【完結】月闇絶唱シンフォギア   作:ネガ

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遂にここまで来ました。いよいよ最終章のXV編に突入です!
まずはアニメパートの前にお正月の回から始めます!章のタイトルは仮ですが、決まり次第変更します。何かいいアイデアがあったら教えてください。



闇黒剣月闇「好きだよ隼人…受肉したら食べちゃいたい…ゴミ共は全員闇に消してあげる…それから沢山甘えて頭撫で撫でしてもらうんだぁ…」
無銘剣虚無「隼人を狙う害虫共は誰であろうと許さない… 私が全員無に帰さなきゃ…世界が無に帰ってもずっと一緒だよ…
プリミティブドラゴン「隼人を守るのは私の役目だから…受肉したら隼人をぎゅーってして擦り寄るクズ共は全員破滅させてあげるからね…」
オムニフォース「隼人の敵は私の敵…1人残らず殺す…隼人と永遠に一緒にいる方法…無いかなぁ…ウフフ…」







ジャアクドラゴン「コイツらマジでヤバい…!」
ジャオウドラゴン「受肉したら絶対隼人が食われる…!」
エレメンタルドラゴン「嫌な予感がする…杞憂であればいいんだけど…」
他ライドブック達「((((;゚Д゚)))))))」


追記 是非月闇とプリミティブドラゴンは響と未来の声で脳内再生して下さい。



最終章 宵闇の剣士の物語
第76話 新たな年の、幕開け。


「新年、明けましておめでとうッ!」

 

2045年。元日の日にS.O.N.G.本部で響達に向けて新年の挨拶をしているのは弦十郎だ。

 

「「おめでとうございますッ!」」

 

「おめでとうございます。叔父様。」

 

「あけおめ。オッサン。」

 

「「「おめでとうございます。/デスッ!」」」

 

「「「「今年も宜しくお願いします!」」」」

 

響達装者と未来、緒川に藤尭と友里、エルフナインも弦十郎に挨拶をした。

 

「うむ。去年のパヴァリア光明結社との戦いから4ヶ月、こうして無事2045年を迎える事が出来た。しかし、気を抜いてはいけないぞ。新年を迎えたからこそ、気を引き締め直してくれ。」

 

「はいッ!」

 

弦十郎の声に一同が一斉に返事をした。

パヴァリア光明結社との戦いから約4ヶ月経った2045年の今日、無事にいつものメンバーが指令室に揃い年を越すことが出来た。しかし、戦いが終わった訳では無い。異端技術を悪用する物、アルカ・ノイズを使用する錬金術師がいる限り戦いは続くのだ。

 

すると、響が弦十郎にある提案をする。

 

「師匠ッ! 私、みんなと一緒に初詣に行きたいですッ! 」

 

「それは賛成ね。日本のお正月は、私も凄く興味があるわ。」

 

響は皆と一緒に初詣に行きたいと言った。今年も皆と一緒に過ごせる様、そして隼人ともっと仲良くなれる様に願掛けに行く為に。

後は、日本の正月を一緒に楽しみたいという気持ちがあり、マリアも日本の正月に興味があるのだ。

 

「おおそうかッ! よしッ! 今日は新年の安全も願って初詣に行くぞッ!」

 

こうして、響達S.O.N.G.のメンバーは新年の願掛けも兼ねて初詣に行くことになったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ〜炬燵から出たくねえ…」

 

リビングに設置された炬燵の中に入って寝そべっているのは仮面ライダーカリバーこと上條隼人。この世界に転生してから4年が経つ。

彼の正月は自宅から出ずに寝て過ごす寝正月だ。そして寒い冬にはもってこいの文明の利器、炬燵の虜となっている。

冷酷無情な闇の剣士と言えど、炬燵の魔力には勝てないのだ。

 

「何にもする事が無い…でもだからこそ良いんだよなぁ…」

 

このまま戦わずに何気ない平凡な日々を暮らせ、そして響達と親交を深めていけたらどれだけ良いか。

 

「そういやあの初夢は何だろう…」

 

隼人が見た初夢。一般的に初夢で鷹を見ると縁起が良いとされているが、隼人が見た夢は、夜にブレイブドラゴンと白と黒のドラゴンが現れ、自分自身が見た事もないカリバーの姿へと変身した夢だった。あれは一体何だったのか。すると、隼人はある事を口にする。

 

「そうだ…せっかくの正月だから、神社に初詣にでも行こうかな…」

 

偶然にも、隼人も響と同じ事を考えていた。どうせこのまま寝正月を過ごすくらいなら気晴らしに初詣に行くのも悪くない。隼人は炬燵から出ると身支度をして初詣に行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、東京のとある神社にて。人混みで溢れる中着物姿でやって来た響達装者は勿論、弦十郎や藤尭、普段はスーツ姿の緒川も今日は袴を着ている。

響の着物は黄色とオレンジをベースに向日葵の柄、未来は紫に扇の模様、クリスは赤色と色々な花が散りばめられたデザイン。

調はピンクをベースに黄緑の花や兎の模様が描かれ、切歌は黄緑をベースにピンク色の花柄が描かれている物だった。中でも…

 

「うわぁ〜ッ! 翼さんの着物も綺麗ッ!」

 

「マリアも友里さんも似合ってる。」

 

「すっごくお似合いデスッ!」

 

翼の着物は青や水色をベースに鳳凰の模様、襟にショールが付きいつもの髪を結ってかんざしを付けている。

マリアは白や銀をベースに鳳凰とピンクや緑の花柄にショール、友里も紺色をベースにショールが付いた観世水の模様だ。特にトップアーティスト2人の着物姿は非常に豪華だ。

 

「そ、そんなに見ないでくれ…」

 

滅多に見ない着物姿に興奮する響達を見て翼は少し照れる様に目を逸らした。

 

「着付けが難しかったけど、これが日本のお正月に着る着物なのね。」

 

「ふふっ。ありがとう。」

 

「エルフナインちゃんも似合ってるよッ!」

 

エルフナインが来ている着物はレモン色をベースに赤、青、黄色、緑の花柄のオーストコアラーをイメージしたデザインだ。

 

「これがお正月に着る着物なんですね。気に入りましたッ!」

 

 

 

 

 

そして一同で神社に入り、賽銭を入れて本坪鈴を鳴らして今年の祈願を祈った。

 

「ねぇ未来。何をお願いしたの?」

 

「響と同じだよ?」

 

「もしかしたら、私と未来も同じかもッ!」

 

どんな祈願を祈ったか皆で聞き合い、今年も全員で良い1年になる様祈った。そして、新年の運試しとしておみくじを引く事に。結果は…

 

「あッ! 私大吉だッ!」

 

「響ッ! 私も大吉だよッ!」

 

何と、響と未来は大吉だった。そして他の皆は…

 

「あたしは中吉か。まぁこんなもんだろ。」

 

「私は…あら。 私も中吉ね。」

 

「私は…あ、小吉。」

 

「調ッ! アタシも同じ小吉デスッ!」

 

「どれ。俺は……おっと小吉か。」

 

「僕は…おや。吉ですね。」

 

「私はどうかな…? 緒川さんと同じ吉でした。」

 

「どれ俺は…末吉か。 ちょっと微妙だな…」

 

「あ。ボクも藤尭さんと同じ末吉でしたよ。」

 

クリスとマリアは中吉、調と切歌、弦十郎は小吉、緒川と友里は吉、藤尭とエルフナインは末吉という結果だった。

最後は翼。翼の今年の運勢は…

 

「さて、私は……ッ!? きょ、凶だと…!?」

 

皆が大吉やら中吉を引く中翼は1人凶を引いてしまった。まさか新年早々凶を引くとは。今年は何やら不吉な予感がすると翼は心の中で思った。

 

「あッはははははッ! 翼さん凶引いちゃってるッ!」

 

「今年は苦労しそうだな、先輩。」

 

「でも、これ以上は運は悪くならないって意味でもあるから、大丈夫よ。」

 

「……。」

 

イマイチ納得のいかない翼だったが、こんな運勢に負けずに防人として誇りを持つと決心した翼であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、響達が神社を後にした後、入れ違いで隼人も同じ神社にやって来た。隼人は初詣には着物は着ない派であり普段着姿だ。外は寒く吐く息が白い。

 

「新年だからやっぱり人いるな…」

 

予想していた通り、人混みで溢れている。とりあえず隼人も賽銭にご縁がある様に5円玉を投げ入れ、本坪鈴を鳴らして今年の祈願を祈る。

 

(今年こそ戦わずに平穏に暮らせ、立花響達と本当の意味で繋がれます様に…)

 

祈願の後は響達と同じ様に今年の運試しとしておみくじを引く事にした。冷酷無情な宵闇の剣士、仮面ライダーカリバーこと上條隼人の今年の運勢は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大凶

 

 

 

 

 

何と、大凶だった。

 

「新年一発目から大凶かよ…」

 

翼の凶よりも悪い運勢である大凶。今年はどうやら何か自分の身に何かが起きそうな予感がする。だが、そんな事で気を落としては前には進めない。未来へ進むと決めた。

これはあくまでも運勢。変えられるなら、変える。この世界で生きていく為に。

 

「運勢なんて当てにしてたら前に進めない。俺は進む。前に。」

 

前に進む事を決意し、大凶のおみくじを上着のポケットに突っ込み隼人は神社を後にしたのだった。

 

 

 

 

 

その後、街で買い物をしていた響達と会い、新年の挨拶を交わした。

そこでどういう訳か響や調と切歌から「お年玉下さいッ!」と言われたり、大凶を引いた事をクリスにからかわれたり、凶を引いた翼からは「同じ(つるぎ)を持つ者同士、今年は苦労するかもしれないが頑張ろう」と労りの言葉を貰ったりもした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、自宅に帰ってきた隼人は上着を脱いで炬燵の中へと入った。

 

「はぁ……寒かった……」

 

今年こそはこの世界で戦わずに平穏に生きていく。そしていつか響達と共に戦う事を決意した。隼人はテレビを付けてお正月特番の番組を見ながらミカンを食べるのであった。

同じ頃、響達はS.O.N.G.本部に門松や鏡餅を飾り、おせち料理やお雑煮を食べ、お正月に定番の遊びの羽付きや福笑い、カルタやすごろくを楽しみ、日本のお正月を満喫するのであった。

 

 

 

その頃、隼人は寝室で自分自身のコートをハンガーにかけている中、自分が引いた大凶のおみくじを取り出し、ベッドの隣の台の上に置いた。

 

「腹減ったな…飯にするか。」

 

そう言うと隼人は寝室を後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、隼人が引いたこの大凶のおみくじが、後に闇黒剣月闇も啓示しない自身に降りかかる運命を暗示しているという事は、炬燵に入りインスタントのお雑煮とコンビニで買った寿司を食べる隼人は知る由も無かった。

そして、願掛けも虚しくこの冬に自身の運命が訪れる新たな戦いが幕を開けようとしていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「明けましておめでとう。」

 

「うむ。今年もよろしく。」

 

誰も知らない場所で白いおっさん…ではなく神様と富加宮がおせちと雑煮を食べながら新年の挨拶を交わした。

 

「あいつがあの世界に転生して4年が経つな…このまま何事も起きなければいいが…」

 

「いや、必ず起こる。前に進み出したあいつにとって残酷な運命がな…」

 

神様の言う隼人にとって残酷な運命とは一体何なのか。富加宮は神様に聞く。

 

「それはどういう事だ? 彼奴に何が起こる?」

 

「……分からない。 だが、必ず来る。それよりもこれを見てくれ。」

 

「これは何だ?」

 

「実は、大晦日の日に暇潰しにあいつが寝ている所を映像に収めたものだが…」

 

神様はノートパソコンを取り出して立ち上げると、フォルダからある動画を富加宮に見せた。

 

「……ッ!? こ、これは……ッ!?」

 

その映像を見て富加宮は驚愕の表情を浮かべた。そこに映されていた物とは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闇黒剣月闇と無銘剣虚無、プリミティブドラゴンとオムニフォースが妖しく光り、響と未来にそっくりな紫と青白いエネルギー体の少女と、赤とオレンジのエネルギー体の少女が眠る隼人の首や上半身、腰と腕に抱きついてすやすやと眠っていた。まるで絶対に離さないと言わんばかりに…

 

「どういう事だこれは…!」

 

「分からない…前まではエネルギーだけだった筈なのに、人の姿になっている…!」

 

神様が特に隼人の首と上半身に抱きついて眠っている闇黒剣月闇とプリミティブドラゴンであろうこの2人の少女のエネルギー体が、響と未来に髪も顔も似ている事から特に隼人への思いが強いのではないかと推測した。

 

「あいつ…大丈夫か…?」

 

「どれだけ上條隼人の事が好きなんだこのヤンデレ共は…」 

 

画面に映るヤンデレ達にドン引きする2人。その時だった。

 

「ッ!? 」

 

「何ッ!?」

 

突如、パソコンの画面がノイズと共に乱れ始めたのだ。

 

「夢と同じ事が…ッ!」

 

「おかしい…ッ! あいつの夢に繋がっていないのに何故だッ!?」

 

隼人の夢に繋がっていない筈なのに何故画面が乱れるのか。勿論この映像はリアルタイムでは無い。考えられるとしたら1つか2つだが、確証は無い。乱れる画面を直そうとするが、直らない。その直後、一瞬だけだが瞳に光は無く目を大きく見開き、不気味かつ狂気に満ち口元が三日月を彷彿とさせる歪んだ笑みで神様と富加宮を捉えた響と未来に似た少女が映し出された。

 

「「ッ!?」」

 

突然の出来事に神様と富加宮が怯むとパソコンの画面はすぐに砂嵐の画面へと変わり、最後に一瞬だけ憎悪に満ち、鬼の様な形相で2人を睨みつけるオレンジ色と赤色の少女のエネルギー体が映し出された後にパソコンは強制的に切られた…

 

「どうなってるんだ一体…!」

 

「邪魔をするなと言っているのか……?」

 

あの少女達は一体何だったのか。何が目的で映像を妨害したのか。神様と富加宮は即刻ノートパソコンを処分し、おせちと雑煮を食べながら隼人に「強く生きてくれ」と心の中で願うのだった。

 

 

 




いかがだったでしょうか? 遂にこの小説も最終章へ突入します。 まずはクリスマスの次はお正月という事でお正月の回から始めました。
次回からアニメパートに入っていきますのでよろしくお願いします。
さて、最終章ですが自分が執筆を始めた時からずっと決めていた展開がいくつかありどうしてもこういう展開にしたいという所が出てくると思います。
もし納得出来なかったら申し訳ありません。ただ納得出来なくても「あぁ、これが作者が書きたかった展開なんだな」と思ってくれれば幸いです。
ちなみにまだXVは未視聴ですが現在隼人がどうなるのか、訃堂の所と最終決戦に突入する部分、アニメパートの最後の部分とその後のエピローグ2話は決まっているんですが、その部分の間や最終話の部分などはどうしようかはまだ決まっていません。
問題はこれまでの章はXVまで余裕があった為、物語の執筆と更新のスピードも速くなっていましたがこれまでの集大成であろうXVは下手に改変したりしたら、重要な部分がその後の原作の展開とどう変わるのか予測が付かない為、下手に速く進めて書くよりも慎重にゆっくり進めて書いた方が良いと考えています。
なので更新速度が遅くなるかもしれませんが、必ず完結させるので待っていただけたら幸いです。
果たして、XVはどんな物語なのか非常に楽しみです。どんな話なのか少しでも教えてくれたら書きやすくなるかもしれませんのでアドバイスよろしくお願いします。


後は前回の第4章最終話の最後、勇気がある人は読んだあの部分。あの台詞がどういう経緯で何故あんな事になるのか、是非予想してみて下さい。
隼人が何の為にこの世界に転生させられたのか。そして降りかかる運命とは。彼の身に何が起こるのか。
それが分かればこの小説の本当の物語が分かる筈です。
ヒントは主に第4章に隠されていますので是非探して考えてみて下さい。察しのいい人ならすぐに分かるはずです。
バッドエンドではない、彼なりのハッピーエンドとは一体何なのか。最終話の部分はもしかしたらアンケートを取るかもしれません。
そして、前から出すと言っていたアレも勿論登場させます!
今回はここまでです。感想お待ちしています。
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