おばみつ詰め合わせ   作:翠 さく

2 / 3
一番下のボタンから高評価お願いいたします!
いや、ホント喜びますんで!!どうかどうかよろしくお願いします!


転生後の物語 それから

伊黒小芭内目線

 

駅前で甘露寺と出会ってから、俺たちは結婚を約束した。といってもどちらも18になったばかりの学生の身だ、ひとまずお付き合いを始めるということで落ち着いた。まぁ、甘露寺には「私、この殿方と結婚するの!」と嬉々として彼女の両親に紹介されたが。汗が止まらなかったが、話に聞いていたようにおおらかなご両親で母親は「そうなのねぇ、おめでとう。でもさみしくなるわねぇ」と歓迎してくださったのは本当にありがたかった。彼女の父親もとてもよくしてくれ、料理学校に通っていること、将来は彼女と定食屋を開きたいのだということを恐る恐る話すと、料理屋の先輩として親切にアドバイスをしてもらった。甘露寺同様素敵な両親だ。自分の両親にも結婚を前提にお付き合いしている人がいるのだと伝えた。二人とも喜んでくれて赤飯を焚こうという騒ぎになった。さすがに苦笑したが甘露寺とも仲良くしてくれてとても嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

甘露寺蜜璃目線

 

伊黒さんと結婚することになって私はとてもとても幸せな気持ちだったの!まだ、高校も卒業していないからお付き合いという形だけどうれしくってうれしくって両親に結婚相手として紹介しちゃったわ!それから、なんと伊黒さん、何かに導かれるように料理人の道を目指していたがこのためだったんだなって言って、いつか一緒にお父さん達みたいな定食屋をやろうって誘ってくれたの!もうキュンキュンしちゃったわ!お母さんもお父さんも伊黒さんを歓迎してくれてとてもうれしいわ!卒業後は伊黒さんはお父さんに料理の修行をつけてもらって私は一人でお店を回せるようにお母さんに接客を教えてもらうの!今までもお手伝いしてたけど、私、もっと張り切っちゃうんだから!そうそう鏑丸にも会えたのよ!伊黒さんのご両親にあいさつしに行くときはとってもドキドキしたけれど優しい人たちでよかったわ。それはそれは伊黒さんのこと愛おしそうに見ているのよ!今世では優しい人達のもとに生まれてよかったって本当に思うの。

 

 

 

 

 

 

 

伊黒小芭内目線

 

俺は料理学校を、蜜璃は高校を卒業した。そう、そのころにはお互い名前で呼んで手をつないでデートするまでに仲は発展していた。我ながらよく頑張ったと思う。蜜璃と呼ぶと嬉しそうに微笑む姿は本当に愛おしいし、小芭内さんと呼んでくれるのは何とも面はゆい。それからしばらくは彼女の父のもとで修業し、そして数年後、遂に念願の二人の店を持つことに成功した。彼女らしくメガ盛りのお店にしようと提案したとき、蜜璃はとてもうれしそうに飛び跳ねて賛成してくれた。鏑丸は残念ながら寿命でなくなってしまったが15年も生きたんだ、小さな蛇にしてはすごい長生きだと言い聞かせた。前世でも今世でも心の支えだった鏑丸どうか安らかに眠ってほしい。蜜璃は沈む俺に鏑丸そっくりの置物を買ってきてくれて「これをお店の名物にしましょう?鏑丸は私たちとともに生き続けるわ」と言ってくれた。なんて優しい人なんだろう。俺はこの人を必ず幸せにすると再度心に誓った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。