【完結】月闇絶唱シンフォギア   作:ネガ

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カリバーのジャアクドラゴンがエモーショナルドラゴンの誇り高きドラゴンなら本当の名前はプライドドラゴンなのかなと考えています。今回はちょっと主人公の出番は少なめです。煙叡剣狼煙早く発売しないかなぁ…




EP03 大地を揺らし、疾風(はやて)の如く、重なる音色。

並行世界にやってきたカリバーはマスターロゴスが変身した謎の剣士と対峙し、戦う事に。一方響達もメギド魔人に遭遇、戦いを挑むもほとんど攻撃が効かずに追い詰められていたが、そこへ謎の青年達が現れ、仮面ライダーセイバー、仮面ライダーブレイズ、仮面ライダーエスパーダに変身するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、響達の目の前には、3人の仮面ライダーが立っている。1人は炎の剣士・仮面ライダーセイバー。1人は水の剣士・仮面ライダーブレイズ。そしてもう1人は雷の剣士・仮面ライダーエスパーダ。

 

「ええええッ!?」

 

「変身…した…だと…!」

 

「何なんだ…こいつら…」

 

当然ながら驚くのは当たり前だ。カリバーの事なんか頭の中から吹っ飛んでしまう。彼らは一体何者なのか。

 

「来たか…剣士共…!」

 

ゴーレムメギドもセイバー達を知っているかの様に声を上げた。

 

「行くぞ!」

 

「はい!」

 

「ああ!」

 

セイバー達はそれぞれ火炎剣烈火、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷を手にシミー達へ走って行った。シミー達もゴーレムメギドの命令で迎え撃つ。セイバーがシミーの1体に火炎剣烈火を振り下ろして斬撃を浴びせると、シミーの身体から火花が飛び散り、大きく怯む。響達とは違って明らかに攻撃が効いている。ブレイズも流れる様な剣捌きでシミー達を斬り、エスパーダも鮮やかな剣捌きでシミー達を倒していく。

 

「あの人達…私達と違って…!」

 

「攻撃が効いている…!」

 

「あたし達の攻撃は効かなかったのに…!」

 

当然響達は驚いていた。自分達の攻撃がほとんど通用しなかった戦闘員的な怪人を圧倒している事を。そうこうしている内にセイバーは火炎剣烈火に炎を、ブレイズは水勢剣流水に水流を、雷鳴剣黄雷に雷を纏わせシミー達を斬り裂いた。斬撃を受けたシミー達はそのまま倒れ1体残らず爆散した。そしてセイバー達はゴーレムメギドへ走って行き、まずセイバーが斬撃を仕掛け、ゴーレムメギドが避けるとブレイズが水勢剣流水の切先から水流を発射してゴーレムメギドに浴びせると、エスパーダが雷鳴剣黄雷から電撃を放つ。

 

「ぐぉぉぉぉぉ! おのれぇ…!!」

 

電撃を受けたゴーレムメギドは吹っ飛ばされて地面を転がる。すると周囲に散らばった瓦礫と破片を取り込んで巨大化した。

 

「うわぁぁぁ!!大きくなった!」

 

巨大化したゴーレムメギドに驚く響。しかしセイバー達は驚かない。ゴーレムメギドはそのまま自らの拳でセイバー達を叩き潰そうとするが、そこへブレイブドラゴン、ライオンセンキ、ランプドアランジーナが攻撃を仕掛け、ゴーレムメギドを怯ませる。すかさず3人はそれぞれ火炎剣烈火、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷を納刀し、トリガーを押す。

 

【烈火居合!】

 

【流水居合!】

 

【黄雷居合!】

 

そして一斉に抜刀する。

 

【【【読後一閃!】】】

 

3人はそれぞれ炎、水、雷の斬撃波を発射し、ゴーレムメギドに喰らわせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァァ!」

 

「くっ…!」

 

一方、無人のスタジアムでマスターロゴスが変身した剣士と戦っていたカリバーは押されていた。恐らく戦闘経験は向こうの方が上。自分は戦闘訓練などせずにまだ2年半しか戦っていない。腹を蹴られて手すりに腰がぶつかり、そこへマスターロゴスが斬りかかる所を闇黒剣月闇で受け止めた。

 

「どうしたカリバー? 腕が落ちたんじゃないのか?」

 

マスターロゴスはカリバーに挑発する。発言からすれば、やはり隼人を裏切りの罪を着せた富加宮だと思い込んでいるようだ。

 

「それはどうかな?」

 

カリバーは力任せに体制を変え、剣士を蹴り飛ばすとこぶた3兄弟を取り出して起動、闇黒剣月闇にスキャンした。

 

【こぶた3兄弟!】

 

【ジャアクリード!ジャアクぶた3!】

 

そしてカリバーから分身カリバー2体が生成され、マスターロゴスを死角が無い様に取り囲む。

 

「っ! 何っ…!? 何故剣斬のライドブックを…!?」

 

マスターロゴスはこぶた3兄弟を使用したカリバーに驚くが、すぐさまカリバーに斬りかかるが、分身カリバー2体が妨害すると、すかさずカリバーが斬撃を浴びせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、セイバー達は巨大化したゴーレムメギドを追い詰めていた。

 

「今です!決めて下さい!」

 

「ああ! 物語の結末は、俺が決める!」

 

ブレイズに言われ、セイバーは火炎剣烈火をソードライバーに戻し、トリガーを押した。

 

【必殺読破!】

 

そして、待機音が流れる中、抜刀した。

 

【烈火抜刀!ドラゴン!一冊斬り!ファイヤー!】

 

「火炎十字斬!」

 

セイバーは火炎剣烈火に炎を纏わせ、ブレイブドラゴンと共に縦横無尽に移動し、炎の渦でゴーレムメギドを包み込むと十字に斬り裂いた。斬り裂かれたゴーレムメギドは断末魔と共に爆散した。

 

「凄い…!」

 

剣を武器とする翼はセイバー達の戦いや剣捌きに見惚れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてカリバーも形成逆転で有利な状況に持ち込んでいた。すると形成が不利と判断したのかマスターロゴスは聖剣をホルダーに納刀した。

 

「何故お前が剣斬のライドブックを持っているのかは知らんが、丁度いい。面白い事を教えてやろう。上條は、死んだ。」

 

「っ!?」

 

マスターロゴスが口にした上條は死んだという言葉に反応するカリバー。

 

(上條って…上條大地…? 確か富加宮さんの親友…!どういう事だ…?)

 

「また会おう。」

 

マスターロゴスは自身から周囲にオレンジ色の羽根を撒き散らして姿を消した。

 

(もし上條って人が死んだなら、富加宮さんは会っているはず…でも魂になって彷徨ったと言っていたな…それに上條に会ったとは言っていなかった…という事はまだ会っていない…?)

 

気になる疑問を残しながらもカリバーはスタジアムを後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君達、大丈夫?」

 

セイバー達は響達に駆け寄ると、ワンダーライドブックを畳み、ソードライバーから引き抜くと変身を解除して青年の姿に戻った。

 

「あ、はい!危ない所を助けてくれてありがとうございました!」」

 

「おかげで助かりました。ありがとうございます。」

 

「まさか助けられちまうとはなぁ。でも、ありがとよ。」

 

響達もギアを解除してセイバー達に礼を言う響達。響は活発な笑顔と共に一礼した。

 

「それにしても君達のさっきのおかしな格好は一体何?」

 

帽子を被った青年が響達に質問する。

 

「私達が纏っていたあれは、シンフォギアです。」

 

「シンフォギア …?」

 

「何ですか…それは?」

 

「聞いた事が無いな…」

 

響の回答に首を傾げる3人。どうやらシンフォギアに付いては何も知らないようだ。

 

(どうやらこの世界はノイズやシンフォギアは存在しないという訳か…)

 

(それに、ノイズの代わりにあのバケモンがいるって事は、エルフナインが言っていたこれまでとは違う並行世界って事に納得出来る…!)

 

翼とクリスはノイズの代わりにセイバー達や自分達の攻撃が効かないメギドがいるという事で、これまでの並行世界とは根本的に違う事を悟っていた。となると、彼等の話を聞いてこちらの事情も話しておいて情報交換が適応と判断した。すると、響が一歩踏み出した。

 

「あの!良ければさっきの怪物の事とか、お兄さん達の事とかに付いて聞かせてもらえませんか?! 私達も色々話したい事があるんです!」

 

響は自分達も話をしたい事と、メギドについてや、青年達が変身した姿の事を教えてくれないかと願い出た。

 

倫太郎賢人、ここはこの子の話に乗ってみた方が良いんじゃないか?」

 

「そうですね。僕達も聞きたい事があるので、僕も飛羽真君とこの子の意見に賛成です。」

 

「お互いに情報交換をするか。なら場所を変えよう。」

 

飛羽真と呼ばれた青年は響の提案に賛成し、倫太郎、賢人と呼ばれた青年達も彼の意見に賛同する事に。

 

「分かった。お互いに情報交換をしよう。今から俺達の拠点に案内するから付いて来てくれ。」

 

「ありがとうございます! 翼さん!クリスちゃん! 私達の話を聞いてくれるって!」

 

活発な笑顔を見せる響。

 

「どうやら、私達を受け入れてくれそうだな。」

 

「あんなバケモンに襲われて助けられちまったからな。悪い奴じゃ無さそうだし、あたし達も知っている事は話した方はいいよな先輩? 」

 

翼とクリスも飛羽真の案に納得したのか、飛羽真達に付いて行く事にし、その場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何だアイツら? シンフォギアとか言っていたが、メギド相手にかすり傷付けられずに剣士達に助けられるとはな。」

 

「丁度いい。が増えただけだ。纏めて喰らってやろうぜ。」

 

「これは、面白くなりそうですね…」

 

そのやり取りを、ビルの屋上で革ジャンを来た男性と、逆立った金髪の黒いノースリーブを来た男性、黒いコートに髪を一房長く垂らした青年が見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして響達は飛羽真に連れられ、とある小さな本屋へやって来た。看板にはファンタジック本屋かみやまと書かれている。

 

「ファンタジック本屋かみやま?」

 

「ここは俺が店長をやってる本屋なんだ。といっても本業は小説家だけどね。」

 

「小説家なんですか?」  

 

「あぁ。飛羽真は主にファンタジー小説を執筆しているんだ。」

 

飛羽真は自身が小説家である事を響達に話し、賢人も書いているジャンルはファンタジー小説である事を伝えた。そしてこの本屋は飛羽真の副業でもあるのだ。

 

「さぁ、どうぞ。」

 

一同が店内に入ると中は多くの絵本や児童文学の本や並んでおり、中央にはファンタジーを意識したジオラマが設置されており、他にもガシャポンや一般向けの本も置かれている。

 

「この本懐かしい〜!小さい頃読んでた!」

 

「様々な本が並んでいる…最近は本なんて読んでいないからたまには読んでみるか。」

 

「スゲェなコレ!めっちゃ細かいじゃねぇか!」

 

響は小さい頃読んだ本を見つけて懐かしみ、翼は店内を眺め、クリスはジオラマに興味津々だ。そんな3人を微笑ましく飛羽真は見ていた。

 

「では、僕達の拠点に案内しましょう。」

 

「拠点?ここじゃなくて?」

 

響は倫太郎の言葉に首を傾げると、何故か壁に立て掛けてある扉に立つと、隼人が持っている物と同じブックゲートを取り出して起動して開いた。

 

【ブックゲート!オープンゲート!】

 

すると、茶色いドアが生成されて開き、ドアの中が不思議な空間になった。

 

「ドアが!何ですかこれ!?」

 

「これは…!」

 

「これってどこでもドアって奴か!?」

 

「いや、どこでもドアではなく、ブックゲートです。」

 

興奮するクリスの言葉を冷静に訂正する倫太郎。そして飛羽真達に連れられ中へと入って行った。そして一行は沢山の本棚が並び、中央には何やら装置が置かれている部屋へと来た。

 

「みんなおかえりなさい!あれ?その子達は?」

 

椅子で何やら書類を書いていたポニーテールの女性が飛羽真達に聞く。

 

「この子達にちょっと聞きたい事があるから来てもらったんだ。」

 

「ようこそ。僕達ソードオブロゴスの基地、ノーザンベースへ。」

 

「ノーザンベース? ここは何処なんですか?」

 

「驚くなよ。ここは北極にある基地なんだ。」

 

「えええええ!?」

 

「北極!?」

 

「マジかよ!? 冗談だよな!?」

 

賢人の説明に案の定驚く響達。まぁS.O.N.G.の本部も潜水艦である事に驚きはあるが。そして倫太郎にノーザンベースの全体像を見せられ、本当に北極にいる事に納得する響達であった。

 

「では改めて自己紹介をします。僕はソードオブロゴスの新堂倫太郎。そして水の剣士・仮面ライダーブレイズです。」

 

「俺は富加宮賢人。倫太郎と同じくソードオブロゴスの雷の剣士・仮面ライダーエスパーダだ。」

 

「そして俺は神山飛羽真。ソードオブロゴスには所属していないけど、協力している。そして炎の剣士・仮面ライダーセイバーだ。」

 

「うちは須藤芽依!飛羽真の担当編集者をしてて、ソードオブロゴスにも協力しているの!よろしくね!」

 

飛羽真達は響達に向けて自己紹介をした。

 

「私は風鳴翼。よろしく。」

 

「私は立花響です!よろしくお願いします!」

 

「あたしは雪音クリスだ。よろしくな!」

 

響とクリスも翼に続いて自己紹介をして挨拶をした。

 

「早速だけど、響ちゃん達の事、聞かせてくれないかな?」

 

「分かりました!」

 

飛羽真の声に響は元気よく答えて自分達の事、シンフォギアの事、並行世界の事を話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど…人を炭素化してしまう認定特異災害、ノイズ…そんな恐ろしい物が響ちゃん達の世界にいるのか…」

 

「そのノイズに対抗する為に造られたのが響さん達が纏う歌の力で戦うシンフォギア…」

 

「響達は聖遺物の超常脅威に対抗する組織S.O.N.G.に所属しているという事か。」

 

「そして響ちゃん達は完全聖遺物ギャラルホルン?っていう物で並行世界の異変を解決する為にうちらの世界に来たって事?」

 

飛羽真達は響達が何故この世界に来たのか、そしてノイズの事を聞いて自分達の知らない世界でそんな恐ろしい物が存在しているのかと心の中で戦慄していた。

 

「はい。そして私のシンフォギアはこのガングニールです。」

 

「私は天羽々斬。」

 

「あたしがイチイバルだ。」

 

響達は自分達のペンダントを胸元から取り出して飛羽真達に見せた。

 

「ガングニール…天羽々斬…イチイバル…?」

 

「ガングニールは北欧神話に登場する主神オーディンの槍、別名でグングニルとも言われています。天羽々斬は日本神話に登場する刀剣、イチイバルはガングニールと同じく北欧神話に登場する狩猟とスキーの神、ウルが持つ弓、そして先程言っていたギャラルホルンも北欧神話においてアース神族の王国アースガルズの門番で光の神ヘイムダルが持つ角笛です。どれも神話に登場する武器や宝具の名前になってるんですね。」

 

首を傾げる芽依に倫太郎はスラスラと説明した。

 

「そ、そうなんですか…!全然知らなかった…」

 

「まさかここまで詳しいとは…!」

 

「スゲェな…お前…!」

 

倫太郎のシンフォギアのモチーフの説明に付いて、響達はここまで詳しい事に驚きだ。

 

「いえいえ。本で読んだだけですよ。ここには様々な本が収められているんです。」

 

「倫太郎は本当に知識沢山あるよね〜」

 

そう言う芽依に少し照れ隠しをする倫太郎だが、気を取り直して咳払いをする。

 

「では、今度は僕達の事を話しましょう。僕達ソードオブロゴスは、はるか昔から社会との関わりを絶って人知れず世界の均衡を保ってきた組織なんです。南半球を守護し、組織の運営や意思決定を行う南極にある本部サウザンベース、そして僕達のいる北半球を守護し、戦闘に特化した少数精鋭の実行部隊、ノーザンベースの2方面に分かれているんです。」

 

「世界の均衡…よく分かんないですけど、凄い組織だって事は何となくですけど分かります!」

 

「しかし、組織という割には随分少ないですが…」

 

「あたしも気になってたんだよ。他にいないのか?」

 

翼とクリスは、組織という割には2人と民間協力者が2人だけしかいない事に違和感を持っていた。もう少しいてもいいはずだ。すると、賢人が説明に入る。

 

「15年前の戦いでサウザンベースが壊滅して大勢の人達が犠牲になった。そして所属の剣士達も世界に散り散りになり、生き残ったのは僅かだった。俺と倫太郎はその生き残りで当時まだ子供だったが、世界の均衡を守る覚悟を決めて、鍛錬を積んで聖剣に選ばれた。」

 

「マジかよ…!そのサウザンベースの剣士って奴等はどうしてると思うんだ?」

 

賢人の壊滅したという台詞に驚くクリス。少ないのはそういう事かと納得した。

 

「分からない。もしかしたら今も密かに戦っていると思う。」

 

「あの!それで聖剣っていうのは何ですか?」

 

響が飛羽真に聖剣について質問した。

 

「俺達が使っていた剣だ。俺の聖剣は炎の剣、火炎剣烈火。」

 

「僕の聖剣は水の剣、水勢剣流水です。」

 

「そして俺の聖剣が、雷の剣、雷鳴剣黄雷だ。」

 

飛羽真達は自分達の聖剣を取り出して響達に見せる。響達は興味津々で見つめていた。

 

「聖なる(つるぎ)…聖剣…その聖剣は私達にも使えるんですか?」

 

「いえ、聖剣は普通のホモ・サピエンスには使えません。」

 

翼の質問に何故か人間を正式名称で答える倫太郎。

 

「ほ、ホモ・サピエンス!?」

 

「あ、失礼しました。つい癖で。」

 

「倫太郎ってついつい正式名称で答えちゃうよね。じゃあうちが説明するね。聖剣は、聖剣に選ばれし者にしか使えないの。そして聖剣を持つ限り戦う定めからは逃れられないんだって。」

 

倫太郎の代わりに聖剣が普通の人間には使えない事を芽衣は響達に教えた。

 

「戦う定めから…逃れられない…」

 

響はかつてギアを纏えなかった時にカリバーに叱咤された事を思い出していた。

 

「なるほど…では、あなた達が倒したあの怪物は?」

 

「あれはメギド。」

 

翼の質問に飛羽真が答えた。

 

「メギド?」

 

「世界を本の力で支配しようとする本の魔物だ。奴等は大いなる本の力を奪い、この世界と侵食して支配しようと企んでいる。」

 

「大いなる本?何だそれ?」

 

飛羽真の大いなる本という言葉に反応するクリス。

 

「かつてこの世界を創ったと言われる全知全能の書だ。その本には神話や物語、生物や科学技術の源などありとあらゆるものが刻まれていて、そこに記された知識と力で人類は進化し、文明を発達してきた。でも数千年前にその本を奪おうとする奴等が現れ、本はバラバラになって世界中に散らばってしまったんだ。」

 

「本が世界を創ったんですか…?」

 

響はこの世界が本で創られた事に驚いた。本にそんな力があるなんて思わなかったからだ。

 

「そして散らばった大いなる書の一部が、このワンダーライドブック。これと聖剣の力でなければメギドは倒せない。」

 

飛羽真、倫太郎、賢人は響達にブレイブドラゴン、ライオン戦記、ランプドアランジーナを見せた。しかし、この時響が爆弾を投下した。

 

「これ…私達知ってます!」

 

響の言葉に飛羽真達が反応する。

 

「どうしてワンダーライドブックの事を!?」

 

倫太郎は響に問いかける。響達が知っているのは当然。今までカリバーが使っている事を見てきたからだ。

 

「それは…」

 

【ガトリング!ガトリング!】

 

響がカリバーさんが使っているのを見てますと言おうとしたその時、何処からか着信が響く。

 

「すみません。僕です。」

 

倫太郎はガトライクフォンを取り出して電話に出る。

 

「もしもし。………え? 山の中に変な水色の穴が?」

 

倫太郎の言葉に響達が反応した。それは自分達が通ってきたギャラルホルンが開いたゲートだからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ。何か分からんがメギドの連中がまた何か企んでるかもしれねぇ。」

 

山の中で同じガトライクフォンで通話してるのはコートを着て大剣を担いでいる男性。その側で腰の後ろのホルスターに緑色の剣を収納している青年と左腰にマゼンタの剣を収納している男性が穴を不思議そうに見ていた。

 

大秦寺さん、これ何だと思いますか?」

 

「分からない。だが調べてみる価値はある。」

 

 

 

「ちょっと待ってください!今その穴について心当たりがあるんです!ノーザンベースまで戻って来て貰えますか!?」

 

倫太郎の言葉に男性は疑問を持ちながらも分かったと返事をし、通話を切った。

 

「大秦寺、。一旦ノーザンベースに戻るぞ。倫太郎が心当たりがあるらしい。」

 

「マジすか?」

 

「分かった。」 

 

【ブックゲート!オープンゲート!】

 

男性はブックゲートを取り出すと、青年と男性を連れてその場を後にした。

 

 

 

 

「今誰に電話してたんだ?」

 

「あぁ。僕達の仲間ですよ。このソードオブロゴスにはあと3人の頼もしい剣士がいるんです。」

 

倫太郎がクリスに答えると丁度ドアから男性と大秦寺と呼ばれた男性と蓮と呼ばれた青年が入ってきた。

 

「倫太郎。心当たりって一体…ん? あの嬢ちゃん達は誰だ?」

 

「おいおい、入れても大丈夫なのかよ?」

 

「本来は剣士以外が来る所ではないが。」

 

3人は響達がこのノーザンベースにいる事に少し不思議がっていた。

 

尾上さん、蓮、大秦寺さん、それは後で説明します。とりあえず響さん達に自己紹介をお願いします。」

 

そして3人は響達に自己紹介を始める。

 

「分かった。はじめましてだな嬢ちゃん達。俺は尾上亮。土の剣士・仮面ライダーバスターだ。俺の聖剣はこの、土豪剣激土だ!」

 

尾上は背中に背負った土豪剣激土を片手で軽々と持ち、響達に見せる。

 

「凄い大きい剣ですね〜!しかも軽々と!」

 

「尾上さんは僕達の中で最強なんです。」

 

倫太郎の説明に響は目を輝かせて尾上を見ていた。

 

「俺、緋道蓮!風の剣士・仮面ライダー剣斬! 俺の聖剣はこれ!風双剣翠風!」

 

蓮はそう言うと腰のホルスターから風双剣翠風を取り出し、手裏剣の形にしたり、分離させて見せた。

 

「手裏剣になったり、二刀流になる剣とは…! まるで忍者…!」

 

「蓮は俺達の中では最年少だが、剣の腕は確かだ。」

 

「もう〜賢人君! それは言い過ぎだよ〜!」

 

忍者の子孫でありNINJAである緒川がマネージャーの翼は風双剣翠風に興味津々。蓮は賢人に剣の腕を評価されて少し照れている。

 

「私は大秦寺哲雄。刀鍛冶だ。そして音の剣士・仮面ライダースラッシュ。そして私の聖剣はこの音銃剣錫音。」

 

寡黙な雰囲気を醸し出す大秦寺はクリスと目が合いそうになると目を逸らしながら音銃剣錫音を剣盤モードと銃奏モードに切り替えた。

 

「銃にもなる剣とか、面白いじゃねぇか! って何で目逸らすんだ?」

 

「大秦寺さんは少し人見知りなんだ。でも、俺達が戦えるのは、聖剣のコンディションを見抜いて整備してくれる大秦寺さんのおかげなんだ。」

 

銃を扱うクリスにとって音銃剣錫音は面白みがある。そして飛羽真は自分達が戦えるのは聖剣を整備する大秦寺のおかげである事を響達に教えた。

 

「奇遇ですね!私達にも頼もしい仲間がいるんですよ!」

 

響はそう言い、自身のスマートフォンを取り出すと、ある写真を飛羽真達に見せた。それは、夏休みに装者達と撮った写真だった。

 

「ここに映ってる人達が響ちゃん達の仲間なの?」

 

「はい。猫の耳の形をした髪をしているのがマリア・カデンツァヴナ・イヴ。私達装者の中では最年長です。」

 

「こっちのツインテールの奴が月読調で…」

 

「こっちの金髪の子が暁切歌ちゃんです! 2人はとっても仲が良いんですよ!」

 

響達は写真に写っているマリアや調と切歌について飛羽真達に説明した。彼女らはフロンティア事変で敵対するが、今は魔法少女事変で一緒に戦った頼もしい仲間なのだ。

 

「マリアさんはアガートラーム、調ちゃんはシュルシャガナ、切歌ちゃんはイガリマっていうシンフォギアを持ってるんですよ!」

 

「アガートラームはケルト神話の主神ヌァザの異名で、失った右腕に銀の義手を身につけて王の座に返り咲いたと言われています。シュルシャガナとイガリマはメソポタミア神話に登場する女神ザババが共に持つ武器の名前ですね。」

 

「このリボンを付けた子は誰だ?」

 

賢人が聞くと、響が答える。

 

「私の幼馴染で、親友の小日向未来です。私が辛い時や悲しい時も支えてくれる私の陽だまりなんです。」

 

自分が幾度となく落ち込みそうになった時、挫けそうになった時も支えてくれて、助けてくれるかけがえの無い存在。響にとって大切な存在だ。

 

「そっか。響ちゃん達にも頼れる仲間がいるんだね!」

 

「はい!」

 

芽衣にも笑顔で答える響。

 

「これでお互いに情報交換はしたね。そういえば尾上さんが言っていたあの変な水色の穴については知ってる?」

 

「はい。あの穴から私達は自分達の世界から神山さん達の世界へ来ました。あそこを出入り出来るのは私達シンフォギア装者だけです。」

 

「そうなんですか。では一度翼さん達の世界に戻って状況を上司の方に報告してみてはどうでしょうか?僕達も情報を一旦整理しておきたいので。」

 

「確かにそれがいいかもな。あたし達も同じ事を考えてたしな。」

 

倫太郎の提案にクリスも賛成し、響と翼も納得した。その後響達は倫太郎達に穴の場所までブックゲートで送ってもらい一旦元の世界に帰還して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど…ノイズの代わりに世界を支配する魔物、メギドがいる世界…そしてそのメギドと戦う聖剣を持つ剣士、世界を創った全知全能の書とその一部であるワンダーライドブック…やはりこれまでの並行世界と全く違う様だな…」

 

飛羽真達の世界から帰還した響達は指令室にて弦十郎に情報を報告していた。

 

「はい。それにメギドに対して私達の攻撃はほとんど通じず、聖剣とワンダーライドブックの力でなければ倒せないと言っていました。」

 

「アイツらが助けてくれなきゃあたし達は御陀仏だっただろうな。ノイズがいないってなればあの世界にカルマノイズも出ねぇだろ。後はあの世界で起きている異変って奴が分かりゃいいんだけどよ、あのメギドって奴がいるだけも十分異変なんだがな。」

 

「はい。変身した飛羽真さん達はまるでカリバーさんみたいな姿でした!カリバーさんの事を聞けば何か分かると思います!」

 

すると、響の言葉にエルフナインがある事に気付く。

 

「もしかすると、その世界の人々とカリバーは何か繋がりがあるのかもしれません。」

 

「なるほど。よし。ならば今度はマリア君と調君、切歌君を向かわせる。響君達は一旦ここで待機してくれ。」

 

弦十郎は装者達の負担を軽減する為に交代で並行世界に向かわせる事に。そして指令室にやって来たマリア達も響達から話を聞き、ゲートの場所へ行き飛羽真の世界へ向かって行った。そして響達と同じく山を下り、街に出た。

 

「ここが……聞いていた通り、一見普通の街ね…」

 

「全然普通デスよ?」

 

「うん。メギドっていう魔物がいるとは思えない。」

 

見渡す限りは普通の街だ。マリア達は街を歩いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃああの嬢ちゃん達は人を炭素化しちまうノイズって奴と戦ってんのか?」

 

「人間を炭素にするとか…マジないわ…!」

 

「そして響達が纏う物が歌の力を使うシンフォギアであり、並行世界の異変を解決するべく私達の世界に来たという訳か。」

 

飛羽真達は尾上達に響達の事や、この世界に来た理由、シンフォギアについて教えた。そしてある1つの疑問を口にする。

 

「そういえば響は、ワンダーライドブックの事を知っていると言っていた。それはつまり響の世界にも剣士がいるって事じゃないのか?」

 

賢人は響がワンダーライドブックについて知っているという事について尾上達に話した。

 

「何だって!それは本当かい!?」

 

賢人の言葉に蓮が反応した。

 

「でも響ちゃん達が来た並行世界に剣士がいるって事はうちらの世界を創った大いなる本と別の大いなる本がその世界を創ったって事になるよね?」

 

「そういう事になるが、ノイズがいてメギドがいないという点が引っかかる。仮に響達の世界に剣士がいるならその世界にもメギドがいる筈だ。」

 

響の言った言葉に推理する一同。一体何故響はワンダーライドブックを知っていると言ったのか。その世界にも大いなる本があるのか。そして剣士がいるのか。それは誰なのか。謎が謎を呼ぶ。一同は考え込んでいた。

 

「ここで考えても仕方ありません。響さん達が来たら聞きましょう。ブックゲートを1つ貸し出したのでここには来れる筈です。」

 

実は倫太郎は響達が戻る前にブックゲートを1つ貸していたのだ。機能としてはノーザンベースに入れるのみに制限し、移動手段はオミットしてあるが。すると、芽依のカバンから一冊の本が光り出す。芽依はそれを取り出して開くと血相を変える。

 

「メギドよ!」

 

そう。メギドが現れたのだ。

 

「俺達が言ってくる!小説家達はここで待機だ!嬢ちゃん達が戻って来た時に話を聞け!」

 

「分かりました!」

 

そう言うと尾上、蓮、大秦寺は部屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街では逃げ惑う人々を大きな耳に鋭い牙を剥き出しにし、白い仮面を被った鬼の様姿で棍棒を持ったゴブリンの姿をした6体のゴブリンメギドと人々を追いかけ回し、赤い影やシミに次々に変え、シミー達は逃げる人達を集団で襲っていた。悲鳴を聞いてマリア達が見つける。

 

「あれがメギド …!」

 

「人が何か赤いシミにされてるデス!」

 

「とにかく、人々を安全な場所に!」

 

 

「Seilien coffin airget-lamh tron」

 

「Various shul shagana torn」

 

「Zeios igalima raizen tron」

 

 

すると、マリア達の聖詠に反応したのかゴブリンメギド達が振り向く。そしてマリア達は閃光と共にギアを纏い、シミー達を蹴散らして襲われていた人々を連れて遠ざけた。

 

「大丈夫!? 怪我は無い!?」

 

「ここは危険デス!早く逃げるデス!」

 

「私達が食い止めるから!」

 

マリア達に助けられた人達は一目散に逃げた。追いかけようとするゴブリンメギド達とシミー達の行く手をマリア達が阻む。

 

「お前達の相手は私達だ!」

 

「行かせない!」

 

「ここから先は行き止まりデス!」

 

ゴブリンメギド達は甲高い唸り声をあげる。

 

「「「ハァァァァァァァ——————————ッ!!!!」」」

 

マリアはダガーを、調はヨーヨーを、切歌は鎌を構える。例え攻撃が効かなくても、人々を守るのがシンフォギア装者だ。覚悟を決めてゴブリンメギド達とシミー達へ突っ込んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴブリンメギド達が現れる前、隼人は公園で考え事をしていた。マスターロゴスの言っていた言葉を考えていたのだ。

 

『何故剣斬のライドブックを…!?』

 

「剣斬…あの緑の奴か。」

 

隼人の中では富加宮の話を聞かずに攻撃した奴の1人というイメージがある。そして何故といったのが引っかかる。その剣斬もこぶた3兄弟を持っているという事になる。果たしてどういう事なのか。するとガトライクフォンから電子音が鳴り響く。マップを開くと見た事のない反応が複数。そう。ゴブリンメギド達とシミー達が現れたのだ。

 

「かなりの距離がある…!」

 

しかし、隼人はすぐさま人気の無い場所へ移動し、闇黒剣月闇を取り出した。

 

【ジャアクドラゴン!】

 

【ジャアクリード!】

 

【闇黒剣月闇!】

 

「変身。」

 

【Get go under conquer than get keen.(月光!暗黒!斬撃!) ジャアクドラゴン!】

 

【月闇翻訳!光を奪いし、漆黒の剣が冷酷無情に暗黒竜を支配する!】

 

紫のオーラと共に隼人はカリバーに変身し、ライドガトライカーに乗ってポイントの場所へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

「「マリア!」」

 

その頃、マリア達はゴブリンメギド達とシミー達に痛めつけられていた。人々を逃がす為に立ち塞がったが響達の言う通り、やはり自分達の攻撃が効かない。

 

「やっぱり…私達の攻撃が効かない…!」

 

しかし、倒れてる暇も与えずゴブリンメギド達とシミー達は襲いかかってくる。2人と数体のシミーでマリア達を手にした棍棒で殴り付け、シミー達が追撃する。彼らは連携し集団でよってたかって痛めつけてくる。しかも甲高い唸り声をあげてより不気味な印象を与えてくるからなおさらノイズよりタチが悪い。やがて一箇所に追い詰められて取り囲まれてしまう。

 

「不味いわ…囲まれた…!」

 

「このままじゃ…!」

 

「こんな時あいつが来てくれたらいいんデスけど…!」

 

切歌が言うあいつとはカリバーの事だ。しかし、彼がここに向かっている事はまだ知らない。もはや万事休すか。ゴブリンメギド達が迫ってきたその時、突如手裏剣モードにした風双剣翠風が飛んで来てゴブリンメギド達とシミー達を斬り裂き、マリア達から引き離す。飛んで来た方を見ると、土豪剣激土を手にした尾上、帰ってきた手裏剣モードの風双剣翠風をキャッチして一刀流モードに戻す蓮、音銃剣錫音を手にした大秦寺が立っていた。

 

「あの人達…!」

 

「響さん達が言っていた…!」

 

「剣士…デスか…!?」

 

響達から聞いた剣士達の尾上達が来た事にマリア達は目を見開く。

 

「随分とおいたが過ぎるじゃねぇか。」

 

「集団で女の子達痛めつけるとか、お前らマジ無いわ。」

 

「ここは私達に任せろ。」

 

3人はゴブリンメギド達とシミー達の所へそれぞれ聖剣を手にして歩いていく。

 

「一つ、非道な悪い奴等にゃ…二つ、震える大地の怒りを……!三つ!見舞ってやるぜ!問答無用!」

 

迫力と共にマリア達を痛めつけていたゴブリンメギドとシミーに対して怒りの台詞を言う尾上。そして3人はワンダーライドブックを取り出して起動した。

 

【玄武神話!】

 

【猿飛忍者伝!】

 

【ヘンゼルナッツとグレーテル!】

 

3人がワンダーライドブックのガードバインディングを開くとライドスペルによる朗読が流れる。

 

【かつて四聖獣の一角を担う強靭な鎧の神獣がいた…。】

 

【とある影に忍は疾風!あらゆる術でいざ候…。】

 

【とある森に迷い込んだ、小さな兄妹のおかしな冒険のお話…。】

 

そしてワンダーライドブックのガードバインディングを閉じ、ワンダーライドブックをそれぞれ聖剣に装填すると、土豪剣激土からはリズミカルかつ力強い曲調、風双剣翠風からは和風、音銃剣錫音からはEDM調の待機音が流れ出した。マリア達は響達同様一体何が始まるんだという表情を見せていた。

尾上と大秦寺は土豪剣激土と音銃剣錫音のトリガーを押し、蓮は風双剣翠風を2本の剣に分離するとワンダーライドブックが開いて玄武神話は剣士のバストアップ、猿飛忍者伝とヘンゼルナッツとグレーテルは左腕が描かれたページが開いた。

 

【玄武神話!】

 

【猿飛忍者伝!】

 

【ヘンゼルナッツとグレーテル!】

 

「「「変身!」」」

 

【一刀両断!】

 

【双刀分断!】

 

【銃剣撃弾!】

 

【ブった斬れ!ドゴ!ドゴ!土豪剣激土!】

 

【壱の手、手裏剣!弍の手、二刀流、風双剣翠風!】

 

【銃でGO!GO!否!剣で行くぞ!音銃剣錫音!】

 

土豪剣激土を振り下ろした尾上の身体が六角形の装甲で覆われ、灰色の鎧となり、風双剣翠風を振るう蓮の体を緑の風が包み込み、手裏剣を模したゴーグルに靡くマフラーの姿、音銃剣錫音を持つ大秦寺の身体がお菓子を散りばめた派手な姿に変わった。

 

【激土重版!絶対装甲の大剣が、北方より大いなる一撃を叩き込む!】

 

【翠風の巻!甲賀風遁の双剣が、神速の忍術で敵を撃つ!】

 

【錫音楽章!甘い魅惑の銃剣が、おかしなリズムでビートを斬り刻む!】

 

今、マリア達の目の前に、仮面ライダーバスター仮面ライダー剣斬仮面ライダースラッシュが降臨したのだった。




いかがだったでしょうか? 夢中で書いていたら13000文字を超えていました…セイバー本編に登場した人物や大いなる書やメギドとこの小説に登場するものと若干違いがありますが、並行世界かつ全くの別人なので多少は多めに見てください。そしてマリア達とバスター達の登場。次回はいよいよ倫太郎達がカリバーと再会するシナリオを書こうと思います。シンフォギアの世界で弦十郎なら土豪剣激土、緒川さんなら風双剣翠風を使いこなせると思うのは僕だけでしょうか?

余談 カリバーがスタジアムでマスターロゴスと戦う場面はディケイドがキバの世界で競技場でカイザと戦った場面を参考にしました。←分身で形成逆転も同じというか真似。

今回はここまでです。感想お待ちしています。
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