マギアレコード実況プレイ 皇帝ルート   作:yukinko_kuru

12 / 16
(淫夢実況の投稿者のセンスがありすぎて面白いので)初投稿です。


Part.11 Q.なんでガバに気づかないんですか?

お前も魔法少女になるんだよ!な実況プレイ、はーじまーるよー。

 

という事で前回の続きからです。

前回はアリナに近況を聞こうとしたところ、なぞのちから(編集)によって強制終了させられましたので、早速聞いていきます。

 

「最近?umm(うーん)...魔法少女になってからは別に何も無いカナ?むしろ───────────────なワケ。...フフッ。」

 

字幕さんすら聞き取れないぐらいちっさい声で喋るのやめろ。(やめろ)

しかもなんか笑ってたしやべぇよ...やべぇよ...

 

 

いやアリナのことだから平常運転説が微レ存...?

 

「...まぁ、つまりアリナがリンネを守ってあげるカラ。」

 

えぇ...(困惑)

 

(唐突すぎて)笑っちゃうんすよね。

 

「な、なんで笑うワケ!?」

 

おっと好感度...?

こんなんで下がってたらたまったもんじゃ無いですが、まあ適当に"なんでもない"と答えておきましょう。

 

 

それと魔女についてどういう感情を抱いているか聞きます。これで『サイコーだヨネ!』とか言ってきたら通常営業です。

 

「魔女?アイツらは...ホンットにサイアクだヨネ。皆殺しにしてやりたい位には。」

 

えぇ...(困惑)

なんか別のベクトルにおかしくなってないですかね?(名推理)

 

「アイツらはリンネを襲っていたんでしょ?そう考えると、angryな(怒りが込み上げてくる)ワケ。確かにアイツらを初めて見た時、アリナの中で何か感じるものはあったワケ。でも、その感情はすぐに消えたワケ。だってアイツらはリンネを殺そうとしている。なら生かしておく訳にはいかないでしょ?ましてや、artのmaterial(素材)にするなんて(もっ)ての外なワケ。だから...全員殺す。」

 

ヒエッ...

 

アリナが魔女絶対殺すマンになるとかこマ?

 

...これマギウス入ってくれますよね?

 

 

 

 

...じゃあ、あとは適当におかしな所さん!?は無いかとか、そんな感じの事をいくつか聞いたら去りましょう。

 

 

 

えー、そしたら後はマギウス結成まで暇なので、またレベル上げでも...って、そういえば最近全然絵書いてませんでしたね。描かなきゃ(使命感)...って、まだ欲求度が減ってませんね。じゃあまた後でいいですか。

 

 

なら適当に....おっと、いろはから電話ですね。出ましょう。

 

「あっ、もしもし?リンネさん?」

 

おっすっす、どうした?

 

「その、う、ういの事について話したいことがあって。」

 

ういの事...あぁ、そういえばもうそろそろいろはが契約する頃ですね。

となると病気の事でしょうか?

 

「はい、そ、そうなんですけど...その、実は...いや、やっぱり直接話しましょう。今って会えますか?」

 

(予定は)おっ空いてんじゃーん。

 

「本当ですか?じゃあ──」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その...うい様の事なのですが...」

 

私は病院に来ていました。なんでも、ういの病気に関しての事について伝えたいことがあるみたいで、両親と共に来ていました。その時は、てっきり良い知らせだと思っていました。その言葉を聞くまでは。

 

「大変申し上げにくいのですが、うい様の余命はあと半年程と思われます。」

「...え?」

 

ういの余命が半年?

 

 

余命?

 

 

半年?

 

 

ういはあと半年しか...生きられないってこと?

 

どうして?

どうして?

どうして。

 

「我々も手を尽くしてはいるのですが...現代の医学では、治療する事は出来ないのです。...申し訳ございません。」

 

看護師さんの申し訳なさそうな声が室内に響き渡る。

 

 

現代の医学では治療できない。

それはつまり、奇跡か魔法でもない限り、ういが治ることは決して無いということでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん?」

 

ういに話しかけられハッとする。

ういの顔は少し心配気。

 

「うい、どうしたの?」

「その....お姉ちゃん、なんかいつもと違うみたいだったから。何かあったのかなって。」

「...」

 

図星だ。でも、それに気づかれてはいけない。

 

「何でもないよ。ただ、ういの病気は大丈夫かなって。」

「うん!大丈夫だよ。」

「よかった。でも、具合が悪くなったら、すぐに言うんだよ?」

 

ういの笑顔が心に刺さる。

 

なんで、ういがこんな目に遭わなければいけないの?

私達が何をしたって言うの?

 

でも、そんな事を思ったところでどうにもならない。

そんな事を思ったところで私には何も出来ない。

 

 

私は、一体どうすればいいの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──リンネさん。

あの人はういにとても良くしてくれてたっけ。

 

「一緒にお見舞いに行きませんか?」と言うと、必ず了承してくれるし、待ち合わせにはいつも私よりも早く来てる。それで、私が"多少遅れるぐらいなら全然大丈夫なので、そんなに早く無くても大丈夫ですよ"と言ったら、"別にあなたが気にする必要は無いでしょ?"と言われてしまったり。

それとこの前も、うい達にメロンを持ってきてくれたらしい。

 

 

そういえば、あの人にはまだういのことを言ってなかったっけ。

言うべきなのかな?それとも、秘密にしていた方がいいのかな?

 

 

...やっぱり、言ってあげるべきだよね。

 

大事に思っている人が突然いなくなっちゃうなんて、そんなの、私には悲しすぎるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、あれから3週間が経ってしまった。

勇気を出して伝えようと思った直後にリンネさんが入院しちゃうなんて。でも生きていて本当に良かった。リンネさんまでいなくなっちゃったら、私にはちょっと辛すぎるから。

 

そしてリンネさんが退院した今。ついに言う時が来た。

...急すぎるかな?リンネさんは昨日退院したばかりだ。色々ごたついてるかもしれないし、それに...

 

...ダメ。考えると不安なことが幾らでも出てきてしまう。

私は言うって決めたんだ。言わなければ、その時が来た時により悲しんでしまう。

 

私は意を決して電話をかける。

自分の事ではあるけど、リンネさんが相手だと、妙に行動が出来てしまう。学校の皆と接する時はこんな感じじゃないのに。灯火ちゃんやねむちゃんと同じ感じで、なんというか、自然と行動できるというか、何というか───

 

「...もしもし?」

「あっ、もしもし?リンネさん?」

 

...かかったことに気づかなかった。

こっちから電話をかけたのに、これはちょっと申し訳ない。

 

「どうしたの?」

「その、う、ういの事について話したいことがあって。」

 

声が震えてしまう。

 

「...もしかして、病気のこと?」

 

一瞬声色が曇ったように感じた。

 

「はい、そ、そうなんですけど...その、実は...いや、やっぱり直接話しましょう。今って会えますか?」

「ええ。丁度暇になったところよ。」

「本当ですか?じゃあ■■■■駅で待っていてくれますか?」

 

そういって私は、大学前の駅を待ち合わせ場所に選び、早速向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言うことで駅前に着きました。ここでいろはを待ちます。

因みにですがいろはにういの病気について相談されることですが、好感度が一定以上あるならば別段珍しいことではありません。あまり気にする必要もないでしょう。

 

「リンネさん、待たせちゃいましたか?」

 

おっと、来ましたね。

(全然待って)ないです。(二回目)

取り敢えず近くのカフェにでも寄ってそこで話をしましょう。

 

「わかりました。」

 

それではカフェにイキますよ~イクイク.......

 

 

ヌッ!(到着)

 

 

それじゃあ適当にコーヒーでも注文したら席に向かいましょう。この時にいろはの分の料金も払ってあげるのがポインヨです。こうすると若干好感度が上がります。尤も雀の涙程度ですし、第一ういの病気の相談される時点ですでに好感度はだいぶ高いと思われますが。

 

 

席に座ったらいろはが話し始めるまで待ちます。

ただしあまりにも話さないようだったらこちらから話しかけます。

 

んじゃ頼んだコーヒーでも飲んで待ちます。

 

.....

 

.....

 

.....

 

うん!おいしい!

 

.....

 

.....

 

.....

 

まーだ時間かかりそうですかね?

 

.....

 

.....

 

.....

 

あくしろよ(半ギレ)

 

「あの...それで、ういの病気の事、なんですけど...」

 

ようやく話し始めました。

ちょっと遅かったんちゃう?

 

「実は、その...とても深刻な状態らしいんです。」

「お医者さんが言うには...現代の医学では治すことは出来ないと言うことらしいんです。」

「...というか、その...あぁ、えぇと...」

 

随分と言うのを渋っていますねクォレハ...

 

「...ういの、余命が...あと半年って...言われ、たんです。」

 

あっそっかあ...

 

まあ知ってたんですけどね、初見さん。

取り敢えず、適当に慰めておきます。

大丈夫だって安心しろよ~。ヘーキヘーキ、ヘーキだから(無責任)

 

「え...で、でもお医者さんは...」

 

俺がなんとかする(無責任)から見とけよ見とけよ~。

 

「!!...そうですよね。まだ諦めちゃいけない。もしかしたら、病気の治療法が見つかるような奇跡が起きるかもしれない。魔法をかけたみたいに、ういの病気が突然治るかもしれない。それなのに、最初から治らないって決めつけるなんて...酷いですよね。」

「私も...希望を持ってみます。」

 

おっとここで固定選択肢。

ここは...これを選んでおきましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで別れてきました。

因みにですがあそこで魔法少女の話を持ちかけると爆速で契約してくれます。RTAではよく使われる手法ですね。サクサクプレイの場合も使われたりします。

が、しかし今回は個人的にまだレベル上げをしておきたいので言いませんでした。こいついっつもレベル上げしてんな。(自戒)

 

て事でレベル上げに行き

ました。(ました工法)

 

厳密には経過報告ですが。

何故そんな事をするかというと、ちょっとこれを見てください。

 

ステータスの所に"魔力活性化"というバフが付いているのがわかるでしょうか?このバフの効果は全体的にステータスが微増するという、一見すると有用なものに見えます。

しかしこの状態で調整屋に行ってみると...

 

「ちょっと今後の調整について話したいことがあるんだけどいいかしら〜」

 

という風にみたまさんに言われました。

このイベントですが、先程の"魔力活性化"が付与された状態で調整しようとすると発生します。

 

「...まずあなたのソウルジェムなんだけど、少し不安定な状態になっているの。」

 

いつに無く真面目な雰囲気ですね。

 

「本来はこんな事起こらないのだけれど、あなた、ここ最近かなりの頻度で調整をしていから...それが影響していると思うの。」

 

はい、ここであのバフの付与条件を確認してみましょう。

その条件とは、一定期間内に調整でステータスを非常に多く上げ、その状態で一定以上レベルが上がると発生します。

あっ...(察し)

これで気づいた方も多いでしょう。あのバフ、付与されるとかなりの悪影響を及ぼす代物です。悪影響を及ぼすバフって何だよ。(哲学)

 

「もしこのままの頻度で調整を続けていたら、ソウルジェムに何らかの影響が出てしまうかもしれないわ。でも、頻度を少し減らせばきっと大丈夫だと思うの。だから、今日は取り敢えずやめておいて、また今度来てくれるかしら?」

 

はぇーそんなんすねー。

 

「...どうしたのかしら〜?」

 

(調整)あくしろよ。

 

「...は!?今の話聞いてなかったの?あなたのソウルジェムに悪影響が出るかもしれないって...」

 

(別に構わ)ないです。

 

「...わかったわ。でも、本当に危ない状態になったら調整は止めさせてもらうから。それでいいかしら?」

 

基本的そんな状態にはならないのでヨシ!(現場猫)

 

 

 

 

 

さて、それではポイントを速力と攻撃力に4:1の割合で振ったらバフの欄を確認しましょう。

するとさっきまであった"魔力活性化"が無くなっており、代わりにデバフの欄に"魔力暴走"が追加されました。やばそう。(小並感)

しかしこのデバフ、実は現段階では完全に無害です。

 

"現段階では"ね...

 

「...あなたは、どうしてそこまでして...」

 

いやみたまさんは記憶覗けるからわかるんじゃないっすかね?(名推理)

 

 

 

 

 

 

それでは調整屋でのイベントも終わりましたしレベル上げを再開します。

そしてその様子を16倍速でお届けして行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今、非常に不安になっている。ういの病気についていろはが話したいと言ってきた...恐らく、あまりいい知らせではないだろう。でなけりゃ、何故いろはの声は震えていた?

 

もしも。ういの病気が治らないのだとしたら。

もしも。ういの病気が深刻化しているのだとしたら。

 

私はどうする事もできない。

 

 

治療魔法は、あくまでも自分の怪我を治すモノ。願いの内容によっては、病気を治療できたり、他者に作用させる事もできるだろうが、私の願いは他者を呪うもの。そんな事は出来やしない。

 

「...着いたか。」

 

そんな事を考えていたら、何時の間にか駅にたどり着いていた。

念の為ソウルジェムを確認しておく。

こうやって暗い考えをしてしまっている時は、ソウルジェムが穢れている事が多い。

 

...今回は大丈夫そうか。

 

そうやって確認した後すぐ、声をかけられた。

 

「リンネさん、待たせちゃいましたか?」

 

声のする方向に振り向くとこちらにやってきたいろはがいた。

 

「いや、私も今来たばかりよ。」

 

しかし、ここで立ち話もなんだな...

そういえば、近くにカフェがあったか。そこに行くとしよう。

 

「取り敢えず移動しましょう。近くに喫茶店があった筈だから、そこまで。」

「わかりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェに辿り着き、私はカフェ・ブラベを、いろははカフェラテを注文し、席に着く。

しかしいろはは中々話そうとしない。やはり、言い難い事なのだろう。

 

私はブラベに口をつける。

やはりここのブラベは美味しい。

昔海外に行った時にたまたまブラベを飲んでから好きになった。そしてここのコーヒーはどれも本場の味に似せてある物ばかりで、私のお気に入りの店の1つだ。そのぶん、値段が張るのだが。

 

チラリといろはの顔を見ると、その表情は先程までと同様に暗い。

もしかしたら、今の私もあんな風になっているのだろうか?

 

しばしの沈黙。

それは数秒だったかもしれないし、何十分だったかも...いや、流石にそれはないか。

しかし、そう思えてしまう程に、この沈黙は長く感じられた。

 

「あの...それで、ういの病気の事、なんですけど...」

 

ようやく、いろはの口が開かれる。しかし、私はそれを待っていたにもかかわらず、それをあまり嬉しくは思わなかった。

 

「実は、その...とても深刻な状態らしいんです。」

 

当たって欲しくは無かった予想が当たっていく。

 

「お医者さんが言うには...現代の医学では治すことは出来ないと言うことらしいんです」

 

いろはの口から紡がれていく残酷な事実。

 

「...というか、その...あぁ、えぇと...」

 

...

 

「...ういの、余命が...あと半年って...言われ、たんです。」

 

余命。

流石にそれは...予想外だった。

なんと声をかけてあげればいい?

私が予想していたのは、あくまで病気が治らないとか、深刻になってるとかだ。それならまだ良い。その分私達が支えてあげればいいからだ。でも余命はどうだ?支えてあげたところでどうにかなるものでは無い。どうしようも...

 

...いや、ここで諦めてどうする?

何かある筈だ。きっと...

 

「ういは...私が何とかする。」

「え...で、でもお医者さんは...」

「...医者が何よ。医者に余命の宣告をされたからと言って、必ず死ぬとは限らないでしょう?だったら、私は最後まで諦めない。」

 

我ながら、随分と無責任な言葉だ。

 

「!!...そうですよね。まだ諦めちゃいけない。もしかしたら、病気の治療法が見つかるような奇跡が起きるかもしれない。魔法をかけたみたいに、ういの病気が突然治るかもしれない。それなのに、最初から治らないって決めつけるなんて...酷いですよね。」

「私も...希望を持ってみます。」

 

しかし、そんな無責任な言葉でも、今の彼女には言ってあげなければならなかった。

 

「治るわよ。奇跡も魔法も、あるのだから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局。ああは言ったものの、私にはどうすることも出来ない。

医者の言うことは大抵正しい。恐らくういはあと半年で死ぬ。認めたくは無いが...

 

どうする?どうも出来ないのか、クソ...

 

 

「これで12体目...」

 

私はその苛立ちをぶつける様に、魔女をひたすらに狩っていた。

...そろそろ調整に行くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いらっしゃ〜い」

「早速だけど、調整お願い出来るかしら。」

「その前にいいかしら〜」

 

...なんだ?あまり面倒な話はご遠慮願いたいんだが。

 

「ちょっと今後の調整について話したいことがあるんだけどいいかしら〜」

 

なんだ、そんな事か。

 

「ええ。良いわよ。」

「...まずあなたのソウルジェムなんだけど、少し不安定な状態になっているの。」

 

突然彼女の雰囲気が変わる。

ソウルジェムが不安定な状態...どういう事だろうか。

 

「本来はこんな事起こらないのだけれど、あなた、ここ最近かなりの頻度で調整をしていから...それが影響していると思うの。」

「もしこのままの頻度で調整を続けていたら、ソウルジェムに何らかの影響が出てしまうかもしれないわ。でも、頻度を少し減らせばきっと大丈夫だと思うの。だから、今日は取り敢えずやめておいて、また今度来てくれるかしら?」

 

...なるほど。まぁそんな事言われたところで帰るつもりは毛頭ないのだが。

 

「...どうしたのかしら〜?」

「どうしたのって、早く調整して頂戴。」

「...は!?今の話聞いてなかったの?あなたのソウルジェムに悪影響が出るかもしれないって...」

 

彼女、本気で焦っているな。

その気持ちは、調整をした者に悪影響が出たという噂を広めたくない商売脳からか、それとも単なる彼女の優しさからか。

どっちでもいいが。

 

「別に悪影響が必ず出るとは限らないんでしょ?」

 

必ず出るとわかっていれば、「かもしれない」なんて言い方はせずに断言するだろう。

 

「それに、悪影響って言っても、すぐに死ぬようなものじゃ無ければどうって事ないわ。だから良いでしょ。」

「...」

「それに、こっちは一応は客よ。客が適切な対価を出してるのに、サービスを施さない店がどこにあるのよ。」

「...わかったわ。でも、本当に危ない状態になったら調整は止めさせてもらうから。それでいいかしら?」

 

最後は強引だったが、何とか調整は受けられそうだな...

 

私はグリーフシードを渡し、調整をする。

 

「ありがとう。また今度来るわ。」

「...あなたは、どうしてそこまでして...」

「あなたは記憶を覗けるんでしょ?なら、わかるんじゃないの?」

 

そう言って、私は調整屋をあとにした。

 

「...私は誰の記憶でも覗ける訳じゃないのよ。特に、あなたみたいに障壁を貼ってる人はね...」

 

最後に放った言葉は、私の耳には入らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで等速に戻す必要があるんですか?

 

どうやら電話がかかって来たようです。お前いっつも電話かかってきてんな。

 

「もしもし、リンネさん!聞いて下さい!」

 

また君か壊れるなぁ。

まぁこの時期で、尚且つこんなに嬉しそうに電話してくるってことは、もうアレしかないでしょう。

 

「ういの...ういの病気が治ったんです!」

 

やったぜ。

リンネも嬉しそうですね。

 

しかしまぁ、それはつまりいろはが魔法少女になったと同義でもあります。

...と言いたいところですが、極稀にいろは以外の誰かがういの治療を願ったという事があるので、念の為に確認しにイクゾー!デッデッデデデデ(カーン)

 

 

 

 

 

 

 

という事でいろはの元に着きました。

 

「リンネさん!さっきも言いましたけど、ういが...」

 

なんか言ってますがスルーして指輪チェック!

指輪ヨシ!(現場猫)

 

それではいろはに...ってなんでリンネ絶望してるの?(困惑)

やべぇよ...やべぇよ...ってなったところで今回はここまでです。ご視聴ありがとうございました。




(時間が経つのが早すぎて軽く衝撃を受けたので次回は)ないです


解説

・障壁
自分の記憶を覗き見る者に対しての結界のようなもの。これがあると固有魔法を使っても本当に浅い記憶しか覗くことが出来なくなる。勿論プレイヤーはリンネに障壁がかかってる事は知らない。おっガバか?

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。