こちらはテイワット情報局!! 作:アヴァターラ
「第三回テイワット情報局、は~じま~るよ~」
・ぬるっとはじまったな
・ここは・・・部屋の中?うわっ窓の外すげえ
・めっちゃ外国っぽい。オランダ?
・美女と美少女はどうしたゴリラ
・でたな直結厨パイセン
「いやさすがに自分の部屋、しかも借りてる場所で他の人がいる中あんな大音量で叫べないよ。というわけで今回は、わが町モンドについて紹介していこうと思います。あとゴリラじゃないから。せめて騎士つけろ、騎士」
・ゆるせ爆発ゴリラ
・すまんな異世界ゴリラ
・悪い変態ゴリラ
・誰一人謝る気なくて草
・お前は俺たちの中ですでにもうゴリラだ
・ゴリラとは(哲学)
「は~いじゃあ今回の放送はここまで、次回はいつかな~」
・やめないで
・ゆるして
・俺たちが悪かった
・よっ!イケメン騎士!
・露骨すぎぃ!
・割とマジで続けて
あまりにも失礼なやつらなのでやめようとしたらリスナーのやつらから懇願されたので続けることにする。今日は前の放送で要望があった、探検僕の街モンド編である。璃月編はまた今度、最近旅人ちゃんが璃月に行き始めたし向こうでもそれなりに知己がいる俺も知り合いに会いたくなったので次回ですねー。凝光さん元気してるかしら?七七ちゃんも俺のこと忘れてないといいんだけど。
そんなこと考えてるとドンドンドン!とドアをノックされたので鍵をかける習慣を忘れているおれが「どうぞ」という前にドバン!と景気いい音がしてドアが開いた。こんなことする悪い子は誰だ―?
・ノックの意味とは・・・?
・ファッ!?蛍ちゃんやんけ!
・ゴリラ貴様蛍ちゃんとどんな関係だ!?
・まあまて、まず担がれてる尻について話をしようではないか
・エッッッッッ
・プリケツだぁ・・・
・ズボンとは実にい趣味をしてらっしゃる。足から腰にかけてのラインが実にグッド!
「お前ら欲に忠実だよな。あと蛍ちゃんはせめて返事してからドア開けてくれ。そんで担いでる荷物はなに?」
正直誰が担がれてるか尻でわかるのが悲しいところだがまあ幼馴染だしそんなこともあるか。もごもごと担がれた状態で抗議している我らが代理団長様は一体全体どういうことをしでかしたんでー?どうせ働きすぎかなんかだろうけどさ。いい加減休むってことを覚えないからそんな恥ずかしい目に合うんだよ。
「聞いてよノクリア!ジンったらもうぜんっぜん休まないの!ずっと働いてるの!それでそれでリサさんとガイアに聞いたらノクリアの所に運んでいけば大丈夫っていうもんだから持ってきちゃった!」
「リサはともかくガイアまでも・・・あのなあ、コレが休まないのはもう性分みたいなもんだからな?いい大人なんだから自分の健康管理くらい自分でするもんなの。俺のところに来てもコーヒーくらいしか出せないんだよ」
「いいから降ろしてくれ!モンドの人々の視線で顔から火が出そうなんだ!まともに・・・ひゃっ!?」
「ノクリアぱ~す!私は探索があるんでこれで~!」
「いってらっさい・・・で?ジン?何か申し開きは?」
「まずこの体勢からおろせぇ!!!」
・ゴリラポイントマシマシはいりま~す
・風圧で投げられた人を素の筋力でキャッチするな
・お姫様抱っことは・・・というかくそ美人だな!?
・お姉さまと呼びたい
・金髪ポニーテールと切れ長の瞳が実にグッド!
・お前尻ソムリエだろ。さっきの
・よくわかったな!?
・そんなことよりゴリラこの人だれ?
「こいつはジン。俺とは同い年の幼馴染で今のところモンドの騎士団で一番偉いやつ。あとワーカーホリック。んでジン?どうせまた早朝にフラッフラになってた所でも見つかったんだろ。多分リサあたりに。で旅人がきてあれよあれよという間に~ってところか」
蛍ちゃんが器用にも風元素を操って俺にパスしたジンを俺がお姫様抱っこの体勢で受け止める。今更この程度のボディタッチで慌てふためく関係でもないので普通に抱き合った状態で文句を言うジン、触れればキスできそうな距離まで顔を近づけて文句を言ってくるあたり相当ここまで旅人に空輸されたのが恥ずかしかったのだろう。出来るだけ気配を隠すようにボソボソ言ってるわ。多分もう遅いのは内緒だ。
すとっと俺から降りたジンはあきらめたようにため息をついて少しだけ紅潮した頬のままぽそぽそとベッドに腰かけながら文句を言っている。
「うぅ・・・どうしてわかるんだ。確かに昨日は夜遅くまで仕事をしたし仮眠をとってまた仕事をしようとしたのをリサに見つかったけど・・・だけどこんなことをしなくてもいいじゃないか!」
・嫉妬で狂いそう。
・いちゃつきやがって・・・・!
・というかこの美女が騎士団団長ってマジ?くっころ不可避やん
・でもくっころにはこのゴリラ黙らせる必要があるのでは?
・というかこんな美女が近くにいるうえにベッドに座ってるのに無反応なんてゴリラお前の理性どうなってんの?
・ゴリラの屍を越えてゆけ
・↑登場人物毛深そう
「いやな?もうゴリラ云々はいいけど俺は猿じゃないんだから。というかコイツ見て襲おうとは思えん。これ以上こいつに負荷をかけたくないわ。見ろよよく見たらやつれてるのがわかるだろ?」
「私の不調を一目で見抜けるのはお前くらいなんだがな・・・リサもガイアも外見では見抜けないと言っているのに。女として若干悔しい気持ちがないではないが行き遅れたらもらってくれ。それまでは私はモンドの騎士であり続けるさ」
リサもガイアも目をどこにつけてるんだ?若干クマがあるし2キロほど痩せてきてるし姿勢も若干歪んでるじゃないか・・・まったくそれでもあいつらはジンの友達か~?あとお前はさらっと行き遅れ宣言するな。俺よりいい男はたくさんいるんだぞ?旦那とか?・・・・ほかには思い浮かばないけど。全員冒険者かジンの部下だもんな!俺も含めて!
・というかいまさらっと告白しなかった?
・そんでゴリラ貴様流したな?
・嫉妬で狂いそう・・・!
・幼馴染つってたけどどんな関係?
・このゴリラさらっとハーレム築いてるの許せん
「というかこれは・・・ノクリア、もしかして前に言ってた配信というのをやっているのか?ゴリラ・・とはお前のことか?」
「そうだぜ?何ならお前の痴態も全部放送済みだ。あ、お前らジンは文字読めるから変なこと書いて嫌われても知らんぞ」
暇なときに教えたらめっちゃ飲み込み早く覚えてくれたジン(代理団長)である。スペックが高すぎてぶん殴って爆破するしか能のない俺としてはまぶしいが過ぎるのだが。あとコメントがジンが日本語を読めることを暴露した瞬間面白いことになった。阿鼻叫喚とはこのことである。
・ねえ彼女、俺と一緒にロマンスに浸らない?
・一目見た時から好きでした!交際を前提に結婚して下さい!
・まずうちさあ・・・屋上あんだけど・・・焼いてかない?
・↑はホモに見せかけた小麦肌フェチだと気付いた
・貴様天才か?
・上の奴ら気持ち悪くて草。あの彼氏とかいらっしゃいます?
・必死すぎワロリッシュ
「フフッ。確かに私は独り身だがあったこともないものと籍を入れる気にはならないな。にしてもこの板はすごいな。旅人の来た世界とはまた別の世界につながっているのだろう?」
「そうだなー。俺も詳しいことは知らないんだけどな。ジン、なんか飲むか?」
「すまないな、コーヒーで頼む。お前の淹れるものはおいしいからな」
「あいよ」
・アルバイトっつってなかった?
・酒屋?ワイナリー?だかでフリーターしてるんじゃなかったっけ?
・本職ゴリラじゃなかったの?
・そこらへんどうなん?上役なんだろ?
・ぶっちゃけあのゴリラへの評価ってどうなん?優秀?それとも無能?
「あいつの評価か?そうだな・・・優秀なのは間違いないだろう。戦闘力は上から数えるどころかトップ層にいるし、騎士団を辞めなければ突撃部隊の隊長に任命されるはずだったくらいだ。まったくこんなちゃらんぽらんになってしまって・・・こいつらしいといえばそうなのだがな」
「まてそれは初耳なんだが!?」
「辞令が下りる前にお前が辞めたんだろう。もったいないやつめ」
速報、俺氏大出世のチャンス蹴ってた。まじか・・・まじかあ・・・いや騎士団勤めが嫌だったのはそうなんだけどさあ・・・改めて聞くとすげえもったいねえな。というか俺になる前の俺そんな有能扱いされてたんか、俺が入ったせいでポンコツになってるんじゃない?ほら今の俺って適当に生きてるのは周知の事実だし?
・あーゴリラだもんなあ。突撃部隊は納得というかなんというか・・・脳筋っぽいし
・そういえばクレーちゃんのとき火花騎士っていう称号があったみたいだけどゴリラにはあるの?
・ついでにジンさんにもあったら聞きたい
・二つ名とかちょっとあこがれる
・わかる。わしも欲しい
・ニートっちゅう称号をすでに持ってるだろ
・そうだった。・・・・そうだった・・・
・正直すまんかった
二つ名・・・称号ねえ・・・あるにはあるんだよ。正直こっぱずかしくて自分から名乗ったことはないんだけどさ。鉄腕騎士っていうんだけどね。そんで火の神の目を手に入れてからは少しもじられて定着したんだっけ・・・とドリップしたコーヒーをマグカップに注ぎ終わって二人分お盆に乗せてジンのもとへ歩いていく。
「ああ、クレーを知っているのか。あいつにはほとほと手を焼かされているんだが、ふふ。かわいいものだよ。騎士の称号についてだったな?あるぞ?ノクリアの騎士としての名は「焔腕騎士」という。強力無比な格闘術と火の元素を操る姿から自然とそう名付けられた。ちなみに私は蒲公英騎士と呼ばれている」
「ちなみに神の目を手に入れる前は鉄腕騎士だった。ほら笑えよお前ら」
・やっぱりゴリラじゃねえか!
・やっぱりゴリラじゃねえか!
・普通にかっこよくて反応に困る
・騎士団でも腕力家扱いされてかわいそう
・ダンデライオン騎士?タンポポ?
・なんかふわっとしてそう
「ほれ、ジン。ついでにコイツにはもう一つ称号があってな・・・獅牙騎士っていうんだぜ?かっこいいだろ」
「わるいな・・・おいしい・・・その称号なんだがそれはヴァネッサ様の称号だ。私にはまだふさわしくない。それに私は蒲公英騎士のほうが好きなんだ」
お堅いやつめ。俺の持ってきたコーヒーをふぅふぅと冷まして一口こくりと飲み込んだジンがまじめぶってそう返してくる。ヴァネッサ様ねえ・・・俺はよく知らんのだけどモンドの皆はもうすでにお前のことを認めていると思うんだけどな。なんだかんだ言ってこいつはモンドの民から大人気だ。人当たりもよく、美人なうえにプロポーションがよくさらには仕事に関しても有能ときた。なんだコイツ完璧超人か?まあこいつが団長代理になって以降日に日にワーカーホリックぶりがひどくなってるのが唯一の悩みの種だ。
時々こうやってガス抜きさせないと倒れるからな。3回くらいあったんだがさすがにリサがキレてた。平謝りするジンを見たのはあれが初めてだったなあ。
・ふぅふぅ吐息助かる
・クレーちゃんの時もこの変態いなかった?
・いい体してんねぇ!どおりでねえ!
・幼馴染って言ってたけどどんなつながり?
・半分くらいセクハラコメントなのこわいなあ、とづまりしとこ
・このゴリラがいろいろ裏山けしからんのがわるい
・わかるマン
「私とノクリアのつながり?なんてことはない、親同士が仲が良くてな。幼い頃は一緒に遊んだものだ。ふふっ、覚えているか?木の棒と板で騎士ごっこなんて言って遊んでいたのを」
「ああ、お前が大剣だ!って言って丸太を持とうとしてひっくり返ったのも覚えているぜ?」
「そんなことはなかっただろう!まったくお前は・・・」
「あったんだよなあ」
・なにそれかわいい
・このお姉さまのロリ姿・・・うん!あり!むしろそっちがいい!
・おいロリコン、通報してやるからな
・ジンさんの色気がわからんとは万死に値する
・お前も通報な
・なんで!?
・残念でもないし当然
「さて、想定外にもわが幼馴染にして代理団長でもあるジン様が家に来てしまったのでここまでぐだぐだやった第三回テイワット情報局もここらで終了しようと思います。ジン、昼時だし鹿狩りに行って飯くうぞ。そのあとお前寝ろ。一緒にいてやるから」
「すまんが今は外に出たくない。頼む、かくまってくれ」
「これがあんなことがあって恥ずかしいからっつー理由なのが笑えるな。しゃーないテイクアウトしてくるからここで待ってろ。んじゃーお疲れ様だぜー。こちらはー?」
「ふふっ、クレーから聞いているぞ?こほん・・・テイワット情報局がおおくりした」
「はーいよくできました」
「・・・頭をなでるな、もう」
・いちゃつきやがって
・はぁー!?
・俺にはなんで金髪美女の幼馴染がいないんだ
・前世と今世の行いやろ
・ぐうの音もでねえ
・ぐぅ
・お前が出してどうする
・そういえば珍しく戦闘がなかったな
「・・・ところでノクリア」
「なんだ団長代理殿」
「ゴリラとは、なんだ?」
「こういうやつ」(ドラミングするゴリラの動画)
「ぶふっっ!?ふっ・・・くくく・・・」
「ウホッ!ウホッ!」(胸をたたきながら)
「やめてくれ!腹筋が痛くなってくる!」