真・恋姫†有双……になるはずが(仮)   作:生甘蕉

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28話 聖獣

 おっぱい。

 乳房、バスト。

 大小に拘らないなどと格好をつけるつもりはない。

 俺は貧乳派だ!

 巨乳など、無駄な脂肪の塊でしかない!

 

 そう、思っていた。……このサイコロ世界にくる前までは。

 なのに、目覚めてしまった!

 裏切ったというならそうなのかもしれない。

 寝返ったというなら甘んじてその誹りを受けよう。

 

「あれは、いいものだ!」

 ……朝から妙なテンションですまん。

 思わずマ大佐のようなことを口走ってしまったが、それぐらい、梓っぱいは素晴らしかった。

 挟めるってあんなにすごいことだったんだね。

 魔法使いのスキル保持のために最後までさせてもらえない俺にとって、あれは最終兵器なんじゃなかろうか?

 

 っと、やばい。思い出してたらまた……。

 これ以上はいけない。俺か梓が起きなければ朝食の準備ができない。

 梓がレーティアとランニングに行くためには、俺が朝食を作らないと。

 でもその前に駄神のファミリアを用意するか。

 別に剣士のためではない。俺の可愛い娘が基礎講習をいっしょに受けようと待っているからなだけだ。

 

 ライオンそのもののフィギュアは手持ちにはないが、ライオンモチーフのものなら結構あった。

 ロボも多い。……ライガーはライオンと虎の(あい)の子だっけ?

 あとは鎧系。聖衣か神甲冑(シャクティ)か。ブラックシーザーってのもあったな。

 シーザーか。シーサーって鬼太郎に出てきたな。フィギュア持ってないけど。

 ちょっと古いけどウォーザードって格闘ゲームにも獣人っぽいのがいたね。

 うん。獣人路線で行くか。

 

 

「と、いうワケでこの子が剣士のファミリア予定の子だ」

 昨日と同じ様に朝食の前に集まったみんなに紹介。

「この子って……」

「ライオン?」

「ちいと違わんか?」

「がお?」

 ほぼ全員が首を傾げているが、間違いなくライオンである。

 

「この子は聖獣の類らしいよ。神様にはぴったりでしょ」

「ライオンの着ぐるみ着た女の子にしか見えないんだけど」

 成現したのはセイバーライオン。

 間違いなくライオンである。

 両さんがコスト不足で失敗したから上手くいくかは不安だったけど、なんとか足りた。

 

 俺の鑑定スキルでは成現時間がどれぐらい持つかわからなかったので、華琳に鑑定してもらって計算したらMP1万で1秒という嫁さんたちの百倍な結果に。

 武器も込みなんだろうけど成現コスト半端ねえ。さすが聖獣。

 

 その高コストでもなんとかなるのは、夜寝る前はできるだけ忘れずにみんなに成現延長をしてMPを使いきるようにしていたので最大MPが伸びているおかげだろう。

 起きたらたいていフル回復しているのだから、使いきらなければ勿体無い。

 それをしやすいように嫁さんたちのチョーカーには俺が直接触れなくても、成現延長の魔力が届くような効果もつけてある。

 

 あ、チョーカーにビニフォン収納の機能追加しようかな? でも空きスロットはとっておきたいしなあ。次期ロットからその機能も追加するとしよう。メモメモ。

 なんかみんな、コンホだとコンカと紛らわしいって理由で、俺が成現したコンビニエンスフォンをビニフォンって略している。ビニ本みたいだけど気にならないのかな?

 ……最近はビニ本なんて言葉は使わないか。

 あの肉球で使用できるかわからないけど、セイバーライオンにビニフォン渡したら成現した10個おわっちゃうか。人数増えたらまた作ろう。改善点みんなにあげといてもらおうかな。

 

「がお!」

 元気に挨拶するセイバーライオン。

「可愛いから問題はないわね」

 華琳も気に入ったようだ。

「ワシの期待してたんと違う……」

「気が進まないなら、この子はうちで預かりましょう」

「なっ! そりゃ困るぜよ!」

 慌ててセイバーライオンの前に出てくる剣士。

 大きな手を彼女の前に差し出す。

「ワシは涼酒剣士じゃ。よろしく頼むぜよ」

「がおがお」

 握手する2人。肉球と握手なんて羨ましい。

 契約成立するかな?

 

「がおがおーん!」

「おお、そうじゃな。飯にするぜよ!」

 うん。上手くいったみたいだ。

 がおとしか喋れないセイバーライオンとの会話も普通にこなせるぐらいに仲良くなってくれたか。

「がーお♪」

「あ、セイバーライオンもかなり食べるんでがんばって稼ぐように」

 セイバーライオンができたってことはセイバーもできるかもしれないけど、食事を考えると無理だろうなあ。

 手持ちのだとあとはオルタしかいないし。

 

 

 ……マジでセイバーライオンよく食うわ。

 完全な肉食ってわけじゃないのが助かるけど。

 箸と茶碗もフィギュアについてたせいか成現した時から持ってたし。

 これ以上の増員は炊飯ジャーの追加が必要かもしれない。

 

「それで、今日はどうするの?」

「智子とセイバーライオンは基礎講習として……俺たちはどうしようか?」

「私はもう少しトレーニングしたいかな。私がここまで体力つくなんて疑っていたが、ビニフォンの数値ではっきり成長してるのがわかった」

 うん。レーティアのスタミナがかなり伸びているな。

 その分トレーニングもきつかったろうに。

 

「オレも鍛えなおすッス。智子ちゃんを守れるようになるッス」

「守る? うちの娘は凄いよ」

 くくくと眼鏡を光らせる俺。

「なに言うとんの、お父さん」

「たしかに智子ちゃんのおっぱいはすごかったッス」

「あんたもなに言うとんの!」

 ズビシ! と鋭いツッコミが柔志郎に入った。

 そうか。昨夜は隣でもおっぱい革命があったのか。……女の子同士とはいえ、うちの娘になにしたんだ、いったい?

 

「ならば、今日は私が特訓してやろう!」

 腕組みしながら宣言したのはクラン。こう見えても軍人だからトレーニングには慣れてるか。

「んじゃ、今日はみんな特訓ってことで。剣士はどうする?」

「ワシは見たいテレビがあるんじゃが」

 ……昨日ちょっと見直したんだけどやっぱり駄神。というか小学生か。

「そんなの録画してあとで見なさい。デッキも接続してあげたろ」

「あんな難しいの、ワシには無理ぜよ」

 小学生の方がマシでした。お前はお年寄りか。

 メカ音痴とかのスキル持ってたりしないだろうな。

 そういえば、魔法使いのスキル持ちでも機械は苦手にならないらしい。そうだったら困っていただろうな。

 

「セットしてやるから、お前も鍛える。剣士だって鍛えれば伸びる子なんだから」

 現に昨日のエアコン工事を手伝わせたらちゃんとスキルも入手したんだし。

「そ、そうじゃろうか」

 お、褒められるのには弱いのかな。

 褒められるのに慣れてないのか。……調子に乗らないように適当に見守ってやる必要がありそうだ。

「で、なにを見たいんだ?」

「アーチャーだらけの転生者バトルぜよ!」

「アーチャー?」

 なんだろう、タイトルだけでやな予感がするんだけど。

「アーチャーつうのは、……よう知らんが最近の人気の人物らしいぜよ。使徒に転生させる時に能力や外見を欲しがる転生者が多いんじゃ」

「ああ……うん。だいたいわかる」

 そんな要求も通っちゃうのか。

 まあ、俺が2刀流やってるのもアレの影響があるかもしれない。

「で、アーチャーっぽくなった転生者を集めて戦わせる番組ぜよ」

 タイトルそのまんまじゃないか。

 

「使徒って番組で戦わされたりするの?」

「なんでも、アーチャーもどきの連中は担当世界であまり活躍しないらしくてのう」

 そうか。アーチャーになんてなったら能力が高くて、高難度の世界を任されてしまうか。

 いくら能力高くても俺TUEEEできないんじゃ不満だろうな。

「それがあまりに数が多くて運営側が問題視して、再訓練の様子を番組にしてるんぜよ」

「うわ。見たい気もするな」

 訓練内容によってはこっちでも導入できるかもしれないし。

「中でも人気なのは、本物のアーチャーが出てくることでのう」

「本物?」

「召喚されたらしいぜよ」

 まあ、華琳たちもいるから本物がいてもいいのか。

 でも、途中で本物が出てくるって、どこのものまね番組?

 偽者さんたちにはダメージでかすぎるだろうに。俺だったら勘弁してもらいたい。

 

「うん。俺たちも運営に目をつけられないようにがんばろう」

「うちは大丈夫ぜよ。転生者なんて高いもんは無理じゃきに」

 運営側は剣士が1人でやっていたから気にしなかっただけだろうな……。

 

 

 昼。

 訓練に行く智子とセイバーライオンに渡すために先に食事を用意していて正解だった。

 なぜならば、現在そんな気力が1ミリたりもないからだ。

「……ご、午前中ずっと町内を走りっぱなしってのはしんどすぎ……」

「なにを言う。ちゃんと水分補給の休憩をとったではないか」

 いっしょに走ってたのに……さすがクラン、ゼントラーディは伊達じゃない。

 俺の方は使徒になって強化されてなかったら、確実に途中でぶっ倒れてただろう。

 

「ちゃんと食べないと体力つかないよ」

 昼食に用意した冷やし中華をすする梓。その体力が羨ましい。

 ああ、胸に栄養を蓄えているからがんばれるのか。

 

「煌一? ずいぶんと梓の胸にご執心ね」

 ……ばれてた? そりゃ、ランニング中にあんなに揺れるんだから気になってしょうがないでしょ! 梓だけじゃなくてヨーコもだし。

「姐さん、焼き餅焼かないでいいッスよ。アニキは姐さんたちのナマ脚にも夢中だったッス!」

 まさかの柔志郎の裏切り?

 いや、脚だけじゃなくて尻もしっかり見ていましたよ!

 

「んなことしてっから疲れるんだよ」

 梓がジト目で睨む。

 ううっ、昨夜はあんなに可愛かったのに。

 

「ワシもう疲れたぜよ……」

 剣士もテーブルにつっぷしてるし。

「ワシ体力けっこうあるから、もうええじゃろ?」

「なに言ってんだ。これはスタミナじゃなくて、根性をつける訓練だろう」

 だろうね。ビニフォン見たら結構最大EPも増えてるし。

 ……現在EPはかなり減ってるけどさ。嫁さんといっしょじゃなかったらEP低下しすぎて途中でリタイヤしてたと思う。

 俺と剣士には必要な訓練だってのはわかる。

 わかるけど、キツイ!

 

「ってことは、午後も走るのか?」

「当然だ。煌一はみんなのステータスを確認しながら、ホントにやばそうなのがいたら、休憩させてくれ」

 走りながらそれをやれと?

「……まあ、実戦でもそんなことがあるかもしれないか」

「わかっておるではないか」

 俺だけじゃなくて、嫁さんたちの命もかかってくるんだし頑張るしかないか。

 食欲はなかったが、無理矢理食事をとった。

 

 

 午後。

 真っ先に休憩に入ったのはやはりというべきか、レーティアだった。

 続いて、俺。普通の女の子だった柔志郎より先にダウンするとは情けない。

 休憩しながらもみんなのステータスに注目し、危険だと感じたらビニフォンで連絡。

 やっぱり音が出るのはいい。コンカだったら気づかずに走り続けたかもしれない。

 

「レーティア、お疲れ」

「鍛えた分がちゃんと数値に反映されてるから無駄じゃないとはわかっているが……」

「他の子たちより鍛錬度の上がりが悪いだけだよ。レーティアはがんばったって」

 鍛錬度や熟練度の貯まり方には個人差がある。レーティアは体力系が上がりにくいようだ。

 それでも、成現した時の数値と比べればかなり伸びたといえよう。

 

「しんどいッスー。もう片方の数値にも反映されてほしいッス」

 もう片方? ……ああ、体重か。

「俺は筋肉つくと嬉しいなあ」

 なんか数値のワリに筋肉ついた気がしないし。確実に筋力は上がっているのになあ。

 腹筋割りたい。

 

「ワシはもう無理ぜよ……」

 剣士と柔志郎のステータスは俺からだとわからないので自己診断で休憩なんだけど、俺の見立てでは剣士はもっと走れそう。

「すぐに諦めちゃ駄目だって」

「じゃけど……無理なもんは無理ぜよ!」

 俺も暑苦しいのは苦手なので、これ以上は言わない。

 ああ、この駄神を鍛えるのにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 

 その後、基礎講習1日目を終えた智子とセイバーライオンと合流。

 必須スキルを伝授して、その訓練につきあった。

 2人ともすぐにレベル1にしてしまったため、少し早いが本日のお仕事は終わりということにした。

 ……そういえば休みなしでやってるな。

 週2日とはいわないから、日曜だけでも休日にしよう。

 

 夕食までは時間があるので、録画した番組をみんなで観た。

「……これで活躍できないってどんな世界なんだよ?」

「こんな魔法もあるッスか」

「やっぱ本物はカッコいいのう」

 魔法使いのスキルがあって、最大MPも千二百億を超えたんで、俺ってちょっとすごいかも、なんて思っていたけどそんなことはなかった。調子こいてました……。

 画面に映る連中はアーチャーそのもので、正直、俺にはどれが本物かわからなかったぐらい。

「もっと鍛えなきゃ駄目かも……」

 どう鍛えればあんなことできるようになれるかわからないけどさ。

 

「ならば次は実戦しかあるまい」

「けど、あんまり派手にやると魔族にばれちゃうッスよ」

「拠点から離れたとこで戦うしかないわね」

 ヨーコの言う通りだな。拠点を破壊されたら困る。

「他の拠点も探そう」

「じゃあやっぱり北千住ッスかね」

「あの大きな塔にも行きたいわね」

 亀有に行く途中、スカイツリーを見ることができたので、華琳や梓が気にしていた。

 スカイツリーだと浅草か。また両さんに話を聞かないと。

「高い建物ならまず拠点そばの高層マンションに行ってみるのだ」

「それもそうか。いい加減、周辺がどうなっているのか高い所から確認した方がよさそう」

 やっぱりあの世界、みんなゾンビになっちゃっているのかな。

 だとしたら救済ってどうするんだろう?

 ……まさか、いなくなった住人のかわりにアダムとイブになれってことじゃないよね?

 

「がお!」

「せやな。どっちにしろ、それは明日私らの講習が終わってからやな」

 智子もセイバーライオンの言葉がわかるのか。

 まさかこのセイバーライオン、関西弁?

 

「夕食の用意ができたわ」

 今日は俺が疲れてるだろうからと、華琳が夕食を作ってくれた。

「レバニラ?」

「ニラレバじゃろ?」

 いやそれはどっちでもいい。

 このメニューも華琳がビニフォンでスタミナ料理を調べていたのと関係あるんだろうな、やっぱり。

 もうそこまで使いこなしてるとか、対応はやすぎ。

「煌一にはしっかり精力をつけてもらわなければいけないもの」

「ああ、今日は華琳の番だもんな」

 昨日の仕返しとばかりに梓が挑発。

 

「ええ。楽しみにしてるわ」

「なっ! ……そ、そんな胸で煌一を満足させられるのか?」

 梓、それは自爆だ。自分は胸で満足させたって言ってるようなもんだよ。

 気づいたのか真っ赤になっちゃった。それとも昨夜のことを思い出したのかな?

「ふふ。さあ、どうかしら?」

 余裕の覇王様。

 俺がおっぱいの洗礼を受けたことは気づいているだろうに。

 

 

 

「6日後は交流戦か」

 自室に戻り、ビニフォンをいじりながら独り言。

 独り暮らしはおわったというのに、この癖はすぐには直らない。困ったものだ。

 祭りってなにをやるんだろう?

 他の面の代表者と戦うらしいけど、テレビで見たアーチャーもどきみたいなのがいたらどうしよう。何をやっても勝てない気がする。

 せめてガンプラ祭りだったらなんとかなるのに。

 

「考え事?」

 あれ? いつのまに華琳が来ていたんだろう。

「梓の胸のことでも考えていたのかしら?」

「え? 交流戦のことを考えていたんだけど……」

 華琳の目が怖い……貧乳を裏切ってしまった俺を怒っている?

 話をそらさないと。

 

「ちょ、ちょっと待ってね、成現時間の延長しちゃうからさ」

 フル回復してないとはいえ、寝る前にはMPを使いきってないともったいない。

 華琳の首のチョーカーに手を当ててみんなの成現時間延長を念じて完了。

 別にチョーカーに触らなくてもいいんだけどね、これだとイメージしやすくて呪文なしでできるし。

 あ、智子とセイバーライオンにも機能制限版のチョーカー用意しないとなあ。

 

「あんまり梓をイジメないでくれよ」

「つい、からかいたくなるのも困ったものね。梓は好きよ。美しい少女だし、料理も食べる人への思いやりであふれているわ」

 うん。華琳の完璧な料理も美味いけど、梓の料理も本当に美味い。家庭料理って感じがすごいほっとする。

「そうだな。俺の独りよがりの料理とは大違いだ」

「あら、わかっていたのね」

「基本、俺のは俺好みの味付けだから」

 酒のツマミ向けとかさ。

 あと栄養重視。おっさんになるとね、そっちも気になるのよ。

 

「……煌一」

「ん?」

「厠の強化したわね」

「ああ、あれ。いいでしょ」

 温水便座洗浄器って慣れちゃうと、他のが使えなくなるよね。

 出陣しちゃうと女の子たちのトイレも気にしなくちゃいけない。拠点が駅でトイレもあるから助かっているけどさ。

 不思議なことに拠点はちゃんと水も電気も使えるんだよ。拠点のトイレも強化しようかな。

 

「……煌一の気持ちはわかったわ」

「俺の気持ち?」

「煌一の魔法使いを失わないためには挿れなければいい。けれど、どうしても挿れたいのね?」

 ……うん。

 おっぱいも良かったけど、やっぱり最後までしたい!

 

「だから、あれなのでしょう?」

「え?」

「使う前に綺麗にしておけと」

「……はい?」

 なんかえらい勘違いしてませんか?

 そりゃそっちに興味ないわけじゃないけどさ。

 そんなつもりでトイレ工事したわけじゃなくてね。

 

「胸などよりも、そちらを要求している。そうなのでしょう?」

 ……うわ、なにを言っても聞いてくれる雰囲気じゃなさそう。

 もしかして、梓に言われた胸のこと、実はすごい気にしてました?

 

 


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