公園でデートとか、そんなに時間持たないから! 話すこととかそんなにないから! 出来る人はモテるんだろうな、とは思う。
シャルは興味津津だけど、むっつりなタイプ(確信)
第十五話
特に複線のなかった重大な事件をあったという前提で話が進む! でも特にこの先に関係ない話だから全く触れないぜ、HAHAHA! 今夜も一夏のエロエロビームがヒロインを襲う!
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特訓に関しては後回しだ。とにかくISを用意することを考える必要がある。現状の白式では太刀打ちできないのは明白なのだ。
「それだとやっぱり、束さんに接触するしかないな」
そう考えると、数に頼るしかないのだろうか。そうこう考えている内に意識が次の世界に引っ張られる。
柔らかな日差しが緩やかに意識を覚醒させていく。とある公園で昼寝をしていたようだ。
「おはよう、一夏」
「……おはよう、シャル」
寝る前からそうだった気憶はないのだが、何時の間にやら膝枕をされている。彼女の太腿は適度に柔らかく、視線を真上に向けると少し顔が隠れる程度である。
「足、痺れたりしてないか?」
「大丈夫だよ、そんなに長い間してた訳じゃないし」
それならばともうひと眠りしようかと思ったら、流石に咎められた。
「もう、折角の休みの日に寝てばっかりなのは、感心しないんだよ?」
折角の、とはいうが、色々あった事が片付いて、IS学園側が機能しなくなっているだけなのだが。
「まぁ、確かに俺達の仕事も片付き始めたし、折角といえばそうなるのか」
当事者でもある俺達には、事件後、雑務を含めて働きどおしだった。平和になった証拠と思いながらこなしてはいたが、やはり休みとなると嬉しいものである。
「一番最初にするのが宴会っていうのは……まぁ、おいておくとしてもね。僕と一緒の時間は大事にして欲しいなぁ、って」
大事にしてないつもりはないんだけれど。
「シャルの膝枕が気持ちいいからなぁ、不可抗力ってやつだよ」
彼女の頬にそっと手を伸ばし、髪をすく。
「……調子がいいんだから」
「シャルといるのに、悪くなるはずがないさ」
そうだ、今はシャルといるこの時間を大切にしてあげなければ。一つ間違えば大三次世界大戦になりかねない闘争に巻き込まれ、大立ち回りを終えた俺達だったが、正直役者不足で多くの人の手を借りたり、少なくない犠牲を出してしまった。今更、悲劇を嘆く訳ではないが、彼女もまた、心を痛めていると思う。
「……本当に?」
「この辺に……書いてないか?」
自分の頬辺りを指差す。書いてないよ、と指で突かれる。そんなたわいないやり取りではやはり、誤魔化せないらしい。
「前の事件とは、関係ないんだけどな」
「……聞かせて」
とりあえず、膝枕は足がしびれた事と、いつまでも日差しの下にいるのも、ということで、休憩場所を移動する。屋根のある公園の施設だが、余り手入れが行き届いていない様で、ベンチが少し汚れている。
「なるほどね、一夏は直接は関係ないんでしょ?」
「まぁ……直接は」
言われる通りだ。結局、これが解決しなかったからと言って、何かしら今の俺に関係がある訳じゃない。ただ、どうしても、放っておくと気持ちが悪いというだけなんだ。
「お人好しだね。とにかく、ISに関しては箒ちゃんに頼るしかないかなぁ」
「箒? 束さんじゃなくてか?」
シャルがくすくすと笑う。
「勿論、篠ノ乃博士に直接会えるならそれが一番だけど、その篠ノ乃博士に会えるのはどっちかというと、箒ちゃんの方でしょ? 紅椿の事もあるし、必要かどうかは僕たちでは分からないけど、協力を取り付けておくに越したことはないよ」
確かに、仮に紅椿が必要になったとしたら、手間が省く事も出来るし、箒の方にも可能性はある。
「特訓は……そうだね。その後からでいいんじゃないかな、結局ISが用意できるかどうか、に関わっちゃうし」
「そうか……とりあえず、箒に頼まないと、だな」
「多分、無理だろうけど」
シャルはほぼ断言してしまった。
「一夏からすると分からないかもしれないけど、こうなっちゃったし、紅椿まで手放してくれるとは、ちょっと思えないかなって」
宴会の時もそう、良い雰囲気ではなかった。今までの様な幼馴染としてではなく、少し距離のおいた関係になってしまった。良い友人であることには変わりはないが、それでも俺の選択は、彼女達との距離を広げてしまった。
「手を貸してはくれると思うけど、どうする?」
「止めておくよ、それはきっと、俺の役目じゃない」
出来るならしてしまいたいけど、きっともっと適任の俺がいるんだろう。わざわざ箒を怒らせる理由もないし。
「……これが俺の選択だから、な」
そうして、シャルと口づけを交わす。触れるだけでなく、舌を絡め、奥へ奥へと、互いがむさぼり合うような深い口づけを。
「ねぇ……一夏」
もう我慢できないようだ。二人は公園からでて、ホテルへと向かう。
シャルの後にシャワーを浴びると、昼間のふんわりとしたワンピースとは違う、体のラインが顕わになる服装をしていた。
「どう……かな?」
「綺麗だよ、脱がせるのが勿体無いくらいに」
「ふふ、思ってもないくせに」
二人は倒れ込むようにベッドへ。窓からは薄く夕焼けがさしていた。
気がつけば日は沈み、夜は深くなっていた。
「……もう泊まらないか?」
「だ、駄目だよ。明日は用事があるんだから……」
未だにベッドから抜け出せない俺と、着替えを始めているシャル。とはいえまだまだ下着姿だ。
「昼からだろ? 今から急いで帰らなくても間にあうんじゃないか?」
顔を真っ赤にしてシャルは俯く。
「だって……多分、朝起きれなくなっちゃうし」
「うん、否定はしない」
それなら俺も起き上がらない訳にはいかないだろう。シャルにはシャルの事情があるのだ。それに今彼女を一人で帰らせるのも面白くない。
「続きは帰ってからだなぁ」
「ふぁっ!?」
シャルが頭の中で闘っているのが分かる。俺の提案に乗って大丈夫かどうか、必死で計算しているのだろう。
「……シャルって意外と、誘惑に弱いよな」
「うぅ、一夏に言われたくないよぉ」
「俺は意外じゃないからな」
なんの言い訳にもなってないが、それでも、彼女が誘惑に弱いのは、嬉しかったり、複雑だったりする。俺の好意を素直に受け入れてくれるのは嬉しいが、他の男に引っかかったりしないか心配だ。
「続きは置いとくとしても、一緒に帰るだろ?」
「……勿論!」
忘れ物がないかチェックして、部屋を後にする。
「あ、夜景見に行くのと、DVDどっちがいい?」
「え? え~とね……いや、もう結構時間遅いよ?」
「そっか~、シャルは早く帰りたいのか~、仕方ないな~」
そこでようやく誘導に気付いたようだ。
「ち、違うからね! 早く帰りたい訳じゃないから!」
むきになって否定するというか、そこに考えが辿り着く時点で駄目ですよ、シャル。
「そっか~、違うのか~」
「も、もう、ホントに違うんだからっ!」
「いや、特に何するかは言ってないけど?」
シャルは左腕を掴んで体を預ける。これ以上ぼろを出すのを嫌がったのか、口数は減ってしまった。
「……嫌か?」
「ずるいよ……分かってる癖に」
ずるくないと思うんだが、なぜなら俺はシャルに勝てないんだから仕方ない。本当に可愛くて、本当はずっと一緒にいたいから。自分から手を繋がない癖に、離したくない気持ちは、不安とも言えるかもしれない。
「俺はどっちでもいいんだけどなぁ」
それでも、どっちがいいかなんて言うまでもない。
「……い、一回だけなら」
長々と読了ありがとうございました。
もしもシャルが付き合ったら、ベタベタイチャイチャするんじゃないかなという設定の世界線。
個人的には大好きです、もっとイチャコラしろ下さいorz
連続で投稿していますが、少し見直す予定(予定は未定)なので、後日投稿します。
残っているのはもう少しですので、早めに出せればと思います。
ここまで見て下さっている方がいれば、最大の感謝を。