前回にてネフィリムが起動している事を書きましたが、実際原作と矛盾している部分が見つかり、設定を無視している事が分かりました。原作のネフィリムは立花響のS2CAを利用して起動成功となっていましたがこの作品では響達が絶唱を使わずにカリバーが倒していた事もあり、その結果矛盾が生まれてしまう事になってしまいました。この様な事になったのは自分が原作の設定をよく読まなかった事、ただ原作通りに描いていた自分の不注意が原因です。誠に勝手ですが第25話と第26話を一部修正させて頂きました。しかし、自分の構想不足もあって荒唐無稽かつ原作ファンには納得のいかない事になってしまうかもしれません。指摘して下さった読者様、自分の小説をいつも読んで下さった皆様、本当に申し訳ありません。ご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。今後はこの様な事が二度と起こらない様、注意して書いていきます。
武装組織フィーネのアジトを突き止めた二課は行方不明になっていた筈のウェルと再会。しかし、彼も武装組織フィーネの一員であり、ソロモンの杖も彼が持っていた。そしてネフィリムを運ぼうとしたノイズを倒し、ケージを回収しようとした翼と響達、そしてカリバーの目の前にマリアが現れる。ウェルは彼女を新たなフィーネである事を告げたのだった。
「つまり、異端技術を使う事からフィーネの名を組織になぞられた訳ではなく…」
「蘇ったフィーネそのものが組織を統率していると言うのか…」
「またしても先史文明記の亡霊が今に生きる俺達の前に立ちはだかるのか…!俺達はまた戦わなければならないのか…了子君…!」
その様子を見ていた二課でもまたフィーネと戦わなければならないのかと危機感を出しているが、彼らはまだ知らない。
「嘘ですよ…あの時了子さんは…」
響は思い出す。フィーネこと櫻井了子はカリバーによって斬られ、魂を葬られてたからだ。しかし、響は戦慄して言えなかった。魂そのものが消えた事を。
「リィンカーネーション。」
ウェルが口を開く。
「遺伝子にフィーネを刻印を持つ者を魂の器とし、永遠の刹那に存在し続ける…輪廻転生システム…!」
「そんな…じゃあ、アーティストだったマリアさんは?」
だから響も、フィーネが新たに再誕した事に驚くふりをするしかなかった。
「さて、それは自分も知りたい所ですね…」
(バカめ…奴等はまだ知らないな。あの女の魂はもう存在しない事に…。)
そう。カリバーは知っている。自分がフィーネの魂を完全に消した事を。
(ネフィリムを死守出来た事は僥倖。だけどこの場合は、この場合は次の一手を決めあがねられるわね…。)
マリアがそう思っていると、翼が海から飛び出し水面を滑りながらマリアに接近。そして刀で斬りかかるがかわされる。
「甘く見ないで貰おうか!」
翼は刀を大型化し、蒼ノ一閃を放つ。それをマリアはマントで防ぐ。
「甘くなど見ていない!」
マリアは翼を伸ばしたマントで翼を吹っ飛ばす。吹っ飛ばされた翼は潜水艦にぶつかるが、着地をする。それを見たマリアはネフィリムの入ったケージを透明にし、翼の元へジャンプする。そして海面に立てた槍を呼び寄せる。
「だからこうして、私は全力で戦っている!」
「無意味な事を。」
マリアが声を上げた瞬間、いつの間にかカリバーがマリアと翼の元へやってきた。
「カリバー!?」
「無意味とは、どういう事?」
カリバーの言葉に返すマリア。
「文字通りだ。あの時言ったはずだ。「貴様がフィーネと名乗っても無意味だ」と。」
「丁度良いわ。最初にあなたの本と闇黒剣月闇を頂く!」
「戯言を…」
マリアはマントをカリバーに向けて放つ。カリバーは闇黒剣月闇でマリアのマントを弾く。そして闇黒剣月闇のグリップでジャアクドラゴンのページを押す。
【ジャアクドラゴン!】
再びカリバーにマントを伸ばすマリア。しかし、カリバーの目の前に神獣ジャアクドラゴンが現れ、体を高速回転させてマントを寄せ付けない。舌打ちをするマリア。しかし彼女は気づかない。カリバーがすぐ後ろにいた事を。
【月闇居合!読後一閃!】
すぐ様カリバーが背後から斬りつける。マリアはマントで防ごうとしたが一瞬遅れた為、防御が出来ずカリバーの攻撃を受ける。
「これならどうだ!」
マリアは自身をマントで包み込み、独楽の様に高速回転しながらカリバーに迫る。カリバーは邪剣カリバードライバーからジャアクドラゴンを取り出し、闇黒剣月闇に1回スキャンした。
【必殺リード!ジャアクドラゴン!】
【月闇必殺撃!習得一閃!】
カリバーは闇黒剣月闇から紫色の竜のエネルギーを上に向けて放つ。エネルギーは回転しているマリアを上から覗ける位置に到達すると、中心目掛けて急降下する。マリアは気づき、回転を止めて槍でエネルギーを受け止めるが、それを狙ってカリバーがブレーメンのロックバンドを取り出して起動し、闇黒剣月闇に1回スキャンした。
【ブレーメンのロックバンド!】
【必殺リード!ジャアクブレーメン!】
【月闇必殺撃!習得一閃!】
闇黒剣月闇に音符や譜面のエネルギーを纏わせ、マリアを斬りつけるカリバー。
「ぐぅぅっ!!」
一撃を受け、倒れるマリアのヘッドギアを掴んで持ち上げ、マリアに何やら耳打ちをした。
「!?」
マリアは驚愕の表情を浮かべ、カリバーの顔を見る。その瞬間カリバーはマリアの腹に膝蹴りを浴びせる。
「がはっ…!!」
(マリアのあの表情…カリバーはマリアに何を言ったんだ!?)
翼はカリバーがマリアに耳打ちした事は何なのか考えていた。自分も戦いたいが先程の戦いで疲労もあってギアの出力が低下している。
「今がチャンスだ!」
クリスがマリア目掛けてクロスボウを構える。
(流石カリバー…敵ながら素晴らしい…では、こちらもそろそろ…)
ウェルはカリバーを心の中で称賛しながら何か計画を進めようとしていた。その時、響達目掛けて丸鋸が飛んでくる。それを避ける響とクリス。そして鎌を持った切歌がクリスに斬りかかる。クリスはジャンプでかわす。響の元にローラースケートの様に道路を滑りながら調が迫る。そしてヘッドギアから無数の丸鋸を放つ。響は向かって来る丸鋸を砕くものの、調は脚部と頭部から体の周囲に円形のブレードを縦向きに展開し、回転しながら響に突っ込む。これは調の技の1つ非常Σ式 禁月輪だ。間一髪響は避け、体勢を立て直す。一方クリスは切歌に鎌の柄で殴られ、吹っ飛ばされる。
「クリスちゃん! 大丈夫!?」
響がクリスに駆け寄る。ウェル博士の元に行く調の手にはソロモンの杖が。
「時間通りの帰還です。お陰で助かりました。むしろ、こちらが少し遊び足りないくらいです。」
「助けたのは、あなたの為じゃない。」
調は素っ気なく答える。
「おやおや。これは手厳しい。」
「クソッタレ…! 適合係数の低下で体がまともに動きゃしねぇ…!」
響に肩を貸してもらったクリスは何とか立ち上がる。
「一体どこから…?」
「伏兵は潜んでいるのか?交戦地帯周辺を徹底的に索敵しろ!」
「やってます! ですが…!」
「装者出現の瞬間まで、アウフヴァッヘン波形、その他シグナルの全てがジャミングされてる模様!」
「っ!! 俺達の持たない異端技術…!!」
弦十郎は顔を険しくした。
「ぐぁぁぁ!!」
その頃、潜水艦上ではマリアはカリバーに一方的に攻撃をされていた。
「どうした? 私はまだ全力を出していないぞ?」
「舐めたマネを!」
カリバーの挑発に声を荒げるマリア。
(あれだけの強さでまだ全力を出していないだと!? カリバー、お前の全力は何なんだ…!……?)
翼はカリバーが全力を出していない事に驚くが、直後に何かを感じる。
(少しずつだが、ギアの出力が戻っている。 今ならいけるかも知れない…)
一方マリアも息を荒げている。
(ギアが重い…カリバーの攻撃を受けているのも影響してるが…)
すると、ナスターシャから通信が入る。
「適合係数が低下しています。 今戦ってもカリバーには勝てません。ネフィリムはもう回収済みです。戻りなさい。」
「時限式ではここまでなの!?」
「…?」
「っ!?」
マリアの言葉にカリバーと翼が反応する。そして翼の脳裏に思い浮かぶかつて戦死した天羽奏。
「まさか、奏と同じLiNKERを…?」
(LiNKER…?)
翼の言葉にカリバーが反応する。LiNKERとは何なのか。すると上空から巨大な飛行機が現れた。マリアは垂らされたロープに掴まる。
そして響達はウェルと調と切歌と対峙していた。
「あなた達は一体何を!?」
「正義では守れない物を、守る為に。」
調が響に対して口を開く。そして3人は巨大な輸送機から垂らされたロープに掴まり、引き上げていった。するとクリスはアームドギアをスナイパーライフルに変化させて、RED HOT BLAZEを放とうとするも、輸送機は消えてしまう。
「反応…消失しました…」
藤尭の言葉が司令室に静かに響く。
「超常のステルス性能…これもまた、異端技術による物か…!」
一方、ナスターシャは操縦室のモニターにて銅鏡の様な物を見ていた。
「神獣鏡の機能解析の過程で手に入れたステルステクノロジー。私達のアドバンテージは大きくても、同時に儚く、脆い…ゴホッゴホッ!!」
突然ナスターシャが口を押さえて咳き込む。その手には血が付いていた。
「急がねば…儚く脆い物は他にもあるのだから…!」
「カリバー。あの時マリアに何を言った?」
その頃、潜水艦上にて翼は響とクリスと共にカリバーにマリアに対して何を耳打ちしたのか聞いていた。すると、
「お前達無事か!?」
弦十郎がハッチを開けて艦上に上がってきた。
「師匠…」
「っ! カリバー…君もいたのか…。」
「まさかお前達の基地が潜水艦だとはな。」
「あくまで仮設だがな。」
そんな事を言いながらも内心カリバーは二課の基地が潜水艦だった事に少しだけ驚いていた。
「丁度良い。お前達に面白い事を教えてやる。」
「面白い事?」
「マリア・カデンツァヴナ・イヴは、フィーネではない。」
冒頭でも述べた通り自分の不注意が原因で話に矛盾が生じてしまいました。これからこの様な事が二度と無い様、注意して書いていきます。読者の皆様、原作ファンの皆様、ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。これからもよろしくお願いします。
今回はここまでです。感想お待ちしています。