俺はそれからはいつも通りに過ごしていた、というよりかはエーリカを警戒しながら過ごしていた。もしバレたら殺されるのは間違いないから注意をしていた。
それにエーリカもなんだかこちらを見ているような気もしていたので余計に行動を起こせないでいた。でも剣丞たちと仲良く話しているから悪い人ではないともうのだけどなと思いながら見ていた。
するとここで俺に対して久遠が話しかけてきたのである。それはもう数年前に会ったかなぐらいで俺は驚きを隠せないでいたら向こうが不満そうにしながら
「なんだその顔は我がうつけで言葉を話せないと思っているのか」
「良いやそうじゃなくて本当に久しぶりに久遠から話しかけられたなと思って驚いていただけだよ。それとそちらから話しかけてくるぐらいだからよほどな要件かなと思っていたぐらいかな」
それを聞くとまあ、そうとも言えるかなと言い話を始めた、その内容は俺はこの堺の町で久遠のことに関して話していたことや泣いていたことなどは本当かと聞かれた。うわー、そんな恥ずかしいことがバレたのか、というか誰か見ていたのかよと思いながらそうだと答えた。
しばらくは俺のほうを久遠が見つめていた、そうしてわかったと言った。しかし、何か不満そうな顔をしていたので聞いてみると
「我に対する思いは分かった・・・しかし、それならばどうして隠し事をしているのかと思ってな。心から信用しているのならば教えてほしいと考えていただけだ」
俺はその言葉を聞いて考えた、そうだよな信用できるかできないかは情報が多いほうが良いもんなと思いながらも果たして信じてくれるだろうか、そんなことよりも信じてもこの関係は壊れないだろうかと心配もしたが久遠にいつまでも隠し事は良くないと考えた俺はここで久遠に対して
「・・・わかった、日ノ本の半分・・・いや、畿内をすべて掌握した時には俺が隠していることをすべて話そう。話さないときは殺してくれても構わない」
それを聞いた久遠は驚いた表情を見せながらも俺の目を見ていた、いつも嘘をついているか目を見る習慣がある久遠がどんな答えを出すのかと見ていたらただ一言分かったと言ってその場から立ち去った。
これは一応、信用されたとみていいだろうか。今まで見たいに敵対行動をされていないだけましかもしれないな、でもその代わりに畿内をすべて掌握をした時には話さないといけないな。すべてをその時には最悪織田家から立ち去る覚悟をしていかないといけないと思いながら久遠の後姿を見ていた。
それから数日後には京の都に向けて歩き出していた、エーリカさんはそこで将軍の力を借りて鬼をアーリマン(俺)を討伐する手伝いをしてほしいとお願いをしに来ていたが簡単にあの一葉が力を貸してあげるとは思えなかった。
というかこのままだと幕府の関係者と出会っていたことがバレるのですけど大丈夫かなと思いながら歩いていた。そうしてついた京の都をみてみんながなんか立派と言えば立派だけどそれでも堺の町のほうが凄い気がするとひよ子と転子の二人が言っていた。
確かに復興はかなりしたけどまだまだ完全ではないからな・・・ってそもそも復興資金を出しているのが俺だけなんですけどね。この時代だからしょうがないかもしれないけどほかにも数名ぐらいは出してほしかった。
そんな時に後ろからいつもこの都で聞いている声が聞こえてきた。
「うん、将希ではないか。今日はどうしたのじゃ」
そうして後ろをふり返るとそこにはいつものような一葉がいたのであった。良かった、この前は最後は嫌な終わり方で怒っているのではないかと思っていたけどそうでもなさそうでよかった。
というか、昼間から外で遊んでいて幽がまた疲れるでしょうが俺も時々手伝いはするけどあの仕事量はやばいよ。もう少しでブラック企業になりそうなぐらいであり俺も前世、人であったときに勤めていた会社を思い出すぐらいだった。
「その前に一葉、またここで遊んでいると幽に怒られるよ。俺からまた謝らないといけないではないか」
「良いではないか、こうして将希とも出会えたことだし・・・うん?ほかの者たちは何者なのじゃ」
俺はこれまでのことを説明した、この者たちは何者か、そして何でここに来たのかをすべて一葉に伝えて話した。すると分かったのじゃと言って早速織田家を迎え入れるらしい。
もちろん一葉はバレないように将軍の座ではなくその隣にいる小性であるがもちろん将軍の座は座っているよ・・・双葉ちゃんが、いやいつかは将軍になるかもしれないけど今はまだ早いでしょうと思っていたがこれでもうまくなっているので良いのかなと思っていた。
そして二条城の前についてそこで待っていたのは幽でありここで楽しそうにしながら幽が俺たちに対して
「これはこれはいつも織田家には本当にお世話になっております。こうして織田家の援助もあり京の都もそうですが二条城も復興しました。なんとお礼をしたらよいのか」
おいー、幽ーお前という奴はあれほど隠しておいてくれと言ったのに堂々と話してどうすると思っていたら周りがそんなお金を出していましたと疑問になっていたのでここで久遠が俺を見てきたので俺は素直にはい、俺が出しておりましたと言った。
ただいつもならば勝手なことをするなとかそんなお金があるのならば我に献上させよとか行ってきそうなところであるが以外にもそんな言葉は一言も出ずにただそうか、ご苦労と言われた。
良かった、怒られずに済んだと喜んでいたら横から殺意の視線を感じてみてみるととんでもない表情をしながらこちらを見てくる剣丞の姿を視界にとらえることができた。
確実に怒っているではないですか、あの怒りは尋常ではないぐらいですよ。別に褒めてほしいからやっていたわけではないですからね。俺は織田家のため久遠のために行動をしただけですからと思いながら剣丞のほうを見ていた。
そして俺たちは客間で待機をして時間を待つことになったのであった。
くそ、なんであの男はここまでの経済に根回しができているのだ。堺の町もそう本願寺もそう朝廷も幕府もそして何より幕府でこんないい女性たちに信用されているとはこれほど悔しいことがあるものか。
絶対に奪ってやる、あの男だけには負けたくはない。けれども流石にここまで信用さえていると自分だけの力では足りないなと思い始めていた。だから、そろそろこの世界に向かう前に渡されたものをついに使う時だなと考えていた。
これさえあればどんな人間だろうとも俺の言うことを聞くだろう。もし聞かないときは自滅しか残されないだろうしな。ならばこの幕府には将希に無理やりに織田家を謀反するための大義名分を書かされたと書いて証拠でも作ってもらおうか。
もちろん自分の力ではそうすることはできないがこの・・・名文書、ツクヨミに天照大御神の名文書を出せばいくら将軍様でも出してくれるだろう。本当に良いものを貰った。
その代わりにその二柱からは八咫烏の討伐を依頼されているがまあ、この可愛い女がすべて手に入るのならば安い代償けれどね。そしてあの一葉という女は間違いなく将希のことが好きだろうな。
こちらから見ても分かるぐらいだ、だからな・・・好きな人がいるのに好きでもない人に寝取られたときの顔はどんな風になるのかな。今から楽しみでしょうがないな、そしていつかはその女も自分のものにして将希を倒してもらおうかな。
本当に楽しみでしょうがないよ、そして将希の周りの女性を奪った後に生まれたことを後悔をするような殺害をしてやろう。もちろん将希に付き従っている男たちもすべてな、安心してくれ女たちは自分が責任を取って可愛がってやるからさ。
自分はその楽しみで顔に出そうになっていたが今は我慢をしていた。こんなところでバレてすべてを台無しにしたくはないからな。そんな考えもしていることが分かっていない能天気な男が
「剣丞君、そろそろ向かう準備をして向こうさんも準備は終えたみたいだからさ・・・もしもし、剣丞君ー聞いていますかー」
はいはい、聞いているよ。この能天気な男よ、お前みたいなやつには女など合わないぜだからさ、自分がすべて貰っていくね・・・本当に大切にするからさ、諦めてほしいと思いながら自分たちは幽に導かれるように廊下を歩いてゆきそしてついに将軍とご対面した。
もちろん顔を見えないように隠れているけど自分は一葉たちにする必要はないと言われているけどここは正式な場所、下手なことをして彼女たちの好感度を下げたくないからな。
まさか、こんな状況で頭を下げない馬鹿はいないだろうと考えていたらここに頭を下げないでそのままにしている人物が二人もいた。一人は織田久遠でありやはりかと思いとこれは意外、新田剣丞、これは自分であり天の使いである以上は地にいる将軍家ぐらいではあまたを下げる必要はなかった。
もし下げるときは天照大御神もしくはツクヨミ様の時どちらか・・かな。自分はそう思いながらただ将軍のほうを見ていた。
そして久遠はそこの小性と話をしたいと言い出して話し合いをした。そこで話し合いも終えて久遠たちは一葉たちと離れたのを確認した自分は新たな行動を開始した。