【完結】月闇絶唱シンフォギア   作:ネガ

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一線を超えてしまった隼人がどう動くのか?今日はそんなお話です。

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第05話 たとえ全てを、敵に回しても。

ノイズ生存者達に対する迫害を知り、悪人とはいえ守るべき人を斬ってしまった隼人。もう後戻り出来ないと悟り、一体どうすれば良いのか考えていた。

 

 

 

そして翌朝、テレビを付けると、ニュースがやっていた。昨夜、遊びに出かけたきり、3人の男女が行方不明になったという。見つかる訳がない。

自分が斬って死体や血痕は闇で消したからだ。警察もその両親も彼等がもうこの世にいない事も知らずに捜索や手掛かりを探す姿は実に滑稽だ。

そんな事を思いながらチャンネルを変えると、ワイドショーがやっていた。

その内容は、未だにライブ生存者に対してタレントや政治家が言いたい放題言っている物だった。

「汚ねぇ人間」だの「救いようが無い」だの心ない事をいっている。

実に不愉快だ。その言葉、そっくりそのままお前達の事だろ。朝からこんな下らない物を人の目の前で垂れ流すな。隼人は顔を顰めると、テレビを切った。

 

「はぁ…。何とかして迫害を辞めさせないと……ん?」

 

隼人はどうすればいいか考えてると、ある事に気がついた。

 

(ニュース…人の目の前…これだ!)

 

何かを思いついた隼人は、闇黒剣月闇とジャアクドラゴンを手にした。

 

【ジャアクドラゴン!】

 

【ジャアクリード!】

 

ジャアクドラゴンのページ開いて起動し、ページを閉じて闇黒剣月闇に読み込ませ、邪剣カリバードライバーに装填。そしてグリップエンドでボタンを押す。

 

「変身。」

 

【闇黒剣月闇!】

 

【Get go under conquer than get keen.(月光!暗黒!斬撃!) ジャアクドラゴン!】

 

【月闇翻訳!光を奪いし、漆黒の剣が冷酷無情に暗黒竜を支配する!】

 

紫のオーラと共に隼人はカリバーに変身し、部屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、現実世界のとあるテレビ局。丁度今、ニュースの収録が行われている。

その内容はやはりライブ生存者に対する事だった。その時、突然スタジオ奥から大きな音がした。

当然キャスターやカメラマンが音のする方向を見ると、入り口のドアが破られていた。そしてスタジオの中にカリバーが入ってきた。

 

「あっ!!あなたは仮面の剣士!」

 

キャスターの驚きの声を挙げ、スタジオがざわついた。

 

「邪魔だ。」

 

カリバーはキャスターを裏拳で殴り飛ばし、黙らせた。そしてガトライクフォンを取り出し、手から紫色のエネルギーを出すとテレビカメラに向けて動画アプリを起動した。すると、民家や電化製品売り場のテレビや街頭テレビ、スマートフォンなどの画面にカリバーの姿が映し出された。そう。カリバーは日本中のテレビをハッキングしたのだ。そしてカメラに向かって話し始めた。

 

「日本の全国民に告ぐ…。私は通りすがりの闇の剣士。お前達からは私を「ノイズから自分達を守ってくれる戦士」との認識が新しいか。さて本題に入ろう。私は今、無性に腹が立っている。何故か教えてやろうか?」

 

カリバーの言葉に国民達はどういう事だと疑問を抱きながらも画面を注目する。

 

「今年1月6日にツヴァイウィングのライブでノイズが襲来し、大勢の人間が犠牲になった。そして命からがら逃げ延びた者達をお前達は「人殺し」だの「金泥棒」だの好き勝手に叩いてるそうじゃないか。私からしてみれば実に能無しの連中共がゲーム感覚で罪のない人間を追い詰めてる様にしか見えん。それでお前達はそれを正義とほざいて正当化する。全くもって馬鹿げている。一時的な感情に流され、歪んだ正論正しさ身勝手な正義を振りかざし、愉悦に浸る。「皆がそうしているのだから自分も正しい」と言い聞かせ、間違いに気づいても「今度は自身がやられる。でもそれだけは避けたい。」と思い連中共と叩く。メディアやマスコミの人間共もそうだ。ありもしない事をでっち上げ、それを垂れ流し、自分達の行動を報道の自由と称して正当化する。お前達はそれでも人間か?人間の皮を被った化け物か?私の言葉を聞いているお前達に当てはまるぞ?それに連中共は自分の行動を正義 と言っていたが、その逆…だ。正義から生まれる。間違った正義が、肥大化し、やがてとなる。正義程、悪より恐ろしい物は無い。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、特異災害対策機動部二課では…

 

「司令!!これを見て下さい!!」

 

「どうした?」

 

オペレーターの1人がキーボードを操作、スクリーンにカリバーの映像が映し出される。

 

「どういう事だ…何故あんな事を…。」

 

「あの剣士、あんなにも堂々と…。」

 

弦十郎が驚きの声を上げる中、了子も目を丸くしてカリバーを見ていた。

 

「日本政府を敵に回すつもりか…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、テレビ局ではカリバーが話を続けていた。

 

「ところでお前達に言っておかなければならない事がある。お前達は私をノイズから守る為に戦っていると思っていると認識しているが、それは違う。私はノイズからお前達を守っている訳では無い。絶対的な力を手に入れ、この世界の真理を手にする為に戦っているにすぎん。お前達に守る価値などない。ノイズに炭素化されようが知ったことか。」

 

カリバーの言葉聞いた国民達は絶望した。まさか自分達などどうでも良いと思われていたなんて。

 

「そして私は今、悪意に満ちたお前達を全員斬り伏せたいという気持ちを辛うじて抑えているが、私も鬼ではないのでね。お前達に猶予をくれてやろう。3日だ。3日以内に生存者に対する誹謗中傷等の報道を一切止めろ。叩いていた連中は生存者に対して正義ではなく誠意を持って詫びろ。出来るはずだ。同じ人間ならな。それが出来ないならば、お前達を斬る。私との約束だ。」

 

カリバーは必冊ホルダーから闇黒剣月闇を抜刀し、切先をカメラに向けた。しかし、一部の人々は「どうせハッタリだ」「本気じゃない」とたかを括っていた。

 

 

「そして余談だが、今朝、3人の若者が行方不明になったとニュースが流れたが、何故居なくなったか分かるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私が斬ったからだ。」

 

何とカリバーは、3人の若者を斬った事を打ち明けたのだ。その言葉に国民やスタジオにいる人達は戦慄した。まさか殺されていたなんて思わなかったからだ。

 

「理由は言わなくても分かるな?私は本気だ。どちらかを選ぶのは自由だが、私はお前達の行動を監視している。それを忘れるな。私から以上だ。」

 

そう言うとカリバーは闇黒剣月闇でカメラを切り裂き、破壊した。

 

「さて…私の話を聞いていたお前達も、分かっているな?」

 

カリバーがスタジオにいる人間を睨みつけると、周りの人達はビクッと震え、恐怖に震えた顔でカリバーを見つめていた。

 

「お前達が、素直な人間である事を願ってるぞ。」

 

その言葉を最後に、カリバーは自身の周りから紫色の炎の渦を出し、姿を消した。

 

 

 

 

 

カリバーがテレビ局をジャックしてから生存者に対する誹謗中傷などの報道は無くなっていった。各テレビ局の責任者やキャスターが早急に生存者に対してテレビで謝罪を流し、直接生存者の元へ行き、改めて謝罪した。一方、リンチや暴行等を行なっていた者達は警察に次々と逮捕された。しかし、カリバーが言った3日以内の約束を破り、誹謗中傷にバッシングや殺害予告を続けた存在は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「約束を破ったな?」

 

 

 

 

言うまでも無い。

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?今回カリバーが使ったのはガトライクフォンに搭載されているオリジナル機能で、通信機器のハッキングです。カリバーの能力と動画アプリを組み合わせた機能です。
今回はここまでです。

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