外伝マギアレコードRTA√男でワルプルギス間接的討伐 作:キュップイ
前回、すべてのチャートをぶっ壊した元凶みふゆの大暴露から始まるRTAはーじめるよー。
それでは今回にしなくてはならないことはこのガバを収めなくてはなりません。
もうこれ無理だろ。悪いことは言わん再走しろって思われる方。暫くお待ち下さい。まだガバを修正できる余地は有ります。有る筈です。
まず行わなくてはならないのが、何故、ホモ君がアリナミンの事を恐怖しているのかです。
あそこまで断言していっていると言うことは、何かしらの裏付けが有る筈です。
今のいままで恐怖していることを地の文でも見たことが無いため、口を滑らしたや暴露したなんて事はあり得ません。
となると能力"幻覚"で言うように語りかけたと言うことでしょうか?
ですがそうですと、みふゆが何故それを行ったのかが分かりませんし、そもそもに何故"夫婦"と言う事を言っている意味がわかりません。
………ここが雛見沢だったら楽だったんですけどね。
かくなる上は、やはりすっぱりとみふゆに聞いた方が良いでしょう。
「………え?あははは。忘れたんですか?旦那様…………」
みふゆは少し落胆した表情を見せて、少しずつ語り始めた。▽
「…………そうですね。最初の出会いは、私が魔法少女として始めて魔法を使った時でした。」
「私の魔法は"幻覚"。簡単に言いますと認識を弄る……が正しいのでしょうか?……まああれは本当に不幸な事故だったのです。」
「…簡潔に言いますと、私は私に魔法を掛けたのです。」
「そうすると、私の元の願い"夢の中でも自由に"そして幻覚を見せる…即ち、現実と夢を入れ換える。」
「それだけなら、簡単に夢を見るだけでした。」
「………そう。旦那様の夢に入らなければの話しでしたが。」
懐かしそうに、そしてそれ以上に愉しそうに喋るみふゆはそれこそ異質と言えた。▽
「……そうですね。きゅうべぇにも確認をとりましたが、貴方の……旦那様の夢に同調したのは、それこそ本当に魂が同じと言わんばかりに似ていると言う事と保証されました。」
「……………まあそうですね。やはり旦那様と言った所でしょうか?…最初は全然話すことも無かったんですよ……?」
「まあそれでも度々……いえ。ほぼ毎日話しかけると一度だけこう返ってきました……」
「……"貴方は生きている人?"と。」
そんな事を聞いただろうか?とふと頭に過ったが、夢を覚えているわけが無いと静かに黙った。▽
「………共感覚」
「ええ。正解です。……なので本来は貴方達には感謝していただきたいのですよ?………だって………"彼が貴方達を見れるようにしたのは私なんですから。」
まるで自分のやったことを誇るかのように胸を張るみふゆに対して、やられたと言わんばかりに唇を噛んでいた灯花とねむが居た。▽
「……ああ。成る程そう言う事ネ………"魔法少女"もしくは"成れる少女"だけお兄ぃが見えるなんてそう都合の良いことは無い……って事ネ?」
「はい。そう言うことですよ。アリナさん……ですが私にも一つ誤算が有りまして……アリナさん貴方ですよ。」
「まさか。貴方だけ正常に見えるなんてそんな事が有るだなんて思いましたが……それが血の繋がりと言うことなんでしょうか?」
「………そう言うことで私と彼は同じなんですよ?」
「………あああ!!……そう言うことか!そう言うことか!………随分とやってくれたね。梓みふゆッ!!」
「………どういうこと?……灯花?」
「簡単な事だよ!……あれは……"文字通りお兄さんと交わったんだ。精神上で!!」
「クスクスクス………正解です。ねえそうですよね?"旦那様?"」
「………ああ。そうだな。みふゆ。」
頭がポアポアする。▽
もう何も考えられない。▽
……そうだったよな……▽
全部みふゆが………。▽
warning!!
warning!!
warning!
主人公のステータスを更新します。▽
女難がBよりA+に進化します。
退廃の美貌が"絶対的な美貌"に進化します。
状態"洗脳(80%)"を追加します。
状態"共感覚(みふゆ)を追加します。
状態"傀儡"を追加します。
状態"幻覚"を追加します。
………ステータスの更新を終了します。
warning!!
warning!!
warning!!
特殊緊急クエスト『その視界は誰の物?』
クリア条件:状態"洗脳(80%)""共感覚(みふゆ)""傀儡""幻覚"の解除
敗北条件:状態"洗脳(80%)が(100%)になった時
……………はぁ?
………あーー!!!
糞。やられました……そうです。
魔法少女だけ……見る事が出来るなんてそんなのあまりにも都合が良すぎます。
……そしてこの特殊緊急クエスト……
洗脳を解く手段なんて、"男"に有るわけが有りません。
どーすんのさ。これ。(幼児退行)
いや。マジで。
………再走は………
やりたくないなぁ…
とりあえずここまで。
次回は……うん。ある。きっとある。
それではバイナラ!!
_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_
私は、ずっと一人だった
お父さんもお母さんも私なんて何にも見てなくて………
「……はぁ……」
最悪の朝。
同じ白い天井で変わらない悪夢を見る。
……ここは"女学園"。
勿論キチンと寮は完備されていて、まるでそれは籠の中の鳥とも思われた。
「………………はぁ…………」
変わらない制服を着て、変わらない1日を過ごす。
物心ついた頃から、家族の愛なんてなくずっと一人だった。
ここに自由なんて無い。
「………せめて……夢の中では自由で有りたいものです……」
「それが君の願いかい?"梓みふゆ"」
そう。自分の部屋で嘆いていた時、その声は現れた。
白いウサギをベースにしたようなそれこそぬいぐるみと言っていいほどの物が座っていた。
「………貴方は………一体……」
「おっと。………僕の名前はきゅうべぇ。………早速だけど僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」
「………魔法………少女?」
その白い獣……きゅうべぇが言うには、何か一つ願いを叶える代わりに"魔女"と言う悪い奴と戦うって言うらしい。
「その……願いは何でもなの?」
「うん。勿論さ!……大金が欲しいだったりと叶えられない願いは無いさ。……それこそ君が言っていた"夢の中では自由で"で有ってもね。」
「……成る程。……その対価に私は"魔女"と戦うと。」
「話が早くて助かるよ。」
それは私にとって魅力的だった。
……私の絶対的に叶うことは無い願い。
それが……叶うならば……
悪魔にだって売って見せる。
「じゃあきゅうべぇ……契約します。」
「うん。それじゃあ願いを言うんだ!」
「私の願いは………"夢の中で自由になりたい"……です!!」
「梓みふゆ。君の願いはエントロピーを凌駕した!!……さあこれが君の運命だ!」
私の中から"何が"が出る。
それは得体の知れない痛みだがまるで何がを祝福するような。
「………成る程。……こういった感じですか。」
魔法少女の証。
いつもは指輪で。魔法少女になると私は、首のチョーカーにぶら下がっている様だ。
その他に、私の魔女と戦う武器は巨大なチャクラム。
私が持った固有の魔法は"幻覚"。
………成る程。考えてやれば中々強い魔法じゃないか。
それじゃあどんな感じかやってみよう。
「…………確かこんな感じっ!!」
『梓みふゆ!!……魔法を自分にt………』
私は、まず最初の実験の様な感じに自分に向けて、幻覚を見せてしまった。
……後々考えたが、中々危険な事をしてしまったと思っている。
そもそもなんで危険なのかと言うと、その時の私は私の魔法"幻覚"に指向性を向けていなかった。
……これは特に大雑把で良いけれど、その時の私は遊び半分で魔法を起動してしまった。
そうなると、私の夢であり願いで有る"夢の中で自由に"は幻覚と言うプロセスを得て、自分の夢の中に入るはずだった。(里見灯花談)
………でも。違った。
それは本来有りうることはない奇跡。
例え、どれ程の運命の糸が絡まっていたとしても、"それ"と繋がる事はほぼ無いだろう。
………私は、私の運命の人と夢の波長が合ってしまったのだ。
「…………あれ?…………ここは?」
魔法を使った時の光が眩しくて、少し目を細めていて、気がついたら、そこは灰色の大地だった。
私の服は、魔法少女のままだし武器も出すことが出来る。
………特になんの心配もなかったから、そのまま歩きだした。
(…………しかし私の夢とは言え、こんな辛気臭い所は流石にも息が詰まりますよ)
そう少し心の中で愚痴りながら歩いていくと、一つ小さな人影がポツンと座っていた。
「………ねぇ。貴方は?」
近くによって、声を掛けてもその子は顔を上げる素振りもなく、体操座りのまま顔を伏せていた。
「…………………………,,,.?」
私もそれ以上どうしようもなく、暫く立ち往生していたら、夢から覚めるのか、体が透けて来た。
その時、私は彼の顔を見てしまったのだ。
その美しい美貌の反面、何もかも諦めきった虚ろな眼差しが私は引かれてしまったのだろう。
目を覚ましたら、もうそろそろ朝だった。
また来たきゅうべぇにこの事を聞くと、どうやらあの灰色の大地の夢は体操座りしていたあの子の夢らしい。
………その夢に私は何故か、入り込むことができららしい。
それこそ波長が合ったんじゃないかと思われるらしい。
ちなみに、一度縁が出来てしまったことはもうそれこそ縁を切ると言った魔法がない限り続くらしいから、今日もあの子が気になって自分に魔法をつけて、夢に入るのだった。
………数週間と経った。
昼は、授業を受けて(幻覚が)夜は、名前も知らない彼の夢に入っていく。
彼は相も変わらず、顔を下に向けたままだが、たまにこっちを見ることがある。
それも、私が違う方向を向いたときに。
(…………何かが怖いのかな?)
と考えても、この世界にはあの子と灰色の世界。そして私しか居ない。
(やっぱり反応を返して貰わないとねぇ……)
どうしようもないなと少しため息を付いたその時。
……半分諦めかけていたあの子から声が聞こえた。
「………貴方は現実で生きている人?」
か細いが、確かにあの子はそう言ったのだ。
突然の事で驚いた為、首を振ることしか出来なかったが、今回は逆に正解だったみたいだ。
「………ごめんなさい……分からない。………私は貴方が、青色の人型にしか見えない………」
泣きそうな顔をして、その子は首を振る。
(青色の人型……?………と言うことはこの子は…視覚に何か問題が?何か持っている?)
そうなると、今まで話しかけても、返答そして反応が無かった意味がわかる。
じゃあどうすれば良いか。
ここで使うのは私の幻覚だ。
そもそも、私の幻覚は現実世界では認識をずらして物を多く見せたりとか物の幻を創る事しかできないが、ここ"夢の中の世界"だと勝手が違う。
何せ夢の中だから、基本何でも自由が効くのだ。
それでもこれは他人のあの子の夢の中。
そこに私は入っているに過ぎないから、何にでも出来るとはならない。
でも私は魔法少女。
しかも、夢を、幻想を操る魔法少女。
こんな夢の中、全てを自分の物にする事は出来ないししないけど、少なくとも自分の周囲は自分の思い通りに出来る。
だからこんな事も。
「………これでどう?」
「…………ぇ?…………ぁああ!!見える!見えるよ!」
その少年は、とても感動してい
た。
それこそ涙を流しながら、自分の体を触り、私を眺める。
「落ち着きましたか?」
「……………うん」
あんな風に、笑いまくったのが始めてだったのか、気恥ずかしさを感じてしまったみたいでまた顔を下に向けてしまった。
それでも耳まで朱いのは黙っておこう。
「………お姉さんは一体誰なんですか?」
「…そうですね。まずそれを答えるなら、私の質問にも答えてくれますか?」
今思えば随分と卑怯な手を使ったと思う。
彼の心に勝手に土足で入り込んで、その上彼から情報を搾り取ろうとしているのだ。
……どうだろう。答えてくれるかな?と答えてくれないだろうと半分考えていたら………
「私は……■■■・■■■の無意識です。」
「…………ぇ?………■■■?・■■■?」
「ぁ……ごめんなさい……一から説明しますね。」
………どうやらこの子は、この夢の主から産まれ落ちた"無意識"らしい。
その為、この主を反映しているらしい。
「………それで貴方は、共感覚と言うわけですね?」
「………うん………私の見る世界は全部色で出来ています。人は、物は全て本来有りうることの無い色で。」
その子はまるでそれが当たり前のように、言っていた。
あの時した私の目とこの子の視界を共有した時に、この子が見ている世界を見てしまったが、お世辞にも綺麗な世界とは言えなかった。
シックで心落ち着くベージュ色が、白色が、薄茶色が、下品な朱、青………そんな色に変わっていたならば、それこそ本当の色を知っているのならば発狂物だ。
………この子には悪いことをしたなと思う。
今までの常識が見ていた世界が狂っているなんて、それこそ本当に心が壊れてもおかしくはない。
………私が守らないと………
「………私は"無意識"なので現実では会うことは出来ないんです。」
また少し時間が経った後、この子はこうポツリと溢した。
どうやら、この子の無意識じゃない生きている方とは感覚を共有はしているが、記憶までは共有出来ないらしい。
「………なら私が貴方を変えましょうか?」
「………それこそどうやって……?」
多分私はこの選択を一生悔いながら、最も最適な手段だと思い続けるだろう。
………最も簡単な手段。
夢が心の一番上っ面と言うなれば。
心の深層に触れて、その共感覚を緩める。
それこそ心の一番深層なんて自分でも分からない知りうることのない犯す事すら許されない絶対の領域。
今だって、私とこの子が居るのは心の一番上。
じゃあどうやってはいるか。
それは簡単な事。
"心の鍵を作る"
深層に直接繋がる心の鍵を作ってこの子を幸せにする。
例えそれが独善的で有っても偽善で有ってもいい。
この子が、泣かないで済むならば。
「………はい………宜しくお願いします。」
暫くの交渉において、この子は静かに首を縦に振った。
………さぁ。始めよう。一世一番の大仕事。
「………本当に良いんですね?」
「うん。お願いします……もうこれ以上主が困っているのを見たくはない……」
「………じゃあ入りますよ。」
手に作った、偽りの鍵。
それを彼に差し込んだ。
彼は不快感からか少し顔を歪ませるが、少し微笑んで声にならない声でこう一言言ってくれた。
"信頼してます。"
………心に入っていくなんてこんな感じだろうか?
自分の境界すら危うくなりそうな記憶と感情の波。
「………あぁ……そうなんですね。貴方も愛されたかったんですね。」
ながれこんでくる記憶。
病弱で、異端だった為親に疎まれた子。
病院に押し込まれ、ずっと窓から見ることしか出来なかった毎日。
妹が私を頼って……弱音を吐けなくなった自分。
「………貴方を私が愛します。……だから今は……私の内で眠っていて下さい。」
『『……うん。ありがとう。優しいヒト。』』
声が二重で聞こえた。
_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄__ ̄_ ̄
そう。それは一目惚れ等と言った恋では無かった。
皮肉にも、甘えたがりの少女が愛を求めたのが"甘えたがりの少年"だったのだ。
少女は、少年に庇護欲を求めた。
少年は少女に愛されるのを願った。
もはや兄妹、姉弟の絆では少年を救えない。
ならば……それよりも深い縁で。
だけど妹を名乗る不埒者達が厄介だ。
だから少し眠っていて下さい。
それが幸せになる未来だと、少女は確信しているのだから。
まあ簡単に言いますと、ホモ君は親からも蔑ろにされ、その上愛されていると思われた妹が自分にすり寄って来たので、あまりいい気分がせず。
そこに夢の中に入ってきた浪人生が彼を見て、愛されたいから愛して愛されたいと汚染されて……
じゃあ姉弟でも良いけれど今までが今までで少し恐怖感が混じった嫌悪感が有るしなぁ……
じゃあ夫婦で良いやん!
私も親にはあんまり良いイメージが無いし。
二人三脚で幸せになりましょ?
と言った感じですね。
一番ヤンデレ度が低いなぁ……(洗脳完了)
まさしくこれは一体誰が悪いのでしょうか?
ーーースキルーーー
女難B→A+
文字通り。彼はこれからも多くの女難に見舞われるだろう。
"退廃の美貌"→"絶対的な美貌"
これは言うなれば人間に必ずしも"美しい"と言う念を覚えさせるスキル。
簡単に言うと"無貌の怪物"の魅了版。