「ルータム人間界に行くわよ!!」
ヴァーリ達と再開し数日たったある日リアスが突然ルータムの部屋に入って来て人間界に行くと言ってきた。
「突然どうした?何かあったのか?」
「実はこの前悪魔の駒(イーヴィル・ピース)をお兄様から頂いたのよ」
「それで眷属を集める為に人間界に?」
「そうよ」
「で、俺に足と護衛しろと?」
「そうよ」
「はいはい、仰せのままにお姫様」
といい頭を下げた。
ルータムとリアスはこの前の事からよく一緒にいる。
「何処に行くんだ?」
「そうね・・・今度私が管理する駒王町なら何処でもいいわ」
「分かった」
ルータムは右手を前に出し2人分入る空間を作り、左手で時間を入れ、座標を駒王町にセットした。
「行くか」
「ええ」
そう言い2人は自然に手を握った。
駒王町
「さて着いたが何処にいく?」
「そうね・・・」
何処に行くか話していると近くの神社に結界が張られたのを感じた。
「これは結界か?あっちの神社からだな」
「キャアアアアアア!!」
「!?急ぐわよルータム」
「ああ!!」
結界が張られた神社の方を向くと悲鳴が聞こえて来て2人は急いだ。
「リアス捕まれ結界を通り抜けるぞ」
「分かったわ」
ルータムは空間を作り結界を通り抜け神社に入っていた。そこで見た光景は大勢の男達が、女性とその子供と思われるルータム達と同じ歳位の少女に向かって刀を構えていたところだった。
「その子供を渡せ!その穢れた血を受け継ぐ子供は始末する!!」
「嫌です。この子はあの人との大切な娘なのです!」
「ならば親子共々あの世に送ってやろう、死ね!!」
男は刀を振り下ろした。
「ギャア!」
刀を振り下ろした男の耳には悲鳴が聞こえてきた、聞こえて来た悲鳴は目の前にいる親子のものではなく、仲間の男の悲鳴だった。
「どうした!何があった!?」
「背中が斬られた・・・」
「何だと?」
他の仲間の言葉に斬られた男は答え、刀を振り下ろした男は親子と自分の刀を見た。親子には傷一つついてないのに刀は血に濡れていた。
「どうなっているんだよ!」
「知るか俺が聞きたいよ!」
あなりの現象に男たちは冷静さを失くしていった。
「大人数で女子供を襲うとは呆れる」
突然その場に第三者の声が響き渡った。
「だから消えろ」
その声を聴いたのを最後に男たちは死んだ。
「大丈夫か?」
ルータムは親子の前に現れ大丈夫か聞いた。
「はい。危ない所を助けて頂きありがとうございました。ほら朱乃もお礼を言って」
「ありがとう、私とお母様を助けてくれて」
「気にするな。もう出て来てもいいぞリアス」
「本当に一瞬で終わったわね何をしたの?」
「空間を通して斬っただけだ」
「やっぱり貴方の力は出鱈目ね」
「あの貴女は?」
リアスの登場に女性はリアスに聞いた。
「私はリアス・グレモリー。悪魔よ」
「じゃ彼も・・・」
「ああ、俺は・・・」
「お前!朱乃!無事か!!?」
ルータムが自己紹介をしようとすると突然の大声で遮られた。
「アナタ!」
「お父様!」
「おお無事だったか。ん?おおルータム君じゃないか!」
「お久しぶりです。バラキエルさん」
仲良く会話する2人にリアスと朱乃と母親は固まった。
「ちょっとルータム!バラキエルってまさか・・・」
「おう、堕天使幹部のバラキエルだ。昔アザゼル兄さんとよく俺の面倒を見て貰ったんだ」
「アナタまさかこの子が?」
「ああ、フランディ家最後の希望のルータム君だ」
ルータムはリアスに、バラキエルは朱璃に説明した。
「所でルータム君は何故ここに?」
「リアスがサーゼクス兄さんから悪魔の駒を貰ったから、眷属を集める為にこの町に来たんだ。結界が張られたのと悲鳴が聞こえて慌ててここに来たんだ」
「そうか。ありがとう妻と娘を助けてくれて」
「気にしなくっていいよ。見過ごせなかったから」
ルータムがバラキエルと話している近くでリアスは朱乃に声を掛けた。
「ねぇ貴女、私の眷属にならない?」
「私がですか?」
「ええ、貴女がいいわ」
リアスは朱乃を眷属に誘っている。ルータムは見守り、バラキエルと朱璃は娘がどのような選択をしても受け入れようとした。
「私悪魔になる」
「朱乃本当にいいんだな?」
「はい。いまの私ではお母様は守れません。でも悪魔になって強くなってお母様もお父様も守って見ます」
バラキエルの言葉に自分の意志を伝えた朱乃はリアスの方を向いた。
「私を貴女の眷属にして」
「ええ、貴女にはこれが良いわね」
リアスは女王(クイーン)の駒を出した。
「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、姫島朱乃よ。いま我の下僕となるためその魂を我に預け悪魔と成れ。汝、我が『女王』として、新たな生に歓喜せよ!」
朱乃の胸に『女王』の駒が入って行った。
「調子はどうかしら?」
「ええ良いわ」
そう言い悪魔と堕天使の羽を出した。
「これからよろしくね朱乃」
「ええ、よろしくリアス」
早速リアスに眷属が出来た。朱乃は後に『雷光の巫女』という二つ名を持つことになる。