GBN:ダイバーズコンピレーション   作:X2愛好家

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憧憬への道


烈氷と強敵たち

『ウッキャァ!?』

「シッ!」

 

開幕したメガ粒子杯 バトルカイ。観衆が見守る中、続々と勝利と敗北が重なっていく予選。リバースブリザードガンダムを操るコドウもまた、三回戦まで駒を進め、今また勝ち星を一つ得ようとしていた。

 

『くうぅ・・・武器も持ってないクセにぃ!』

 

ランダムに選ばれるバトルフィールドから、コドウと対戦相手が引いたのは汎用・宇宙。見通しの良い宇宙空間に、一部デブリが漂うGBNでは一般的な戦場。その宇宙を必死に逃げ回っているのは、何やら生物的なシルエットの機体。それをコドウのリバースブリザードが追い掛けつつ、拳を繰り出している。

 

『ヒャアッ!こっ、ここは武道会じゃないんだぞぉ!』

「二回戦でも言われたよ!」

 

ズイウン・スバルのデルタカイだったか、と一瞬だけ思い出し即座に記憶の彼方へと投げ捨てるコドウ。リバースブリザードのデュアルアイから送られる映像で捉えたのは、【尻尾】が特徴的なガンプラ。

 

何を食べたらそんな思考に辿り着くのか、ザクⅡのリアスカートからデビルガンダムヘッドを思わせるパイプのようなユニットが伸び、その先端には手のようなモジュールが接続されている。その「手」のようなモジュールというのが───

 

「ディキトゥスとはな!」

『大当たりー!正解した君にはこれを贈呈してやるぜオラァ!』

 

ザクⅡからディキトゥスを生やした珍妙な機体。デブリ帯に差し掛かる直前で逃走を止め、リバースブリザードへ振り向いた。その手には円筒形の何かが握られていた。

 

「グレネード!?」

『ポイポイっとね!おかわりも食らえ!』

 

両手から投げ付けられたのは、ザクウォーリア等が装備しているハンドグレネード。リバースブリザードに向けて二発、予測回避先に二発、そして器用に宙返りしながら更に二発。

 

「チッ・・・猿みたいな奴だな!」

『ウキキッ!ガンダムゲーなんて常に申年だよん!そーれもう一丁っ!』

 

いったい何処に隠し持っているのか、次々とハンドグレネードを取り出しては投げ付ける猿ザク。曲芸じみた動きに翻弄され、コドウも間合いを詰められずにいる。しかも着弾爆発型の中に近接信管型のグレネードも混ぜているのが嫌らしい。爆風に押し出された先で着弾爆発型が直撃し、今までに無いダメージを負うリバースブリザード。

 

「くっ・・・」

『ニッシシぃ!バルカンの一つでも付けとくんだったねー!ばっははーい!』

 

最後っ屁とばかりに膝のマウントから抜いたビームマシンガンを掃射し、デブリの中へ逃げ込む猿ザク。背を向ける姿を爆発で揺れる中、確かに捉えたコドウ。大量の爆薬と投擲の手数が多い理由を同時に理解した。

 

「足にも手が・・・!それに、あのバックパックは」

 

なんと両脚部の足首から先がマニピュレーターに換装されているのだ。関節部もそれに合わせて可動域を広げているらしい。バックパックは通常のザクとは異なる形状をしており、何かを投下するためのレールが見えた。恐らくマインレイヤーの物を改造したのだろう。

 

「わざわざデブリ帯に・・・誘っているな」

 

機動性、運動性を活かすなら予想外の動きをするデブリ帯への突入は悪手だろう。だが一戦目、二戦目を「武器を持たずに拳法で勝利したダイバー」として警戒されているコドウに対しては最善策にすらなる。障害物が多いという事は、抜群の運動性を活かせず、目標に当たる前に岩塊等を抜いてしまえばその分威力も落ちる事になる。

 

(しかも曲芸ムーブに自信がある。水を得た魚、ジャングルに戻った猿か)

 

ザクの四肢全てを本来の人体以上に駆使し、アクロバティックに動いては爆薬を投げ付けてくる。【ゲームだからこその動き】を極めようとした賜物だろう。

 

(なら、俺も俺のやり方でやらせてもらう)

「雪花!」

 

『おっとぉ?あの氷の鳥かなぁ?残念だけど、あのサイズでも当たらない───』

 

「氷獄鳥!」

 

自身の得意なフィールドである、デブリ帯に突入してこないコドウへ挑発を掛ける猿ザクのダイバー。だが当のコドウは、そんな挑発お構い無しに必殺技のモーションをリバースブリザードに取らせていた。腰だめから突き出されたリバースブリザードの両手から、凄まじい冷気を纏った氷の鳥───雪花氷獄鳥が飛ぶ。

 

『せっかち───ウキャア!?それは聞いてない!』

 

発生の瞬間こそ「軽く避けれる」と余裕だった猿ザクのダイバーだが、飛翔した雪花氷獄鳥を見て慌てて上方向に機体を動かした。

 

そう、獄鳥は「両手で」放たれたのではなく、「両手から」放たれたのだ。

 

「誰が一羽しか飛ばせないなんて言った」

 

メガ粒子杯に向けての鍛練として行ったフリーバトル。フォース テイクイットイージーとの戦いで見せた【出力抑制・速射型】の氷獄鳥や、たった今放った【連射型】等、意外にも雪花氷獄鳥のバリエーションは豊富なのだ。

 

『アッキャッキャッ!?あっぶな───ぐへぇ!?』

「直線加速なら俺の方が速い」

 

一度真っ直ぐに飛んでから左右に分かれ、デブリを凍らせ、砕きながらデブリフィールドを一掃した雪花氷獄鳥。直感的に真上へ回避軌道を取っていた猿ザクは無事だったものの、即座に距離を詰めてきたリバースブリザードの拳が顔面に直撃した。

 

『ぬぐぐっ!まだ終わらんよぉ!』

「っ!」

 

殴られた衝撃で回転する猿ザク。だが本人が言ったように、やられっぱなしではない。尻尾のディキトゥスでリバースブリザードを掴みに掛かったのだ。真下から襲い来る巨大な手。コドウが取った行動は───

 

『つっかまえ・・・ありゃ?』

「読み間違えたな。伊達に格闘技はやってないんだよ!」

 

猿ザクと同じ【ゲームだからこその動き】。一瞬だけ前方向にブーストを噴かし、体捌きで戻す。スラスター等の人間に無い機関を持っているモビルスーツ、ひいては操作自由度の高いGBNだから出来た空間把握のフェイントである。

 

『ムキュゥ!あっ、そこはマズい───』

 

正面に戻ってきたザクの頭を掴んで膝蹴り。もう一周回転させた直後にバックパックへ貫手一発。一拍置いてバックパックに火花が散り、一瞬で全体へ火が回り派手に爆発した。

 

『ウッキィィィアァァ!!!カキィのビシュテングーがぁぁぁぁぁ!?!!?!』

 

最後まで猿のような奇声とテンションを崩さないまま、宇宙空間を彩る花火となった猿ザク、もといカキィというダイバーのビシュテングー。

 

【Battle Ended】

【Winner:コドウ】

 

「騒がしい奴だ・・・最近リバースブリザードの腕が壊れやすくなってる気がするな・・・」

 

激闘を制したコドウは、花火を一瞥してからロビーへの帰還を選択する。

 

格闘家である以上は仕方ないのだが、シャドウロールとの死闘で発現したアルファフィンガーや、今回の火薬庫への手刀など、愛機の腕が妙に壊れやすくなっている事を気にしていた。何か呪いでも掛けられたのだろうか。

 

 

▲▽▲▽▲▽

 

 

「分かってはいたが、やはり最後尾近くか。先着順じゃなくて良かったよ」

 

セントラル・ロビーへと戻ってきたコドウ。モニターに目を向ければ、自分以外のバトルは軒並み決着している。ギリギリ見掛けた映像はマスターガンダムがジャイオーンのビッグアームをマスタークロスで破壊し、ダークネスフィンガーで撃破した瞬間だった。恐らくアレが予選三回戦最後のバトルだろう。

 

「予想通り近接型が多いな。延々と引き撃ちされて判定負けも面倒だが・・・」

 

コドウの視線の先には一人の女性ダイバー。確かリンファとか名乗っていたか。アレンジされた八極拳の使い手で自信に満ち溢れた女、というのがコドウの抱いた第一印象。警戒すべき相手の一人でもある。そしてそのリンファの視線の先には三人組のダイバー達。

 

「次元覇王流・・・」

 

まさかこんな所で出会うとは思わなかった。鮮烈に刻み込まれた憧れの存在。その血を、技を受け継ぐ男が同じ戦場に立っている。隣のツインテールの髪型をしたダイバーも中々の強敵のようだし、今回のメガ粒子杯は荒れそうだ。

 

(我流は隠しておいた方が良いか)

 

蒼天紅蓮拳を筆頭とした我流・次元覇王流。元から少ない自分の手札は可能な限り伏せておきたい。今のところ雪花氷獄鳥が最も危険な技として警戒されているらしく、本選までそのミスリードを維持したい所だ。

 

ちなみにリンファが、次元覇王流を完膚なきまでに叩き潰すと発言していた事は勿論知らないコドウ。我流・蒼天紅蓮拳など使ったら変に絡まれる可能性があるので、手札を伏せる選択は正解と言えば正解である。

 

(最悪ブリザードクロスは切る事になるか。強化タイミングの読み合いになりそうだが)

 

などと考えているうちにインターバルが終わり、続々と愛機の元へ転移していく参加者達。コドウもリバースブリザードのコックピットへと自身を転送し、予選最終戦の開始を待つ。

 

「何にせよ、勝って進むぞリバースブリザード!」

 

 

▽▲▽▲▽▲

 

 

「嵐か・・・最後に外れクジを引いちまったな」

 

出撃ゲートから飛び出し、降り立ったのは草原地帯。だがよりにもよって天候は最悪の荒天。豪雨が機体表面を叩き、雷鳴も響いている。視界が悪く、相手を見失いやすいという点では狙撃手とコドウを含めた近接戦闘特化には辛い場所だ。

 

『やっと来ましたね。ジブンの獲物が』

「む」

 

リバースブリザードの正面から歩いて来る一機のガンプラ。原型がいまいち分からないが、ガンダムタイプという事だけはハッキリしている機体。その背中には白いコーンのような部位───GNドライヴが装着されている。

 

『ジブンを待たせたのです。少しは楽しませてくださいね?とは言っても制限時間の間に倒れてくれれば良いので、退屈させない程度に抵抗して墜ちてください』

「注文が多いな。それにまだ始まってもいないのに、待たされた、等と言われてもな」

『勝つ事が決まっているのに、余計な間を挟まれるとイライラすると思うんですけどね』

 

正気か?と言いたい所だったが、映像通信で見えた相手の顔を見て言葉を飲み込む。【本気でそう思ってる奴の顔】をしていたからだ。他者から見れば狂気そのものの思考も、彼女からすれば【それが普通】なのだろう。

 

『ジブンはランセ。一応よろしくどうぞ。あぁ、そちらは名乗らなくていいですよ?負かした相手の事なんていちいち覚えないので』

 

どこまでも傲慢なランセというダイバー。他人をイラつかせる事に関しては天才的な性格をしているようだ。だが、三戦を勝ち抜きここまで駒を進めているのも事実。実力があるからこそ、ここまでの物言いが出来るのだろうか。

 

(一度も負けを知らずにいたら、俺もこうなっていたかもしれないと思うと肝が冷えるな)

 

相手を挑発して冷静な思考をできなくさせる目的もあるだろう。この手のダイバーに対してどう出るべきか、コドウは既に答えを持っている。

 

【Gunpla Battle SET READY───】

 

「コドウだ。対戦よろしく頼む」

『・・・ふぅん』

 

【Battle Start】

 

あくまでこちらは真摯に。お前のペースには乗らないと言外に含ませて、最大限の意趣返しに成功した。

 

「っ!」

『気が変わりました。あなたは・・・しゅんころ、しちゃいますね』

 

一瞬の踏み込みから突きに繋げるランセの機体。油断なく構えていたコドウは、ギリギリの所で回避行動を取れた。

 

「太刀か!」

『ほらほら早く当たってくださいよ。それともビビっちゃいましたか?』

 

喋っている間に何度も振るわれる鋭利な刃物。恐らくはバルバトスが使用していた物だろう。乱雑に振っているように見えるが、【見】に入ったコドウには太刀の狙いとランセの技量が見て取れた。

 

(斬撃は関節、突きは首か腹を正確に・・・)

 

劇中の三日月とは違い、明確に狙うべき場所を狙っているランセ。ムーブに支障をきたす腕の関節、または斬り落とす事で視界を奪える頭部の接続部である首かコックピット判定で致命傷になる腹部。

 

(実力は本物か!)

 

『粘り過ぎ・・・です!』

 

傷を負わないコドウに対して、更なる苛立ちを募らせたランセが膠着状態を強引に動かす。再びリバースブリザードの腹部を突きで狙ったのだ。極短時間の集中で疲労したのか、狙いが甘い切先───

 

(違うっ!)

「くっ!」

 

『チッ』

 

間一髪、腕を持っていかれる所だった。突きを囮として回避させ、その先で別の斬撃に派生する二段構えの攻撃だったようだ。今回は突きからの斬り上げで両断するつもりだったらしく、脇を開けて突きを避けたコドウはかなり危なかった。咄嗟に左腕を閉じつつ、太刀を持っている手を外側に弾いた事で難を逃れた。

 

『面倒ですねぇ。今までの人は得意気に避けて、マヌケ面晒しながら負けてったんですけど』

「俺も似たようなフェイントは使うからな。それに戦果無しって訳じゃないぞ?ほら」

 

よく見ればリバースブリザードの左腕、塗り潰されたクリアパーツ部分が僅かに欠けている。ギリギリの攻防だった為、完全には避けきれなかったようだ。

 

『・・・倒せなきゃ意味無いんですよ』

「そうだな」

『あー、挑発のつもりですか』

「そうなるな」

『性格悪いって言われません?』

「お前ほどじゃないな」

 

「・・・」

『・・・』

 

「シッ!」

『ふっ!』

 

沈黙、次いで激突。上からの振り下ろしを避け、腹部にボディブロー。仰け反ったランセの機体に追い打ちを掛け、ダメージを蓄積させようとするコドウだが───

 

『痛い・・・ですねぇ!』

 

更なる攻勢に出たコドウを止める一撃。左手でリアスカートから抜き放ったらしきビームサーベル。それで斬り上げ、カウンターを狙う。

 

「遅い!」

 

サーベルを持った手の方向へステップさせ、回避しつつ手首を殴打しサーベルをはたき落とす。流れるような一連の動作は、コドウがここまで積み上げてきた技と思いの結晶か。

 

『あぁもう面倒くさい!』

 

弾き飛ばされたビームサーベルを拾いには行かず、やや雑な蹴りで距離を取るランセ。相手を観察し、一手一手を潰す【後の先】のスタイルに変えたコドウはそれを無闇に追おうとせず、ランセの思惑に乗って一定の距離を保った。

 

『余裕ですねぇ・・・それが命取りですよぉっ!』

 

相変わらず風雨が酷いが、放出されているGN粒子のお陰で、後退したランセ機の位置は掴めている。うっすらと浮かぶランセ機のシルエットが、何かの射撃武装を構えているのが見えたコドウ。実弾だった場合、拳撃や蹴りで逸らせない為に回避を選択する。

 

「ビームガン?これなら防御で良かった───」

『でぇぇぇやぁぁぁぁ!!!』

 

距離を取ろうとしていたはずのランセ機が、リバースブリザードに向けて急加速した。その左手に鋭利な刺突武装を構えながら。

 

「どこから持ち出したのかっ!」

『なっ』

「知らないが!」

 

敢えて前に出るコドウ。槍のような武装を右手で抱き込むように無力化し、超至近距離で銃口を向けてきたビームガンは初弾が背中を掠めたが、二射目を撃たれる前に左腕の肘打ちで弾き飛ばす事に成功する。

 

『ぐっ、このっ!離せっ───かはっ!?』

「離したぞ」

 

槍を解放しつつ膝蹴りを腹部に叩き込む。クリーンヒットし、ランセにまで衝撃が行った瞬間、更なる攻勢に出る。

 

「っ!シッ!っツァッ!」

 

人間にとっての「こめかみ」、側頭部に右手刀の強烈な一撃が入る。デュアルアイの左側が砕け、よろめくランセ機に追撃の左手刀。今度は首右側に打ち込まれ、関節が悲鳴を上げる。ダメ押しの一発として左脇腹を切り裂くように締めの手刀。脾臓打ちである。

 

『こ、んな・・・奴にぃっ!』

 

「むうっ!」

 

破れかぶれになったのか、右手で引き抜いたもう一本のビームサーベルで斬りかかってくるランセ。太刀の時とは違うお粗末な振りに前蹴りで答えるコドウ。突き刺すような蹴りをもろに受け、ランセ機は動きを止めてしまう。そして───

 

「せあっ!!!」

 

引き戻した脚を接地させ、一瞬で間合いを詰めるコドウ。先の三連手刀の最後に着けた損傷部位に貫手を突き入れ、ランセ機にトドメを刺したのだった。

 

『そんな・・・ジブンが、こんな・・・!』

「剣の腕は良かったよ。だが、近接戦闘には俺も自信があってね」

『くっ・・・いつか、いつか!お前を倒してやる!』

「望むところだ。それと、俺の名前はコドウだ」

 

【Battle Ended】

【Winner:コドウ】

 

片側が砕けたデュアルアイから光が失われ、データの塵となって消えていくランセの機体。システム音声がコドウの勝利を告げ、本選への切符を手にしたコドウはセントラル・ロビーへの帰還を選択するのだった。

 

 

▲▽▲▽▲▽

 

 

『───トライバーニングガンダムのカスタムモデル、リバースブリザードガンダムを使う新進気鋭のダイバー「コドウ」はんでっせ!』

 

「やはり最後か。本当に先着順じゃなくて良かったよ」

 

ミスターMSとかいう実況役が俺の本選出場を高らかに告げる。予選の相手は皆、個性的で強敵だったな。

 

一回戦で当たったのは2丁持ちのマシンガンに二刀流のビームダガーが印象的な「ブレッド・リッパー」というピクシー乗り。陽気な兄貴分みたいなノリで気持ちの良い相手だった。そういやGBNでパン屋をやってるから食べに来いとか言ってたな。ダイバーネームの如く切り裂いたパンでも売ってるのだろうか。

 

二回戦はズイウン・スバルのデルタカイ。勝つには勝ったが、雪花氷獄鳥を切らされるのは予想外だった。自分の中に傲りがあった証拠だ、慢心は捨てないとな。

 

三戦目は野猿・・・じゃなくて猿みたいなザクに乗った猿みたいな女・・・結局猿だな。コンセプトとテンションは真似できそうにないが、あのアクロバティックなムーブは面白い。参考にできる部分は参考にさせてもらう。

 

そして最終戦。ランセと名乗った女ダイバー。恐らく、自分のペースを掴み続ければ無敵というタイプだな。だが今回のように一度崩されると脆い。向こうの油断もあって、目立った傷も無く突破できた。問題は今後フィールドで不意打ちに注意しなければいけない事。まぁ、本人に言ったように望むところだが。・・・そういや、ゼットもこんな風に狙われてたのか───

 

『おっと、これはぁ!?』

 

「む」

 

どうやら本選の対戦表まで進んだらしい。残っているダイバーは全員、互角以上の勝負になるだろう猛者達。一戦目の相手は誰だ。

 

「・・・奇跡か、運命か。何にせよ───」

 

【本選Aブロック一回戦】

 

【Diver Name:ユウヤ】

【GUNPLA Name:ストライクガンダム焔】

 VS

【Diver Name:コドウ】

【GUNPLA Name:リバースブリザードガンダム】

 

「全力で行く・・・!」




血脈に刻まれた

【ブレッド・リッパー】
予選一回戦の対戦相手。乗機はピクシー。
コドウの印象では「陽気な兄貴分」と評された。
趣味のパン作りをGBNでもやっているらしく、個人でパン屋を始めた。

【カキィ】
予選三回戦でコドウの対戦相手となったダイバー。布系の動きやすさを重視した衣裳を身に纏うスポーツ女子……と言えば聞こえは良いのだが実際は野猿もかくやの野生児系女子。ヘソや太腿などを露出した衣裳なのだが、猿のような奇声と落ち着きの無さから色気は皆無。
操縦技術は高いが、直感任せ経験任せの感覚派な為、誰かにコツを教えるなんて夢のまた夢。

【ビシュテングー】
カキィの愛機。元ネタはクロスボーン・ガンダム DUSTに登場したミキシングMS「オーテングー」。だが名前程度しか繋がりは無く、どちらかと言えばスカルハートに登場した「バルブス」の改造機。四つ足のナックルウォークなら歩行可能、ゲルググ用ビームライフルではなくギラ・ズールのビームマシンガンを装備、バックパックはマインレイヤーの物にカバカーリーのビームリングコンテナとサザビーのファンネルラックを組み合わせたスクラッチ品、などカキィの好みで大幅にカスタムされている。
特に目を引くのが、後腰部から伸びる多節ユニットで接続されているMA形態のディキトゥス。重力下でも本体を持ち上げて支えた状態で保持できる程の強度を誇る。その運用方の都合上、可変機構はオミットされ、頭部ユニット位置を中央に変更し残りの指を均等に四方向へ伸ばすという改造がなされている。

【ランセ】
コドウの予選最終戦の相手。誇張無しに今まで一度も敗北した事が無かったが、コドウに黒星を付けられリベンジを誓うようになる。
格闘寄り万能型といったタイプで、特に実体近接武装の扱いが得意。
傲慢のレベルにまで達した自信家。こちらも誇張無しに他人の名前を覚えておらず、「ジブンに負けた相手の事なんて、いちいち覚える必要が無い」という考えを持っている。覚えている名前はお節介なマギーと、頂点に位置するクジョウ・キョウヤ。今回の一件でコドウの名前も心に刻んだ。
ダイバールックは線の細い女性。リボンズと同じマイスター・イノベイター用のノーマルスーツを着用している。

【0ガンダム・改】
ランセのガンプラ。名前の通り0ガンダムをベースとしているが、別キットのパーツ追加・換装でシルエットが変わっており、一見して0ガンダムとは分からない。
バルバトスの太刀や対艦ランスメイスの装備、エクシアのリアアーマー追加によりGNビームサーベル(ダガー)も使用可能など戦闘能力が向上している。
劇中では、ビームガンと対艦ランスメイスは出撃直後のポイントに置き、雨で隠してコドウの前に現れた。ファーストアタックで仕留め切れなかった時の保険として用意していた。


【ゲスト出演・コラボレーション 出典:守次 奏 様】
:ユウヤ&ストライクガンダム焔
:リンファ
:ズイウン・スバル&ガンダムデルタカイ
:マスターガンダムのダイバー

改めて感謝を。
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