報告する事も無かったからな

 

切り落とされた腕の変わりにISの技術を使ったオートメイルみたいな腕を付けて貰ったり

束さんが元ファントムタスク構成員の実働部隊の「スコール」「オータム」「マドカ」の三人を仲間に加えたり

束さんの夢を実現させる為に《SGR》って名前の会社設立した位だし……え?それを説明しろって?…長く成るし…相手が待ってくれるとは思えない

 

「さっさと墜ちなさいよ!!」

「だったら当ててみなよ、おばさん?」

 

俺に向かってくる攻撃を全て避けながらIS学園の教員を挑発してるからな

何でこうなったか?

織斑一夏がISに触れたから中学生以上を対象とした全世界一斉適性検査が始まってバレた

そして今IS業界で急成長中のSGR社の社長(スコールさん)の息子って設定にしてたのもあって学園側から『そちらで造られた機体を持参してもらって構わない』との事だったので俺の専用機と成ったオーツーと共にIS学園に入学したが……アリーナで女尊男卑に染まった元代表候補生だったラファールを纏った教員が試験官だった為本気でふざける事にした

 

「ホラホラ~それでも代表候補生だったんですか~?全然当たってませんよ~?」

「うるさい!!男ごときが私をバカにするなーーー!!!!!」

「そんな風にしょーもない理由で相手をバカにしてるからそんなお粗末な攻撃しか出来ないんですよっと」

 

束さんが造ってくれたオーツー専用武装『バットクロック』と『ガンガンセイバー』をガンモードで呼び出し相手が両手に装備していたヴェントのマガジンを撃ち抜き弾丸の暴発でヴェント本体を破壊する

 

「グッ!?クソ!!クソクソクソクソ!!!!!こんな筈じゃ…こんな筈じゃーー!!」

「過去の栄光にすがり付くだけの輩に未来を観てる人間を停めらるかよ!!!」

 

俺に…と言うより男に負けるとは微塵も思って無かったのか発狂しながら大型コンバットナイフを振り下ろす教員の腕を蹴り上げ踵の装甲を刃に、爪先の装甲をスラスターに造り変え振り下ろす

機体装甲を操縦者の思い通りに造り変える

これがオーツーの『第三世代兵装《液体記憶装甲》』

 

元々スペック事態は第三世代機より優れていたオーツーだったが第三世代兵装が無く束さんに聞いたら「キー君の好きにして良いよ♪」とお許しが出たのでドイツが開発していた《VTシステム》とUSBメモリー内に有ったグレートマジンガーのデータを掛け合わせた物を提案したら即座に造って搭載してくれた……VTシステムの名前を出した瞬間のあの顔は思い出しただけでも体が震える…

 

「ゥワッシャイ!!!!!」

 

自然と発した掛け声と共に教員の肩にギルスよろしく踵落としをし爪先のスラスターを吹かせ斜めに切り裂きその勢いに更に脚部スラスターを使ってもう片方の足で頭部を蹴り教員を地面に向けて蹴り飛ばしガンガンセイバーとバットクロックを連結させライフモードにして生身を狙い

 

「こいつでフィナーレだ!!」

《オメガインパクト!!》

 

音声と共に二つのトリガーを引くと二連装の銃口から放たれた強力な二発のエネルギー弾が螺旋を描きながらラファールを纏った教員を撃ち抜き教員が気絶して戦闘は終了と成った

その後プライベートチャンネルから出撃したピットに戻る様に連絡が入り戻ると黒いスーツをピシッと着こなした織斑先生が出迎えてくれた

 

「ご苦労だったな観咲、それと先程の戦いを見せて貰ったが…貴様、今回が初戦闘では無いな?ブランクが有るとは言え代表候補生だった教員に対し本気を出さず無傷で勝利するとは驚いたぞ」

「確かに初戦闘じゃ無いですけど織斑先生に驚かれるとは…少し誇らしいですね。っと、少しすいません」

 

オーツーを解除し織斑先生から少しピットの出入り口側に離れ腰のポーチからピンクの兎がプリントされた紙箱と携帯灰皿を取り出し紙箱から煙草に似たシルエットの薬煙を一本取り出して咥え火を付ける

 

「……端から見たら煙草を吸ってる様にしか見えんが…あの束が自ら送って来た書類とサンプル通りの様だな」

 

ダークロプス達との戦闘後気を失った俺は束さんにラボまで運ばれ2日程眠ってたらしい

倒れた原因は腕を切り落とされた時の痛みと本来人類が持たない物質不足のせいで倒れたらしい

その物質の名称は一度聞いたが全く知らない物質だった為流したがどうやら俺が渡したUSBの中に記載されていたらしい

なんでも転生者に対するデメリットだそうだ

俺の場合はキャラメル等で補給出来るそうだが含まれてる量が少なく普通に生活するだけで1日五箱分は摂取しないと倒れるそうだ……糖尿病で早死にだけは御免だ

打開案として薬煙なら普通に生活する分には1日3本~5本、IS使用後に1本吸えば問題無いとの事で俺は渡された煙草に似たシルエットの薬煙を吸っている……不良少年じゃ無いからな?

この見た目煙草の薬煙は煙草みたいに火を付けて吸うがニコチン・タールはゼロ、匂いは香草と言った具合の見た目だけのなんちゃって煙草だ……なら呼吸器で良いじゃないかと思ったが薬草だけ造って後は俺が巻く方が楽なんだと

 

「ええ、まだ未成年ですから煙草は吸いませんよ。まぁ成人してもこれが在るので吸いませんけど」

「その方が良いだろうな。話は変わるがこの後直接教室に案内する。時間的に入学式は終わってるからな、更衣室前で待機してるから吸い終わってから直ぐに着替えて出て来い」

「了解です」

 

と敬礼をすると「返事はハイだ。後敬礼なんぞするな、私は軍に関わりは有っても一般人だ」と言われ微笑みながらの出席簿アタック(最弱)を貰い織斑先生はピットから出ていった

 

「(…なんか……原作より雰囲気が柔らかい?)」

 

 

原作の織斑先生と目の前で微笑んだ織斑先生の違いに少し驚きつつもそう言えば束さんも何だかんだ原作より丸いし可愛い所が多いな~と思いながら更衣室に移動して支給された制服に着替える

特にこれと言った要望も無かった為原作一夏と同じタイプの制服に成ったが……白い制服なんて初めて着たな…

 

《ん~っ出来たーーーー!!!!!》

「うお!?どうした!?後久し振り!?」

《あ、お兄ちゃん!久し振り~♪》

 

 

左腕のブレスから久し振りに聞こえたオーツーの元気な声

俺の適性がバレてから《ちょっと深層部に潜るから暫く私は出て来ないからね。あ、ISは纏えるからそこは気にしないで》と言ったきり出て来なかったが……声を聞けて安心した

 

「で?何が出来たんだ?」

《ん~今見せても良いけど…外で待たせてるなら後にしよ?》

「…それもそっか、じゃぁ……行くか」

 

ロッカーに置いていた教材を入れた鞄とISスーツを入れた鞄を持ち外に出て織斑先生に案内されながら一年A組の教室に向かう

 

 

あぁ……ここから原作のスタートか…………まぁ上手く立ち回ってみますかね

 

この世界に来て束さんやオータムさん・スコールさん・マドカちゃん・クロエちゃんと言った重要人物達との生活で疑問を感じた事も有ったが…前世で生きていた頃より数千倍楽しい生活を過ごせた事にあの時俺を転生させてくれたローブの人……本当にありがとう

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