楽しく読ませていただいています。
これからもたくさんセクハラさせていただきますので、どうぞ応援の程よろしくお願いします。
────人は何故オ○ニーをするのか。
この問いに対する答えを私は持ち合わせていない。
人間が人間である限り、そこに性欲が存在するからオナニーするのだろう。オナ禁しなければならない宗教が存在することから、オ○ニーを悪とする風潮が少なからず存在するが、オ○ニーとは通常であれば吐き出す相手がいないから行われるものだ。吐き出す相手……それすなわち対魔忍でいうところのオークや触手のような存在がいなければ、この荒ぶり昂って持て余した体に蓄積された欲求を解消することは出来ない。
オ○ニーは虚しいだけだ。まるで鬼を相手にして頸を斬った時と同じように感じる。消えていく鬼が今際の際に悔恨を滲ませた言葉を残していくのは、オナニーして絶頂を迎え賢者タイムに突入した時と同じような思いを抱いてしまう。
ただひたすら虚しかった。
はい、こんにちは。鬼殺隊で柱となり、歴代最強だの何だの持て囃されて鬼になってしまった秋山凜子(憑依)です。
謎のエロゲー仕様でエロいことしなきゃいけなくなったのだが、そんな相手いないので一人寂しく慰める日々だ。炭治郎くんには袖にされ、妥協して適当な男とヤろうとしたのだが、駄目だった。いざ本番に望もうとして妙なプライドと拗らせた貞操観念と処女の呪いとかアレコレあるせいで逃げ出してしまって未だ欲求不満の無補給状態だ。おかげで発情期に突入した兎さんに常時突入しており、オ○ニーして鬼辻舞の小説を書いて溜まりに溜まった性欲を封じ込める毎日だった。ぶっちゃけ人間の頃とそう大して変わらないけど、ここ2年間で回数が爆発的に増えた。
2年間の内にしていたことは、日中はオ○ニーして夜中は鬼殺隊に見つからないように隠れつつ鬼辻舞……鬼舞辻無惨の捜索をしていた。
でも、オ○ニーは誤魔化しにしかならなくてどんどん悪化していくばかりだ。オ○ニーしてるのにオナ禁生活している気分だった。
私が鬼になって生存していることはお館様と炭治郎くん……あとはもしかしたら竈門家の人たちくらいしかいないと思われるので、他の人間には知られてないハズなので生存していることを覚られないようにするため頸斬りは最小限、あとは鬼殺隊の奴らに捕捉されないように逃げ回る。
変わったことは、善逸が苛烈な修行をしていることだった。修行から逃げて雷に打たれ、金髪になってしまった彼は私の訃報が届いてからというものの泣き言を言いながらも修行に取り組んでいたのを遠目から眺めていた。それでも、相変わらず壱の型のみしか扱えずにいたが愚直に極める姿に涙した。同時に早死にしかねない行動に心配を募らせてしまう。それは長兄にも言えることで鬼を斬り殺すところに鬼気迫るものが感じられ、カナエも無慈悲に殺すようになってるから恐ろしい。あまり変わんないや。
唯一、義勇や真菰ちゃんがいつも通りだな。あれ、なんかこっちは事情を知ってそうに感じるのは何故だろう。まさか知ってるのか。まあ、炭治郎くんが鱗滝さんの下で修行し始めたので教えてもらったのかもしれない。
以上が何とか忙しい執筆活動とオ○ニー生活の傍らで得た情報からの考察だ。この情報の出処は雀くんと甘露寺蜜璃からだ。
気になった人間はいるだろう。鬼化してから甘露寺蜜璃と知り合っているからな。
いや、本当に偶然だった。なんか下弦と戦ってて危うい感じだったので手助けしてあげて、終わったら気を失ったので仕方なしに拠点に連れ帰って治療してご飯を作ってあげたのが始まりであった。
ちなみにこれは失敗だった。
その後、日中に食材持ってきては、ご飯を作ってくださいと頼み込んで稽古をつけてくださいと頼むのだ。おかげでオ○ニー出来なくなってしまった。
鬼殺隊に入って鬼を斬る覚悟を持った人間と、成り行きとはいえ鬼となった人間が交流しても大丈夫なのか悩みどころである。どうせふうま……産屋敷のお館様あたりが許可出してるだろう。
今日もやってきた某腹ペコ王並みの健啖家の甘露寺蜜璃がやってきて、カレーライスを作ってあげたら美味しそうに頬張っている。対面に座って何となく食べてる姿を見ているが、頭の中はもはや甘露寺の髪色みたくピンク色に染まっていた。
ああ、早く✕✕✕汁が欲しい。
アウトだわ。落ち着け、心頭滅却しろ。くっ、あの時無理やりにでも炭治郎くんから搾っとけばよかったか。これが鬼辻舞の呪いとでも言うのか! あれ、鬼舞辻だっけ? どっちがどっちなのか曖昧になってきたな。どっちでもいいかな。
「凜子さんって本当に鬼なんですか?」
甘口に仕上げたカレーライスのおかわりを頼みつつ、甘露寺はそんな確認をしてくる。
「鬼だが? 何故そんなことを訊く」
「こんなにも美味しいご飯を作ってくれるから、私が今まで相手にしてきた鬼とは全然違うと思ったの。それに鬼らしくないなーって……」
「あー、なるほど。殆どの鬼は二言目には食べるか殺すのどちらかだから仕方ない。だが、私が鬼であることは事実だ。甘露寺もいつ食われるかわからんぞ?」
私の場合はエロゲー仕様なので、食べるとは言っても性的な意味で食べるになる。
それにしても、よく食べるなこの娘。20杯目に突入してるぞ。それでいて体型に変化が見受けられないことから、一体全体どういう体の作りをしているのだろう。
甘口に仕上げた大盛りのカレーライスを渡してあげ、甘露寺は笑顔でそれでいて不機嫌そうに受け取る。
「蜜璃って呼んでください。それと、冗談でもそんなこと言わないでほしいわ。凄く悲しくなっちゃう」
「むっ、そうか」
甘露寺……改めて蜜璃はカレーライスを美味しそうに頬張る。辛いのもイケる口だが、甘いのも良いんだってさ。対する私は甘口でないと無理だった。譲歩して中辛くらいだろう。
「凜子さんは鬼殺隊に戻らないのですか?」
「私は鬼だ」
「話し合えばきっと……!」
「誰に唆されたか知らないけど、なんて話すの? 私は人を食わないので鬼殺隊としてやっていけますので復帰させてくださいとでも言えばいいの? 人を食わないから何? 鬼だからって理由だけで殺すのが鬼殺隊なんだから、鬼になった私が戻るのは頸を斬られるために戻るのと同じだ。私にはまだやる事があるから、斬られるつもりはない」
「……やる事?」
「鬼舞辻無惨を殺す事だ。私の方で上弦と鬼舞辻無惨を相手にするから、そっちは下弦以下の鬼を相手しててちょうだい。さすがにそこまでは手は回せない」
足手まとい云々と蜜璃が訊いてくるが、下弦は出現頻度は高いので他の隊士とかち合う可能性が高い。ザコ狩りも同じように可能性が高いので、こちらも無理。よくよく考えたら、鬼になってから鬼狩りしてない。ひたすらオ○ニーしてエロ本書いて終わってる気がする。
本格的にマズいぞ。鬼辻舞の既刊本を増やして鬼舞辻無惨への精神的ダメージを増やさなければならない。万人受けするために普通の恋愛でも書こうか。でも、触手に犯されて汚っさんに寝取られて部下に輪姦されてアブノーマルプレイを網羅した変態である鬼辻舞を普通に恋愛させて良いものが悩みどころである。アンケート取るか。
そんなこんなで蜜璃を見送り、私は彼女の格好を改めて見て自分のやらかした罪の大きさを自覚させられる。
説明が面倒なので、例えを使う。
今の蜜璃は対魔忍のドスケベスーツの上に前田プロデューサーのドスケベ隊服を着込んでいた。
ドスケベとドスケベが合体したことにより、化学反応が起きたのか露出が減ってエロくなくなってしまった。きっと前田プロデューサーは良かれと思って合体させたのだろう。余計なお世話だった。
ドスケベとドスケベは決して相容れない。
ドスケベとドスケベが合わさり、更にドスケベになるかと思わせておきながら、それは全くの幻想だった。ちょうどいい感じで見えるハズだった肌色が黒色の対魔忍ドスケベスーツで隠され、対魔忍ドスケベスーツで強調されるハズだったボディラインが鬼殺隊ドスケベ隊服で隠されてしまった。
隠すことの重要性は唱えたが、こんな形で隠されてしまうことを望んでいなかった。これでは普通の鬼殺隊ではないか!
私は蜜璃と会うたび、彼女のそのエロくない格好に涙が止まらない。
この世界はあまりにも理不尽だ。
私が時代に合わせて和洋折衷の洋装するしかなかったように、世界はどこまでも対魔忍に対して厳しくあり続けるようだった。
だが、世界はある1つの事を許容している。
それは世界初の対魔忍である鬼舞辻無惨の存在だ。
名前は違うが、ヤツは私の手によって対魔忍ムザンとして広く名前が知れ渡っている。
頭無惨で頭対魔忍だった。
要するにバカでアホということだな。おい、誰だ。私をアホと言ったヤツは。まだ娼婦にもAV女優にもなってないぞ。また鬼舞辻が噂しやがったか。ゆるさん!
そんなこんなで今日も鬼舞辻への恨み辛みを顕にして捜索に向かうのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆
炭治郎くんがいた。
たまたま寄り道した町で鬼と対峙する炭治郎くんを見つけ、見学に臨んでいた。
3対1の護りながらという縛りプレイを余儀なくされ、初任務にちょっと余裕が無さそうな感じで挑む炭治郎くんは何とか善戦していた。あれ、禰豆子ちゃんが一緒に何とかなってた気がする。その禰豆子ちゃんは蝶屋敷にてお手伝い中であり、このままだと護っている人ごと殺られると思われる。そういえば、アニメ見てた時思ったけど、割と禰豆子ちゃんがいなかったら死にそうになっている場面が多かった気がする。
それにしても、十五歳くらいになったであろう炭治郎くんはなかなか精悍であり、可愛らしさがあり、カッコよさがあり、程よい食べ頃だ。
最近、自分を抑えられそうになくなっているのは気の所為だろうか。
そんなの気にしてもいられない。
炭治郎くんが一人に気を取られている間にもう一人の鬼が彼が護っている人たちへ向かう。
炭治郎くんは間に合わない。私なら間に合う。
『雷の呼吸 壱の型 霹靂一閃』
鬼になってからというもの、普通の霹靂一閃が神速やった時のような速さになっていた。やはり、身体能力が上がり過ぎているらしい。あんまり強くなり過ぎると、凌辱されないのが辛い。
超速で駆けた先にいた鬼は反応することも出来ず、頸を斬り飛ばされた。
「いつの間に……!」
「凜子さん!?」
炭治郎くんが声を上げ、こちらを見るや顔を真っ赤にさせる。私の格好は大正時代に流行ったとされるに和洋折衷の都会を歩いてそうな女性という感じの装いに黄色の羽織を着ている。対魔忍スーツが何故流行らないのか不思議でならない。
何故、赤面したのか。まさか服装ではあるまいので、2年前のやらかしを思い出して赤面したのだろう。
「炭治郎くん、相手から目を逸らすな。この人たちは私が守るから、貴方は鬼を斬れ」
「は、はい!」
戦闘中ということもあり、炭治郎くんは意識を切り替えて鬼と対峙する。
さすがの私も戦闘時とそうでない時は違う。努めて冷静に対処しよう。
「なんなんだよ、この年増がァ! 女はなぁ、十六歳が食べ頃なんだよ! それを過ぎたら腐って食べられないんだよクソがぁ! ババァが邪魔すんじゃねー!」
私はいつだって冷静だ。
「凜子さん、落ち着いて」
「ヒィッ!」
なんか声をかけられ、男性には悲鳴を上げられた。
私は落ち着いている。対魔忍はどんな事態にも臨機応変に冷静に判断して対処しなければならない。決して怒りに身を任せてはならず、その力を無闇矢鱈と振るってはならない。
「おい、クソババア! 早くその女をよこせ!」
「あ゛あ゛? ブッ殺すぞゴルァッ!」
口の悪い餓鬼だな。
来世で是非ともやり直してほしい。鬼になると人を年齢で判断するようになるとか、鬼舞辻無惨はもう少しマトモな人間を鬼にしてほしい。こんなのが鬼になるとか世も末だ。
恐怖を感じて沼へ逃げようとした二人の鬼の頸を斬り落とし、何か言いたげな炭治郎くんに笑顔を向ける。
「炭治郎くん、どうかしたか?」
「いえ! 何でもありません! 凜子お姉さんはとても綺麗で美しい人です! ですよね、和巳さんっ?」
「は、はい!」
「うむ、よろしい」
鬼は消え、衣服が残って矢鱈と女性ものの簪やら髪飾りやら何やらをコレクトしてたので中々の偏食家だということが窺える。
なんだかんだと簪とか髪飾りとか着けたことがなく、今はポニーテールにしているが無地の白い髪紐使っててオシャレではない。
などと考えていたら、男性が私が徐に取った蝶結びのリボンみたいな髪紐を見て「里子さんの!」と口にしたので渡してあげた。
里子さん、と涙を流す彼に炭治郎くんの説明もあって心情を理解する。
里子さん、寝取られてしまったのか。
寝取られというのは、男をここまで情けなくさせてしまうものなのだろうか。気持ちは解らなくもない。私もY豚ちゃんを寝取られ、ひたすらそのビデオを再生させてオ○ニーする達郎を見てるから、この男性の気持ちが痛いほど理解できる。
というのが、脳内の寝取られフィルターがかかった状態での解釈だ。
無論、こんなクソみたいな解釈から出る言葉では話が通じないのでマトモな思考をしなければならない。
そう考えても、なんと言葉をかけたものか。
「嘆くのは自由だが、里子さんはもう戻らないのだから貴方は前を向いて生きなければならない」
「そんなことわかってる! なんで……もっと早く来てくれなかったんだ! 早く来てくれてたら里子さんは……!」
「それに関しては申し訳ないとしか言えない。私達はどうしても後手に回るしかなくて、こうして里子さんのような被害者が出てからでないと動けないんだ。すまないとは思う」
「謝られたって……!」
ヤバい、こういうのって全て裏方に丸投げしてきたから対処が出来ない。
どうしよう。
こうなったら、最終手段だ。
「誰かに責任を押しつけるのは勝手だ。きちんと現実を受け入れて生きろ。炭治郎くん、行くぞ」
「凜子さん……」
炭治郎くんが何か言いたげな顔をしていたが、和巳さんとやらに何か言ってから後ろをついてきた。
炭治郎くんの鎹烏が次の目的地を告げ、彼はそちらに向かうのだとか。私はどうしたものか。
禰豆子ちゃんがいないとなると、炭治郎くんの鬼殺難易度はルナティックだろう。那田蜘蛛山までは何とかなるとは思うけど、それ以降は禰豆子ちゃんがいたから助かる場面があっただろう。そう考えると、禰豆子ちゃんが鬼にならなかったのはマズいかもしれない。後悔してないのでいいけど。
全く、炭治郎くんは鬼殺隊に入らなくても良かっただろうに。まあ、耳飾りとかが鬼舞辻無惨にとって何かしらのトラウマになっているらしいので執拗に狙われるのだと思えば、鬼殺隊に入って戦う術を身に着けておいた方が良いだろう。身内を匿う見返りという側面もあるのかもしれない。
長々と考えたが、私は炭治郎くんを死なせるのは絶対に避けたい。
「しばらく一緒に行動しよう。構わないな?」
「お、襲いませんよね?」
どうやらトラウマになっているらしい。
「さすがに自重したいところだけど、炭治郎くんに言われた通り我慢した。あれからずっとな。正直、ツラい」
「うっ……胸焼けが……すみません。俺は力になれそうにありません」
「必要なのは炭治郎くんの股にある肉の延べ棒だ。ちょっと白いの出すだけだから問題ない」
「大ありです! 例え鬼になったから必要だとしても、そういうのはちゃんと結婚する人とするべきです!」
「なるほど」
何故、私はこんな苦行を強いられるのだろうか。
悟りを開いて解脱でもすればいいのか?
ともかく、私は炭治郎くんに付いていくのだった。
恋愛って寝取られに繋がるスパイスだと思う今日この頃。街中を歩く男女や恋愛系の漫画やアニメを見ると、どうしても謎の寝取られフィルターがかかってしまって無意識にヒロインが汚っさんかヤリチン男に寝取られてしまっている場面を想像してしまいます。
こんな私はいよいよ持って末期だと思います。