並行世界にやって来た響達はそこで神山飛羽真をはじめとした剣士と世界の均衡を守って来たソードオブロゴスのメンバーと出会い、お互いの情報を伝え合う。一方、響達に変わってやって来たマリア、調、切歌はゴブリンメギドとシミーと遭遇し窮地に陥るが、そこへ尾上、蓮、大秦寺が現れ、仮面ライダーバスター、仮面ライダー剣斬、仮面ライダースラッシュに変身するのだった。
「変身した…!」
「緑の方はまるで忍者デス!」
「ピンクの方は…美味しそう…」
マリア達はバスター達を見て当然驚いている。調はクッキーやドーナツなどお菓子のデザインが散りばめられたスラッシュを見て美味しそうと呟いた。バスター達はそれぞれ聖剣を構えた。
「お前達の好きにはさせねぇぞ!」
ゴブリンメギド達とシミー達も棍棒と短剣を構え、バスター達へ突っ込んでいく。
「「「ハァァァァァ!!!」」」
バスター達も迎え撃つ。振り下ろされた土豪剣激土が衝撃でシミー達を斬り伏せた。勿論セイバー達と同じく攻撃は効いている。
「聞いた通りだわ…!」
「攻撃が効いてるデスよ!」
「凄い…!」
バスター達の戦いを見てマリア達は目を見開いて見ていた。バスターは土豪剣激土を豪快に振り回し、剣斬は二刀流モードの風双剣翠風を持ち忍者の様に素早く、アクロバティックな動きでゴブリンメギドやシミー達を翻弄しつつ斬り裂き、スラッシュも音銃剣錫音を手にシミーを斬り伏せ、後ろから2体のゴブリンメギドが奇襲を仕掛けようとするが、棍棒を受け止める。
「無駄だ。私は耳が良い。」
そしてそのまま斬り裂いて吹き飛ばした。バスター達によってシミー達は全滅し、残るはゴブリンメギド達のみとなった。しかし臆する事なく彼らはバスター達に向かっていく。バスター達も迎え撃ち、それぞれ2体を相手に戦う。
そして、バスター達がゴブリンメギド達と戦っている遠くで、ライドガトライカーに乗ってやって来たカリバーが遠くから見つけた。
「あれが…富加宮さんが言っていた…!」
富加宮が言っていた全知全能の書を狙う魔物、メギド。そして彼らと戦うバスター達も見つけた。
(っ!! アイツらは…!!)
そう。夢で見たマスターロゴスの企みに気付くも、裏切りの罪を着せられた富加宮の話を聞かずに斬った剣士達だ。そして、彼らの言葉がカリバーの脳裏に浮かぶ。
『この後に及んでまだ嘘をつくのか!』
『嘘ついて俺達を裏切るとかマジ無いわ。』
『裏切り者はもっと嫌いだ。』
憎い。憎い。奴等が憎い。マスターロゴスの言葉を鵜呑みし、話を聞かず信じず富加宮を斬った事を正義と称した奴等が憎い。自分を甘言で騙し、話も聞かずに失態をなすりつけた会社の連中と何も言わずに自分を裏切った家族と重なる。カリバーは仮面の下で顔を怒りで歪ませ、震えていた。自分の事では無いがそれが自分の様に思えてくる。カリバーはライドガトライカーから降り、ガトライクフォンに戻すと気付かれない様に近づきながら闇黒剣月闇を抜刀した。
そして3人はゴブリンメギド達を追い詰め、バスター達はそれぞれ聖剣からワンダーライドブックを取り外すと、それぞれの聖剣の速読機のシンガンリーダーにワンダーライドブックを1回読み込ませた。
【玄武神話!ドゴーン!】
【猿飛忍者伝!ニンニン!】
【ヘンゼルナッツとグレーテル!イェーイ!】
すると、それぞれの聖剣から待機音が流れ始めると、バスターは無数の岩石を生成して土豪剣激土の刀身を巨大化させ、剣斬は風双剣翠風を一刀流モードにすると、刀身に風のエネルギーを纏わせ、スラッシュは音銃剣錫音の刀身にお菓子のエネルギーをを纏わせた。
「大断断!」
「疾風剣舞・一連!」
「スナック・音・ザ・チョッパー!」
3人はそれぞれの必殺技名を叫ぶ。
【激土乱読撃!ドゴーン!】
【翠風速読撃!ニンニン!】
【錫音音読撃!イェーイ!】
ゴブリンメギド達にバスターが土豪剣激土を振り下ろし、剣斬は飛び掛かり、スラッシュはエネルギーを増幅させ、必殺技をくらわせ、ゴブリンメギド達は甲高い断末魔を上げて爆散した。これで全て倒したとマリア達は勿論バスター達も思ったが、倒したのは3体でまだ3体残っていた。実は倒されなかった3体が仲間を盾にして回避していたのだ。すると、残りの3体が逃げようとする。
「まだ残ってるデス! 逃げようとしてるデスよ!」
「分かってらぁ!逃すか!」
切歌の声に応えたバスター達は残りの3体に向かって走ろうとすると、突然紫色の斬撃波がゴブリンメギド達を斬り裂き、全て爆散する。
「何だっ!?」
突然残りのゴブリンメギド達が何者かに倒され、困惑するマリア達とバスター達。しかし、それが思いもよらない人物である事を彼らは知る事となる。
「っ!!」
「嘘だろ…だって…!」
「まさか…!」
「どうして…?」
「ありえないデス…!」
「何であの人が並行世界にいるの…?」
目の前に見える人物に驚愕の表情を浮かべる一同。爆煙が晴れ、その先にいたのは、シンフォギア装者以外に並行世界に行けない筈なのに何故かいて、響達を始め彼女ら装者に圧倒的な力を見せる人物。マリア達やバスター達にとって忘れる事の出来ない人物だ。何故ならその人物とは…
「……………。」
シンフォギア以外でノイズを倒せる力を持ち、その世界では反則的な力を幾度となく見せつけ、かつてマスターロゴスに裏切りの罪を着せられ、真相を伝えようとしても誰も信じてくれず、仲間に剣を向けられ、親友に斬られて死んだ筈の、闇の剣士 仮面ライダーカリバーなのだから。
その頃、ノーザンベースでは飛羽真、倫太郎、賢人、芽依が響がワンダーライドブックについて知っていると発言した事について考えていた。すると、突然芽依の持つ本がまた光り出し、手に取って開くと、芽依は血相を変えた。
「…………っ!! えぇぇ!? 」
「どうした?………………っ!!!」
賢人が芽依の元へ行き、本を見るや否や、血相を変えてノーザンベースを飛び出した。
「賢人!?」
「僕が行ってきます! 飛羽真君と芽依さんは響さん達を待ってて下さい!」
倫太郎も賢人を追ってノーザンベースを飛び出して行った。
「あれは…闇の剣士…!」
その様子をコートの男性はとある書斎の様な場所でシャボン玉を通して見ていた。
「死んだ筈の闇の剣士が現れるとはな。」
「どうやら、一波乱起きそうですねぇ…」
男性達もカリバーが死んでいたと思っていた様だ。ただこれから何かが起きると判断し、静観する事にした。
突如現れたカリバーに驚きを隠せないバスター達とマリア達。皆言葉が出ずにカリバーを見つめていた。すると、バスターが口を開く。
「カリバー……生きていたのか!」
(……生きていた!?)
バスターの発言にマリアは疑問を抱いた。生きていたのかとは一体何なのか。
「カリバーが生きていたってどういう事デスか!? アタシ達から見たらあいつがどうしているのかが不思議デスよ!」
切歌がバスター達に聞く。彼女達にとっては初耳だ。一体どういう事なのか分からなかった。
「え!? 何でカリバーの事知ってんの!?」
「お前達何か知っているのか!?」
剣斬とスラッシュが問いかける。自分達からすればいなくなった筈のカリバーを何故マリア達が知っているのかが不思議だからだ。
「知ってるも何も…私達が来た世界に…カリバーがいるから…」
「マジかよ…!」
「道理で響達がワンダーライドブックの事を知っている訳だ…!!」
スラッシュの中で疑念が確信へと変わった。カリバーは闇黒剣月闇を納刀すると、背を向けて立ち去る。
「カリバー!」
その後をバスターが慌てて後を追う。
「カリバー…!待ってくれ…!俺達はお前に話したい事が…!」
バスターが追いつき、カリバーの肩に手を置いたその時…
「ぐぁぁ!!」
カリバーは振り向き、闇黒剣月闇を抜刀してバスターを斬り裂き、灰色の装甲から火花が飛び散った。その光景に剣斬とスラッシュ、マリア達は驚いた。
「尾上さん!」
「尾上!」
斬られたバスターの元へ剣斬とスラッシュが駆け寄る。
「私が言っても話を聞かなかった連中のどの口がほざく事か。お前達の話など聞くつもりは無い。」
カリバーはバスターの話を闇黒剣月闇の切先を向けながらバッサリと切り捨てると、トライケルベロスを取り出して起動し、闇黒剣月闇に1回スキャンした。
【トライケルベロス!】
「賢人君のライドブック…! 何で…!?」
剣斬はカリバーがトライケルベロスを取り出した事に驚いた。
【必殺リード!ジャアクケルベロス!】
【月闇必殺撃!習得一閃!】
闇黒剣月闇から放たれた紫色のトライケルベロスのエネルギー体がバスター達を直撃し、吹き飛ばした。
「「「ぐぁぁぁぁぁッ!!!」」」
「マリアさん達、飛羽真さん達と会って仲良くなれたかな?」
その頃、S.O.N.G.にて待機している響はマリア達が飛羽真達と仲良くなれたのか心配していた。
「心配する事は無い。神山さん達は私達の事を受け入れてくれた。マリア達とも仲良くしているだろう。」
「そう心配すんなって。あの世界で使えるブックゲートだって貸してくれたろ? 」
翼とクリスは響に言った。自分達の事を受け入れていないのなら聖剣やワンダーライドブックについても教えず、ブックゲートだって貸してくれない。飛羽真達は自分達に心を開いているのだから心配ないと言う。
「でも、何だかモヤモヤする…嫌な予感がする…私、やっぱり行ってくる!」
響はそう言うと部屋を飛び出し、ギャラルホルンがある場所へと向かって行った。
「あ、待てよ! あたしも先に行ってる!先輩はオッサンに伝えてから来てくれ!」
「お、おい!立花!雪音!」
響の後を追ってクリスも飛び出し、翼も止むを得ないと感じ2人を追いかけて行った。
「「ぐぁぁぁぁッ!!」」
剣斬とスラッシュはカリバーの斬撃を立て続けに受けていた。そして倒れていたバスターを標的に定めると、闇黒剣月闇を振り下ろすカリバー。バスターは土豪剣激土で受け止めた。
「カリバー! 止めてくれ! 俺達はお前に…!」
バスターが何かを言おうとするが、カリバーは無視してバスターの右脚の膝を折り装甲を上へ斬り上げ、バスターはそのまま倒れる。そこへ立ち上がった剣斬とスラッシュがカリバーの元へ駆け寄った。
「話を聞いてくぐぁぁ!」
「もしかして…カリバーが言っていた裏切りの罪を着せた組織と信じてくれなかった仲間って…」
「響さんが言ってたソードオブロゴスと…あの人達デスか…?」
「でも、あの人達、カリバーに話を聞いて欲しいみたい…」
その様子をどうすれば良いか分からず見ていたマリア達はかつて弦十郎やこの世界に来る前にソードオブロゴスや飛羽真達の事を響達から聞いた話でソードオブロゴスとバスター達がカリバーが言っていた組織と仲間である事を突き止めた。しかし、その割にはバスター達はカリバーに話したいや謝りたいと言っている。
「カリバー…!私達はマスターロゴスに…ぬぅぅ!」
2人と問いかけを無視して剣斬を斬撃で吹き飛ばし、スラッシュはカリバーの斬撃を音銃剣錫音で受け止める。
「そうか。マスターロゴスの命令で私の闇黒剣月闇を奪いに来たか。相変わらず奴の飼い犬として働いているとはな!」
スラッシュの音銃剣錫音を弾き、バスター達をマスターロゴスの飼い犬と罵りながらスラッシュに連続で斬撃を浴びせて吹っ飛ばした。
「違う!私達はお前に謝りたいだけだ!マスターロゴスを倒す為にお前の力を借りたいんだ!」
「もう騙されるか。どうせお前達が奴と結託して闇黒剣月闇を奪う為の嘘だろ!」
かつて富加宮は嘘つきと言われた。ならば自分も奴等の言葉は嘘と判断する。信用なんかしない。都合良く掌を返して謝る奴等も嘘つきだ。ならそっくりそのまま仕返ししてやる。そんな気持ちが心の中に芽生えるカリバーはスラッシュの言葉を無視して闇黒剣月闇を納刀し、トリガーを押した。
【月闇居合!読後一閃!】
そして抜刀し、闇黒剣月闇から禍々しい斬撃波をスラッシュ目掛けて放つ。そこへ立ち上がったバスターと剣斬が割り込み斬撃波を受け止める。しかし、そこへカリバーはジャアクドラゴンを邪剣カリバードライバーから引き抜き、闇黒剣月闇に1回スキャンした。
【必殺リード!ジャアクドラゴン!】
【月闇必殺撃!習得一閃!】
カリバーが放った斬撃波にさらにそこへX字状の斬撃波を放ち勢いを増した斬撃波はバスター、剣斬、そしてスラッシュを巻き込み爆発と共に3人を大きく吹き飛ばした
「「「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」」」
吹き飛ばされた3人はそのまま変身が解除され、地面を転がった。
「ちょっと大丈夫!?」
「大丈夫デスか!?」
「しっかり…!」
変身解除した尾上達に駆け寄るマリア達。そこへブックゲートで倫太郎と賢人が到着する。
「尾上さん!蓮、大秦寺さん! っ!! カリバー…!!」
倫太郎をカリバーを見るや否や驚愕の表情を浮かべた。そして賢人は震えながらカリバーを見て小さな声で呟いた。
「父さん……!!」
倒れた尾上達とマリア達、そしてやって来た倫太郎と賢人を見てカリバーは引き時と判断したのか闇黒剣月闇で空間を斬り、闇を作り出すとその中へ入って姿を消した。
いかがだったでしょうか?話を聞いてくれず信じてくれなかった仲間と再会すればこうする事は予想ですよね…果たして彼らはカリバーに伝える事が出来るのだろうか。そしてカリバーと戦って来た装者達はどうするのか。その中でカリバーと接するのが多い響はこれから起きる事にどう立ち向かうのか。後は正体を飛羽真達に明かすのかも悩んでます。
今回はここまでです。感想お待ちしています。