【完結】月闇絶唱シンフォギア   作:ネガ

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今回は蛇足かもしれませんが、隼人が何故響に甘いのか書きました。

仕事がひと段落したので、ようやく書けます。


第42話 この命、君の為に使う。

戦う事を恐れてギアを纏えない響はカリバーの叱咤と未来の言葉で胸を歌を思い出す。しかし、キャロルが送り込んだミカとガリィの策略によって響のペンダントが破壊されてしまい、倒れてしまった。

 

 

 

 

「響ーーーーーー!!」

 

未来の悲痛な叫びが響く中、カリバーはガリィとミカを睨みつける。

 

「まさかもう1体いたとはな…!」

 

カリバーは悔しそうに言う。

 

「流石のカリバーも気付けなかったみたいね〜。」

 

「大成功だゾ!」

 

ガリィは意地悪そうに、ミカは嬉しそうに言った。

 

「丁度良い。ここでお前達を始末させてもらう。」

 

カリバーは闇黒剣月闇を2体に向ける。

 

「あらあら? 私達とそこの装者、あなたにとってどっちが大事?」

 

「…!!」

 

自分の後ろでは未来が動かない響に必死に呼びかけている。

 

「…くっ!」

 

カリバーはミカとガリィに背を向け、響と未来の所に向かった。敵よりも倒れた響を優先したのだ。

 

「カリバーさん! 響が!」

 

「分かっている。すぐに運ぶぞ。」

 

カリバーは金のワンダーライドブックを取り出して起動し、闇黒剣月闇にスキャンした。

 

【ランプドアランジーナ!】

 

【ジャアクリード!ジャアクアランジーナ!】

 

闇黒剣月闇から巨大な浮遊する絨毯を召喚した。そして倒れた響と未来を乗せると、カリバーは絨毯に乗って戦線から素早く離脱した。

 

「今日はこんな所ね。また今度にしましょ。」

 

「帰るゾ!」

 

ガリィとミカは足元にテレポートジェムを落として姿を消した。

 

 

 

 

 

 

その頃、S.O.N.G.の指令室では響が戦闘不能となり、警報が鳴り響いていた。

 

「オートスコアラーの撤退を確認!カリバーが響ちゃんと未来ちゃんを連れて現在本部に向かっています!」

 

「カリバーと接触して響ちゃんの回収を!」

 

「急行します!」

 

藤尭と友里の状況報告を聞き、緒川が指令室を飛び出した。

 

 

 

「あたしらならやれる!だから、Project・IGNITEを進めてくれ!」

 

「強化型シンフォギアの完成を!」

 

翼とクリスはエルフナインに言う。響が倒れた事により、マリアと調、そして切歌を除いた装者達が全滅状態になった今、一刻の猶予も許されない。キャロルとオートスコアラー達と戦う為には、アルカ・ノイズの分解能力を寄せ付けない強化型シンフォギアを完成させなければいけないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目を開けて! 響!お願い!響!」

 

S.O.N.G.では、カリバーから回収した響に点滴を投与し、医療施設へと搬送されていた。そこには未来と翼、クリスもいる。

 

「響…」

 

「大丈夫だ。立花ならきっと…」

 

翼が未来の肩に手を置いて大丈夫だと言う。

 

「ったりめーだ! あのバカが、こんな事で退場するものかよ!」

 

クリスも答える。

 

「…その通りだ。私達とて、このまま目を瞑っていられるものか!」

 

翼も握り拳を作って言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とうとう立花響が倒れてしまったか…!」

 

響をS.O.N.G.に引き渡した隼人は自宅に戻っていた。響が倒れた事により、装者は全滅状態。調と切歌はLiNKER無しでは長時間戦えない。マリアのギアも破損した状態。現状戦えるのは、カリバーだけだ。すると、危機感を募らせる中、隼人はある事を思い出す。

 

「手伝ってやると言った時、俺に見せたあの表情…」

 

あの時自分に見せた響の嬉しそうな表情。

 

「やっぱり…誰かに似ている…!」

 

隼人はあの表情が自分の知っている誰かに似ている事に気づいた。しかし、誰なのか。頭の中を回転させて思い出す。恐らく、自分が何かと響に甘い事と関係している。度々見せるあの嬉しそうな顔。何処かで見た事ある。そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やっぱり隼人は優しいね!』

 

響に瓜二つの少女が、隼人の脳裏に浮かんだ。

 

 

「っ!!」

 

その時、隼人は気づいた。響が度々自分に見せるあの表情が誰に似ていたのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか………思い出した………瑠奈だ…!!」

 

 

 

 

隼人の口から出た瑠奈と言う名前。それが響と何の関係があるのか。 

 

「あいつと初めて会ったのは確か…」

 

それは、隼人の過去に関係していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼人が自ら命を絶ち、転生する6年前。小学6年生の頃だ。中学生になる前に、隼人は友人達と共にサッカーをしに公園に行く途中、川の堤防の道を歩いていた時だった。

 

『おい! アレ見ろ!』

 

隼人が川を指す。すると、川には段ボール箱に入った子猫が流されていたのだ。

 

『猫が流されてるじゃん!!』

 

『ヤバいぞあのままだと!!』

 

隼人の友人達が騒ぎ出す。ここままだと箱は沈んで猫は溺れてしまう。その時…

 

 

 

川に向かって走っていく黒髪のボブカットの少女が。何と、子猫を助けようと川に入って行ったのだ。

 

『何やってんだあいつ!』

 

隼人は叫ぶと、川へ走り出した。

 

『隼人何やってんだよ!』

 

『お前まで溺れたらどうすんだよ!』

 

隼人は立ち止まり、友人達に言う。

 

『俺が言ってくる!お前ら大人の人呼んでこい!』

 

『で、でも…』

 

『早く!』

 

『わ、わかった!』

 

隼人に言われて友人達は走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

『大丈夫だよ!絶対助けるから!』

 

少女は段ボール箱を掴み、子猫に呼びかける。

 

 

『おーい!何やってんだ!早く戻って来い!』

 

隼人は河原を走らながら少女に向かって叫ぶ。少女は隼人の声に反応すると、子猫を連れて河原に戻ろうとする。しかし、流れの急な川には逆らえず、少女も流されてしまう。

 

『この子を助けないと戻れないよ!』

 

少女は流されながらも猫を助けようとする。

 

『っ!! ああ仕方ない!!』

 

隼人も意を決して川に入っていく。そして、少女と子猫の元にたどり着く。

 

『お前何やってんだよ!この川前に子供が溺れた事故が起きたんだぞ!死にたいのか!?』

 

隼人は流されながらも少女に怒鳴った。人の事も言えないが。すると少女は…

 

『…困ってる人を助けるのに、理由なんている?』

 

『…は? お前何言って…』

 

隼人が言いかけようとしたその時、

 

『君達!これに捕まれ!』

 

声と共に隼人と少女の前にロープがつけられた浮き輪が投げられたのだ。

 

『捕まってろ!』

 

隼人の声に少女は猫と共に隼人の腕に掴まる。隼人が浮き輪に捕まると大人達と友人達が力の限り引っ張り、岸まで引き寄せた。こうして、猫と猫を助けようとした少女と、少女を助けようとした隼人は救出されたのだ。それから2人は大人達にこっぴどく叱られ、隼人の友人達からは呆れられたのだった。

 

『今日は最っ悪だ…服は濡れるし、大人の人からは叱られるし…何で俺まで…』

 

隼人は愚痴を零した。

 

『でもこの子を助けられて良かった!』

 

少女は猫を抱きながら嬉しそうな表情を浮かべた。それを見た隼人は溜息を付く。

 

『ま、そう言う事にしとくか…じゃあな。』

 

隼人は帰ろうとすると、

 

『あ! 待って!』

 

少女が呼び止める。

 

『何だよ?』

 

『来てくれてありがとう! 君って優しいんだね!』

 

少女の言葉に隼人は困惑する。

 

『な、何言ってんだよ…俺は…』

 

隼人は否定しようするが、少女は続ける。

 

『そうだ!私瑠奈って言うんだ!君、名前は?』

 

瑠奈に名前を聞かれて、隼人も名を名乗った。

 

『隼人。上條隼人。』

 

これが、隼人と瑠奈の出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから中学生になった隼人に、思わぬ事が。 

 

『久しぶり!これからよろしくね!隼人!』

 

『マジか…』

 

何と、隼人と瑠奈は同じクラスになったのだ。彼女の容姿は髪の色以外響と瓜二つなのだ。環境適応力も高く、友人もすぐに出来た。ただやはり性格も似ていたのか、困っている人がいたら放っておけない少女だった。瑠奈が無茶をする度に何故か隼人はそこに出くわす事になり、手を貸しては一緒に教師に怒られることもしばしばあった。

 

『全く…また無茶しやがって…』

 

『終わりよければ全てよしって言うでしょ?気にしない気にしない!』

 

『あのなぁ…』

 

隼人はそんな瑠奈に呆れながらも無事で良かったと心の中で思っていた。

 

『いつもありがとう!隼人はやっぱり優しいね!』

 

『お前を放っておく訳にはいかないからな。』

 

瑠奈の嬉しそうな表情が輝いて見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、中学2年生になった隼人が、テレビでニュースを見ていたある日…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『嘘だろ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瑠奈が、交通事故で亡くなったのだ。事の発端は、道路に飛び出した子供を助けようとした。助かった子供は無事だったが、瑠奈は車に撥ねられ、14歳の生涯を閉じたのだった。撥ねた車はそのまま逃走し、1週間後1人の運転手が逮捕された。しかし、逮捕された運転手の言葉が、隼人を変える事になる。ニュースで報道されたその言葉は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そもそも道路に飛び出す方が悪い。それに自分は心神耗弱でパニック状態だった。』

 

と、主張した。当然裁かれるべきだった。しかし、心神耗弱で責任能力が無いとして、運転手は無罪になったのだった。その後、運転手の主張は偽りである事も判明した。それも運転手の親が政治家であり、圧力をかけたか、買収したと憶測が流れているが、真相は明らかにならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふざけるな。人1人殺して自分の行動を正当化するのか。何故そんな事が出来るんだ。お前は人の皮を被った悪魔だ。どいつもこいつも何故自分の悪事を正当化するんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日を境に隼人は自分の悪事を正当化する人間に情け容赦なくなっていった。やがて月日が過ぎ、瑠奈の事も忘れていき、そして高校卒業後、就職をした19歳の年、人に騙され、そして裏切られ、誰も信じられなくなり、自殺した。そしてシンフォギアの世界に転生、仮面ライダーカリバーとなり、ライブ生存者の迫害を無くす為に人を斬り、ルナアタック、フロンティア事変を戦い抜いて今に至るという訳だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか…俺が立花響に甘いのは…瑠奈と似ていたからか…」

 

そう。隼人が響に何かと甘いのは、見た目や性格が同じ瑠奈と響を無意識に重ねていたからだったのだ。

 

「あいつが生きていたら、俺の人生も変わっていたかもしれない…」

 

もし瑠奈が自分が自殺したと知ったら何て言うのだろうか。そんな思いが隼人の中に浮かぶ。

 

「…って、何昔の事思い出してるんだよ…俺はこんな事してる場合じゃ無い!」

 

そうだ。過去を振り返るよりも、今自分は戦っているんだ。闇の剣士 仮面ライダーカリバーとして。キャロルを倒す為にはどうすればいいのか。立花響達はまた戦えるのか。解決しなければならない問題は山積みだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1週間後…

 

 

未来は、リディアンの授業ピアノを弾いていた。教室の中に、響の姿はない。

 

(あれからもう1週間…ずっと眠ったままの響…目が覚めて…胸の歌が壊された事を知ったら…どう思うのだろう…)

 

未来が演奏を中断する。すると、クラスメートが反応した。

 

「心ここにあらず。と言った所ですね?」

 

男性教師が未来に対して言った。

 

「あっ…いえ…すみません…」

 

その言葉に反応する未来。

 

「小日向さんは、試験の日までに悩み事を解決しておく様に。」

 

男性教師がにこやかな笑顔を見せて未来に話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、S.O.N.G.本部では…

 

「Project・IGNITE。現在の進捗は89%。旧二課が保有した第1号、及び第2号聖遺物のデータと、エルフナインちゃんの頑張りのおかげで予定よりずっと早い進行です。」

 

キャロルと彼女が率いるオートスコアラー、アルカ・ノイズに対抗する為の強化型シンフォギアの完成まで、あと少しだ。

 

「各動力部のメンテナンスと重なって、一時はどうなる事かと思いましたが、作業や本部機能の維持に必要なエネルギーは、外部から供給出来たのが幸いでした。」

 

友里と藤尭が状況報告をする。

 

 

 

 

 

「それにしても、シンフォギアの改修となれば、機密の中枢に触れるという事なのに…」

 

緒川が弦十郎に話す。シンフォギアシステムは完全非公開となっているはず。

 

「状況が状況だからな。それに、八紘兄貴の口利きもあった。」

 

「八紘兄貴って…誰だ?」

 

弦十郎の口から出た八紘兄貴という名前にクリスが聞く。

 

「限りなく非合法に近い実行力を持って、安全保障を影から支える政府要人の1人…超法規措置による対応のねじ込みなど、彼にとっては茶飯事であり…」

 

「とどのつまりがなんなんだ!?」

 

翼の説明にクリスが突っかかると、緒川が口を開く。

 

「内閣情報官、風鳴八紘司令の兄上であり、翼さんのお父上です。」

 

「だったら初めからそう言えよな!こんにゃく問答が過ぎるんだよ!」

 

そこへ、マリアも口を挟む。

 

「私のS.O.N.G.編入を後押しをしてくれたのも、たしかその人物なのだけど…なるほど…やはり親族だったのね。」

 

マリアの言葉を聞いて、翼は目を逸らす。

 

「どうした?」

 

 

すると、指令室に未来が入ってくる。

 

「響の様子を見てきました。」

 

「生命維持装置に繋がれたままですが、カリバーが迅速に響さんを運んで来てくれたお陰で治療も早く進める事が出来ました。大きな外傷もないし、心配いりませんよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

未来は緒川に感謝の言葉を述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある部屋…机にはフラスコなどの実験器具置かれ、床には化学式や化学記号が書き殴られている。そして机で本を読む少女は、キャロルだ。すると…

 

『うわあああああ!!』

 

部屋にいた1人の金髪の男性が爆発と共に悲鳴を上げる。

 

『パパ?』

 

『爆発したぞ…』

 

顔を煤で汚す金髪に眼鏡をかけた男性はイザーク・ハールス・ディーンハイム。キャロルの父親だ。

 

それを見てキャロルは笑った。

 

 

 

そしてイザークが作った焦げた料理を食べるキャロルだが、微妙な顔をする。

 

『美味いか…?』

 

『苦いし臭いし美味しくないし、0点としか言いようが無いし。』

 

キャロルの厳しい評価に溜息を付くイザーク。

 

『料理も錬金術も、レシピ通りにすれば間違いないんだけどなあ…どうしてママみたいに出来ないのか…』 

 

イザークの言葉を聞いてキャロルが立ち上がる。

 

『明日は私が作る。その方が絶対美味しいに決まってる!』

 

『コツでもあるのか?』

 

『内緒! 秘密はパパが解き明かして! 錬金術師なんでしょ?』

 

それを聞いたイザークは笑いながら頭を抱える。

 

『この命題は難題だ。』

 

『問題が解けるまで、私がずっとパパのご飯を作って上げる。』

 

キャロルは笑顔を浮かべた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「夢…? 数百年を経たキャロルの記憶…」

 

床に化学式や化学記号が書かれた実験室でペンダントの修復作業をしていたエルフナインが呟く。そう。これはキャロルの記憶だったのだ。モニターを見ると、時刻は15時37分。

 

「10分そこら寝落ちしていましたか…でも、その分頭は冴えた筈。ギアの改修を急がないと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『キャロル…生きて…もっと世界を知るんだ…』

 

イザークが火炙りの刑に処された時を思い出す。

 

『世界を…?』

 

『それがキャロルの…』

 

 

 

ペンダントに何かを振りかけ、レーザーを装置で当てるエルフナイン。

 

(パパは何を告げようとしたのかな…?その答えを知りたくて…ボクはキャロルから世界を守ると決めて…でも…どうしてキャロルは…錬金術だけでなく、自分の想い出までボクに転送複写したんだろう…?)

 

キャロルが何故自分の想い出や過去を転送複写したのかフラスコ越しにペンダントを見ながら考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…何で今になって思い出したんだろう…」

 

隼人は昔の事を何故今になって思い出したのか考えていた。すると、ガトライクフォンから電子音が鳴る。アルカ・ノイズが現れたのだ。

 

「こんな時に…!!」

 

隼人は闇黒剣月闇を手に寝室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてS.O.N.G.でもアルカ・ノイズの反応を検知していた。

 

「アルカ・ノイズの反応を検知!」

 

「座標、絞り込みます!」

 

そして、モニターにとある場所がアルカ・ノイズに襲われている映像が映し出された。

 

「まさか…敵の狙いは…我々が補給を受けているこの基地の発電施設…!」

 

 

「何が起きてるデスか!?」

 

調と切歌が指令室に駆け込んで来る。

 

「アルカ・ノイズにこのドックの発電所が襲われてるの!」

 

映像には煙が上がる発電所にアルカ・ノイズの大群が屯している。

 

「ここだけではありません!複数の場所で同様の被害を確認!各地の電力供給率、大幅に低下しています!!」

 

藤尭の声と共に別の場所の建物からも煙が上がっている。

 

「今本部の電力供給が絶たれると、ギアの改修への影響は免れない!」

 

「内蔵電流もそう長くは持ちません…!」

 

「それじゃあ、メディカルルームは!?」

 

メディカルルームへの電力が途絶える事は生命維持装置が機能を果たさなくなると言う事だ。

 

 

 

 

すると、調が眼鏡を取り出して掛けた。

 

「ど、どうしたデス調!?」

 

「シーッ…」

 

調は切歌に静かにする様に言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃カリバーは、ライドガトライカーに乗って反応のあった発電所へ向かっていた。

 

(反応のあったポイントは発電所…!あそこがやられたら…!)

 

発電所が機能を果たさなくなるという事はカリバーもどうなる事か知っていた。すると、走行中のカリバーの前方に突如、アルカ・ノイズの群れが現れたのだ。

 

「どけ雑魚共!!」

 

カリバーはライドガトライカーのガトリングを発砲し、アルカ・ノイズを蹴散らすとスピードを上げてそのまま走っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「現在カリバーが発電所に向かっています!」

 

モニターにはアルカ・ノイズを銃撃し、ライドガトライカーを走らせるカリバーの姿が映し出された。

 

「私達が戦えない中、現状戦えるのはカリバーだけ…!」

 

「くそっ! あたし達はあいつが戦えるとこを指を咥えて見てるしかできねえのかよ!」

 

クリスは悔しそうに言う。

 

「そう言えば調と切歌は…?」

 

マリアが調と切歌がいない事に気づいた。一体何処に行ったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「潜入美人捜査官メガネで飛び出して、一体何をするつもりデスか!?」

 

眼鏡をかけた調と切歌は基地の廊下を走っていた。

 

「時間稼ぎ。」

 

「何デスと!?」

 

「今大切なのは強化型シンフォギアの完全までに必要な時間と、エネルギーを確保する事。」

 

調は自分と切歌が強化型シンフォギアの完全と改修までの時間を稼ぐ為に飛び出したのだ。

 

「確かにそうデスが、全くの無策じゃ何も…!」

 

すると、調が立ち止まる。

 

「全くの無策じゃないよ。切ちゃん。」

 

そして壁越しに覗く2人の先にはメディカルルームへの扉が。

 

「メディカルルーム?」

 

そして2人はメディカルルームへ入る。

 

「こんな所でギア改修までの時間稼ぎデスか?」

 

切歌は何故調がメディカルルームで時間稼ぎをするのか、分からなかった。

 

「このままだと、メディカルルームの維持も出来なくなる。」

 

そして調はベッドで点滴に繋がれて眠り続ける響を見る。

 

「だったらだったで、助けたい人がいるって言えばいいデスよ!」

 

「嫌だ。」

 

「どうしてデスか?」

 

調は顔を赤くする。

 

「…恥ずかしい。切ちゃん以外に私の恥ずかしい所を見せたくないもの。」

 

調の言葉に切歌は感激した。

 

「調〜!!」

 

切歌は調に抱きつこうとするが、調はスルーして切歌は床と口づけをする。

 

「全く何デスかもう…」

 

すると、調は何かのロックを解除する。

 

「見つけた。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、変電所では兵士達がアルカ・ノイズに対して自動小銃やバズーカを放っていた。アルカ・ノイズはノイズと比べて通常の兵器が効く様になっていた。だか、解剖器官に触れなければの問題で、やはり人間が消滅するのに代わりはない。しかし、兵士達が次々にやられていく。

 

 

「行くデス!」

 

「うん。」

 

そこへ調と切歌がやってきた。そして…

 

 

「Various shul shagana torn」

 

「Zeios igalima raizen tron」

 

聖詠が響き渡り、ギアを纏った。そして挨拶代わりに調はα式 百輪廻を繰り出し、アルカ・ノイズ達を消滅させる。そして切歌も切・呪りeッTぉを放つ。調らヘッドギアから巨大な丸鋸を展開してアルカ・ノイズを斬り裂き、切歌も鎌を振り回してノイズ達を切り刻む。

 

「悪くないデス!」

 

調は歌いながら頷く。

 

その様子は勿論S.O.N.G.の指令室でも映し出されていた。

 

「シュルシャガナとイガリマ、交戦を始めました!」

 

「お前達! 何をやってるのか分かっているのか!?」

 

弦十郎は通信で声を荒げる。

 

「もちろんデスとも!」

 

「今のうちに、強化型シンフォギアの完成をお願いします!」

 

 

 

 

 

さらに調はアームドギアのヨーヨーを伸ばしてアルカ・ノイズを粉砕していく。アルカ・ノイズが触手を伸ばすと、空高くジャンプする。

 

「当たらなければーーーッ!!」

 

切歌も叫びながらアルカ・ノイズを斬り裂く。そう。解剖器官に当たらなければ分解されない。調はさらに腰に丸鋸を装備し、高速回転でアルカ・ノイズを斬り裂くΔ式 艶殺アクセルを繰り出す。その様子を高所からミカが見ていた。

 

「ニコイチでもギリギリ? これはお先真っ暗だゾ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、眠り続ける響は夢を見ていた。2041年に起きたライブの惨劇から生き残り、学校の自分の机に生存者を叩くページが開かれた週刊誌の山を。家には罵詈雑言が書かれた紙が貼り付けられ、母と祖母と味わった忌々しく、忘れたくても忘れる事の出来ない過去。そして、響の目に浮かぶ、何も言わず去った父親の背中。

 

『私…みんなでまた暮らせる様にリハビリ頑張ったよ…なのに…どうして…お父さん…!!』

 

 

眠る響の目からは、涙が浮かんでいた。そして、目を覚まし、自分の手のひらを見つめる。

 

(大切な物を壊してばかりの私…でも未来は…そんな私に救われたって励ましてくれた…そしてカリバーさんは私に戦うと言う事を教える為に心を鬼にして叱ってくれた…)

 

そして響は起き上がる。

 

「カリバーさんと未来の気持ちに答えなきゃ…」

 

ふと自分の胸を見る。そしてミカの一撃にやられた事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シュルシャガナとイガリマ、装者の2人のバイタルが安定!?ギアからのバックファイアが低く抑えられています!」

 

明らかにおかしい。LiNKERで適合係数を上げなければ長時間戦えない2人がどうして。

 

「一体どういう事なんだ!?」

 

「さっきの警報、そういう事でしたか。」

 

緒川は何故先程警報が鳴ったのか察した。

 

「ああ。あいつら、メディカルルームに保管してあったLiNKERを持ち出しやがった!」

 

弦十郎の言葉に翼が反応する。

 

「まさかモデルKを!? 奏が遺したLiNKERを!?」

 

 

 

 

 

 

   

2人が見つけたのは、亡き奏が残したLiNKER。調はこれを見つける為に飛び出したのだ。

 

『全く調ったら、穏やかに済ませられないタイプデスか?』

 

『メディカルルームなら、シンフォギアのバックファイアを治療する薬があってもおかしくないもの。』

 

『訓練の後、リカバリーを行うのもここだったデス。』

 

調がLiNKERの入った試験管に触れると、警報が鳴り響いた。そして2人は頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ギアの改修が終わるまで!』

 

「発電所は守ってみせるデス!」

 

 

 

その様子をキャロルが錬金術で発電所の場所を映して見ていた。

 

火力発電所にはレイア、鉄橋にはガリィ、風力発電所にはファラが、それぞれ破壊活動を行っていた。

 

「該当エリアのエネルギー送量が低下中。まもなく目標数値に到達しますわ。」

 

ファラがキャロルに報告する。

 

「レイラインの解放は任せる。オレは、最後の仕上げに取り掛かる。」

 

「いよいよ始まるのですね?」

 

「いよいよ終わるのだ。そして万象は、黙示録に記される。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おりゃあ〜!!」

 

ミカが宝石状の剣を生成して斬りかかる。それに気づいた切歌は鎌で受け止めた。しかしミカはもう一本生成して斬りつけ、調ごと吹っ飛ばした。

 

 

「調!切歌!」

 

「このまま見ていられるか!」

 

指令室を飛び出すクリスの手首を翼は掴む。

 

「待て!今の私達に何が出来る!?」

 

「黙って指を咥えてろってのか!? 」

 

クリスが言い返そうとすると、翼の目は力強くクリスを見つめる。

 

「翼さん、クリスさん。」

 

そこへ、エルフナインがやって来る。

 

「お2人にお願いがあります。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あいててて…」

 

「簡単にはいかせてもらえない…」

 

ミカは剣状の宝石の先に乗って遊んでいた。

 

「ジャリンコ共〜アタシは強いゾ!」

 

ミカは自分は強いと2人に宝石を向けて言う。

 

「子供だと馬鹿にして…!」

 

「目に物見せてやるデスよ!」

 

2人はLiNKERが充填されたピストル型注射器を取り出す。

 

「っ!! さらにLiNKERを!?」

 

「2人を連れ戻せ!これ以上は…」

 

弦十郎の声が指令室に響き渡る。過剰投与すれば、身を滅ぼす事となる。しかし…

 

「やらせてあげて下さい。これは、あの日道に迷った臆病者達の償いでもあるんです。」

 

「臆病者達の償い?」

 

マリアは頷く。

 

「誰かを信じる勇気が無かったばかりに、迷ったまま独走した私達。だから、エルフナインがシンフォギアを蘇らせてくれると信じて戦う事こそ、私達の償いなんです!」

 

マリアと共にスクリーンに調と切歌が映し出される。唇を噛み締めるマリアから、血が流れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして2人はお互いの首に注射器を刺す。ミカは何が起きるのかと興味津々だ。

 

「2人でなら、」

 

「怖くないデス!」

 

そして迷いなく、LiNKERを投与した。すると、調が口を押さえる。掌には、血が付着していた。

 

「オーバードーズ…」

 

切歌も流れた鼻血を拭う。

 

「鼻血がなんぼの物デス!」

 

「行こう切ちゃん!一緒に!」

 

「切り刻むデス!!」

 

切歌は鎌をもう1本取り出して合体させ、対鎌・螺Pぅn痛ェるを、調はヘッドギアから巨大丸鋸を2枚展開する。ミカは面白くなりそうと嬉しくなり、手のひらから宝石を飛ばす。切歌はバーニアで加速しながら宝石を弾いていき、ミカに斬りかかるが、それを宝石で受け止めるミカ。宝石にヒビが入っていき、砕けた。さらに調がミカに向かってγ式 卍火車を繰り出す。放たれた丸鋸をミカは再び宝石を取り出し、弾く。しかし、調は非常Σ式 禁月輪でミカに迫り、ミカはそれを受け止めた。そして宝石を斬り裂く。

 

 

 

 

 

 

 

 

「更なる適合係数の上昇で、ギアの出力も上がっています!」

 

「2人のユニゾンが、数値以上の効果を出しています!」

 

「だが、この輝きは時限式だ!」

 

「それでも調も切歌には、目の前の茨を切り刻み、道を切り拓いてくれる!」

 

 

 

 

 

 

「あそこか…!」

 

発電所からは、煙と炎が上がっている。それを見たカリバーはライドガトライカーのスピードを上げて急いだ。道中に何故か現れたアルカ・ノイズの群れと連続で戦うハメになり、連戦状態だったが、今は休んでる状況ではない。

 

 

 

調と切歌はお互いの刃を交差させ、ミカの宝石を砕いた。

 

「子供でも下駄を履けばそれなりのフォニックゲイン…出力の高いこの子1人で十分だゾ!」

 

ミカはこれまで見せた事のない不気味な笑みを見せた。調は2つのヨーヨーを合わせ、天へ投げる。そして巨大な丸鋸に変形させ、ミカ目掛けて投げつけ、β式 巨円断を繰り出す。ミカは赤いバリアを生成して受け止める。そこへ調と切歌が手を繋いで飛び上がり、足から丸鋸と鎌の刃を展開して蹴りを放つ。ミカは球状のバリアで受け止めると…

 

「どっかーん!」

 

「「!?」」

 

ミカの言葉と共にバリアが大爆発を起こした。そして、指令室の電源が落ち、暗闇が支配する。

 

「内蔵電源に切り替えます!」

 

藤尭の声と共に指令室の電源が復旧した。

 

「負けないで…!」

 

「お願い…セレナ…2人に奇跡を…!」

 

未来とマリアは祈った。そこへ響がやって来る。

 

「響君!」

 

「響!」

 

未来は響に抱きつき、ありがとうと言った。

 

「響のおかげで私…」

 

「私の方こそ、また歌える様になったのは、未来のお陰だよ!」

 

響は未来に微笑んだ。

 

「でも、平気なの?」

 

「大丈夫!へっちゃらだよ!」

 

響は弦十郎の方を向き、状況を教える様頼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、爆発の影響で、調と切歌はボロボロになっていた。切歌の鎌も、先が折れている。

 

「このままじゃ何も変わらない…変えられない…!」

 

「こんなに頑張ってるのに…どうしてデスか!? こんなの嫌デスよ…変わりたいデス!」

 

今の自分達では、何も変えられないのか、変われないのか、そんな悔しい思いが2人を支配する。

 

「まあまあだったゾ!でもそろそろ遊びは終わりだゾ!」

 

ミカは2人を嘲笑うと、髪のブースターを点火させ、切歌に急接近。

 

「バ〜イバ〜イ!!」

 

掌から宝石を伸ばし、切歌のペンダントマイクを砕いた。吹っ飛ばされて地面に倒れた切歌のギアが解除され、裸体が晒されてしまう。

 

「切ちゃん!」

 

倒れた切歌の元へ調が向かうが、ミカはそれを許しはしない。

 

「よそ見してると後ろから狙い撃ちだゾ!」

 

ミカは宝石を取り出す。調も負けじとヘッドギアから丸鋸4枚を展開する。

 

「邪魔しないで!!」

 

「仲良しこよしでお前のギアも壊してやるゾ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミカ。適合係数の低いそいつの歌には用は無い。好きに始末するといい。」

 

その様子を見ていたキャロルはミカに切歌を好きに殺す様伝えた。

 

「分かったゾ!」

 

ミカは手の中一杯の宝石をばら撒き、無数のアルカ・ノイズを召喚した。

 

「に…逃げるデス…調…!」

 

切歌は調に逃げる様に言う。

 

「切ちゃんを置いて逃げるなんて出来ない! 私の命は、切ちゃんに救われた命!切ちゃんを救う為に全部使うんだ!!」

 

ボロボロになりながらも切歌を守る為に調は命を投げ出す覚悟で戦う決意をした。

 

 

「始まるゾ!」

 

調は丸鋸で次々とアルカ・ノイズを斬り裂いていくが、4枚の内2枚の丸鋸が破壊されてしまう。それでも残った2枚とヨーヨーでアルカ・ノイズを倒していく。

 

「どけーーー!!」

 

「誰か…助けて欲しいデス…!私の友達…大好きな調を…!!」

 

 

そして、とうとう調のペンダントマイクがアルカ・ノイズの解剖器官に触れ、砕け散った。ギアを分解され、倒れる調。そして壁を分解して、アルカ・ノイズが迫る。後ろからも、一歩、また一歩と迫る。

 

「誰か調を…!」

 

アルカ・ノイズが調目掛けて触手を向ける。

 

 

「誰かぁァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

「っ!!」

 

切歌の悲痛な叫び声が響く中、調がアルカ・ノイズの毒牙に掛かろうとしたその時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【読後一閃!】

 

鳴り響いた音声と共に調に迫るアルカ・ノイズ達が紫色の斬撃波が切り倒される。

 

「…….!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く…こんな所で死ぬつもりなど、私が許さん。」

 

「…その声…!」

 

調の前に闇黒剣月闇を持ったカリバーが立っていた。

 

「カリバー…!!」

 

「やっぱり来たゾカリバー!」

 

ミカは嬉しそうにはしゃぐと、さらにアルカ・ノイズをカリバーの目の前に召喚。すると、何者かが突然アルカ・ノイズ達がカリバーが斬る前に斬り裂かれる。

 

「…?」

 

これにはカリバーも仮面の下でどういう事だと目を見開いている。

 

 

「誰かだなんて、つれねえ事言ってくれるなよ。」

 

乱暴な口調と共に、カリバーと涙目の調の目の前に刀が見えた。

 

(つるぎ)…」

 

「まさか…」

 

そのまさかだ。

 

「あぁ、振り抜けば、風が鳴る剣だ。」

 

言葉と共にアルカ・ノイズはバラバラになる。そう。翼とクリスだ。2人は安堵の表情を浮かべる。

 

「甦ったか…! 天羽々斬とイチイバルが…!」

 

カリバーの目の前には、ギアを纏った翼とクリス。完成したのだ。アルカ・ノイズに対抗する強化型シンフォギアが。




いかがだったでしょうか?今回はやっと隼人が響に対して結構甘い理由を書きました。蛇足かも知れませんが、何とか彼の過去を少しでも書く様に頑張ります。一応第3章が終わったらひとまずセイバー本編も見ながら、第4章、最終章を書いていこうと思います。

今回はここまでです。感想お待ちしています。
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