【完結】月闇絶唱シンフォギア   作:ネガ

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もう少し早く更新したかったんですが、仕事が忙しくて少し遅れてしまいました。
アニメパートは終わりましたが、第4章はもう少しだけ続きます。エピローグみたいな感じです。
今回はオムニフォースがどういう経緯で隼人の元に来たのかと慰安旅行の回です。



闇黒剣月闇「隼人を好きにしていいのは私だけなんだから…」
無銘剣虚無「私、隼人に会いたくて来ちゃった…これで、ずっと一緒だよ…」
プリミティブドラゴン「大丈夫。隼人は私が守るから…」



第72話 心とその身を、癒す旅。

 パヴァリア光明結社との神の力をめぐる戦いから数週間後、ようやく睡眠不足から解放された隼人は快眠の中、夢を見ていた。

それは、辺りが雲と青空に囲まれて、まるで天国の様な場所にいる夢だった。すると…

 

「2ヶ月ぶりだな。」

 

聞き覚えのある声が。振り向くと、富加宮が歩いて来たのだ。

 

「富加宮さん…お久しぶりです。」

 

とりあえず挨拶をする隼人。

 

「ようやく闇から抜け出せたな。」

 

「やっぱり見ていたんですね。立花響のおかげですよ。何だか今までの自分がバカバカしく見えてきました。「素直になる」…そんな簡単な事が出来ずにずっと独りで閉じこもって、自分に言い訳してたんですから。」

 

「それを乗り越え、誰かと手を繋ぎ、未来へ進む事を決意した事で、プリミティブドラゴンの暴走を克服し、お前は闇黒剣月闇を邪剣から聖剣へ覚醒させて正式に継承した。おめでとう。」

 

「えっ…まさか俺が…貰い物の力を正式に受け継いだなんて…ちょっと意外です。…でも、これで本当のカリバーになった気が……ん? プリミティブドラゴン……あっ!」

 

富加宮の言葉に、隼人は一瞬驚いた。まさか神様からの貰い物だった闇黒剣月闇を自分が覚醒させ、正式に継承した事に。

しかし、それと同時にプリミティブドラゴンと聞いてある事を思い出した。それは…

 

「そういえば富加宮さんが言ってたプリミティブドラゴンの禁書、俺の家にあったんですけどッ!しかもベッドの下にッ!何でですかッ!?」

 

「そんな事私が知るか。あの時は冗談で言ったつもりだったんだがまさか本当になるとはな。」

 

そう。富加宮が冗談で言ったソードオブロゴスから紛失した禁書が何故か隼人の元にあった事だ。また夢で会った時に絶対に聞こうとしていた。

無銘剣虚無といいプリミティブドラゴンといい何故自分に強大な力がホイホイ集まるのか。気になってしょうがない。

 

「本当大変だったんですよ…何度も未来予知と暴走を繰り返して、身も心もボロボロになったんですから…」

 

「それは大変だったな。さて、今日もお前に話したい事があって知り合いに頼んでお前の夢の中に入らせてもらった。」

 

「もしかして、あの2冊のワンダーライドブックですか?富加宮さん、知ってるんですか?」

 

隼人は、富加宮が自分に話したい事があると聞いて、自分が使ったエレメンタルドラゴンとオムニフォースの事ではないかと予想した。すると…

 

「ます1つは、まさか立花響が新たなワンダーライドブックを生み出すとは驚きだ。自然界の四大元素と相反する光と闇を操る力…今まで見た事が無い。」

 

「俺も驚きですよ。まさかプリミティブドラゴンを制御する事が出来る力を生み出すなんて…」

 

まずはエレメンタルドラゴンについてだ。本当に響には驚かされた。

自分もかつてマリア達への怒りでジャオウドラゴンを生み出した事があったが、響と手を繋いだ事で自分ではどうする事も出来ず、暴走するプリミティブドラゴンを制御出来る様になるエレメンタルドラゴンを生み出したのだから。

 

 

「そしてもう1つ…知り合いによるとあれは、全知全能の書の力だ。」

 

「あれが全知全能の書の力…?」

 

予想通り2つ目はオムニフォースに付いてだ。そしてあれが全知全能の書の力とは。一体何故自分の元へ来たのか是非聞きたいものだ。

 

「私も初めて見た。不完全とはいえあの力は強大。ほぼ全てのワンダーライドブックの力を使う事が出来る。」

 

「不完全ッ!? あれでッ!? 様々な力を組み合わせて使えましたし破壊された街も元通りに出来たんですよッ!?」

 

隼人は驚愕した。富加宮の口から出た不完全。まさかあそこまで強大なのに不完全とは恐ろしい。もしあの力が完全だったら、新たな世界も創造出来るんじゃないかと戦慄した。

 

「その後お前から離れた所も見た。」

 

「離れてくれて良かったですよ。ぶっちゃけ言うと要りませんし。でも、そんな物を復活させるにはそれなりの条件が必要なんですよね?」

 

「復活には11本の聖剣とその聖剣と相性のいい19冊のワンダーライドブックが必要だ。メギドはそのワンダーライドブックの模造品、アルターライドブックと入れ替えて全知全能の書を手に入れようとしていた。だが全知全能の書は絶対に復活させてはいけない物。私の世界のソードオブロゴスも北と南、2つの基地に分けて世界に散らばったワンダーライドブックを集め、管理していた。」

 

「でも富加宮さんの世界のマスターロゴスが復活させようとしたんですよね? それで闇黒剣と無銘剣が俺の元にあるから絶対復活しないって神様から伝言で聞きましたが…ん?」

 

隼人はある事に気づく。富加宮の世界では復活しないなら、何故全知全能の書の力があるのかという事だ。あの世界の物ではないとしたら…

 

「ちょっと待って下さい。富加宮さんの世界で復活しないのならそれって…」

 

「気がついた様だな。あれは私のいた世界とはまた別の世界から生まれた物…」

 

「やっぱり…」

 

やはり予想通り。別の世界から来た物だった。

 

「実は知り合いがお前の元へ来るまでの間、その世界で何が起きていたのか映像に収める事に成功したから、お前に見せてやってくれと頼まれた。」

 

富加宮は何処からか取り出した2枚のブルーレイディスクを隼人に見せた。

その時、どういう訳かテレビとブルーレイデッキが用意されていた。いつの間に用意していたんだと隼人は不思議そうに見つめた。

 

「神様なのに凄い現代的な方法で撮影したんですね…」

 

「まずは、聖剣の種類はいくつ知っている?」

 

「えっと…俺が持つ闇黒剣月闇と無銘剣虚無に…火炎剣烈火、名前は分からないんですが富加宮さんの仲間が持っていたのと…見たことは無いんですが光剛剣最光ですね。」

 

隼人は聖剣の種類を言いながら指を折った。

 

「賢人達が持つのは、水勢剣流水、雷鳴剣黄雷、土剛剣激土、風双剣翠風、音銃剣錫音だ。今のは試験に出るから覚えておけ。」

 

「いや何の試験ですかッ!?」

 

富加宮のボケにツッコむ隼人。

 

「じゃあ、残り2本の聖剣は何ですか?」

 

「煙の聖剣 煙叡剣狼煙と時の聖剣 時国剣界時だ。」

 

「煙叡剣狼煙と…時国剣界時…」

 

「私がいた世界にもマスターロゴスに代々使えてきた家系の剣士が使っていたが、本部であるサウザンベースが壊滅して以来、行方不明になったままだ。賢人達は再会出来ているといいがな…」

 

隼人は、富加宮の2人の剣士を心配する言葉を聞いて、彼は本当に仲間思いの優しい人なんだなと思った。

 

「さて、本題に入るぞ。あの世界で何が起きているのかダイジェストで纏めてもらった。」

 

富加宮はブルーレイデッキにディスクを入れ、リモコンで再生した。そしてテレビに映し出されたのは…

 

 

 

 

 

『遂に全知全能の書が復活するゥ! これで私はぁ……アハァー……!神となるのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!ヴェハハハハハハハハハハハハハハッ!!ヒェャハハハハハハハハハハハハハハッ!!

 

聞いた事のある声と狂った馬鹿笑いを出す男に、広場の空に浮かぶセフィロトに設置された11本の聖剣と19冊のワンダーライドブックが光を放つ映像が映し出された。

今まさに、全知全能の書復活の儀式が行われている最中だ。

 

「マスターロゴス…これ…あいつですよね?」

 

「いや、あいつに似たような言動と性格を持つ別人だ。全知全能の書復活で完全にイカレている。」

 

そう。隼人はこのマスターロゴスであろう男が別人なのは分かっているが、面影がある。が、敢えて言わない。

すると、画面に映るボロボロの青年が叫ぶ。

 

『お前にその力は渡さないッ!』

 

「別の世界の…神山飛羽真?」

 

隼人の目の前に映っているのは並行世界であった神山飛羽真だった。恐らく富加宮の世界の飛羽真とは別人だろうと推測。

その時、飛羽真の目の前にセフィロトへ続く坂道が表れ、一心不乱に駆け出す。

そして、火炎剣烈火を掴むと、セフィロトを斬り裂き、聖剣とワンダーライドブックが散らばり、映っている見覚えのある剣士達の元へ帰ってきた。

そう。新堂倫太郎、富加宮賢人、尾上亮、緋道蓮、大秦寺哲雄だ。

 

『やっぱり飛羽真は最高だなッ!』

 

『これで奴を倒せる…!』

 

『これは一体…』

 

『マスター…何故…』

 

中には初めて見る青年や男性と女性も映っていた。

 

「この4人は初めて見ますね。」

 

「赤い服を着ている2人が時の剣士で兄の神代凌牙と煙の剣士で妹の神代玲花。私の世界にもいたが、消息は不明だ。そして尾上達の側にいるのが光剛剣最光を持つ光の剣士、知り合いから聞いた所、名前はユーリというらしい。」

 

「なるほど…ん?」

 

隼人の目に止まったのは、闇黒剣月闇と手にした男性と無銘剣虚無を手にした青年だ。よく見ると…

 

「この人、富加宮さんで…こっちは俺にそっくりですよッ!」

 

恐らく別の世界の富加宮隼人と、もう1人は髪型は違うが顔が隼人にそっくりだったのだ。

 

「世の中には顔が似ている人間は2、3人いると言うがまさかここで見つけるとは思わなかっただろう? ちなみに名前は上城伊織(かみじょういおり)らしい。」

 

「苗字は同じ読みでも流石に名前は違うんですね。でも俺のそっくりさんを見つけたのは驚きです。 」

 

驚きだ。まさかこんな所で自分のそっくりさんを見つけるなんて。改めて並行世界にはいろいろな人間がいるものだなと隼人は痛感したのであった。

 

『おのれぇ…!ッ!?』

 

富加宮から聞かされた3人の名前に相槌を打つ隼人。すると、天から1つのワンダーライドブックがマスターロゴスの元へ降りて来る。

それは…隼人が使ったオムニフォースだった。

 

「あれ、俺が使った奴ですよッ!」

 

「神山飛羽真のお陰で全知全能の書復活の儀式は中途半端に終わったが、不完全という形で生み出された。完全な状態で生み出されたら新たな聖剣も生み出せたとの事だ。」

 

『ァァァ………ハァ………アハァ………!!ヒェアハハハハハハハハハハハハハハッ!遂に手に入れたぁぁぁぁぁッ!こぉれこそがぁぁッ!私の求めていたァッ!神の力だァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!ヴァーーーッヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ!!

 

「あいつ何しようとするんですか?」

 

「あのマスターロゴスはあの力を使って争いの絶えない世界に作りかえようとしている。」

 

「争いの…絶えない世界…」

 

画面の中のマスターロゴスは何のためにそんな事をするのか。戦火の中で辛い経験をしたクリスが知ったら間違いなく奴に激怒するであろう。

マスターロゴスとボロボロの飛羽真、倫太郎、賢人、尾上、蓮、大秦寺、富加宮、ユーリ、凌牙、玲花、そして上城が対峙した。

 

『争いの絶えない世界と言っていたなッ!?どうしてそんな事をッ!?』

 

『あなたの使命はソードオブロゴスの長として、この世界とワンダーワールドを守る事ですッ!』

 

賢神達の命を奪い、俺達を騙し、代々受け継がれてきた使命を捨ててもかッ!?』

 

「賢神って何ですか?」

 

隼人が一度映像を一時停止させて賢神について富加宮に聞く。

 

「ソードオブロゴスの最高幹部である4人の賢者だ。強力な決定権を持っていて、組織全体の方針な彼等の合議制によって決定される。マスターロゴスだけの意見では通らない様にしているんだが、私の世界では戦いで全員がメギドに殺されてしまった。この世界ではマスターロゴスによって始末されている様だな…」

 

「そうなんですか…」

 

あの世界にもし賢神達が生きていたら、ファルシオンを止められたのかもしれない。暴走するものを止めるストッパー…抑止力というものがいかに大事なものなのかを隼人は改めて知った。

そして再生する。映像は再開し、凌牙と玲花、上城に詰め寄られ、マスターロゴスが口を開いた。

 

『世界を守るゥッ!? そんなクソみたいな事やってられましぇぇぇんッ! 力を手にしたァッ!それをどう使おうが私の勝手だぁぁッ!この腐ったつまらん世界を破壊と殺戮に満ち溢れた最ッ高にエキサイティングなヘイト&ウォーの世界に変えるゥ!その神の力と才能がァ……私にあるのだからなぁぁぁぁッ!ヴェーーハハハハハハハハハハハハハハッ!!』

 

『何言ってんだお前…!?』

 

『マジ無いわコイツ…!どうかしてる…!』

 

狂った馬鹿笑いを上げるマスターロゴスの言動に尾上と蓮は言葉を失った。

彼のこの子供じみた言動とエキセントリックな性格から、争いの絶えない世界を作ろうとしたのは、世界を守る使命を捨て、ただ他の事がしたい退屈から逃れたいという、身勝手にも程がある理由だった。ラブ&ピースの為に戦う天才物理学者が聞いたら激怒するだろう。

 

「この世界のマスターロゴス、どうかしてますよ…!」

 

「私の世界の奴もアレを手にしていたらこうなっていたのかもしれない…」

 

隼人はマスターロゴスの言動にドン引きしている。

 

『愚民共ォ…神の恵みをありがたく受け取れェ……!』

 

マスターロゴスの持つオムニフォースが光り、腰に邪剣カリバードライバーに似た金色のドゥームズドライバーバックルが装着され、オムニフォースを起動し、表紙を開いた。

 

【オムニフォース!】

 

【伝説の聖剣と選ばれし本が開かれし時、偉大な力を解き放つ!】

 

『ブゥン!』

 

マスターロゴスは狂気に満ちた笑みを浮かべ、表紙を閉じて奇声をあげながらドゥームズドライバーバックルにオムニフォースを装填した。

そして不気味な待機音が流れ、そのまま手でボタンを押してオムニフォースのページを開いた。

 

(へぇん)(しぃん)…ッ!!』

 

【OPEN THE OMNIBUS

 FORCE OF THE GOD!

 KAMEN RIDER SOLOMON!】

 

【FEAR IS COMING SOON!】

 

黄金の粒子に包まれてマスターロゴスの姿が変わった。その姿は隼人が変身したカリバー オムニフォースとほぼ同じだが、ソードクラウンは黒で胸のマークはソードオブロゴスのマークになっており、右手にはカラドボルグが。

今ここに、世界を破滅へと導き、絶望と恐怖を齎す最低最悪の神…仮面ライダーソロモンが誕生した。

 

「これってッ!俺と似た姿…!」

 

「正確にはこっちが原型。あれが、仮面ライダーソロモンだ。」

 

ソロモン…旧約聖書のイスラエルの王の名前であり、ヘブライ語で平和に満ちたという意味もあるが、マスターロゴスがやろうとする事を考えると、平和という名を背負っておきながらその真逆の事をしようとするのは何という皮肉だろう。

名前を聞いて隼人はバビロニアの宝物庫ごと消滅させたノイズを召喚するソロモンの杖が思い浮かんだ。

 

『お前達ゴミクソ剣士はとっとと死んでくだちゃぁぁぁいッ!』

 

ボロボロの飛羽真達は、変身しようとするも、立ち上がれない。そこにソロモンの元へ向かうのは上城、玲花、凌牙、そしてユーリだった。

 

『ここは俺達に任せろ。』

 

『元マスターロゴス…誇り高きソードオブロゴスの剣士の名において、あなたをここで粛清します…!』

 

『これ以上、俺を怒らせるな…ッ!』

 

『お前を倒して、野望を阻止する!』

 

『ヴェハハハハハハハッ!怒れ怒れぇッ!ゴミクソの分際で神である私に勝てると思ってるんでちゅかぁぁぁぁぁッ?!』

 

ソロモンの子供じみた挑発に乗る様に4人はワンダーライドブックを取り出した。

 

【エターナルフェニックス!】

 

【昆虫大百科!】

 

【オーシャンヒストリー!】

 

【金の武器 銀の武器! エックスソードマン!】

 

上城は無銘剣虚無を覇剣ブレードライバーに納刀し、玲花はサーベル状の煙叡剣狼煙を、凌牙はショートソード状の時国剣界時を構え、ユーリは聖剣サイコウドライバーを装着して2冊、それぞれワンダーライドブックを起動し、表紙を開いた。

 

【かつてから伝わる不死鳥の伝説が、今現実となる…。】

 

【この薄明の群が舞う幻想の一節…。】

 

【この群青に沈んだ命が、今をも繋ぐ刻まれた歴史…。】

 

【GOLD OR SILVER エピソード1!全ての色で戦え!】

 

4人は表紙を閉じ、それぞれワンダーライドブックをセットする。

重々しくもリズミカル、幻想的かつ可憐な、ソナーの様な音から警告音の待機音、そしてノリのいい明るい待機音が重なる。

上城は無銘剣虚無を抜刀、玲花はトリガーを押し、凌牙は刀身を引き抜いて切先を持ち手に装填し、ユーリは金の武器 銀の武器がセットされた光剛剣最光を引き抜き、更に分厚くカラフルなエックスソードマンを装填し、グリップエンドでボタンを押してページを開いた。

 

【抜刀…!】

 

【狼煙開戦!】

 

【界時逆回!】

 

【最光発光!】

 

「「「「変身!」」」」

 

【エターナルフェニックス!】

 

【FLYING!SMOG!STING!STEAM!昆虫CHU大百科!】

 

【時は、時は、時は時は時は時は!我なり!オーシャンヒストリー!】

 

【Get all colos!エックスソードマン!】

 

上城がエターナルフェニックスに包まれファルシオンに、煙に包まれた玲花の姿は真紅に金色、斜め下に向いたソードクラウン、アクセントに昆虫の様な鎧の姿の煙の剣士 仮面ライダーサーベラ、凌牙は身体を魚群と水流が包み込み黒と白のボディにメタリックブルーのラインにシャチの様なマスクに両目を覆う槍状のソードクラウンに身の丈の程の三叉のカイジスピアとなった時国剣界時を手にした時の剣士 仮面ライダーデュランダルに、ユーリの身体はX型の造形と黒い素体のスーツにカラフルな鎧武者を思わせる光の剣士 仮面ライダー最光へと変わった。

 

【虚無!漆黒の剣が無に帰す…!】

 

【揺蕩う、切っ先!】

 

【オーシャンバッシャーン!バッシャーン!】

 

【エピソード1!フルカラーで参上!バハババーン!】

 

 

「変わった…ッ!」

 

「さぁここから煙と時と、闇黒剣と対をなす光剛剣の力が分かる。」

 

富加宮に言われ、画面をしっかりと見つめる隼人。一体どんな能力なのか楽しみだ。画面の中で4人の剣士が一斉にソロモンの元へ走り出す。

しかし、ここで思いもよらない事態となる。

 

『『『『ハァァァァァァー!─── 〓△☆◆□◎%♀#〒』』』』

 

「あ、あれ?」

 

「うんっ!?」

 

突如、ホワイトノイズ音と共に映像が乱れ、画面が砂嵐に変わってしまったのだ。これには2人も驚きを隠せない。

 

「ちょっと…映らなくなりましたよッ!? 」

 

「そんなはずは…どうなってるんだ…!?」

 

予想外の出来事に富加宮も困惑している。とりあえずテレビを数回叩く。すると、砂嵐の映像が再び乱れ始め、しばらく経つと再び映し出された。

 

『ハァ……ハァ……まだまだ…!』

 

映し出されたのは、ボロボロになって倒れたマスターロゴスと飛羽真達が対峙している場面だ。恐らくここまでに至る流れは全て飛ばされてしまったのだろう。

 

「えぇ!? この場面に至る流れはッ!? 富加宮さん!巻き戻して下さいッ!」

 

「ッ!? 巻き戻せないッ!? どうなってるんだッ!? 」

 

富加宮がリモコンの巻き戻しボタンを何度押しても画面には不可のマークが表示され巻き戻せない。一体どういう事なのか全く分からない。

 

『あぁぁ…!待ってくれッ!私の神の力がぁぁ…!戻って来てくれぇぇぇぇぇぇぇッ!!』

 

画面ではマスターロゴスの手からオムニフォースがひとりでに浮遊し、手を伸ばそうとするも届かず空に空いた謎の穴へオムニフォースが吸い込まれていき、その光景を見てマスターロゴスが飛羽真達の前で情けなく泣き叫ぶ醜態を晒している。

すると、再び画面が乱れ始め、砂嵐の画面になる。

 

「また映らなくなりましたよ!」

 

「おかしいな…知り合いと見た時は全ての出来事が映されたはず…!」

 

富加宮曰く知り合いと見た時は剣士達がソロモンを討ち破り平和を取り戻すまでの全ての出来事が流れたという。すると…

 

『私はここだァ!ここだァ!出してくれッ!出してくれぇぇッ!』

 

砂嵐の画面からマスターロゴスが泣き叫ぶ声が聞こえて来たのだ。この光景に隼人も富加宮も戦慄している。  

 

「これどうなってるんですかッ!?」

 

「あ、あぁ…光剛剣と闇黒剣が共鳴し、マスターロゴスを異次元の空間へ永遠に幽閉した時の映像だが…これは──」

 

『出してくれ……ッ!!出してくれよッ!!神である私は帰らなくてはならないんだ腐った世界を変える為にッ!』

 

「「ッ!!」」

 

砂嵐の画面でなお泣き叫ぶマスターロゴスの声が富加宮の声を遮る。完全にホラー映像だ。

 

『嫌だぁぁぁぁ……嫌だぁぁぁぁぁぁッ!!出してくれぇぇぇぇッ!出してぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!』

 

砂嵐の画面の中のマスターロゴスの泣き叫ぶ声と共にテレビはブツリと強制的に切られた……。

その様子を見て富加宮と隼人は呆然としていた。

 

「どうなってるんですか……これ……」

 

「分からん…完全にホラー映像だな。」

 

2人はただ電源が切れたテレビの画面を見つめている。

 

「それで富加宮さんは見たんですよね? アレがどうやって俺の元に来たのか。」

 

「あの穴を通って世界を渡り、ワンダーライドブックが放つ力に引き寄せられてお前が住むワンダーワールドへ迷い込んだ。そして更にお前が持つプリミティブドラゴンと立花響が生み出したエレメンタルドラゴンの力に引き寄せられお前の元に来た。あくまで推測だがな。」

 

富加宮の推測を聞いて隼人は立花響が生み出したエレメンタルドラゴンと自身が持つプリミティブドラゴンが重なってオムニフォースが引き寄せられたという事に違和感を感じていた。

引き寄せられたなら共鳴したり光るはず。しかしあの時はそんな事を考える暇も無ければ頭も回ってなかった。

そこで隼人は富加宮に質問をする。

 

「何で俺に…無銘剣虚無といいプリミティブドラゴンといいオムニフォースといい…強大な力が集まるんでしょうか?」

 

「お前が力を手にする運命にあるか…それとも…お前が力に好かれる体質かもな。」

 

「何ですかそれ…」

 

「さて、私はこれで失礼しよう。知り合いにさっきの事を聞いてくる。」

 

「あ、ちょっとッ!」

 

富加宮の方向から眩い光が放たれ辺りを包み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………んん…」

 

壁を向いて寝ていた隼人は眠気が残りながらも目を覚ました。腑に落ちない事はあるがようやく生活リズムを取り戻して寝不足も解消しかけている。

戦いも終わり、日常が戻ってきた。やっと平穏に暮らせる。

でも、今はもう少し寝てよう。そう思って隼人はうとうとしながら寝返りをうつ。すると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消えたはずのオムニフォースが隼人の目と鼻の先約7cmの距離で横向きに置かれていた。まるで彼氏と添い寝をする彼女の様に…

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」

 

思わず隼人は飛び起きて壁にもたれる。眠気なんて吹き飛んでしまう。

確かに消えたはずなのに。一体何故ここにあるのか。誰が何の為に置いたのか全く分からなかった。

恐る恐るオムニフォースを震えながら手に取る隼人。

机にはもう1枚のブルーレイディスクも置かれていた。

 

「何であるんだよ……ッ!俺をどうしたいんだよ……ッ!」

 

怖くて訳が分からない。何故自分にこうも力が集まるのか。一体自分をどうしたいんだ。何が目的なんだ。教えてくれ。誰でもいいから教えてくれ。

隼人はそう思う中、富加宮に夢で言われた事を思い出した。

 

『お前が力に好かれる体質かもな。』

 

本当に力に好かれる体質なのか。それともただ単に力を手にする運命なのか。一体どっちなんだ。

 

「朝から血糖値が上がるな…これじゃ疲れも取れないよ…気分転換に出かけるか………ッ!」

 

疲れを取る為に隼人は何処に行こうか、思いついた。

 

 

 

 

 

「そうだ。温泉に行こう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが大分県か。何気に初めて来るんだよな。」

 

戦いの疲れを癒やす為隼人はブックゲートで日本一の「おんせん県」、大分県へやって来た。

九州東部に位置する大分県は、温泉の源泉数、湧出量ともに日本一を誇っている。まさに温泉に行くならもってこいの県だ。

 

「早速だ。朝飯食ってないからご当地グルメでも食べるか。」

 

大分の味といえば豊後水道の海の幸だ。太平洋の暖かい海水と栄養豊富な瀬戸内の影響を受けた大分と愛媛に挟まれた海域にはプランクトンを求めてアジ、サバ、ブリなどがやってくる。

ここで漁れる魚は美味といわれており、隼人も海の幸を是非食べてみたいと思っている。

そして隼人が選んだ海の幸は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「朝からフグの刺身はちょっと贅沢と思うけど、一度食べてみたかったんだよなぁ。」

 

 

そう。フグだ。

隼人は海鮮とフグを取り扱う店で朝からフグの刺身を頂く事に。何という贅沢だろう。ロイヤルニートだからこそ出来る事だ。

とりあえず刺身を一切れ、ポン酢をつけて食べてみる。

 

(美味い…美味すぎる…!)

 

食べて分かる。高い奴だ。これまで食べた刺身より美味いかもしれない。

それから箸は止まらず、刺身や鍋など料理は全て平らげた。それからもう一品。海老やイクラにホタテ等9種類のネタがのった海鮮丼も頂く事に。これもまたタレとの相性が良くて箸が進む進む。

ふと隼人はある事を思った。

 

(もし、あいつらを連れて食べに来たら喜ぶかな…)

 

もし響達を連れて食べに来たら、喜んでくれるだろうか。旅行も1人で行くより楽しくなるかもしれない。

特に響に振り回されるのは目に見えるが、彼女の太陽の様な眩しい笑顔を見たらどうでも良くなりそうだ。

 

「いつか必ず、連れてってやろう。」

 

隼人は響達をいつか連れて来る事を決意しながら店を後にした。そして隼人が次へ向かったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは外せないよな。別府の地獄めぐり。」

 

やって来たのは、言わずと知れた大分県の別府市。1000年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯等が噴出していたから地獄と称される不思議な景観。

一生に一度は訪れたい観光スポット間違いなし。

 

「さぁ、地獄を楽しみなってか?」

 

何処かで聞いた事のある決め台詞を言いながら隼人は7つの地獄を巡る事に。バス等で巡らなくてもブックゲートがあるので楽に巡る事が出来る。

まず向かったのは海地獄と鬼石坊主地獄。海の様に青く、湯気が立ち込めている。

そして、3つの湧出口からゴボゴボと熱湯が吹き出している。

 

「これが1000年以上前から出てるんだもんな…」

 

感心しながらも次の地獄へ歩みを進める。

次に来たのは赤茶色のかまど地獄。こっちも穴から熱湯が出ている。不思議な景観だ。

その後も鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄と7つの地獄を巡った。ご丁寧にスタンプラリーもやっている。

 

「こうやって旅行出来るのも、平和なおかげだ…」

 

今、この平穏な日々が続く様に祈ると腹が鳴る。

 

「丁度昼だ。飯にするか。朝はフグ食ったし、何食おう…」

 

そして隼人が昼食に選んだのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(この唐揚げ美味いなッ!箸が凄い進む!)

 

唐揚げを食べながらご飯を書き込む隼人。何をかくそう隼人は唐揚げは大好物の1つ。特にレモン汁やマヨネーズをかけてご飯と一緒に食べるのが彼の美味しい食べ方。

九州に来たら唐揚げの専門店で是非食べてみたいと思っていたのでベストタイミング。

腹も満たされて満足した隼人は引き続き観光を楽しむ事に。

 

 

 

 

 

 

 

 

展望台に登って別府市や大分市を見渡したり、宇佐神宮へ行ってお参りをして今年の願いを祈る。

 

(今度こそずっと平穏に暮らして、人と本当の意味で繋がれます様に…)

 

南国を思わせる黒島のビーチで泳いだり、昭和の街や温泉街を歩き回った。

そして時間は過ぎていき、気がつけば夕方の18時。小雨の中コンビニで買ったビニール傘をさしなから温泉街を隼人は歩いていた。

 

(雨が降って来たな…傘無かったから買ったけど勿体ない…)

 

天気予報を見ていればわざわざビニール傘を買わずに済んだだろう。

 

「ビニール傘って壊れやすいからな…」

 

そう呟いたその時、一時的に強風が吹き、ビニール傘は一瞬で壊れた。フラグ回収である。

 

「うっそだろ…? ヤバい…早々に傘ぶっ壊れた…」

 

ビニール傘が買って5分経たない内に強風で壊れてしまった。

 

「最悪だ…とりあえず今日泊まる宿探そ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ〜何とかここに泊まれる…」

 

雨に濡れながらも隼人はネットでオススメの温泉宿に宿泊する事にした。丁度雨も止み食事前に温泉へ入る事に。この旅の目当てでもあるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁぁ〜〜身体に染みるなぁ〜〜」

 

頭にタオルを乗せて、露天風呂に浸かりながら夜の大分の街を眺める隼人。今日の一日の疲れを湯と共に洗い流す。温泉なんて滅多に入らないから普通の風呂より特別に感じる。

ふと、またある事を口にする。

 

「もし立花響達も連れて来れたら、喜ぶだろうなぁ…」

 

朝も思ったが、響達も連れて来たら数倍楽しめるだろう。はしゃぐ響達と微笑ましく見守る翼とマリアが思い浮かぶ。

温泉なんて普段入らないから特にクリスやマリアは気にいる筈だ。当然調と切歌も。

 

「もしあいつらと本当の意味で繋がったら、いろんな所に連れてってあげよう…それまで待っててくれ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

温泉から上がった隼人の目の前には豪華なご馳走がずらりと並んである。

風呂の後は当然腹も減る。とにかく沢山食べる。どれも美味すぎる。箸が止まらない疲れた後の飯はこんなに美味いものだなと隼人は実感した。

 

「大分の名物も良いけどこれも美味いな〜」

 

腹が膨れれば今度は瞼が重くなる。疲れも溜まっていた隼人はそのままぐっすり眠った。こうして心と身体を癒す旅の一日が終わったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ〜〜良く寝た…!さて、朝風呂入って飯食ったらチェックアウトしないと。」

 

翌日、再び温泉に浸かった後に朝食を済ませた隼人は宿を後にし、地卵はちみつぷりんにシフォンケーキや和菓子などを買い、名残惜しいが帰宅した。

 

「また来るか。今度はあいつらと一緒にな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして帰宅した隼人は、和菓子を食べながら、机に置かれていた夢で富加宮が持っていたもう1つのブルーレイディスクに何が入ってみるか再生してみる事に。そして映し出されたのは…

 

『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!』

 

変わり果てた東京のど真ん中で翼達の亡骸に囲まれ屍とかした響を前に膝を突き泣き叫ぶボロボロの隼人が。

隼人は響達の千切れたギアのペンダントを集めて握りしめた。すると…

 

『大人しく渡していれば良かったのに。』

 

『お前が大人しく渡さなかったせいで、余計な犠牲が出たんだぞ?』

 

『つまり、こいつらが死んだのはお前のせいだ!』 

 

響達が死んだ事を自分を嘲笑う大勢の敵がやって来る。未来で見た光景だ。何故これが?

 

「もしかして、俺が立花響達と繋がらなかった世界…?」

 

繋がった事であの未来は見なくなったが、一体どういう事なのか。映像には自分を嘲笑う敵達を睨みつける隼人。すると、プリミティブドラゴンとジャオウドラゴンが共鳴し、邪剣カリバードライバーがドゥームズドライバーバックルへ変化した。

そして、響達のペンダントを持ちながら、立ち上がると…

 

『おおおおおああああああああああああああああああああああああああッ!!』

 

隼人の雄叫びと共に辺りが暗闇に包まれ、雷鳴と共に空からオムニフォースが降臨、自動的にドゥームズドライバーバックルに装填される。

 

『変身……ッ!!』

 

隼人はペンダントを握りしめた手でボタンを押してオムニフォースを開いた。

 

【OPEN THE OMNIBUS

 FORCE OF THE GOD!

 KAMEN RIDER SOLOMON!】

 

【FEAR IS COMING SOON!】

 

何と、隼人が仮面ライダーソロモンへと変身したのだ。響達と繋がらなかったら哀しみのプリミティブドラゴンと怒りで生まれたジャオウドラゴンが共鳴し、カリバーではなくソロモンへとなっていたという事か。

 

「あいつらと繋がらなかったら俺こうなっていたのか…」

 

そして画面に映るのは敵を次々に殺し、全てを破壊し尽くすソロモンの姿だ。その時…

 

『─── @▼*&#@☆¥¥〒』

 

「えッ!?」

 

画面が乱れ始め、ホワイトノイズと共に砂嵐の画面へなった。夢で見た光景と同じだ。そしてそのままブツリと強制的にテレビが切られた…。

 

「どういう事だよ…!?」

 

夢と同じだ。一体どういう事なのか全く分からない。

その後テレビとブルーレイデッキは何の異常も無く正常だったが隼人はそのブルーレイディスクは呪われていると判断し、処分した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、白いおっさん…ではなく神様と富加宮がビールを飲みながらあの映像について話していた。

 

「私達が見た時は正常だったぞ。一体どういう事だ?」

 

「実はな、上條隼人が眠っている時と夢の中で奇妙な光景を撮影した。」

 

「奇妙な光景だと?」

 

「これを見てくれ。」

 

神様はパソコンを操作して富加宮に隼人が寝ている映像と夢の中の出来事を同時に撮影した映像を見せた。

 

「ッ! こ、これは……ッ!」

 

映された映像に目を見開いて驚く富加宮。そこに映っていたのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇黒剣月闇と無銘剣虚無、そしてプリミティブドラゴンと何故か置かれているオムニフォースから出るエネルギーが隼人の頭の中に入り込み、同時に夢の中でテレビの映像が乱れているという光景だった。

 

「夢の中にまで影響を及ぼしていたとは…!見せたくないという訳か…?どれだけ上條隼人の事を気に入ってるんだ…!?」

 

「完全にヤンデレだな。」

 

 

 

つまり、先程映像が乱れたという事は…?

そして、リビングで和菓子を食べる隼人の部屋で闇黒剣月闇、無銘剣虚無、プリミティブドラゴン、そしてオムニフォースが妖しく光っている事をジャオウドラゴンとエレメンタルドラゴンだけが知っていた。

 




いかがだったでしょうか?今回はオムニフォースの出どころと慰安旅行の回を書きましたが、前半部分が長くなってしまいました。気がつけば1万字を超えてました…
出番は少なめですが、最光、サーベラ、デュランダルを登場。
そしてオムニフォースが再び現れ恐怖と苦悩する隼人。
闇黒剣月闇達はやっぱりヤンデレでした。登場したマスターロゴスは別のキャラにしようとしましたが、神って聞くとやっぱり某社長のあの人しか思い浮かばなかったのでその人を更に過激化した感じにしました。断章で登場した彼奴とは似ているだけで全くの別人です。最期のアレは彼をイメージしました。
これらの展開に納得出来なかったら申し訳ありません。すぐに修正します。
隼人のそっくりさんの名前は、上城睦月+イブキの本名和泉伊織から取りました。そういえば響の苗字と名前を持つ仮面ライダーっていましたよね?
ちなみに白いおっさんと富加宮さんは最終章にも登場します。
当たり前ですが、この話の映像で出ていた全知全能の書や飛羽真達は本編セイバーや断章とは全くの別物であり別人です。
次回はいよいよ響達と改めて対話する話です。
6月になってから暑くなってきましたね。皆様も体調管理に気をつけてお過ごし下さい。手洗いうがいと消毒をお忘れなく。
今回はここまでです。感想お待ちしています。

「私達、隼人さんの事もっと知りたいんですッ!」

「俺? 人間だけど?」

「そういう事じゃねぇよッ!自己紹介しろっつってんだよッ!」

「働いたら負けかなと思ってる。」

「隼人さんって…すっごく自由なんだね…」

次回「あなたを、もっと知りたい。」

「おいちょっと待て…何でこれがここにあるんだよ…!」
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