EP01 開かれる、
並行世界、別名パラレルワールド…それは、世界においてある時点から分岐し、それに並行して存在する別世界の事。異世界や別次元とは異なり、その世界と同じ次元に位置している。例えば、この世界で世界を揺るがす出来事が起きたとする。そうなれば当然この世界の住人は世界を揺るがす出来事が起きたと捉える。が、この時同時に出来事が起きた、または起こらなかったら未来があったかもしれないという想像をする事も可能である。この世界を揺るがす出来事が起きた、または起きなかったという架空の未来が、この世界とは異なる固有の世界が存在している、というのが並行世界なのである。
ワンダーワールドに浮かぶ巨大な岩に1人の仮面の剣士が立っていた。黒とオレンジ色のボディに右肩を中心に不死鳥を模した鎧。手足には長い尾羽の様な模様。オレンジ色のベルトにはワンダーライドブックがセットされており、左腰からは不死鳥の尾羽を模したローブ。オレンジの複眼に頭から伸びる黒いソードクラウン。右手には黒い頭身にオレンジのエンブレムが彫られた剣を持っている。
「時は来た…今こそ、世界を無に還し…新たな世界を創造する…!」
キャロル・マールス・ディーンハイムが起こした魔法少女事変からしばらく経ち、仮面ライダーカリバーこと上條隼人は自宅の寝室で眠っていた。戦いばかりでまともに睡眠も取れなかったが、最近寝付きは良い。時計の針は7時10分を指している。ぐっすり眠りについている彼は、夢を見ていた。それは、自分が快晴の空の下、草原に座っている夢だった。すると、隼人の元へある人物が訪れる。
「上條隼人。」
突然、聞き覚えのある声が自分の名前を呼ぶ。この声は自分がカリバーに変身しているときに変えている声だ。隼人が振り返ると、紫色の服に肩まで伸ばした髪に髭を生やした男性が立っていた。
「あの…もしかして…俺が夢で見た…カリバーだった人…?」
「そうだ。私は富加宮隼人。かつて闇黒剣月闇に選ばれた闇の剣士…仮面ライダーカリバーだ。」
目の前にいるのは、闇黒剣月闇に選ばれた闇の剣士と名乗る男性。夢で見た組織に裏切りの罪を着せられて、仲間に信じてもらえずに斬られたカリバーだと隼人は頭の中で思っていた。まさか夢で会うなんて。でもどうしてなのか。それは分からなかった。
「俺と同じ隼人…ていうか、何で俺の名前知ってるんですか? 」
隼人は何故富加宮が自分の名前を知っているのか疑問に思っていた。
「お前を知る人物に聞いただけだ。まさかお前が私の次に闇黒剣月闇を手にするとはな。」
富加宮は隼人を知る人物から聞いたと主張する。もしかして神様から聞いたのか?この人ももしかしてあの後命を落としたんじゃないかと隼人は推理していた。それ以外に考えられない。それはさておき、何故夢の中で自分に会いに来たのか。
「あの…いきなりで悪いんですが…どうして俺の夢の中に来たんですか?」
「一度お前と話してみたかったからな。私とお前は似たもの同士だからな。」
富加宮は隼人の隣に座る。
「似たもの同士…組織に騙され…そして人に裏切られた物同士…ですか…。」
「そうだな…。私はこれまでずっと戦ってきた仲間や親友にすら信じてもらえなかった事に、怒りよりも先に悲しかった。信じていた仲間と親友との達の絆がいとも簡単に無くなってしまった事に。どうして聞いてくれなかったと今でも思っている。仲間の話よりも、組織の言葉が大事なのかと。私の親友だった炎の剣士・上條大地だけは聞いてくれると思っていた。だが、あいつも私の話を聞いてくれず、私を斬った。命を落とした私は魂になって彷徨い、お前を異世界に転生させた人物に会い、彼からお前の話を聞き、こうして夢の中で合わせて貰ったという訳だ。」
富加宮の話を隼人は思い詰めた表情をしながら聞いていた。信頼していた仲間に裏切られた事に怒りよりも先に悲しかった事。彼が味わった悲しみは相当の物だと。心腹の友にすら信じてもらえずに殺されてしまった事に心を痛めた。
「俺も…自分が社会に出た頃に、人に騙され、ありもしない失態をなすりつけられた事があったんです。誰も助けてもらえず、同じ立場だった人にも裏切られて、転落していく中で家族にも捨てられて、誰も信じられなくなって、自殺したんです。」
隼人の自殺という言葉に富加宮は目を開いて反応した。
「今でも思いますよ。自分が一体何をしたんだろう。教えて欲しい。どうして自分がこんな目に遭わなきゃならないんだと。でも誰も教えてくれなかった。」
「お前には、心を許せる友や大切な人はいなかったのか? 命を絶って転生して今は何を思う?」
「昔いたんです。暗闇を優しく照らす光の様な存在でした。でもある日突然亡くなって…他の皆もそれぞれの道に進んでいって疎遠になっていきました。それから先は1人でいました。せいぜい話し相手位の程度で他の人と連んでました。」
隼人の過去を聞いて、富加宮も静かに聞いていた。大切な人を失い、友もいなくなっていき、そして人に騙され裏切られて自ら命を絶った隼人に同情の表情を浮かべながら耳を傾けていた。
「俺、自分の様に自殺する人達の気持ちがなんとなく分かるんです。よく死んだら負けとか自殺した人は逃げたって聞きますけど、精神的に追い詰められて死にたいというより、死ななきゃって思う様になるんです。死が恐怖から安心に変わって、追い詰められた人の最後の最後の手段で、最後の希望なんです。逃げたんじゃなくて、逃げられなかった人なんじゃないかなと思うんですよ。でも今こうして生きていて、もしあの時大切な人が声をかけてくれていたら俺の人生も変わっていたんじゃないかなと思ってます。」
隼人の言葉に富加宮は思わず黙り込んで聞く。
「そうか…。お前も心に深い傷を負っている事は知っていたが、これほどの物だったとはな。私にもあの時、上條が話を聞いてくれていたら、何か変わっていたかも知れない。」
「きっと変わってましたよ。富加宮さんの人生も。」
隼人の言葉に僅かな笑みを浮かべる富加宮。すると、何かを思い出したかの様に話し出す。
「さて…話がだいぶ重くなってしまったな。本題に入るとしよう。」
「本題?」
「お前に聞きたい事がある。何故お前が闇黒剣月闇を使える?本来聖剣は普通の人間には使えない。聖剣に選ばれた者しか使えないはずだ。そしてワンダーライドブックもどうやって手に入れた?」
富加宮の言葉に隼人は反応する。聖剣に選ばれた人間とは。普通の人間には使えないとはどういう事なのか。そんな事を考えながらも隼人は富加宮に話した。
「貰ったんです。」
「…貰った?」
「はい。転生する前に神様に特典として貰ったんですが…」
隼人の貰ったという発言に富加宮は何か考え込む様な表情をした。
「……あれ? 俺、何か変な事言いました?」
「……なるほど…聖剣に選ばれた訳では無く、彼が与えたと言う訳か…どうりで使える訳だ…」
「……?」
彼という事は神様か。やっぱりこの人あの神様に会っているのか。でもどうしてわざわざ自分に聞きに来たのか。そんな回りくどい事しなくても神様に直接聞けば良いのに。ていうかどうりって何だ。で隼人は心の中で思っていた。
「それともう1つ。お前が生み出したあのワンダーライドブック…ジャオウドラゴンについてだ。あれはどうやって作り出した?私がカリバーだった頃はあんな物は無かったぞ?」
富加宮はかつて隼人がフロンティア事変にてマリア達への怒りで作り出したジャオウドラゴンについて聞いて来た。
「あれは、イマイチ俺にもよく分からないんです。ただ言える事は、俺の敵に対する怒りに同調して出来た事ですね。使ってみたらジャアクドラゴンよりも遥かに凌駕していて戦慄しましたよ。」
「なるほど……実はそれも気になる事を彼から聞いた。何でも、人間に使いこなせるかどうか分からない代物らしいが…」
「はっ!?」
富加宮の人間に使いこなせるかどうか分からないという意味深な発言に隼人は素早く反応した。
「それどういう事ですか!? 人間に使いこなせるかどうか分からない!? いやバリバリ使ってますけど!?」
富加宮の言葉に顔色を変えて慌てる隼人。やっぱり何か代償的な物があるんじゃないかと薄々感じていたが、普通に使っている。一体どういう事なのか。それは是非聞いておかなければならない。今後の自分に大きく影響があると考えたからだ。
「お前は闇黒剣月闇についてどこまで知っている?」
「俺の質問は無視!?」
隼人の質問を無視して富加宮は闇黒剣月闇についてどこまで知っているか聞く。
「えぇ……闇黒剣月闇って、斬った物に闇の力を侵食させて、存在そのものを消滅させるって事ぐらいしか…」
隼人の説明を聞いて富加宮はそうかと言いながら頷き、自ら説明する事にする。
「闇黒剣月闇は、最初に造られた2本の聖剣の内の1本だ。」
「最初に造られた聖剣…じゃあ、もう1本の聖剣は?」
「光を司る聖剣、光剛剣最光だ。」
「光と闇…相反する2つの属性の司る聖剣…」
つまり、相反するこの2本が原初の聖剣という事となる。今まで知らなかった事に隼人はそうだったのかと納得した表情をした。
「そして、闇黒剣月闇には他の聖剣には無い特別な力があと2つある。元々ワンダーワールドが生み出し、強い願いが込められている。」
「特別な力?」
富加宮の言葉を聞いて、自分がまだ知らない力が闇黒剣月闇にあるのか?そして宿命とは一体何なのか? これは重要な事だ。しっかり聞かなければと隼人は肝に銘じた。
「1つ目は、未来予知。」
「未来予知!? そんな事も出来るんですか!?」
ただでさえ反則な力を持つ闇黒剣月闇にそんな力があったとは隼人もびっくりだ。そんな事が出来れば無敵じゃないか。
「だがそれは歴代の闇黒剣月闇に選ばれし者達が最も恐れた力だ。一見無敵の力に感じるが、その本質は望むと望まざるとに関わらず未来の災いを使用者だけに体験させるという事だ。」
それを聞いて隼人は戦慄した。この世界の戦乱でその力がいかに恐ろしく、残酷で使用者を孤独に追い込む事を。やはり自分は響達と手を繋いではいけないと心の中にそんな気持ちが芽生えた。
「そして2つ目は、他の聖剣を封印する事が出来る。」
封印と聞いて隼人は、これは聖剣が悪用される事を防ぐ為の物だと悟った。
「後お前が知っている能力を補足するとしたら、消滅させるというよりは闇へ送り込む事が正しいな。さらに空間を切り裂き、闇から闇へと空間移動が可能だ。」
「そ、そうだったんですか…。」
まさか消滅ではなく、闇へ送り込むだったとは。さらに空間を切り裂いて空間移動も出来るとは。今まで戦って来て全然知らなかった能力だ。今度機会があれば試してみようと隼人は思った。
「そういえば夢で見たんですが富加宮さんや剣士達は何から世界の均衡を守って来たんですか?」
隼人は世界の均衡を保つと言いながら世界を支配しようとした組織が一体表向きは何をしていたのか思い出し、富加宮に聞いた。
「遥か昔、私のいた世界は森羅万象を司る一冊の本から創造されたと言われている。その本には、神話、物語、生物や科学技術といったありとあらゆる知識の源が刻まれ、人類は本の知識と力で文明を発展させて来た。」
「そんな本が…富加宮さんの世界を創ったんですね…」
「本は、聖剣と聖剣に選ばれし者達によって代々守られ、世界の均衡は保たれてきた。」
富加宮の説明にハッとする隼人。
「…っ!! その聖剣に選ばれし者達って…富加宮さんに裏切りの罪を着せた…!」
「そうだ。ソードオブロゴスだ。」
「ソードオブロゴス…」
「しかし、数千年前、その本を奪おうとする魔物達…メギドが現れ、争いが起きた。結果力を持った本はバラバラになり、世界中に散らばった。それ以来、その本を巡る戦いは今も密かに続いている。」
「つまり、その本の一部が、ワンダーライドブックって事ですか?」
「そういう事だ。」
つまり自分の使っているのは強大な力を持った本である事を改めて自覚する隼人。
「組織設立の発端は約2000年前、ワンダーワールドを開き、全知全能の書を我が物にしようと目論んだメギド に対し、阻止するべく1人の巫女と始まりの5人の人間が降り立ち、戦いの幕が開けた。そして人間とメギドの闘争の中、1人の剣士が相反する2本の聖剣…光剛剣最光、闇黒剣月闇を手に参戦し、メギドを退ける事に成功した。この一件を受け、人々はメギドに立ち向かうべく2本の聖剣を模倣し、炎の聖剣、火炎剣烈火を生み出し、ソードオブロゴスが生まれた。そして時が進んでいく中、先祖や私を初めとしたソードオブロゴスの剣士達は本を狙う者達と戦いながら世界中に散らばったワンダーライドブックを集め、人知れず世界の均衡を守ってきたのだが、組織を束ねるマスターロゴスが全ての聖剣とワンダーライドブックを揃えれば復活する全知全能の書の力を使って新たな世界を創造し、自分が支配する事を私に打ち明けた。世界の均衡を保つという目的も、裏を返せば世界を支配するという事になる。私や上條、そして仲間達は最初から奴の欲望の為だけに動かされていたという訳だ。」
つまり最初からマスターロゴスは自分自身の目的を果たす為に富加宮達を騙して手駒にし、いち早く気付いた富加宮に裏切りの罪を着せて仲間に斬らせたという事だ。マスターロゴスの身勝手な行動に隼人は嫌悪を抱いていた。そんな奴は自分の世界だけではなく、どこの世界にも必ずいる。決していなくならない存在だ。
「富加宮さんの仲間達は今頃、そのマスターロゴスの目的に気付いているんですかね?」
「それは分からない…」
隼人はその仲間達が今頃どうしているのか、気付いてマスターロゴスと戦っているのか、それとも気付かないまま今も手駒として利用されているのかと考えていた。もし彼らと再会したらどうするか思い切って聞いてみる事にした。
「富加宮さんは、もし上條って人や仲間と再会したらどうしますか? もし、マスターロゴスの企みを知って一緒に戦って欲しいと言われたら…」
隼人の質問に富加宮は少し考えてから答える。
「何とも言えないだろうな。複雑な気持ちになりそうだ。お前がもし、私だったらどうする?」
「俺だったら…許せないかもしれませんね…今更になって一緒に戦って欲しいだなんて言われたら…」
「どうやら同じ立場だった私達でも、考え方は違う様だな…」
富加宮は隼人の回答に同じ立場だった自分と隼人では考え方は違うと悟った。
「さて、そろそろ彼に会いに行くか。お前と話せて良かった。また会おう。」
富加宮は立ち上がり、そのまま背を向けて去ろうとする。
「いやちょっと!まだ聞きたい事あるんですが!聖剣が選ばれた物しか使えない事とか!ジャオウドラゴンについてとか!」
気になる事がある隼人はそれを聞き出す為に富加宮を呼び止めるが…
「その答えは、お前の物語が知っている。」
その言葉と共に強烈な閃光が隼人の目の前に放たれた。
「待ってください!」
「富加宮さん!!」
富加宮の名前を叫びながら隼人はベッドから飛び起きた。時刻は8時20分を指している。溜息を付く隼人は夢で富加宮が言っていた言葉を思い出した。
『本来聖剣は普通の人間には使えない。』
『人間に使いこなせるかどうか分からない代物らしいが…』
(一体どういう事だよ…聖剣が普通の人間には使えないとか、ジャオウドラゴンが人間に使いこなせるかどうか分からないとか…気になってしょうがない…!!)
人を信じられない隼人だったが、富加宮が言っていた言葉はどういう訳か気になって仕方がなかった。それにその答えは俺の物語が知っているとか訳の分からない事まで言っていた。教えてくれたっていいのに。そんな事を思いながら隼人はベッドから出て洗面所へ向かい、顔を洗って朝食にコンビニで買ったおにぎりと茹で卵、ささみ入りのサラダを食べて歯を磨き、着替えた。
「そういやあいつら何してるかな? 覗いてみるか。」
隼人は寝室へ向かうとシャボン玉を出してS.O.N.G.の指令室内を映し出した。ここ最近彼はやる事が無いとS.O.N.G.を覗いたり盗み聞きしている。現実世界でそんな行為をしたらもちろん御用となるが、隼人はあくまで情報収集としてやっているのだ。決して犯罪目的でやっている訳ではない。
「よく来てくれた。響君、翼、クリス君。」
その頃、S.O.N.G.では響、翼、クリスが弦十郎から召集を受けて指令室に来ていた。
「師匠! 一体どうしたんですか?」
「叔父様。何事ですか?」
「こんなクソ暑い日にどうしたんだよオッサン。」
響、翼、クリスが弦十郎の前に立つ中、そこへエルフナインが指令室へやって来た。
「皆さん聞いて下さい。響さん達が来る前、ギャラルホルンが起動し、並行世界への扉が開かれました。」
「まさか、またカルマノイズが現れたの!?」
エルフナインの言葉を聞いて驚く響。ギャラルホルンとは、北欧神話に於けるアースガルズの門番、ヘイムダルが持つ角笛であり、見た目はカラフルな法螺貝の様な形をしているのが特徴の完全聖遺物。かつて櫻井了子が発見、管理していたのだが、未だ謎が多く並行世界を繋ぐ力を持っており、魔法少女事変後に突如起動したとの事。そしてギャラルホルンが発生させるゲートはシンフォギア装者しか通れない。そしてカルマノイズとは一見黒く染まったノイズだが、その性能は段違いであり、人間のみを無尽蔵に一方的に炭素分解出来たり、攻撃を躱して反撃に出たり、普通の攻撃では倒しきれずに復元してしまう。その為絶唱やイグナイトモジュールを使用してやっと倒せる程のものだ。響達はこれまで並行世界の異変を解決するべく、並行世界に向かっていたのだが…
「その事なんですが…実は少し変なんです。」
「変? それは一体?」
エルフナインの言葉に翼が疑問の声を出す。一体どういう事なのか。
「はい。ギャラルホルンがボク達の世界と並行世界を繋げる時、とても大きな音が鳴りますよね?」
「うん。知ってるけど、それがどうしたの?」
響達もその事は当然知っていた。毎回その音で並行世界と繋がったと分かるからだ。
「実は…音が鳴らなかったんです。」
「音が鳴らなかった? どういう事だよ?」
「はい。いつもは大きな音がなりますが、ボクがギャラルホルンの様子を見に来た時に全く音が鳴らず並行世界に繋がったんです。」
一体何故音が鳴らずに並行世界への扉が開かれたのか、一同は全く分からなかった。
「理由は全くもって分からない。だが、これまでの並行世界とは違う可能性がある。マリア君、調君、切歌君は万が一こちらの世界でカルマノイズが出現した時に備え対応出来る様にしておく。その為君達が向かって欲しい!」
「分かりました!行ってきます!」
「了解しました。」
「おうよッ!チャチャっと片付けてきてやる!」
弦十郎の要請に3人は迷う事なく返事をした。
「並行世界か…面白そうだから俺も行くか。」
その様子を見ていた隼人も闇黒剣月闇を手にして向かう事にした。
「行くぞ!」
「はい!」
「おう!」
響、翼、クリスはギャラルホルンのゲートを通って行った。
「装者だけが通れる思ったら大間違いだ。そんな特色、闇の力でどうとでもなる。」
少し遅れてカリバーもブックゲートでギャラルホルンが保管されている場所へやって来ると、ゲートを通り並行世界へと向かって行った。果たして、カリバーと響達に一体どんな世界が待ち受けているのだろうか? これは、1人の闇の剣士と装者達の並行世界での戦いを描いた物語の断章である。
いかがだったでしょうか? まずは並行世界にソードライバー組の色の響達が向かう事になりました。しばらくはほとんど原作通りに書いていただけの本編を中断してオリジナルとしてXD編を書いていきたいと思います。このまま書くと第4章も最終章も酷い文章になってしまうと考えたので、一旦オリジナルの話を考える為に断章を書くことにしました。実は主人公が最終章でどうなるのかは既に決まっているんですが、そこまでの過程でいいアイデアがなかなか思いつかず、このままだと読者の方々に納得して貰えない展開になってしまうのが悩みです。後はセイバー本編も見つつ書いていきますので更新速度は落ちるかもしれませんがよろしくお願いします。ちなみに隼人の夢に出た富加宮隼人はテレビとは別人です。
後主人公が聖剣に選ばれた訳でもないのに闇黒剣月闇を使えるのか、最終章でどうなるのかは隼人が一度死んだ事と、オリ主転生で誕生した二次創作、そして始まりから終わりまでが全て記されたシンフォギアの物語が関係しています。
余談ですが、断章で次回から登場する並行世界のワンダーワールドにセイバー達やソードオブロゴスや大いなる書と敵もテレビとは同名ですが全くの別人であり別物です。後ファルシオン、本編に出るらしいですね。後今日のセイバーを見てマスターロゴスの目的が自分の書いたマスターロゴスの目的と本当にほとんど一致して驚きました…!!
今回はここまでです。感想お待ちしています。