fate/symphogear   作:おののっきー

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ノリで書きました。多分続きません。





その日、運命と出会う―

 

 

 

 

 

 

光を背に黄色い鎧を纏った少女が目の前に立つ。彼女の後ろには先ほどまで俺に襲いかかってきた青い鎧の女性が黄色い少女に弾かれて距離をとらされていた。光が晴れ黄色の少女は契約の言葉を放つ。

 

 

「立花響16歳!身長は157cm!体重は秘密!好きなものはご飯&ご飯!それで……あなたが私のマスターですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はcdを買いに来ただけだった。そのはずだった。そこで近道をしようと路地裏に入ったのが悲劇の始まりだった。

 

「ふっ!はっ!」

 

「ちょせぇ!!」

 

路地の奥から女性の声がする。更に普通なら聞くことのない剣戟、銃撃音までしてきた。そこで帰れば、俺の人生は変わっていただろうに。

これはただ事じゃないぞと思った俺は、興味本位で覗きに行ってしまった。

 

 

 

奥へ進む毎に剣戟、銃撃の音以外にも聞こえてくる音があった。これは……歌?

 

~♪

 

~♪

 

綺麗な歌だ。荒々しさや気迫が力をのせて伝わって来た。それにしても何故戦いながら歌を歌っているのだろうか?

もっと聞いてみたい、そう思ってしまった俺は明らかに雰囲気がヤバイにも関わらず近づいてしまった。こういうときになる結果は一つ。

 

パキッ

 

「!誰だ!?」

 

「新手か!?」

 

赤と青の女性は戦闘を一時中断しこちらを向いた。音を鳴らした俺の方へ。

 

「……どうも?」

 

「……一般人か?」

 

「おいおい見られちまったぜ。どうすんだよこれマスター」

 

「……(さきも)るべきは、聖杯戦争の秩序……ならば……」

 

「え、えっと……?」

 

女性達の動きが止まり一人言のように呟いていると青い女性の見る目が明らかに変わった。不審な者を見る目から、排除すべき異物を見る目へと。

 

「……これ、まずい感じっすかね?」

 

「秩序を乱すもの……すなわち国敵!!」

 

「なっ、先輩!!さっきからあんたおかしいぞ!!」

 

青い女性が一気に俺の方へと跳び近づいてきた。赤い少女が来ていなさそうなのが幸いか。

 

「うおおお!帰宅部のエースの足を舐めるなよ!!!」

 

路地裏ということもあり障害物は多い。帰宅で鍛えた足は何とか障害物に引っ掛かることなく人通りのある通りまで走り抜けた。

 

「はぁ……はぁ……どうだ、やったか!?」

 

後ろを見れば女性の影はない。見えるのは自分がごみを蹴飛ばしながら走ってきた路地裏だけである。逃げ切ったのだ。

 

「何だったんだあれ……夢?なわけないよな……。もう疲れた。帰ろ……」

 

予定外の疲労、心労を負って家に帰ることになったが、「やったか!?」と言ってやってるわけがないのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま帰宅しましたー……ま、誰もいないけどね。」

 

しばらく帰っていない両親に皮肉をこめながら誰もいない家に声を響かせる。無駄にでかいからよく響くのだ。でかい庭に古臭い物置きまである。玄関の戸を閉めて、後は昼間のことを忘れて飯食って寝て……

 

「ようやく誰もいない所まで来たな。」

 

「!?……な、なんでいるんですか!?」

 

確かに自分は戸を閉めた。なのに先程の青い女性が、玄関の内側に立っていた。

 

「霊体化……と言っても分からないだろう。お前は秩序を犯した。故に、この手で切らなければならない。許せとは言えない。私が背負うべきモノだ。」

 

「は、え、いや、何で!?」

 

意味が分からない。何で俺はいきなり切られなければならないのか。あの戦いが何だったのか。とにかく今分かるのは、ここにこのままいたら死ぬことだけだった。

 

「ひ、う、うわぁぁぁ!!!」

 

「問答無用!」

 

玄関から走る、走る。勝手知ったる俺の家とはいえ、先程のワープみたいなことをされれば意味がない。でも、とにかく逃げるしかない。廊下を駆け、階段を上り、窓から飛び降り、庭を走り逃げる。だが、逃げ切れない。すがるように俺は物置きの中に逃げ込んだ。

 

普段入らない物置きはクモの巣だらけで、父親が集めた何かよく分からない骨董品に溢れていた。

 

「何か、何か武器になりそうなもの……ちくしょう!」

 

とっさに手に棒のようなものを持って、俺を追ってきた青い少女と対峙した。

 

「それで私と切り合う気か?」

 

「う、うるさい!!うわぁぁぁぁ!!!!」

 

型もへったくれもない、素人の打ち込み。そんなものが防人たる彼女に通るわけがなかった。

 

切り合った棒は豆腐のように手応えなく切られ勢いのままに彼女にぶつかりそうになったが、それは彼女の片手に遮られ、そのままぶん投げられた。物置きの奥に投げられた俺は骨董品にぶつかり、割れた破片が刺さり血が流れ出た。そのせいか、手が酷く痛む。

 

「……これで終わりとしよう。」

 

彼女が剣を構える。俺は死ぬ。嫌だ、死にたくない、死にたくない。死にたくない!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は……生きることを諦めない!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、光が場を包んだ。

 

「!?何だと!?この光、このタイミングで、英霊召喚、だとぉ!?」

 

瞬間、光の中から何かが動き、彼女は物置きから押し出される。その光の発生源は自分の下の魔方陣のようなもの、そして光が晴れ、その場に立っていた何かが現れる。

 

「私が来たからにはもう大丈夫です。だから、生きることを諦めないで!」

 

そこには、太陽のような光を放つ、黄色い少女がいた。

 

「立花響、16歳!身長は157cm!体重は秘密!好きなものはご飯&ご飯!それで、あなたが私のマスターですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから、俺と戦姫の聖杯戦争が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






こんな終わり方にしてますけど多分続きません。


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