真・恋姫†有双……になるはずが(仮)   作:生甘蕉

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130話 prpr

 試作版の結界符を対魔忍に渡して無人機(ドローン)でテストしてもらった。

 場所はもちろんアメリアの許可をもらってニューヨーク。

 結果は上々でドローンは無事に撮影を終えて帰投できた。

 

 写した映像をムラサキ経由で見せてもらったが時々、画面がわずかに揺れたり光ったりする。霊視スキルをONにして視てみたら、ちょっかいをかけようとちっちゃいモンスターが結界に弾かれている。

 ハゲかけた兎のようなモンスター。翼もないのに飛んでいるみたいだ。兎っぽいのに目つきが悪すぎるので可愛くない。これがグレムリンだろうか? 映像だと霊視スキルは使えても鑑定スキルは使えないようなので確認はできない。

 

「どうやらちゃんと効いているみたいだな」

「これなら使えるわね」

 量産してニホン政府とアメリアにも渡して……販売しておくか。お札作製もGPがかかるからタダってわけにはいかないのよ。

 

 入手したお金で購入した物をGPに換えるのはショップの売却しかないんだけど、あまりやり過ぎるとあっぱれ世界の資源も減るだろうし、どうしたもんかね。

 一応、剣士神にお供えされたものは霊的な成分だけ持ってかれて(ガワ)は残るので資源的にはいいはずだ。

 出張所みたいな仮設の剣士神社やスカイツリーの聖鐘(ホーリーベル)そばに設置された神棚には連日お供えがされていて、そっちは自動的にGPが加算されているらしい。

 本来なら感謝のお祈りだけでもGPはたまるそうなんだけど、そこまではまだ剣士神は信仰されてないだろうなあ。

 どっちにしろ剣士の方のGPなんで確認はしていない。無駄使いしてなきゃいいが。

 

「しかしグレムリンはうっとうしいな。直接触れないとわかると石を投げてくるとは」

「知能もあるのか。……対魔忍ならグレムリンが()()()人も多いよね」

「ああ。ほとんどが視えるはずだ」

 さすが対魔忍。敵に捕まってエッチなことをされるだけじゃないのね。

 

「ならさ、無線操縦はその人たちにまかせて武器を搭載しようか」

 動きも早いようだし、直接は戦いたくない。……兎っぽい外見のせいで首刎ね兎を思い出すせいだろうか。あっちは可愛かったけどね。

「グレムリンが異世界魔族ならこちらの攻撃は通用しないのでは?」

「弾丸にお札を仕込むとかやりようはあるでしょ」

 高くなりそうだなあ。けどニホンやアメリアならちゃんと払ってくれると思う。どっかの国と違って。

 

「聖水の水鉄砲はどうなん? 牽制ぐらいにはなるやろ」

「高圧で発射すればそこそこの飛距離はでるんじゃないかな。あ、でも高空で気圧が低いとどうなるんだろ?」

 それともラジコンヘリでの農薬散布みたいに聖水をばら撒くってのもありかも。

 

「爆撃の跡もすごいのう。……あの像は無事のようじゃな」

「自由の女神(ゴッデス)か。さすがにあれは破壊しないように気を使ったのかもしれん」

 光姫ちゃんと十兵衛もアメリア軍が行ったという攻撃の跡に呆れている。よくもまあ自国にここまで攻撃を。

 ……そういや大江戸学園の学園祭の時期、つまりあっぱれのファンディスクには十兵衛は出てきていない。アメリアに行ってたはずだ。

 オフィシャルHPのボイスドラマだと自由のゴッデスの修理代を光姫ちゃんに回してたけど……。

 うっかりで壊さないように注意しないと。

 というか、聖鐘(ホーリーベル)が届いたら設置するのは間違いなくあれだろう。

 

「十兵衛はビーム出ないよね?」

「そんなものがあったら、とっくに泣き女(バンシー)首なし騎士(デュラハン)に使っていたぞ」

 それもそうか。眼帯の下の傷も回復ベッドで治っているからそこからビーム発射というのもありえない。……美以ちゃんたちなら目からビームもマスターするかもしれんな。あの帽子でも成現(リアライズ)するか?

 

「でもこれで各国のゾンビタウンのデータも集まりやすうなったはずや。お父さんもそろそろ、自分の担当世界にいけるやろ?」

「えっ?」

「アニキも自分の担当を進めてほしーッス」

 むう。たしかに聖鐘がなかなか届かない以上、ゾンビタウンの各個撃破になる。

 それなら柔志郎たちだけでもなんとか……。

 

「いやいや、人数少なすぎでしょが。もうちょっとゾンビタウンの数を減らしてからじゃないと」

「私たちは変身もできる。ロボもあるし問題はない」

 柔志郎のチームは人数こそ少ないけど智子とゆり子は変身するし、ララミアは巨大化できる。戦力的にはかなり高い。

 

「おいらたちもついてるし」

「それが不安なんだよなあ」

 由比雪那も新たに仲間(ファミリア)になってくれているけど、なったばかりでまだスキルも少ない。Wか00を成現するべきか?

 

「かなうちゃんもファミリアになってくれれば、小隊上限の8人になるッス」

 柔志郎、カシオペア、智子、ゆり子、ララミア、輝、雪那で7名。あと1人ほしいのはたしかだけどさ。彼女がくるのも決定なの?

 

「俺の担当を開始したら、こっちにほとんどこれなくなる可能性が高い気がするんだよね」

 予言神(ポロりん)のお告げのせいでやっかいな事態になりそうで怖い。

「ならなおさら早く始めるべきや」

「……わかった。まず調査を始めよう。でもそれも学園祭がおわってから」

 なにしろ大江戸学園祭は1週間もある長い祭りだけど、嫁さんの多い俺は彼女たちが決めた予定がびっしり。分刻みのスケジュールで身動きが取れないのよ。

 

「テロを警戒してディスクロン部隊も学園祭の間は島にいるのでしょう?」

「だからその間のゾンビタウンは無人機による偵察をしてもらうつもりでお札の実験をしたワケね?」

 華琳と雪蓮の鋭い指摘はほとんど正解だったりする。

 学園祭の時ぐらい仕事を忘れたっていいじゃんよう。嫁さんたちも楽しみにしてるんだ。

 

「うん。学園祭で島の外部からくるお客さんたちには、こちらと接触したいやつも多そうだけどそんな時間はないって発表したから、相手にする必要はない」

 各国のお偉いさんも来たがったけど、余計にテロを警戒しなきゃいけない状況になるんで生徒の関係者以外は入島禁止。これには学園祭のチケットが法外な価格で取引されていたということも後押ししている。

 

「おいらを通して以外の取材は受け付けないし他のは盗撮だからって言ったら、申し込みの電話が多くて面倒だよ」

 やれやれと肩をすくめる輝。マスコミ対策はまかせた。勉強になっていいじゃないか。

 

「起こりそうな事件もあらかじめ潰してあるよね。映像、すっごく助かってるよ」

 ビニフォンで編集動画を見ながらの桃香。

「華琳ちゃんに感謝だな」

 あっぱれのファンディスクの動画を華琳ちゃんが編集してくれたので、みんなあらかじめ予習できている。編集したのはエロシーン抜きのためだったり。

 

「おかげ様で愚兄の馬鹿を未然に防げそうです」

 ああ、学園の水着をスクール水着だけにするために、他の水着を運んでくる船を剣魂で襲う連中と光臣が組んでるはずだったっけ。

「始まる前から女中喫茶も規制が厳しいしよう……」

 涙声の朱金。編集動画を見た彼女は規制される前に通い詰める予定だったらしい。

 

「遠山様、そっちは残念ですがエッチな本の密輸は考えてませんよね?」

 真留ちゃんもイベントでは自分が女中喫茶に通ったと知って当初はショックを受けていたけど、初夜を済ませてからはそっちもありになったみたい。

「んな暇がねえのはお前も知ってるだろうが!」

「それに私たちは目立ちすぎて、もはやそんなことは不可能よ」

 詠美ちゃんが目を伏せる。学園外にも名前が知れ渡った俺たちにそんなことができるはずもないか。神のイメージを崩すなってワルテナにも言われてるもんなあ。……俺が嫁さん多数もらってるのはいいのかな?

 

「残念ね、朱里?」

「は、はわわっ……なんのことですか? 華琳しゃん」

 朱里ちゃんたちも勉強用のエロ本見てるイベントあったもんなあ。

 みんなに家庭用の恋姫と真・恋姫をやってもらったのはいいけど、そのせいで知られたくないことを知られてしまった嫁さんも多いのはちょっとした弊害だ。

 

 春蘭なんて華琳を泣かせた一刀君を斬るって騒ぐしさ。ゲームのしかも別ルートの話だって言っても聞いてくれなくてやばかった。華琳が「私があれのために泣くとでも言うのかしら?」って春蘭を睨んだんでおさまったんだけどね。

 俺としては嫁さんたちが一刀君に惚れちゃわないか心配だったんだけど、今のとこはだいじょうぶのようだ。

 季衣ちゃんいわく「ボクたちを対象外にしてるやつなんてどーでもいいよ」らしい。

 季衣ちゃんと流琉ちゃんは家庭用ではなぜかそんな扱いだったもんなあ。2人の拠点イベントの最後は魏のエピローグに繋がる立食パーティーってワードが出てくるのにさ。

 

 あ、一刀君にはすでにマダンキーやその他関係アイテムを渡してある。彼用の新型ビニフォンはショットフォン型にしてみたよ。出来心でつい、なんだけど人前では使いにくいだろうな。ごめんね、一刀君。

 

 ゲキリュウケンとゴウリュウガンはSHOT基地内の魔法発動機のサポートがないと力を発揮できず、変身もできないんはずなんだけど、そこはザンリュウジンのコアを参考に再調整済みって設定でキーやゴッドゲキリュウケンの成現をしている。

 かわりに魔弾龍とキーにはMPの充填が必要だけどね。一刀君のゲキリュウケンも同じ仕様のようだ。アーチャーがそうしたんだろう。

 

「マダンキーを使った必殺技ならCPを消費せずに使えるのはいいな。MPも前もってチャージしておけばいいんだし」

「けれどキー使用の前フリは隙が大きいです。なにをするかも宣言してばれてしまってます」

 そうは言うけど愛紗、ヒーローが無言で必殺技するワケにもいかないんだよねえ。

 武将たちは騎士技(モータースキル)をマスターしつつあるから、そんなアイテムは不要なんだろうけどさ。

 騎士技って練気がほとんどいらないみたいで、ズルいスキルだよ、まったく。……チャージはいらないけどCPはしっかり消費されるらしいから、CPは必要か。

 

「さっきの話だと柔志郎にもゴウリュウガンを用意しといた方がよさそうだね」

「オレも変身するッスか?」

 柔志郎のチームはヒーローチームみたいになるね。カシオペアもフレンダーみたいに変身できればいいのに。いや、あれは変形だったか。

 

「煌一のザンリュウジンはどうするのかしら?」

 ザンリュウジンは斧らしいけど鎌っぽく見えないでもないから、華琳が気になるのかな? リュウジンオーのモチーフに髑髏も入ってることだし。

 でも彼の性格的に華琳には合わないような気もする。……白波鋼一もツンデレだったけどさ。

 正直に言えば男を嫁さんのそばには置いておきたくない。たとえ武器であってもさ。

 

 ならばバルディッシュにするかな。……華琳にはもう星凰剣と威天剣があるからいいか。作らなきゃいけないものも多くて時間もないんだった。

 む、稟にカレイドステッキというのも面白いかもしれん。実用的ではなさそうだけどね。

 

「煌一がリュウジンオーになるんだったら、あのバイク乗せてくれよ」

「あれも格好ええもんなあ」

 翠と霞が言ってるのはデルタシャドウか。たしかにあれのバイクモードはいい。

 嫁さんたちの一部にはロードサンダーやモトスレイヴがあるけど俺専用の単車はまだない。理由としては長距離の移動はポータル使っちゃうからすぐ必要というわけではないんで後回しにしてるから。乗ってる時間もなさそうだしさ。

 

「剣士のゴッドレオンは?」

「あれ、使い手の剣士に合わせてデカくなってるだろ」

 そうなんだよな。剣士もゴッドゲキリュウケンとマダンキーでゴッドリュウケンドーになれるようになったんだけど、剣士が大きいせいでオリジナルのよりサイズアップしてるんだよ。獣王も全部、さ。

 

「もしかして璃々ちゃん用だったら、あの獅子も小さく可愛くなるのでしょうか?」

 それでも猫っぽくはならないと思うよ明命。

 

 

 

 

 ペロペロ……。

 

 ペロ……。

 おっぱいペロペロ。

 

 されてます。

 俺が!

 

「ストップストップ! なんでどうしてホワーイ?」

 なぜに俺がペロペロされなきゃいけないの? する方でしょ!

 よしんばペロペロされるとしても別のとこでしょ、恋姫(おくちゲー)的に!

 

「たまにはあたしたちだって攻めないとね」

 右乳を攻めていた梓からの返答。

 設定原画集に夜は従順って書かれてる梓なのに。

「華琳や姉様たちのように上手くはないけど……」

 左乳は蓮華が。

 だからね、あの2人だって俺の胸をそんなになめたりはしないよ。マーキングだって吸われてキスマークをつけられてことはあったけど、胸にじゃないし。

 

 双頭竜スキルのせいで2人同時が多いせいか、体位的な問題で最中に俺の胸に触りづらいみたいなんだよね。

 

「貴様、蓮華さまの舌に不満でもあるのか?」

 思春が俺を睨む。

「が、がんばります!」

 亞莎は真っ赤になりながらも、真剣な表情で学習中。

 

「っ!」

「ふふふ。やっぱり胸の先っちょが弱いようですねぇ」

 穏は穏で2人の口撃による俺の反応をしっかり観察している。そんなデータまとめないでってば。

 

 今夜は梓、蓮華、穏、思春、亞莎の5人だ。梓は妹扱いしている亞莎が気になっていっしょなのかな?

 その後、残りの3人も参加し始めて、さすがに穏の舌が尻にたどりつきそうになった時には必死に抵抗したよ。

 

 俺も嫁さんたちをペロペロする時ももう少し考えねばならんね。

 お返しとして5人全員の胸にキスマークをつけながらそんなことを思った。

 

 




本編嘘予告

「ここはオラにまかせるだ」
 進化の秘法で異形の姿となったデスピサロの前に真紅のスライムベスが立ちふさがった。

「オン・スラ・ソワカ!」
「スラオウ、その鎧はいったい?」
「コーイチ様のそっくりさんにもらっただ」
 純白の獅子の鎧を纏ったスラオウ。
 その鎧こそ、仲間たちとはぐれた煌一が与えた神甲冑(スライム用)。

 紅白となってとてもめでたい彼女のとくぎ、スラ魔破拳がデスピサロに炸裂する!


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