鬼滅の刃 清めの音(ね)を持つ鬼   作:レイファルクス

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アフターストーリー 8話

 

 

鬼屋敷に大樹たちが戻ってから数日後、空にオーロラカーテンが開いた。そこから『白を基調とし、所々に赤色がある列車』が線路と一緒に現れ、更に『銀色の巨人のような絡繰』が現れた。

 

 

『列車』と『巨人』は鬼屋敷の前を通過すると、何処かへと消えていった。通過した所を見ると、そこには先程まで人はいなかったのに、"二人の青年がいた"。

 

 

「どうやら無事に着いたみたいだね」

 

 

青年の一人、『常磐(ときわ) ソウゴ』が背伸びしながら言った。

 

 

「随分と長い旅だったね」

 

 

もう一人の青年、『野上(のがみ) 良太郎(りょうたろう)』が旅の感想を言った。

 

 

「確か鳴滝って人の話では、"鬼屋敷(ここ)にいれば迎えが来る"って言ってたけど…❓」

 

 

実はこの二人、大樹に応援を頼まれた『仮面ライダー』であった。

 

 

「お前らが先に着いたか」

 

 

ソウゴが辺りを見回していると、鬼屋敷の門から士が現れた。

 

 

「「士さん❗」」

 

 

「久しぶりだな。ここで立ち話も何だから、屋敷に入ろうか。紹介したい奴らもいるしな」

 

 

士に促され、良太郎とソウゴは鬼屋敷へと入っていった。

 

 

 

 

……

 

 

………

 

 

「やぁ士、最初は誰が来たんだい❓」

 

 

「この二人だ」

 

 

大樹に質問された士は後ろにいる良太郎とソウゴを親指で指した。

 

 

「なるほど、『電王』と『ジオウ』か。ようこそ」

 

 

「「お邪魔します」」

 

 

「邪魔するなら帰ってや~」ヒョコッ

 

 

「「は~い」」クルッ

 

 

良太郎とソウゴは踵を返す。

 

 

「「って、ちょっと待て❗」」グルリ

 

 

だが二人は振り返りながら揃って突っ込みを入れる。

 

 

「風鬼、そのやり取りは止めろと言った筈だ」ガシッ

 

 

士は風鬼の頭を鷲掴みにし、力を込める。

 

 

「いやぁ~、あぁ言われるとこう返したくなるって言うか、あの、段々力込めてません❓頭がミシミシ音がするんですが…」

 

 

「そりゃあ力を込めているからな」ミシミシッ

 

 

「いやちょっと、ホントに止めて❗頭、頭割れちゃう❗中身、中身が飛び出ちゃう❗」

 

 

「ギャアアアァァァ~~~❗❗❗」

 

 

 

 

……

 

 

………

 

 

「………」チーン

 

 

風鬼は士に倒された。

 

 

「まったく、悪ふざけが過ぎるぞ」パンパン

 

 

士は手を叩きながら愚痴をこぼした。

 

 

「それで士さん、紹介したい人ってどなたですか❓」

 

 

良太郎が話の"路線を切り替える"ために士に質問をした。

 

 

「ん❓あぁ、ソイツは居間の一室にいる。案内するからついて来い」

 

 

士は風鬼を放ったらかしにして二人を案内した。

 

 

 

 

……

 

 

………

 

 

士たちは鬼屋敷の一室の前に到着すると、士はその部屋の襖を軽くノックした。

 

 

「炭治郎、士だ。今大丈夫か❓」

 

 

『士さん❓どうかされました❓』

 

 

「増援の"一部"が来たんで紹介したい。入ってもいいか❓」

 

 

『分かりました。どうぞ』

 

 

炭治郎の許しを得て士はその部屋の襖を開けた。そこには自分の妻たちや子供たちと戯れる炭治郎がいた。

 

 

「取り込み中だったか❓」

 

 

「大丈夫ですよ。それより、後ろにいる方々は…❓」

 

 

「紹介しよう。今回の協力者の一部、『仮面ライダー電王』の野上良太郎と『仮面ライダージオウ』の常磐ソウゴだ」

 

 

「僕が野上良太郎、『仮面ライダー電王』です」

 

 

「俺は常磐ソウゴ、最高最善の魔王『仮面ライダージオウ』です」

 

 

士に促され、良太郎とソウゴは自己紹介をした。

 

 

「はじめまして、この屋敷の主の竈門炭治郎と言います。またの名を音撃の戦士、輝鬼と言います」

 

 

炭治郎も二人に習って自己紹介をした。

 

 

「士さん、『音撃の戦士』って…」

 

 

「あぁ、コイツは『この世界で生まれた仮面ライダー』だ」

 

 

ソウゴは士の方を向いて質問をすると、士はあっさりと答えた。

 

 

「それにしても、綺麗な女性が沢山いますね。どうですか❓この後、僕と一緒にお茶でも…」

 

 

「ウラタロス、ナンパをするな。それにソイツらは炭治郎の妻だ。そんなこと炭治郎が許す訳無いだろ」

 

 

良太郎がカナヲの手を握りながらナンパをしていると、士が良太郎の"正体"を暴露し、更にはカナヲたちは炭治郎の妻であることを明かした。カナヲはいきなり手を握られたことにびっくりして硬直していた。

 

 

「えぇっ、彼、こんなにも綺麗な女性と結婚したの❗❓それも四人も❗❓」

 

 

士の暴露に良太郎(ウラ)では無く、ソウゴが驚いていた。

 

 

「綺麗だなんて…、常磐さん、ありがとうございます。それと野上さん、何時までカナヲの手を握っているのですか❓」

 

 

しのぶはソウゴが言った言葉を素直に受け止め、良太郎(ウラ)には怒りの眼差しを向けた。

 

 

「ここ最近、女性に触れるのご無沙汰でね。少しでも堪能したいから」

 

 

良太郎(ウラ)がそう言うと

 

 

「でしたら、私の"実験"に付き合って下さいな。今炭治郎君が"浮気をした時"用の薬を開発していまして、その被験体を探している所でしたので」

 

 

「ごめんなさい」

 

 

良太郎(ウラ)は目にも止まらぬ速度で握っていた手を離し、土下座した。ここでもしのぶの"魔蝶の女"が発揮された。

 

 

「しのぶさん、俺が浮気なんてしないの分かってるじゃないですか。それとも、"まだ"足りないですか❓」

 

 

炭治郎はしのぶの手を握り、嗜めた。

 

 

「そうですね。炭治郎君が私たちを棄てるなんてあり得ませんもんね。それに、私たちは欲深いんですよ❓今以上に愛して下さいね❓」

 

 

しのぶは炭治郎の手を握り返し、自分の頬に持ってくるとそのままスリスリと頬擦りした。すると硬直から復帰したカナヲが

 

 

「炭治郎…、私にもして…❓」

 

 

良太郎(ウラ)に握られた手を差し出した。炭治郎はしのぶから手を離し、カナヲの手を握る。しのぶは名残惜しそうな顔をした。

 

 

「驚かせてすまない。あの助平(ウラタロス)には俺たちからきつく言っておく」

 

 

「全くですよ❗いきなり手を握るなんて、何考えてるんですか❗❓」

 

 

士の謝罪にアオイが怒りを露にした。

 

 

「因みに言っておくが、ナンパしていたのは『ウラタロス』と言う良太郎の"仲間の一人"だ。怒るなら、良太郎自身じゃ無くてソイツを怒ってくれ」

 

 

士は然り気無く良太郎のフォローをしていた。

 

 

「仲間の一人と言うことは、他にもいらっしゃるのですか❓」

 

 

士のフォローの中にあった言葉にかなたが反応し、質問をした。

 

 

「あぁ、いるぞ。見た目が物語に出てくる鬼とかな。性格も二癖や三癖ある奴らばっかりだ」

 

 

士の説明にしのぶたちは『そんな人たちが仲間で大丈夫なんだろうか❓』と思っていた。

 

 

「安心しろ。癖はある奴らだが、いざと言う時には頼りになる連中だ」

 

 

「「「「「心の中を読まないで下さい❗」」」」」

 

 

士の読心術に竈門夫妻は一斉に突っ込みを入れた。

 

 

 

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