ハイスクールD×D 異世界人達の王IF   作:マスターM

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旅立ち

あれから五年の月日が流れた。ルータムは日々修行の時を過ごしていた。11歳の頃にリアスの親友のソーナ・シトリーと出会い同じ歳に森で修行していたサイラオーグ・バアルと出会う。

 

出会い頭にサイラオーグから手合わせを申し込まれルータムは能力を使わず純粋に自身の力で戦った。結果はルータムの勝利で終わったがサイラオーグは再戦を申し込んで来て翌日また戦う事になった。その日から一ヶ月はサイラオーグとの手合わせをしいつの間にか意気投合していた。そして何時かレーティングゲームでお互い全力で当たろうと約束した。

 

13歳の時にディオドラ・アスタロトと出会い彼のしてきた事に対して怒りボコボコにした。その時心を入れ替えるなら兄であるアジュカ・ベルゼブブに報告しないと言うとその場で土下座しルータムに許しを請うた。

 

14歳の時にはシーグヴァイラ・アガレスと出会う。その時偶々買って来たガンダムのプラモを目撃させ、目を輝かせながらガンダムについて語らされた。後日暴走したことを謝りにルータムを尋ねた。その時にリアスとも出会う。

 

 

 

そして15歳・・・

 

 

 

「ルータム君これを」

 

サーゼクスはルータムに白銀の悪魔の駒(イーヴィル・ピース)を渡した

 

 

 

「遂にこの時が来たな・・・」

 

そう今日ルータムは異世界に行き眷属を集める旅に出るのである。見送りに四大魔王とグレイフィア、リアスとその眷属、ソーナ、サイラオーグ、シーグヴァイラ、黒歌と妹であるインとヨウ義弟ヴァーリと大勢のヒトが集まった。

 

 

「「お兄ちゃん!!」」

 

インとヨウに関してはルータムに抱き着いて離れようとしない。

 

 

 

「イン、ヨウ俺は大丈夫だ。3年以内に必ず帰ってくる。だから待ってって欲しい。約束だ」そう言いルータムは左手の小指を2人に向けると2人も小指を絡ませ指きりをした。

 

 

 

「ヴァーリ俺が留守の間リアスを頼む」

 

ルータムとリアスは半年前から許嫁となった。出会った時からお互いに気があったが中々言い出せずにいたが半年前にルータムがリアスに異世界に行き眷属を集めると言った後に告白した「リアス。俺はお前の事が好きだ!だから異世界から帰ってきたら結婚を前提に付き合ってほしい!!」と言いリアスの返事は勿論OK。

 

 

 

「任せて義兄さん。義姉さんは俺が守って見せるよ」

 

ヴァーリは胸を張って答えた。

 

 

 

「黒歌ヴァーリを頼んだ(アザゼル兄さんが余計な事を教えていたらメモしといてくれ)ヒソヒソ」

 

 

 

「任せるにゃ!(分かったニャ。しっかり監視しておくニャ)ヒソヒソ」

 

黒歌にヴァーリの事(アザゼルによる間違った方の監視)を任せた

 

 

 

「・・・ルータム」

 

 

 

「リアス大丈夫だ必ず帰ってくる。俺を信じてくれ」

 

 

 

「そうね貴方なら大丈夫ね。でもこれを」

 

リアスが取り出したのは紅色のネックレスだった。

 

 

 

「私とお揃いよ」

 

リアスの首には白銀のネックレスがかかっておりペアルックだと分かった。

 

 

 

「ありがとうリアス。これは俺の宝物にするよ」

 

ルータムもネックレスをかけた。

 

 

 

「そろそろ行くよ。皆3年程待ってて」

 

 

 

「ルータム!!」

 

ルータムが空間を作り入ろうとしたらリアスに呼び止められて振り向くとキスされた。

 

 

 

「いってらっしゃいのキスよ。私のファーストキスなんだからしっかり責任とってもらうわよ?帰ってきたら貴方からお帰りのキスをしてね」

 

 

 

「ああ、必ず帰って来てお帰りのキスをしてやるよ」

 

そう言いルータムは空間に入っていた。

 

 

 

「行ったか・・・」

 

 

 

「大丈夫だよサーゼクスちゃん。ルーちゃんなら立派な眷属を連れて帰ってくるよ☆」

 

 

 

「お姉様と同じです」

 

一同は思った事を言いルータムが立派になり帰ってくると信じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前誰だ?」

 

空間に入り彷徨っていると、目の前に幼女が現れた、ゴスロリのような服で前が全開で胸の所はテープの様な物で×に張っていた。

 

 

 

「我オーフィス、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)」

 

 

 

「あの龍神かよ・・・俺はルータム。ルータム・フランディだ。俺に用か?」

 

 

 

「我、グレートレッド倒したい。ルータムの力貸して欲しい」

 

 

 

「グレートレッドって確か、真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)だったよな?何故グレートレッドを倒したいんだ?」

 

 

 

「我、静寂が欲しい。グレートレッド、倒して静かに眠る」

 

 

 

「勿体ないな」

 

 

 

「??」

 

 

 

「オーフィスこの世界には楽しい事が沢山あるんだ。眠ってばかりじゃ勿体ないだろ?」

 

 

 

「?我分からない」

 

 

 

「なら俺と一緒に行動するか?俺は今から異世界に行き眷属を集めるんだ。その旅でお前に教えてやるよ、楽しい事や面白いもの、美味しいもの、どうだ?」

 

 

 

「うん、我ルータムについて行く」

 

 

 

「よし、これからよろしくな!」

 

 

 

「うんよろしく」

 

ルータムはオーフィスと握手して異世界に向かった。


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