俺は一葉と一夜を共にしたけどいやらしいことはせずに本当にゆっくりと寝ていた。そうして起きると一葉も眠そうにしながら起き上がりゆっくりとしていたら幽が少し慌ててこちらに来た。
それは三好家の者がこちらに向かってきているという情報を手に入れたので俺たちはすぐに集まって会議をしていた。もちろん、剣丞隊も来ていたのでそれも集まって会議をしていた。
しかし、案の定に剣丞隊たちが協力的な人がいないので困っていた。そして一旦、解散して少し落ち着いてから話そうと言って解散したがここで竹中詩乃が俺を呼び止めて話がしたいと言い出したので俺は竹中詩乃と二人で話した。
「それで話とは何だ、君とはあんまり関係性がないのであるけど話は」
それを聞いたら竹中詩乃はとんでもないことを口にしたのであった。それは俺が八咫烏なんでしょうと言われたのである。それを聞いた俺はすぐに目を開いて詩乃の顔を見ていた。すると詩乃は少し笑顔になりながら話した。
「別にそれを知って私は何か求めているわけではありません・・・と言いたいのですが実はお願いしたいことがあるのです。それさえしていただけたら私はあなたの正体を隠しておきますから」
なるほど神にしかできそうもないことを頼むつもりかと思い待っているとその内容はある者を探してほしいということである。それならば神の力を使っても悪いことではないなと思いその人物を聞こうとしたらとんでもないことを言い出した。
「その鬼は・・・私の運命の鬼で名前は信鬼という鬼でとてもかっこよくて強くていろんな能力を使える鬼でありそして近くには泥棒猫がいます。それを目印に見つけてください」
うん?俺の聞き間違いであったかな、鬼を探してほしいと言わなかった。普通に考えて人じゃないの。しかもこの世界は鬼と火とは争っているから普通に恋愛などできるはずはないと思っていたがそんなこともあるのと思っていると
「はい、その出会いは運命的な出会いで命の危機に会った私が穴に落ちてそこに住んでいた信鬼さんと出会い、私の恋心が始まったのです。そのころは本当に毎日毎日が楽しくて良かったです。しいて言えばもっと早く信鬼さんを信用されて私の大切なものを奪ってほしかったです」
あのー完全に思いで解説になっているのですけどしかも笑顔で話しているということはどんだけ好きなのですかその鬼が、というか馬されるかもしれないだけど良いのと思ってると俺の表情をみてわかったのか詩乃がいつも通りの表情で
「むしろ、産まされてほしかったです。子供は少なくても五人は欲しいところですが・・・」
「良いから、君の将来の願望を話さなくても良いから。本当にそうなると良いですね、それで俺はその鬼を探せばいいのですね」
そう言うと詩乃はおそらく越後の国にいると思いますのでどうかそれで調べて頂けないでしょうかと言われたので俺は烏の目で調べてみることにした。
もちろんそれを見てもらうために詩乃も見えるようにさせて探していた。まずは越後と言えば春日山城だからそこから調べているとすぐに詩乃が怒りを出してこの泥棒猫がと言って怒りを出していた。
それは白銀髪色をしてツインテールをしている少女に対してそのような怒りを出していた。たぶん、これがこの詩乃の好きな鬼でも奪ったのか恋愛勝負で勝ったのか知らないけどおそらく詩乃が嫌いな女性なのであろう。
そしてその女性は城の天守閣に座っているから・・・もしかして長尾景虎なの、あの竹中詩乃、今孔明と呼ばれている恋愛の敵はまさかの越後の龍であり軍神とも言われている人物ですか。
というかその鬼はとんでもない者たちを惚れさせているのですけどどんな鬼なのですか。でも二人とも見た感じは悪そうな人ではないからきっと・・・でも今はその鬼でも探そうと思いで探していたらそこにこの前、柘榴と名乗っている女性の姿も見つけられた。
あの子、長尾家に仕えている武将なのかと思いながら見ていた。そこには多くの恐竜もいて間違いなくこの戦国時代にこれほどの戦力がある大名はほかにもいない。
それも注意をしないといけないがまずは鬼を探さないといけないと思っているとそこに多くの鬼の大軍が人の部隊みたいに統率出来ていた。間違いなくあの子の好きな人・・・ではなく鬼がいるだろうと見ていたらそこにある鬼が地面から出てきた。
それを見た瞬間、詩乃が嬉しそうに泣いていた。これを見てこの鬼が信鬼だろうと思えた。すると命令を出すようにして訓令をしていた。本当にそれを見ているだけでも詩乃は嬉しそうだった。
正直に言ってこれをするだけでもかなり疲れるのであるがこれを見えただけでも良かったと思えた。そして詩乃はもういいですよと言って俺は力を使うのを止めて元の状態になった。
「ありがとうございます、八咫烏様。おかげで好きな鬼がいることが確認出来ました。生きていればまた会えますので今はまだこれだけで十分です」
本当にこの子は好きな鬼なんだろうな、俺はそう確認をして詩乃は用事も終えて帰っていこうとしたときに詩乃からあることを言われたのだった。
「この度のお礼として一つ言っておきますね・・・八咫烏様、あなたの命を狙っているのは剣丞殿だけではありませんよ。それではお気をつけて」
詩乃は意味深な言葉を残しその場から立ち去った、そうか敵は一人ではないということか。できることならばそうなってほしくはなかったがもう認めるしかない。
剣丞君をあんな風に力を与えたのは考えなしではない・・・俺を殺すためだ。だから本当の黒幕は後醍醐天皇とかそんなものではない、天照大御神こそこの事件のすべての黒幕なのかと俺は事の重さを改めて感じた。
ならば俺は神たちとも戦いをしないといけないのか・・・でも腐敗している神たちを正しく治すのも俺の使命だ。あの世で義理の父もそう考えているはずだ、俺は神として日ノ本の民たちに正しい神の姿を見せてあげたい。
そして俺は決意を固めて事を始めようとしていたが今はそう言えば三好家が迫ってきているのでまずはそれらを何とかしないといけないと思い行動を始めた。
その後は迎え撃つ準備も終えて待っていると多くの鬼たちが迫ってきていた。三河勢と足利家だけでは無理なので援軍を待ちながら勝負をすることにした。
そしてついに戦いが始まった、俺は雷気や雷桜などを使い何とか戦い抜いていた。しかし、それでも多くの鬼たちが次から次へと出て来てきりがなかった。途中で外丸を放棄して二の丸で応戦して何とか持ちこたえていた。
まだ援軍はこないかと思っていたがどうやら連合軍は途中に出てきた鬼たちに足止めをされているらしくこちらに到着することはないだろうと考えてこれはやばいと思い必死に生き残る作戦を考えていたら急に背後から三好勢を攻撃している一部の部隊が援軍としてきてくれた。
遠くからあんまり見えないが鬼同士で争いをしているから仲間割れかと思いこれは好機だと考えた、仲間割れが起きている以上耐えていけば敵の数は自然と減ってこちらに勝機が出てくると考えた。
案の定、背後の反乱を起こしたのかわからないが鬼たちが次々へと鬼を倒していった。そしてついにあの反乱を起こしたのかわからない鬼たちのみが残り戦いの準備をしていたが鬼たちは何もやらず森のほうに帰っていった。
それを見た詩乃がその鬼たちに向かって走り出した。俺は危ないと思い詩乃の後を追った。そして詩乃を捕まえたのが森の入る前で流石に危ないからと言って止めた。
いくら今は襲い掛かってこなくても後で襲われるかもしれないと思い止めたがここで詩乃が大丈夫です、この鬼たちは信鬼の配下たちですと言って離してくださいと言って俺から離れて鬼たちに迫って
「信鬼さんに伝えてください、助けてくれてありがとうございますと」
鬼たちは人の言葉が理解したのか、声を上げて承諾したように行動をしてから更に森の奥に入っていくのだった。
本当にあの鬼たちはあの信鬼という鬼の配下なのであろうか。しかし、詩乃は本当は信鬼さん本人が来てくれたら嬉しかったのですが・・でも嫌われていないことが分かったので嬉しいですと言って少し涙を流してそう言っていた。
俺も本当に詩乃と信鬼がまた仲良くできる日が来ることを心の底から願っているのだった。でも詩乃なら出来ると信じていた、後はその信鬼という鬼と出会うだけだと思いながら詩乃と一緒に鬼たちの後ろ背中を見つけていた。
後に久遠が率いる連合軍も到着してこれで本格的に鬼たちと戦える準備ができたと考え、俺やほかの者たちも鬼討伐に向けて考えを始めるのだったがここで剣丞はある行動を開始した。それは将希をいろんな者たちから離れさせるためにこの前の復讐を果たすために行動を始めた。