今回は自分のデート経験が少なすぎて難儀しました、、、温かい目で見てくださると幸いです
伊黒小芭内目線
俺は蜜璃と初めて会った駅前の広場で彼女と待ち合わせをしていた。クリスマスプレゼントには前世にプレゼントしたものに似た緑の縞々のハイソックスを選んだ。彼女は今世で出会った時からなぜかその靴下を身に着けていたが
、先日ピクニックに行った際にミートソーススパゲティをこぼしてしまいしみになったと嘆いていたのでちょうどよいと思ったのだ。それにしても初めて会った時から身に着けてくれていたということは俺がピンクの髪の女性をなぜか探していたように俺のことが少しでも蜜璃の心のどこかに残っていたのだろうか?だとしたらとてもうれしい。っところで今日は鏑丸も一緒だ。流石にケースに入れてあるが、伊黒さんはやっぱり鏑丸君と一緒よねと蜜璃が言ってくれたのだ。そういえば、今世で鏑丸に出会ったのもクリスマスだったなっと俺は13年前を思い出していた。
そう、それは俺が五歳の時だ。前世の記憶はないながらも蛇に、特に白蛇に心を惹かれ、飼ってもいないのに鏑丸と名付け、サンタさんに鏑丸に会わせてくださいと願う手紙を拙い文字で書いたのをおぼろげながら覚えている。親は相当困惑しただろう。思い出して思わず苦笑する。だが、結果的にクリスマスの朝には枕元に白蛇がおいてあり、不愛想な子供であった俺でもその時は満面の笑みで喜んだ。その時の写真をこっそり取られていたのを知った中学生の時は恥ずかしさで赤くなったが、大切にしてくれる両親のもとに生まれて本当に幸せだと感じた。その話を蜜璃にするとその写真を見たい!と大はしゃぎしてせがんできたので今日はアルバムも持って来てある。恥ずかしくて仕方ないが、蜜璃の子供のころのアルバムも見せてくれることになっているので、それは大変楽しみだ。と、昔を回想していたら蜜璃がやってきた。ぶんぶんと手を振る彼女に思わず笑みがこぼれる。
「お待たせ、小芭内さん!」
甘露寺蜜璃目線
今日はクリスマス、小芭内さんと出会って初めてのクリスマス、彼がデートに誘ってくれてもうドキドキしちゃうわ!クリスマスプレゼントは白と黒の縞々のマフラーにしたわ!これならマスクなしでも口元を隠せるし、小芭内さんらしいし素敵だと思うの!よろこんでくれるかしら?お気に入りの靴下はダメにしちゃって今日は履けなくて残念だけど、またすぐに買いに行くわ!これは前世で小芭内さんがくれた思い出の靴下だもの。でもやっぱり小芭内さんにもらった方が特別って感じがするわね、、、今度お願いしてみようかしら?あきれられたりしないといいんだけど。そうそう、この靴下五歳のころサンタさんにお願いしてからずっと何度も買い替えてはいているお気に入りなのよ!そのころはまだ前世のことは思い出していなかったけど、なんだかとても素敵に感じて朝起きた時枕元にそれがあった時は飛び跳ねて喜んだの!愛の力ってすごいわ!あ、小芭内さんだわ!今日も素敵!たたずむ姿もかっこいいわ!私は手を振って彼に呼びかける。
「お待たせ、小芭内さん!」