【完結】月闇絶唱シンフォギア   作:ネガ

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今回は主人公と原作主人公が初めて顔を合わせる回です。


第07話 闇の剣士の、その名は。

風鳴翼のCDを買いに行った響は、その道中ノイズに襲われ少女と共に逃げていた。とうとう追い詰められた響と少女だが、響が聖詠を唱えた事で、亡き天羽奏と似たシンフォギアを纏い、覚醒したのだった。

 

「何だアレは…?」

 

響が覚醒した時、ノイズを倒しに現実世界に出ていた隼人は天に伸びる光を見ていた。一体アレは何なのか。何が起こったのか。

 

「とにかく行ってみるか…」

 

【ジャアクドラゴン!】

 

【ジャアクリード!】

 

「変身。」

 

【闇黒剣月闇!】

 

【Get go under conquer than get keen.(月光!暗黒!斬撃!) ジャアクドラゴン!】

 

【月闇翻訳!光を奪いし、漆黒の剣が冷酷無情に暗黒竜を支配する!】

 

紫色のオーラと共に隼人はカリバーに変身し、闇黒剣月闇を納刀すると、ガトライクフォンのバイクアプリを起動した。

 

【ライドガトライカー!】

 

すると、ガトライクフォンが巨大化・変形し、前部にガトリング砲とビーム砲が各2つ装備された三輪自動車「ライドガトライカー」となった。カリバーはライドガトライカーに跨り、エンジンを蒸して走り出した。

 

 

 

 

 

「司令!ノイズやアウフヴァッヘン波形とは別の反応を確認!映像出ます!」

 

オペレーターの言葉と共にモニターにはライドガトライカーに乗って走りながらガトリング砲を撃ち、ノイズを殲滅している映像が映し出された。

 

「仮面の剣士…!」

 

弦十郎の言葉に反応した翼は、悔しそうな表情をし、拳を握りながら映像のカリバーを睨みつけていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えぇ!?何コレ!?私どうなっちゃってるの!?」

 

その頃、響は自分の姿が変わった事に驚きを隠せないでいた。

 

「お姉ちゃんカッコいい!!」

 

少女は目をキラキラさせて響を見つめている。だがノイズを見れば戸惑いもすぐに消えた。そして少女と手を繋ぎ、抱きしめた。頭に歌詞が浮かぶ。響はそれを声に出し、歌う。

 

(そうだ。何だか分からないけど、私がこの子を助けないといけないんだよね?)

 

そして、建物からジャンプしたが、途中で落ちてしまう。と、思いきや、綺麗な着地を決めた。ふと上を見れば、ノイズ達が勢いよく落下してくる。それを見た響は横に飛んでかわした。しかし、目の前にはノイズ達が。すると、2人に狙いを定め、ノイズが飛んでくる。響はジャンプでかわすも、力を制御出来ずに建物の壁に激突してしまう。落ちそうになるが、何とか捕まる。しかし、危機はまだ終わらない。ズシンズシンと音がする方向を見ると、巨大な緑色の人型ノイズが。そして2人を見つけると、腕で建物目掛けて攻撃した。響は素早く移動してかわすも、後ろにはノイズ。青いノイズが飛び出したその時、響は咄嗟に拳を突き出す。するとノイズは炭素塊と化した。響は自分がノイズを倒した事に驚いた。

 

(私が…やっつけたの…?)

 

しかしその実感もすぐ消え失せる。オレンジ色の人型ノイズが向かって来たのだ。

 

「ハッ!」

 

響が一瞬油断したその時…

 

【読後一閃!】

 

紫色の斬撃波がノイズを切り裂いた。響が斬撃波が飛んできた方向を見る。そこにいたのは、かつて自分を迫害から救ってくれた剣士…そう。カリバーだ。

 

「仮面の…剣士さん…。」

 

「よく希望を捨てずに生き残ったな。後は任せろ。」

 

カリバーがそう言うと、闇黒剣月闇を構え、ノイズの群れへ歩いていく。その背中を見つめていると、バイクの音が。音のする方向を見ると、翼がノイズを蹴散らしながら走って来た。そして見事なジャンプでバイクを乗り捨てる。乗り捨てられたバイクはノイズに激突した。そして翼は華麗な宙返りをしながら歌う。

 

「Imyuteus amenohabakiri tron」

 

「呆けない。死ぬわよ。あなたはそこでその子を守ってなさい。」

 

着地した翼は響に言う。そしてノイズの群れに走っていく。

 

「翼さん…?」

 

何故自分の憧れの風鳴翼がいるのか。響は分からなかった。

 

そして翼がノイズの群れへ走っていくと、シンフォギア 「天羽々斬」を纏い、アームドギアである刀を抜刀した。そして、刀を大型化させ、青色の斬撃波蒼ノ一閃を放った。それを受けた前方と奥のノイズは粉微塵になり、炭素の塊と化した。そして大きくジャンプし、無数の剣を投下する千ノ落涙を放ち、多数のノイズを串刺しにした。そこからは翼の蹂躙の始まりだった。ノイズに攻撃の隙を与えず、蹴散らしていった。

 

「凄い…やっぱり翼さんは…。」

 

響と少女が翼の戦いを見るのに夢中になっていると、巨大な人型のノイズが現れた。響は怯む。すると…

 

【必殺リード!ジャアクドラゴン!】

 

【月闇必殺撃!習得一閃!】

 

後ろを振り返ると、カリバーが闇黒剣月闇から紫色の竜のエネルギーを放った。それはノイズの胸を貫き、そのまま炭素と塊となりノイズ達は全て殲滅された。

 

「さて、もうここにいる意味はない。」

 

カリバーが立ち去ろうとすると、翼が目の前に立ちはだかった。

 

「このまま帰す訳にはいきません。特異災害対策機動部二課に同行して貰います。」

 

「人命よりも機密を優先するお前達など信用ならない。」

 

「それは私や二課が悪事を働いているとでも?」

 

「少なくとも…2年前に迫害を受けたライブ生存者に対して救いの手を差し伸べ無かった事だな。」

 

「!?」

 

「あっ…」

 

翼と響はその言葉に反応した。

 

「お前達が人命より守りたい機密が何かは知らんが虐げられた者達の苦しみは一生消えない。そしてお前達を恨むだろう。「なぜあの時助けてくれなかった」「私達を見捨てたのか」とな。どうせお前も自分の事しか考えていないんだろう?そんな奴や組織が信用できる訳がない。」

 

「何だと!?」

 

翼はカリバーの言葉に怒りを混ぜた声を上げた。

 

「本当の事を言われて怒ったか?なら私と戦うか?」

 

カリバーは翼に向けて闇黒剣月闇を向けた。それに対して翼は…

 

「望むところだ!今日こそ貴様を拘束する!」

 

刀を構えた。この時カリバーは心の中で翼が自分の挑発で冷静さを失っている事を悟った。

 

(こっちの挑発に乗ったな…。戦いでは冷静さを失ったら負けだ。)

 

「ハァァァ!!」

 

翼はカリバーに斬りかかるが、カリバーは翼の攻撃を無駄の無い動きで避けつつ上から斬撃を闇黒剣月闇で受け、素早くグリップエンドで腹を強く突いた。翼は後退りするも、すぐに斬りかかる。が、カリバーは再び斬撃を受け止め足で翼の左脚を折り、膝を突いた隙に翼の体に斬撃を浴びせた。攻撃を受けた翼はそのまま地面を転がる。そしてカリバーがまたしても挑発を仕掛ける。

 

「どうした?その程度か。」

 

その言葉を聞いて翼は立ち上がり、大きくジャンプすると、刀を大型化させた。それを見たカリバーはスカイブルーのワンダーライドブックを取り出して起動し、闇黒剣月闇に1回スキャンした。

 

【キングオブアーサー!】

 

【必殺リード!ジャアクアーサー!】

 

そして翼は蒼ノ一閃を放った。

 

【月闇必殺撃!習得一閃!】

 

闇黒剣月闇から紫色の巨大なエネルギーの剣が生成され、翼が放った斬撃波を切り裂いた。

 

「何!?」

 

翼は自分の技が破られた事に驚愕の表情を浮かべた。

 

そしてカリバーが振り下ろした巨大なエネルギーの剣が翼に直撃。

 

「ぐぁぁぁぁ!!」

 

地面に叩きつけられた。

 

「翼さん!」

 

響が声をあげる。しかし、カリバーは攻撃の手を緩めない。闇黒剣月闇を必冊ホルダーに納刀し、トリガーを押す。

 

【月闇居合!】

 

そして、闇黒剣月闇を抜刀する。

 

【読後一閃!】

 

「ハァ!」

 

掛け声と共に闇黒剣月闇から紫色の斬撃波が翼に向けて放たれた。 

 

「うっ…ぐっ……ハッ!?ぐぅぅ!!ぐぁぁぁぁ!?」

 

それに気づき立ち上がった翼は刀で受け止めるも、受けきれずに爆発と共に吹っ飛んだ。そして再び地面を転がり、這いつくばりながらカリバーを睨みつける。

 

「……。」

 

響と少女は目を見開いてカリバーの戦い方を見ていた。

 

「防人の力はそんなものか…!」

 

カリバーは翼に向けて冷たく言い放つ。

 

「何故だ…何故そんな強さが貴様にある…!!その力があればあの時私よりも多くの人の命を救えたはずだ!!そして奏も!!」

 

翼はカリバーに向けて言い放った。この時翼はカリバーの強さに激しい嫉妬を抱いていた。

 

「知る必要は無い。」

 

カリバーは闇黒剣月闇を納刀すると、翼に背を向けて歩み始めた。すると…

 

「あの!仮面の剣士さん!」

 

響がカリバーを呼び止めた。

 

「私に何か用か?」

 

カリバーの問いかけに響は言う。

 

「あの…2年前はありがとうございました!助けられてからずっとお礼を言いたかったんです!よければ剣士さんの名前を教えてくれませんか?仮面の剣士だと呼びにくいので!」

 

響の言葉にカリバーは…

 

「……そんなに知りたければ教えてやる。」

 

カリバーは再び歩みを進める。

 

 

 

「私は、仮面ライダーカリバー。闇の…剣士だ。」

 

カリバーはそう答えると、炎の渦で自身を包み込み、姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カリバーが去った後、現場は立ち入り禁止と書かれ、特異災害対策機動部によって現場の後処理が行われていた。防護服を来た男性が掃除機で炭素を吸っている。

 

「はい。あったかい物どうぞ。」

 

「はい。あったかい物どうも。」

 

響は女性職員から温かいスープが入った紙コップを受け取った。

 

「お母さ〜ん!」

 

少女の声がする方向を見ると、自分が助けた少女が母親の元へ駆けていくのが見えた。良かった。無事に母親に会えて。すると、響のシンフォギアが解除され、よろめく。そして、先程助けた少女と母親に女性職員が何やら署名をするよう言っていた。どうやら機密情報漏洩の為に発言を制限するようだ。

 

「あの…じゃあ私もこれで…。」

 

響が立ち去ろうした、その時、サングラスをかけた黒服の男達に囲まれた。中央には翼が立っている。

 

「あなたをこのまま帰す訳にはいきません。特異災害対策機動部二課に同行してもらいます。」

 

翼が目を逸らしながら言う。

 

すると、響の両手首に手錠がかけられた。

 

「すみませんね。念の為、貴女の身柄を拘束させて頂きます。」

 

スーツを着た茶髪の男性、緒川慎次が申し訳なそうな笑みを浮かべながら言った。

 

「何でぇぇぇぇぇぇ!?」

 

響の声が、夜空に虚しく響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、自宅に帰宅した隼人は、響の事を思い出していた。

 

 

 

 

「あの子…2年前に…」

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?翼ファンの皆様申し訳ありません。そして響と面識のある隼人は次回…

今回はここまでです。感想お待ちしています。
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