こちらはテイワット情報局!! 作:アヴァターラ
「第二回!テイワット情報局~~~!!!!」
・よしきた!
・待ってたぞゴリラ!
・パ~チ~ングコ~ング!
・爆発ゴリラオッスオッス
・おいゴリラ、蛍ちゃんとパイモンちゃんはどこ行った?
・今日は一人?
・美女!美女は何処だ!?
「すまんな皆の衆、旅人ちゃんにパイモンちゃんは特別ゲストだぞ。たまたま近くにいたからひっ捕まえただけだ。ついでに誰がゴリラじゃい!顔見ろ顔!そんなごつくないだろ!」
・これは無能ゴリラ
・好青年フェイスの下はガチムチ
・筋肉モリモリ、マッチョマンの変態だ
・この前のステゴロみたら基本誰もがゴリラだと思うぞ
・貴様ァ!美女を連れてくるという約束を忘れたかァ!
・↑直結厨パイセン落ち着いて
「そんな約束したか~?というか俺一応現役の騎士だぞ?鍛えているのは当たり前だろ。お前らのとこだって軍隊的なものあんだろ?」
改めまして視聴者の皆さんこんにちは、ノクリアです。前回の放送から数日後、第二回の放送を今日モンドの近くにある星落としの湖でお送りしようと思ってます。ちなみに今回のスタイルはスマホを使っての放送、この前俺の武器はステゴロだっつー話はしたんだけど実際はそうじゃない。元素を上手いこと操るために一応装備してるのがこちらの法器になります。一応魔法っぽい攻撃もできないことはないけどどっちかというと脳筋ステゴロの方が好きです。めんどくさくないし。
そんでスマホを法器を浮かせる要領で浮かしつつ3人称視点での放送をやってるわけです。今は座ってコメント見てるわけですが。
「まあこの前はヒルチャールぶん殴って終わらせちゃったし今日はきちんとテイワットの案内を「あ!ノクリアのお兄ちゃんだ!」・・・お前ら、お望みのゲストだぞ」
俺が早速歩き出そうとすると嬉しそうな声がかかった。こんなところまで遊びに来るのは一人しかないないからだいたいわかるがジン代理団長殿に今日は怒られてないんだね。
・声ソムリエの俺があててやろう。絶対美少女!
・このゴリラ事案案件多くない?
・カメラあく反転させるんだよ爆発ゴリラ!
・この放送血気盛んすぎない?
・いいんだよ上等だるるぉ?
「今日はお出かけして冒険か?クレー。ジンに怒られないようにな」
「うん!お兄ちゃんは何してるの?それなに!?新しい法器!?」
「うーん、ああこれはだね。遠くの人とお話しできる機械だよ。といっても文字が読めないと成り立たないけどね」
「へーすごいすごい!クレーもお話したい!」
「だってよ画面の前のお前ら。良かったなー。あ、汚いコメントは読み上げないのでそのつもりで」
・うっわあお目目くりくりで超かわいい子じゃん。ゴリラおめー、どんなことやったんだよ
・(*´Д`)ハァハァ・・・クレーちゃんカワユス・・・
・早速変態が・・・
・通報しますた
・まって?ここ町の外なんだよね?クレーちゃん何歳なの?
・おい現役騎士ゴリラ、そこらへんどうなん?
・ヒルチャール?だっけ?来たら危なくない?
振り向いた先、目線を大分下げるとそこには茜色の瞳をキラキラ輝かせた小さな小さな女の子の姿が。赤を基調とした服に、その身に不釣り合いなほど大きなバック、金の髪を羽根の付いた赤いベレー帽で彩った彼女はクレー。モンドが誇る西風騎士団の問題児、逃げ回る太陽ことクレーちゃんだ。俺が腰かけてもなお小さい彼女は俺が何をしてるのかが気になったらしい。せっかくだし放送に参加してもらおう。
よいしょっと、クレーのわきに手を入れて反転、バックを脇にどけて膝の上にポスンと置く。俺結構ガタイいいからな、ゴリラと言われてもやむなし。相変わらず非常におさまりがいいクレーはスマホに流れるコメントに夢中だ。コメントも俺が彼女を膝に乗せたせいで大興奮である。具体的にはそこ変われということだな。
「クレー、向こうの人が今何歳?って聞いてるぞ。この前誕生日だったよな?」
「うん!クレーこの前9歳になったの!ノクリアのお兄ちゃんも一緒に祝ってくれたよね!」
「おお、そりゃそうだ。騎士団はお前をお前のお母さんから預かってるんだからな。家族みたいなもんだ」
「えへへー」
・ふぁっ!?9歳!?一桁!?
・そんな子を町の外に出すな
・なんか背景が闇深いきがする・・・
・やっぱ日本とは違うんだな・・・
・よけい危なくない?あのでかいのとかから逃げられんの?
「あー、心配してくれんのはありがたいがこの子、一応騎士だから大丈夫だぞ。モンドの「火花騎士」クレー、自分でどうにかできるスキルが無かったらこんな子供外に出すわけないだろが」
「そうだよ!クレー騎士だもん!ヒルチャールが来たってドカーン!ってするの!」
「それにほら、この子も一応神の目を持ってるからな。強さに関してはそんなに心配せんでいい」
片手でクレーの大きなバックを見せてやる。きらりと光る火の神の目が存在を主張している。それでもコメント欄は懐疑的だ。それなら証明してやろう。クレーを抱き上げたままバックをひっつかんで立ち上がる。浮いたままのスマホも一緒に動いて移動を開始する。この近くにスライムの群生場所があったはずだ。
・クレーちゃんちっさ・・・いやゴリラがでかいのか。ゴリラ変われ
・やっぱコイツゴリラだわ。子供とはいえ人一人片手で抱いたまま移動してるし。ゴリラ変わってくれ
・クレーちゃん鼻歌歌ってご機嫌でかわいい。ゴリラ好かれてるんやな。ゴリラ変われオラ!
・↑全員羨ましがってて草。ゴリラ変われ
・オマエモナー
・子供は可愛いからね、仕方ないね。
・この放送教育に悪そう
ひっでえ言われようだなー。いや当たり前なんだけどさ。そんなこんなでつきましたスライムくんの群生地。そこかしこに水と氷のスライムがぽよんぽよんと跳ねております。とりあえず紹介のために近くを跳ね回っている水スライム君をひっつかんで片手で持ち上げながら説明する。
「はい、こちらテイワットの元素生物のスライム君です。水、岩、氷、火、雷、草、風の7つの元素分種類があり、この子は水スライム君ですね。そんであっちにいるのは氷スライム君。じゃあクレー、合図送ったらドカン、な。ちなみに食材の一つだぞー」
「はーい!お兄ちゃん重くないの?」
「よゆーよゆー」
・当たり前のようにバランスボールよりでかい物体を片手の握力だけで持ち上げるな
・水っつーことはそれなりに重いよな?氷も
・水スライム君涙目でくさ。僕は悪いスライムじゃないよ
・はぇーよく見るRPGのスライムより強そうっすね。氷スライム君の所凍り付いてるやん
・水の上を凍らせて跳ねてるのか
・元素の影響ガッツリ出るんだな
・え?こいつら食えるの?
「はーいじゃあ行きます!せーのっ!」
「ボンボン爆弾!」
一応俺も法器使い、元素を操れない道理はない。腰から浮かんだ宝石型の法器が元素を集めて指定した地点で作用を起こす。俺が指パッチンをした瞬間元気に跳ね回ってたスライム君たちの中央で大爆発が起き火の元素反応が起きて融解やら蒸発やらでスライム君たちが吹っ飛んではじけていく。
クレーはそんなスライム君たちに向かってウサギのような大型の爆弾をバックの何処からか取り出してぶん投げる。目いっぱい火の元素が込められたそれは何度か跳ね回って爆発し続け逃さずスライムたちを殲滅する。残ったのは一匹、何事が起ったかわからずあたふたしてる氷スライム君だけだ。せっかくだしコイツ食うか。パイモンから料理のレシピもらったし。
と思いきやクレーがトテトテ走り寄ってぽいっと爆弾を投げた。氷スライム君は哀れしめやかに爆発四散、である。融解したし溶けちまったんだな。
「はい、以上こんな感じでスライム君の対処の仕方でしたー。自分の属性以外のスライムだったら今の感じで対処できるからみんなも真似しような!」
「クレーも火のスライムは苦手・・・爆弾きかないもん」
・マネできるか!
・クレーちゃん爆弾魔だったのか・・・それでもかわいい
・結局俺らは幼女好き
・↑真理
・というかゴリラ魔法っぽいこともできたんだな。脳筋ステゴロゴリラだと思ってた
・先生!そもそもこっちにはスライム君いません!
・跳ね回ってただけなのに殺されたスライム君かわいそう
・クレーちゃんも火属性なんやな
「あー、一応こっちだとスライムって害獣扱いなんだよな。見つけ次第ぶっ殺せってなってるんだ。例えば火属性なら作物燃えるし、氷属性なら凍る。水属性なら濡れちゃうからどれもこれも困るんだよ。しかも元素があればいくらでも出てくるから鼬ごっこなわけ」
「うーんと、この前ディルックのお兄ちゃんがスライムのせいでブドウが凍ったって言ってたよ!」
「まじかよ。旦那それ俺に言ってないんだけど。まあ俺運び屋の護衛だからそんな関係ないか・・・」
・スライムは農家の敵、見つけ次第殺せ
・ワイ農家、冷害よりもやばげで震えてる。
・農家兄貴は元気出して
・ブドウ凍るとかこっわ
子供の口から自分のアルバイト先の思わぬ裏事情が飛び出してきた。まあそんなことはどうでもいいか。そういえば近くに焚き火ポイントがあったはず。小腹もすいてきたしそこで何か作って食べよう。
「クレー、お腹すいてないか?腹減ったしなんか作ろうと思うんだが」
「ほんと!?クレー、お兄ちゃんのお料理好きだよ!それにほら、ちょうど今お昼だし!」
というわけで近くの焚き火ポイントへ。フライパンを取り出して火につけて家から持ってきた鶏肉のスイートフラワー漬けを焼くことにする。甘辛いのが鶏肉と合うんだホントに。じゅぅ~と油が弾ける音と甘~いにおいが漂い始める。くぅ~とクレーのお腹が鳴った。
「えへへ、クレーお腹すいちゃった」
「もうすぐ焼けるから待ってなー」
・お腹の音助かる
・さすがにニッチすぎて引いた
・照れ笑いかわいい
・というか飯テロか貴様!それは大罪であるぞ!
・なんて料理?
・うっわすっげえでかい鳥の足・・・
「あーこれ?これは鶏肉のスイートフラワー漬け焼き。スイートフラワーっていう・・・これだな。このそこかしこに自生してる砂糖の原料の花といろんな調味料を合わせてあらかじめ火を通した鳥を漬け込んで、食べるときに皮をパリパリに焼いて食うんだ。うまいぞー」
「うん!クレーこれ大好き!お魚とおんなじくらい!」
「そーかそーか。ほれ、焼けたぞー。熱いから気をつけてな」
「わぁ!いただきまーす!ふー、ふー、・・・はむっ・・・うーん、おいしー!」
「そりゃよかったな。ほれ、口の周りについてるぞー」
・うわあファンタジーなでっかい肉・・・食べてみたい
・一生懸命食べるクレーちゃんかわいい
・フーフー助かる
・どこにでもおかしな性癖のやつはいるんだな
・今更だろ
・くぅ~カップ麺しかないのがつらい
・自炊して♡
口の周りをべたべたにしながら食べるクレーの口を持ってるタオルで拭いてやって俺もかじりつく。転生してよかったと思えるのは前世と同じくらい料理が発達してるってことだな。元素を利用した冷凍食品があるくらいだ。アイスにスライムゼリーなんて変わり種もある。元日本人の俺からしてもこっちの飯はうまいのだ。
クレーに先立って食べ終わった俺が後片付けをしてるとクレーがそれを見て慌て始めた。別においてきゃしないからゆっくり食べろー。子供は沢山食べて沢山遊ぶの仕事なんだぞ。クレーは騎士の位にあるが仕事を任せてもらってるわけじゃないからな。そこらへんは子ども扱い。ガイアのよくわからんマニュアルに従って楽しく冒険してなさい。
「慌てずゆっくり食べてなー。誰も取らないから」
「はーい」
・普通においしそう。あーなんか食いたい
・この後何すんの?
・自然しか出てないし町を見てみたい気がする
・美女の紹介がまだだぞゴリラ
・一回ゴリラの本気の戦闘を見たい気はする
・美女執着ニキは現実を見て
「とりあえず今日はいい時間だから終わるぞー。ちなみにこの後はクレーが満足するまで冒険、だな。子供を守るのが騎士の責務ってやつだ。ジンに怒られる前に帰らないとなー?何時までって?」
「えーと・・・いち・・じ・・・どうしよーお兄ちゃん、もう過ぎちゃってる・・・」
「あーれま。いや、これは俺も悪いな。ジンには俺がきちんと説明するから怒られることはないぞ。一緒に帰ろうな」
「うん・・・」
「つーわけでお前ら!この後用事が出来たんでここで失礼するぜ!第二回テイワット情報局、お送りしたのはゴリラ騎士ことノクリアと、逃げ回る太陽、クレーだ!またどっかで会おうな!じゃあクレー、せーのでいくぞ?」
「わかったよ!さっき練習したやつだね!」
「そうだぞー。じゃあ行くぞ。せーのっ・・・」
「「テイワット情報局でしたー!!!」」
・クレーちゃん門限破っちゃったのねw
・次こそは美女忘れるなよゴリラ
・美幼女でもいいぞゴリラ
・美少女でも構わんぞゴリラ
・お前らさては節操ないな?
・第3回楽しみにしてる
・毎秒放送しろ
というわけでワイの再推しの話でした。火力が高くてお世話になってます