インフィニット・ストラトス~Z・G・G   作:鎧武 カチドキ

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七話

時間は更に飛んで放課後

 

学年主任の織斑先生と担任の小萌先生にアリーナを使用許可を無事もらいISスーツに着替えアリーナのカタパルト付近で待機していた

 

最初は二人とも無理だと言っていたがオーツーが第二形態に成り単一使用能力が発現した為確認の為使用させて欲しいと頼み込むと驚きながらも特例として許可してもらえた

 

但し

 

 

「えっと……宜しくお願いしますね?観咲君」

 

「こちらこそ手加減の程宜しくお願い致します山田先生」

 

 

目の前のホンワカマウンテンボイン眼鏡の山田先生と模擬戦を我らがドンこと織斑先生発案の元執り行う事に成った

 

ついでに一夏と箒もここで観戦するとの事で同じく待機しながら話したり連絡先の交換したりした

 

 

 

「手加減ですか……観咲君の戦闘記録を見る限り手加減出来そうに無いのですが…」

 

「イヤイヤ、織斑先生が現役時代に唯一まともに撃ち合った山田先生が何を言ってますか…」

 

 

 

織斑先生の活躍に隠れがちだがこの人は織斑先生に唯一まともに対抗出来たIS乗りだ

 

他の代表達は大体一太刀で破れてしまい最早試合にも成らなかった中で唯一織斑先生が認めたIS乗り…そんな人と模擬戦だよ?こっちとらオーツーのテストが出来れば良かったのに……

 

ため息混じりにそうぼやくと山田先生は苦笑いしながら反対側のピットに向かう後ろ姿を見送ると一夏と箒が寄ってきて

 

 

 

「紀野、大丈夫だ!!俺でも山田先生に勝てたんだから勝てる!!」

 

「……一夏…お前オルコットに山田先生が壁に勝手に突っ込んで行ったと言って無かったか?」

 

「…………あ」

 

「駄目じゃねぇか…まぁやれるだけやりますか。行くぞオーツー!!」

 

『(ガッテン♪)』

 

 

 

掛け声と共にオーツーを身に纏うと脚部は一次形態から余り変わって無かったが所々切り込みが入っていた

 

そして元々少かった胸部と腕部装甲はバンシィをモチーフにした切れ目の入った装甲に成っていた

 

地上用バンシィの右腕と左腕に付いていたレールガン「Beam - Smartgun(ビーム・スマートガン)」通称BSと「Vibro - Nail(ヴァイブロ・ネイル)」通称VNは腕に装備されずVNは両肩の装甲として装備され使用時にパージし両腕に装備可能でBSは元々オーツーに搭載されて無かった非固定ユニットとして新たに発現したシールドビットを挟み込む様に畳まれ普段は背面スラスターとして機能し射撃の際に両肩に接続しエネルギーを充填するかシールドビット状態で吸収した被弾エネルギーを打ち出す事が出来る仕様らしい(オーツーに表示されたデータ上)

 

そして頭部にはユニコーンシリーズお馴染みの角(バンシィタイプ)が在るがマスクは無い

 

 

「これは……凄いパワーを感じる」

『(お兄ちゃんがお母さんに渡したデータの中でお兄ちゃんが持つモーフィングアーマーと干渉が少ない設計で進化してみたけど……どうかな)』

「(凄い…凄く格好いいし完全に俺達だけの姿じゃないか!!!ありがとうオーツー!!)」

『(えへへ♪あ、機体名はオーツーからバンシィ・クロスに変化してるけど今まで通り私の事はオーツーって呼んでね?)』

「(当たり前だ、機体が変わってもコアのお前はオーツーだ。唯一無二の俺の最高のパートナーのオーツーだ!!)」

『(うん!!お兄ちゃんと私が組めば無敵なんだよ!!)』

 

「それが紀野のISの新しい姿…」

「あぁ、これが俺が広い宇宙で飛ぶ為の新しい翼だ。どうだ?格好いいだろ?」

「めっっっちゃ格好いいな!!」

「この良さが分かるとはな…友よ!!」

 

嬉しさの余り変なテンション一夏と拳を合わせる俺と一夏と少し複雑な表情でこちらを見詰める箒といった変な状況に成ったが織斑先生から山田先生の準備が整ったからさっさと出ろと指示が出た為カタパルトに向かう

 

「紀野!!」

「ん?どうした?箒?」

 

振り向けば何か言いたいが躊躇い、でも聞きたいと言った表情だったが決心した表情に成り

 

「お前は…ISをどう思ってる。そのISでどうしたいんだ」

 

「どう思ってる…か……俺は束さんの夢が詰まった翼だと思ってる。束さんはオーツー達が兵器として運用される事を望んで無かった…政府や軍人が勝手に兵器利用したがっただけで束さん自身はただ宇宙を知りたい…自分がまだ知らない知識を探したいって言ってた……だから俺は一部でも良いからオーツー達を束さんの願い通りに使いたい。その為に俺は……いや、俺達は今の世界をひっくり返す。否定されようとも笑われようとも本来の姿に戻してみせる!!」

 

箒の瞳を真っ直ぐ見詰めながら俺の思い……昔束さんに助けられた時に言った事をそのまま妹の箒にも言ったがこれはあの時…束さんとオーツーに初めて会った時から変わらない俺の意識だ

 

「…………そうか…前に姉さんが教えてくれた恩人とは紀野の事だったか…私はまだ姉さんを許せない…家族を引き裂いたあの人を……だから証明してくれ、姉さんはそんな事をしたかった訳じゃないと…姉さんの意識でこんな世界にしたんじゃ無いって事を」

「勿論だ」

 

そう言って今度こそカタパルトエリアに入りカタパルトと脚部を接続する

 

『(お母さん……お兄ちゃんの事話してたんだね)』

「(みたいだな…束さん何時も箒や御両親の事気にしてたし…会社設立してから直ぐにIS委員会と日本政府と交渉して御両親はなんとか社宅に住んでもらえる様には出来たが箒だけはまだだったからな……)」

 

交渉材料にしたのは三年前に束さんを襲った無人機のダークロプスとその戦闘データ

劣化版とは言え束さん以外のコアと無人機が複製出来る組織が存在する事実はなんとしても世間に出したくない政府とIS委員会にとって保護プログラムを即廃棄する程度には効き目は有ったが箒はその頃IS学園入学が既に決まっていた為卒業してからでも構わないと思われたのか未だに両機関からの通達は無かった様でそれに怒った束さんはIS委員会と日本政府が隠していた不正の事実を全世界にばら蒔き当日の幹部は全員辞任させられ全世界政府は「あの会社だけは手を出しちゃまずい」と理解し結構幅を利かせれる状態と成った

 

『(それよりも早く飛ぼうよ!!私も早く試したいよ!!)』

「(オッケー、なら思い切り飛ぼうか!!)」

《システムオールグリーン。観咲ちゃん、何時でもどうぞ!!》

「観咲紀野『(オーツー!!)』バンシィ・クロス…出るぞ!!」

 

カタパルトに勢い良く押し出されアリーナに出撃した

 

 

 

 




一夏「そう言えば箒、束さんと連絡取ってたのか?」
箒「あ-…なんと言うか…前に姉さんからメールが届いてな」

束『箒ちゃん箒ちゃん!!今私は協力者と一緒に宇宙開発を目指して企業を立ち上げたよ!!お父さんとお母さんも一緒に暮らせる様に頑張ったから箒ちゃんも何時でも来てね!!』

箒「これ以降は私が返信してないから来ないが……出来れば企業の名前も教えて欲しかった……」
一夏「束さんらしいっちゃらしいな……」
箒「(姉さん成りの償いの積もり……なんだろうか……夜にでも紀野と話が出来れば良いのだが…)一夏」
一夏「…怖かったら俺も一緒に付いて行くから一人で抱え混むなよ?」
箒「む…何で話す前に解った……」
一夏「箒って家族や自分に関係するものは一人で抱え混みやすいからな、昔と変わって無いだろうな-って」
箒「…バカ……その時は…頼む」
一夏「おう、任された」
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