外伝マギアレコードRTA√男でワルプルギス間接的討伐   作:ネマ

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クロスオーバータグヨシ!
まさか前回の呪術の推しキャラ語りがこの伏線だとは思うまい……




if②+なおこれは本編と全く(ry

 

 

「「縁啝の杯の教会??」」

 

特級呪術師"五条悟"と"夏油傑"は突然自分の上司兼教師の夜蛾に呼び出され、一つ特級以上の任務をだしてきたのだ。

 

五条は今から特級案件にそして夏油は■■村の呪霊を祓いに行く数日前の話だった。

 

突然上層部から言われた任務として二人は不信感を顔に表すが、夜蛾は少し息を吐いていう。

 

「そうだ。怪しさと言うと時の器の会とほぼ同等だ。」

 

「「!」」

 

顔が歪むかと言うほど顔をしかめ、不快感全開な二人だがそれもこれも少し前の護衛任務が関係していたのだ。

 

五条悟は殺され、その後覚醒し殺し返した。また夏油傑は五条が殺した相手にコテンパンにされ、護衛していた子が死んだ。

 

しかもあろうことか、護衛していた子の命を狙う組織"時の器の会"はその護衛していた子の死体を見た途端に全員が満面の笑みで拍手をしたのだ。まるで死んでくれてありがとうと言わんばかりに。

 

そんな事もあってかこの二人にとって宗教はしばらく鬼門でも有ったのだ。

 

「で。今回もそう言う系?センセ」

 

「いや。違う。今回は逆に強奪だ。」

 

「「?」」

 

2人の頭に?が浮かぶ。

まあそうだろうなと夜蛾は噛み砕いて前の2人に解説する。

 

縁啝の杯の教会。

通称:杯の会は元はただの一宗教でしか無かった。がある時から零細化した小さな山村から7歳までの子供を買い取り、おかしな呪術を行っていると言うたれ込みが入ってきたのだ。

 

そしてあろうことか、それを見逃し数年前に子供の売買取引が行われてからおおっぴらの活動は行われていないのを見、沈静化したと思っていたが。

 

「…結界。しかも"幻覚""無意識"等の高度の結界が少なくとも数年前から維持されている。」

 

それも天元さまの結界強度にギリギリ押し負ける程度に抑えられている呪力の操作。

 

これを危険視した上層部はその結界の主を強奪するようにとのお達しが来たのだ。

 

「ちっ…胸糞悪ぃ…」

 

「………あぁ。そうだな。」

 

上層部の思惑としては、手に入れる結界師が強くある筈だから男なら種馬、女なら苗床だろう。

幼い頃に買い取ったと有るし、少なくともまだ刷り込みが効くだろうと言う事だ。

 

「だが。今回ばかりは違う。」

 

夜蛾は小さく呟いた。

もしその結界の主が呪術のじも知らない無垢な子ならば。もしそう言う理由が有るならば高専で"保護"し"経過観察"として行けるだろうと。

 

「「……!!」」

 

二人は顔を見合わせて、言いたいことを理解する。

つまり……もしもその結界の主が呪詛師改め、こちら側を知らずに実力行使しているのならば上層部に渡さないで済む理由が出来るらしい。

それを聞いて二人は全速力で駆けていった。

 

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[縁啝の杯の教会・最下層]

 

「………………………………」

 

祈る。

少年はただひたすらに祈り続ける。

 

縁啝の杯の教会と言う一般人、いや少なからず考えると言う力が有れば怪しいと思う所がある。

 

だがここの教会の最奥。

教会の中でも最も偉い人間しか居られない神聖な所に彼は居たのだ。

 

彼は生まれついた時から、ここで祈る事が当たり前であり、それ以外を知らないからだ。

 

突然だが、君たちはとある洋モノの映画をご存じだろうか?

とある少年Aが映画のセットの中で育ち、いずれここが造られた虚構だと気付く映画だ。

この映画の少年が違和感を抱いたのは、このセットと本に含まれる世界に対しての違和感だったりと有るのだが、その点"彼"は違った。

 

この縁啝の杯の教会が映画のセットだと言うなれば、彼は少年Aだろう。

ただしここが虚構だと気がつく事はほぼあり得ないだろうから。

 

故にその祈りに意味は含まれ無い。

彼はあまりにも"無垢"だから。

産まれてこの方、この暗闇の領域しかしらない。

"神の刻印"を持つものとして。

彼は永遠祈り続けるだろう。

 

「……お兄ぃ。」

 

「………お兄様」

 

祈る彼の天蓋下で、2人の少女が現れた。

そう。それは母胎。

将来"神の刻印"たる子を孕む事を約束されているこちらも無垢たる子。

 

「…………うん。」

 

縁啝の杯の教会。

その最奥。

最も位が高い人間と、永遠祈り続ける"神の刻印"たる少年。

そして未来を継ぐ少女達しか居ない、隔離された楽園で3人の少年少女は笑う。

 

それが続く筈だった。

 

_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄_ ̄

 

ある日の事。

神秘的と退廃的が入り交じる教会の最奥に、声を荒らげる一人の信者が入ってきたのだ。

 

「………御姿様!!……御姿様!」

 

「お兄様に。」「お兄ぃに。」

 

「「何の用で??」」

 

勿論、そんな信者と言う下の者に直接話し掛けるなどしてはならないと命じつけられている為、彼では無く、彼に最も近き少女達が応対する。

 

それでも、私たちと、彼だけの世界にそんな"異物"が入ってきたから、少女達の顔には不快感が隠せずに信者に問う。

 

「……はっ!。謎の二人組の侵入者が現れました。それに置きまして御姿様方には……」

 

「……あー邪魔。」

 

信者が謎の侵入者が現れた事に対して、御姿様と崇め立てられる彼らには逃げてほしいと伝えようとすると、後ろから信者の首を叩いて意識を落とした。

 

……即ち、侵入者とやらは、彼らの楽園に入ってきた本物の侵入者だったのだ。

 

誰よりもこの楽園を愛して止まない少女達にとってこれはあらゆる狼藉よりも不快で度しがたく、殺意を隠せない物だった。

 

「……一体。」「私たちの世界に」

 

「「何の様だ。」」

 

それでも侵入者の二人組は、小さく不敵に微笑んで話す。

 

「おーい。傑。警戒されてるよ。」

 

「さすがの呪力濃度だね。あれほどの結界が維持されているだけはある。」

 

その目の前の少女ですら眼中に無いような態度で奥に入ろうとするその侵入者に少女達は切れた。

それは見事に"怒り狂った。"

 

「…無視を!」

 

「するなぁ!!」

 

双子の少女の姉の方の生得術式は"結界陣術"。

緑色の結界を作り出し、結界内に入り込んだ呪力を持つものから呪力を搾取し、レーザーを打つことが出来る。

 

「……消えろぉおおおおお!!!」

 

少女が現時点で操れる結界。

総勢28基に及ぶ正方形から出るレーザーは夏油傑に当たるが、夏油はまた呪霊を呼び出し、多数対多数の数の争いにもつれ込んだ。

 

この二人から視点を外し、残った二人に視点を合わせる。

二人とも"多少は"声を交わす気が有るのか、少女は術式を練りながら会話を交わす。

 

「おーい。どうするのさ。君の片割れ。ウチの傑と争い始めたけど?」

 

「……問題ない。」

 

少女は一言呟くと共に、体に電気を纏い始める。

双子の妹の方の生得術式は"変換術式"。

 

呪力を電力に。電力を呪力に。

あらゆるエネルギーを呪力に変え、その反対である呪力をエネルギーに変えるある意味無限の呪力を持つ少女だ。

 

「……貴方をここで殺す。」

 

「へぇ。穏やかじゃ無いね。」

 

「………お兄様をお前ら何かに!」

 

少女は始めの一発である電気の云わば超強化したスタンガンを五条悟に流し込む。

 

だが五条悟は生得術式によって攻撃は通らず、悟の目の前でかき消された。

 

「……厄介。」

 

「いやー……マジか。」

 

悟は一撃で呪力ごと意識を落とすために、呪力を収集して放つ技の為に呪力を集めようとすると、呪力が思うように集まらず、周囲を六眼でよく凝らすと、少女達に呪力が集まるのに対して、侵入者である自分達には全くと言って良い程に呪力が集まってこなかった。

 

(きっとこの奥の御姿様とやらが原因だろうな……さて。蛇が出るか虎が出るか。)

 

五条悟と双子の妹は本格的な戦闘を始める。

悟は主に拳を使って、少女は見に纏った呪力を使って争いを始める。

 

「「……ハァハァ……」」

 

「……あー……そっちはどうだい?悟。」

 

「見たら分かるっしょ。呪力全部吸われる。使うだけ無駄だよ。」

 

少女達にとって、争い事はほぼ無かったに等しい。

その為に体力の問題点に突き進む。

それでも、呪力で無意識に強化している肉体は動くが精神面でもうそろそろ限界を迎えようとしてい

た。

 

限界と言う点ならば侵入者である二人も限界に近かった。

下手に呪力を使うと、ここが結界の最深部とも有ってか、呪力の流れが全くこちらに向かないし、使った呪力も、少女の術式で吸収される。

 

大技を使って、全部吹き飛ばして消しても良いが、それだと生きていられはしないだろうし、この奥に居るであろうお兄様とやらと本気で保護が難しくなる。

 

「……もう。」「さっさと!」

 

「「消えろ!!」」

 

少女達は最後の覚悟の一発と言わんばかりに、超弩級のレーザーを放った。

 

姉は呪力だけを制御して、50個近くの結界を作り出した。

妹は、周囲の大まか全てのエネルギーを、呪力に変換して、結界レーザーの照準を調整する。

 

その威力はかの五条悟の最強技である虚式"茈"ほどに威力は落ちるが破壊力はほぼ変わらないと言うレベルだ。

 

……勿論それほどの技を出すにはそろって条件が要る。

 

一つ。この空間が"無条件"に少女達に呪力の恩恵が向くようになっているから。

 

一つ。呪力を元より大量に持ち、凡そ千を越えるであろう呪霊を統べると言う特級から呪力を吸収出来たから。

 

一つ。少女達が幼少期の頃から"無意識"に結ぶ縛りが有るから。

 

……その3つの奇跡的な重なりが、少女達の技を完成させた。

 

「……これどうするかい?悟。」

 

「決まってるだろ!」

 

……まあ勿論。

この二人も腐った蜜柑から伊達に恐怖と畏怖を込めて呪術師最高峰の位である"特級"を関する呪術師である。

 

……瞬時の内に少女達に近付き、気絶させるなんて事は不可能では無いのだろう。

 

「……いやー強かった強かった。」

 

「将来有望だね。」

 

二人は、気絶した少女達を横に寝かせ、少女達が守っていた襖の内に入っていった。

 

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[最奥]

 

最奥の居城。

結界の中心部にして核にその少年は居た。

 

「……成る程。君がそうなのかな?」

 

少年は微睡むかの様に、私たちを胡座姿で迎えた。

その姿は細く、確かな神秘性を纏うかの如く私たちを迎えた。

 

「……はじめまして。侵入者様。」

 

「今回はどういったご要望で?」

 

ああ。

そうなのか。

"そうであれかし"とこの世に祈られた人はこうなるのか

まるでそのあり方は………

 

 





この後、再開した少年少女は幸せなキスとまぐわいをして終了。

この物語に出てこないからとぶちギレたみふゆとみたまが破り捨てたのでここまで。

続きはコメントで好評だったら。
(露骨なコメry)

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名前:■■

大体正体を察してはいるとは思うがそう我らが主人公にしてヤンデレ精製機であるアリナの兄の同位体か同素体。

今世では"縁啝の杯の教会"と言う邪教で御姿様をやっている。
それは特級呪物である"獣の杯"と言うのに適応してしまったが故の話。

物心付く前にこの教会に買われたので情緒も糞も無く、ただ祈り続けるだけの存在である。
双子の少女だけには気を許しており、家族の様に思っている。

生得術式は"構築術式"の一種であり、名前を付けるのならば"創造術式"。
構築術式の一種の為か銃弾作るだけでも大分クル術式だが、特級呪物の恩恵とそもそもの呪力の多さから、そんなに苦にはならなそうかなと。

もし戦うとなれば、杖を好んで使うだろう。

「……何故かしっくりくる。」

らしい。
緑色の髪の女の子が彼の後ろに居るとか何とか。

双子の少女

ミミナナ。
この世界線では、双子と言うことで生まれつき教会に売られ、御姿様の子を孕む事を約束されている孕女。

彼の事をお兄様やお兄ぃと親しんでおり、いずれは自らその役割を知るだろうとの事。

術式は"結界陣術"と"変換術式"
説明は文中に。
……はて。どこかで見た術だこと。



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