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俺は久遠たちと合流して堺の町に向けて歩き出していた、もちろん荷物持ちは俺になっていた。というか修行がこの間にできないので修行が代わりにはならないけど少しでも鍛えるためにはやりたかったので良かったと思いながら持っていた。
後は軽いけど百キロの重りを両足につけているだけで修業になれないと思いながらして歩いていた。でも久遠とこうして歩くのは久しぶりだなと思いながら見ていると久遠が剣丞と仲良く話をしているところを見ていた。
本当に剣丞君には助かったよな、あの子が来てからまた久遠が笑顔になってきたのはそれまでは笑顔など忘れたような時期があったぐらいだからな。そしてその光景を見ていた剣丞の配下たちが少し嫉妬をしているようにも見えて本当に若いなとか平和だなと思いながら歩いていた。
俺はそんな光景を見ているだけでも元気が出ると思いながら歩いて数日後には堺の町に到着して久遠が門番と話をしようとしていたら俺のほうを見て気がついて
「これは将希様、お久しぶりです。今日はこんな人数を連れてどうしたのですか」
そう言われたので俺は観光目的だと伝えて門番たちはすぐにわかりましたと言って門を開けたのである。ほかのみんなは門番の対応に驚いていた。そして門の中に入るとそこには多くの人が歩いていたが俺の姿を見ると周りの者が一気に俺のほうを見て挨拶をしてきた。
俺もみんなにあいさつをしていると剣丞がこんな光景が気になったのか、質問するように聞いていた。
「将希さん、どうしてみんなが将希さんのことに対して挨拶をしたのですか」
「剣丞君、実はみんながこの堺の町を繁栄させたのが俺と言われていてそしてこの堺の町の主をやらされている状況と言うのかな。もちろん後継者が出てきたらすぐにでも譲りたいと思っているけどなかなか出て来てくれなくて、今だに代表者をしている」
それを聞くとすごいではないですかと言ってくれて少しは嬉しかったかな。こうして評価をしてくれるのは本当にうれしい限りだ。そしてここで剣丞の配下である竹中詩乃が俺に対して本当に街を繁栄させただけでなったのですかと聞いてきたのでほかにやったことはと思いだして
「そうだ、ほかには石山本願寺との条約を結ぶことに成功したりしたかな。これでお坊さんがこの街で強く出られる心配がなくなり平和な町になったわけだ」
それを聞いた剣丞はやはりそうだったかと思い悔しがっていた。実は三河の国で一向一揆をするように裏工作をしていたがあれほどしているのに成果が上がらない理由はこれだったのかと思うのであった。
しかも話を聞いて詳しい内容も聞くことに成功した。どうやら石山本願寺と荒木家はとても深い関係になっており石山本願寺に大量のお金を提供を引き換えに本願寺からは教育などできる人材提供をさせてもらっていた。
そして堺の町では各地に寺子屋が多くありそこに身寄りもない子供たちを教育していた。そして子供たちは教育を受けながらも商いの仕事をしており充実をさせていた。
そして三河の国でも城の中に神社と一向宗の寺を作るほどでありその関係はとても強固な物でありもし将希が織田家に対して謀反を起こしたら本願寺は間違いなく将希に味方をすることは誰の目からも理解はできていた。それに将希自身も三河の国以外にもこんなに勢力を思っているとは夢にも思わず剣丞は難しい顔になっていた。
それに加えて幕府、朝廷が敵になったら織田家は一瞬のうちに崩壊をすることは剣丞でも理解をしておりまずはこれらの関係を崩す必要があったがこの堺と本願寺は剣丞からも難しいとみていた。
この絆を壊すのは難しいと見ていてここは一旦、諦めて幕府と朝廷から崩すほうが良いと思い何も行動を移すことはしなかった。ここで将希に対して敵遭い行動をすれば周りは一気に敵になることは理解をしていたから。
そして将希のことをよく思っている町を久遠はあんまりいい気になれなかった。そう日ノ本最大の商業都市では将希のいい話ばかりで久遠から見れば面白くないと思いながら歩いていた。
そしてここで久遠は一人である店に入っていた。そこには珍し宝石を扱っていた。久遠が見ているとそこの店の人に声をかけられたのである。久遠はこの店のことや南蛮のことについて聞いていた時に店の人からもしかして将希様の妻ですかと聞かれたので少し機嫌が悪くなったがそうだと言うと。
「やはりそうでしたか、将希様がいつも久遠さんのことを話していたのでもしかしてと思い聞いてみました。やはり将希様のことは嫌いですか」
久遠はそれはもちろんだと言って返したがここで店員の女性が悲しそうな顔をして久遠に対して先ほどものすごく気に入っていた宝石を渡した。
「久遠さん、これをあなたにあげますのでどうかお代金変わりとして私の話を聞いてください」
もちろん久遠はこれほど高い宝石をくれるのだ、価値からみると500貫はくだらないぐらいだ。長くても構わないと言い店員の女性が話をした。
「久遠さん・・・将希様はいつも、いつも久遠さんのことを心配をしています。そして久遠に対する行為に関しても今だに後悔をしていると話をしているのです。それは久遠さんの父親を奪った結果になってしまったことや久遠のことを考えてが得ていなかったなどいつもどこかで話しては泣いています」
将希が泣いてるところなど見たこともないので信じられないと思いを出しながら聞いていたがこの店員の目を見て真実なことだろうと感じ取られた。そして店員の言葉は続いていた。
そして尾張の話を聞いて周りの者たちはみんなそれは久遠さんが悪いというのですが将希さんはいつもいつも本当に一番辛いのは久遠なんだよ。俺は久遠が親に甘えてもらう時間を結果的に奪ってしまったんだ。本当に辛くて泣きたいのは久遠なんだよ。俺は俺はそれを少しでも埋めさせてあげたいだけなんだ。
それでも久遠に与えた辛さが無くなるとは思っていないけど少しでも少しでも久遠が笑ってくれるように俺は頑張っているだけだ。そのためならばどんな努力も惜しまないしどんな痛みを耐えて見せる。
それが俺ができる久遠に対することだといつも泣きながら言っております。将希様はどんなに傷がついても倒れずに堺の町を守ってくれたこともありました。そしてその堺の町を栄えさせて守ってきた男がただそれだけに関してはいつも泣いております。
久遠はそんなと思いで聞いていた、将希はいつも笑っててどんなことをしても笑顔に承諾して終わらしてくる。そしていつも我の気持ちなど知らないくせにと考えていたが実際は我のことを思って泣いていた。
「だから久遠さん、どうか将希様ともう一度ゆっくりと話をしてくれませんか。確かに久遠さんが傷ついたことは理解をしておりますが将希様もまた傷ついているのです。自分がしたことを・・・どうか、恩人である将希様の話を聞いてください、それが私に対する最高のお金となります。どうか、どうかお願いします」
店員の女性は久遠に対して泣きながら土下座をしてそうお願いをしていた、そして周りにいた従業員はもちろんのことこの町に住んでいるだろう客までもが久遠に対して頭を下げてお願いをしていた。
久遠はその光景を見て何とも言えない感情となり宝石はやはりいりませんと店に置いて走り出したのであった。久遠は今まで知らなかった、将希の一面を知って混乱をしていた。
いつもへらへら笑っているのが将希であり泣くことはないと思っていたが実際は泣くこともあるどころか泣いていることが多いということが分かった。それも己に対しての後悔であったために余計に頭の整理が追いついていなかった。
もしこれがすべて真実ならば将希はもうどれぐらい苦しんでいるのだろうか。我は結菜とかほかの者たちなど交流もしていたが将希はいつも仕事ばかりでありそんな暇はなかった。
我も暇を作らせないようにしていた、なのに文句の一つも言わずにしていた。もうそんなことをしてからかなり長い時期を過ぎていた。もう我は悩んでいた時期よりもすでに長い時間を将希は悩み苦しんでいるという。
そんな、そんな将希は知らないと思いながら久遠は宿屋に逃げるように走っていた。それは真実から逃げるようにも見えていた、そのころ将希は久遠が美味しく食べれそうな菓子屋を回っていた。
こちらでも最近はどうだと聞かれるが最近は剣丞という人物のおかげで久遠が久しぶりに笑顔を出してくれるようになったととても嬉しそうに話していた。
たとえ、自分が嫌われても久遠が笑ってくれるならばそれでもかまわない。それがほかの男性と付き合ってそうなっているとしても将希にとってみれば嬉しかったのである。
もう自分では二度と出すこともできない笑みを剣丞と言う人が出してくれたから、幼馴染が楽しそうにしてくれたから。将希はそんな思いで笑顔になってはそうしてくれた剣丞にはとても感謝をしておりいつかは恩を返したいと考えてまた歩き出していた。
そして久遠が生れてきて良かったといつかそう思わせたいと願いながら久遠が泊まっる宿に向かって歩き出していた。